p2p

1. P2Pネットワークについて

2. P2Pネットワークって？
・クライアント・サーバモデル(最近はあんまり聞かない気がする) と違って，ク
ライアント(ピア)間でデータのやり取りをするモデル
サーバ
クライアント クライアント クライアント
ピア ピア
ピア
ピア
ピア

3. 特徴
高い耐障害性

4. ピア ピア
ピア
ピア
ピア
ピア
ピア
ピアが1つ落ちても他のピア同士でネットワークを維持できる

5. 特徴
高いスケーラビリティ

6. ピア ピア
ピア
ピア
ピア
ピア
ピア
新参ピア
新参ピア
新規のピアも簡単に参加させられる
構造上，特定のピアに負荷が集中し辛い

7. デメリット
管理し辛い！
・誰が誰とどんな通信が行なわれているのか把握するのが難しい
・誰がどんな情報を持っているのか (インデックス情報)把握するのが難しい(全員
が同質，同等の情報を持っている前提ならその限りではない)

8. ファイル共有でのP2Pの種類
インデックスの持ち方で分けると...
1.ピュア型
2.ハイブリッド型
3.スーパーノード型

9. ピュア型
ピア ピア
ピア
ピア
ピア
ピア
ピア
インデックス情報はそれぞれのピアが分散して持つ
インデックス情報の探索が難しいが耐障害性は高い

10. ハイブリッド型
インデックス情報を持つインデックスサーバがいる
ピュア型と比べてピアの探索は容易
耐障害性がインデックスサーバが
落ちるとおしまい
ピア ピア
ピア
ピア
ピア
ピア
ピア
インデックスサーバ

11. スーパーノード型
スーパーノードと呼ばれるノードが
インデックス情報を持つ
スペックが高く，サービス利用率
の高いピアが選ばれる
ピア ピア
スーパー
ノード
ピア
ピア
ピア
スーパー
ノード

12. いわゆるファイル共有ソフトはWinny, Share等が猛威をふるっていたので世間で
の評判は悪い
P2Pネットワーク自体が悪いわけではない！

13. DHT
Distributed Hash Table
・分散ハッシュテーブル
・各ノードが分散してデータの所在地等を管理する

14. DHT
いくつか方式があるがまずは基本
・各ノードはネットワークに参加する時にランダムに(または形式に従って)いず
れかのデータのインデックス情報を持つ
・インデックス情報はハッシュ化されている（あるノードグループにインデック
スが集中しないように）

15. DHTの例
ノード1 - インデックスA ハッシュの最初の文字がAのデータ
ノード2 - インデックスB ハッシュの最初の文字がBのデータ
ノード3 - インデックスC ハッシュの最初の文字がCのデータ
ノード4 - インデックスD ハッシュの最初の文字がDのデータ
各ノードは前後の文字のノードの所在地を知っている
どのノードからでも目的のインデックス情報を持つノードに到達できる

16. グラフにしてみると
A B C D
ノード1 ノード2 ノード3 ノード4
全部つながってる！
※実際にはもっと複雑