1. 「生きる力」と「確かな学力」
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2. 「生きる力」と「確かな学力」
1996年4月 : 諮問
1996年7月 : 答申(「生きる力」)
「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について
(第一次答申)」
1997年6月 : (第二次答申)
2003年5月 : 諮問
2003年10月 : 答申(「確かな学力」)
「初等中等教育における当面の教育課程及び
指導の充実・改善方策について」
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3. 21世紀を展望した我が国の教育の在り方について
子どもたちの現状 :
●
ゆとりのない生活
学校の生活、勉強に時間をとられ、睡眠時間が十分でない
疑似体験や間接体験が多くなる一方、生活体験・自然体験が著しく
不足し、家事の時間も極端に少ない
●
社会性の不足や倫理観の問題
人間関係を作る力が弱い
●
自立の遅れ
●
健康・体力の問題
適切な生活行動の知識や、それを実践する力が不足
●
国際交流に積極的
●
社会参加や社会貢献に対する意欲は強い
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4. 21世紀を展望した我が国の教育の在り方について
学校生活の現状 :
●
中学、高校と進むにつれて学校生活への満足度が減少
●
過熱化/低年齢化した受験競争
●
登校拒否の子供の数は年々増加
●
いじめを苦にしたと考えられる自殺が相次いで発生
家庭/地域社会の現状 :
●
家庭/地域社会の教育力が低下
●
仕事より家庭や子育てを大切にする生活へと意識が変化
●
ボランティア活動への参加意欲が高まっている
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5. 21世紀を展望した我が国の教育の在り方について
これからの社会展望 :
●
国際化の進展
●
情報化の進展
●
科学技術の発展
●
地球環境問題、エネルギー問題
●
高齢化・少子化・男女共同参画社会
➔
「変化の激しい、先行き不透明な、厳しい時代」
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6. 21世紀を展望した我が国の教育の在り方について
今後の教育の在り方 : 「不易」と「流行」
●
「時代を超えて変わらない価値のあるもの」(不易)
– 豊かな人間性、正義感や公正さを重んじる心、自らを律しつつ、
他人と協調し、他人を思いやる心、人権を尊重する心、自然を愛
する心
– 国の言語、その国の歴史や伝統、文化
●
「時代の変化とともに変えていく必要があるもの」(流行)
– 社会の変化に教育が的確かつ迅速に対応
➔
教育における「不易」と「流行」を十分に見極めつつ、
子供たちの教育を進めていく必要がある
➔
先行き不透明な社会の時々の状況を踏まえつつ、考えた
り、判断する力(「生きる力」)が重要
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7. 「生きる力」
「確かな学力」
「豊かな人間性」
「健康や体力」
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8. 「確かな学力」
いかなる場面でも他人と協調しつつ自律的に社会生活を送っ
ていくために必要となる、人間としての実践的な力
●
初めて遭遇するような場面でも、自分で課題を見つけ、
自ら考え、自ら問題を解決していく資質や能力
●
自分に本当に必要な情報を選択し、主体的に自らの考え
を築き上げていく力
●
知識や技能と思考力・判断力・表現力や学ぶ意欲などは
相互にかかわりながら補強し合っていく
➔
両者を総合的かつ全体的にバランスよく身に付けさせ、
子どもたちの学力の質を高めていく
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9. 「豊かな人間性」
美しいものや自然に感動する心といった柔らかな感性
●
よい行いに感銘し、間違った行いを憎むといった正義感や
公正さを重んじる心
●
生命を大切にし、人権を尊重する心などの基本的な倫理観
●
他人を思いやる心や優しさ、相手の立場になって考えた
り、共感することのできる温かい心
●
ボランティアなど社会貢献の精神
➔
望ましい人間関係の形成や社会生活上のルールの習得など
の社会性、社会の基本的なモラルなどの倫理観の育成に努
める
➔
ボランティア活動、自然体験、職場体験などの体験活動の
充実を図る
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10. 「健康や体力」
「確かな学力」や「豊かな人間性」を支える基盤
●
たくましく生きるための健康や体力
●
自ら健康を増進する能力や、興味・関心や適性等に応
じ、適切に運動することのできる能力
➔
健康教育や体育が重要
➔
あらゆる教育活動を通じて適切に配慮
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11. 「生きる力」を育むために

学校・家庭・地域社会での教育が十分に連携し、相互補完し
つつ、一体となって営まれることが重要
●
保護者や地域住民が各学校の教育課程や指導の状況等に関心を持
ち、学校の取組に積極的にかかわる
●
学校運営に保護者や地域の関係者の協力を得ようとする取組を推進

自然や社会の現実に触れる実際の体験が必要
●
「総合的な学習の時間」の位置付けと意義を明確に意識する

生きる力の育成を重視した教育を展開することが必要
●
基礎・基本の徹底
●
個性を生かす教育を充実

過度の受験競争の緩和
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12. 「生きる力」を育むために
各自治体の教育目標や教育方針を把握しておくことも重要
ex. 「ひょうご教育創造プラン」
基本理念 : 「元気兵庫へ こころ豊かな人づくり
- 県民すべてがかかわる兵庫の教育の実現 -」
めざすべき人間像 :
– 知・徳・体の調和がとれ、生涯にわたって自らの夢や志の実現
に努力する人
– ふるさとを愛し、互いに支え合い協力しながら明日の兵庫を切
り拓いていく人
– 社会の構成員として自覚と責任をもって主体的に行動し、日本
の未来を担う人
– 我が国の伝統と文化を基盤にして、世界に通用する力を培い、
高い志をもって世界に貢献できる人
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13. Questions
Q. 子どもに身につけさせないといけない力は何ですか。
Q. 「確かな学力」を身につけさせるためにどうしますか。
Q. 今の子どもたちの良いところは何ですか。
Q. 兵庫県の目指す人間像とはどのようなものか。
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14. 参考文献/資料
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「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について(第一次答申)」
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chuuou/toushin/960701.htm

「初等中等教育における当面の教育課程及び指導の充実・改善方策
について」
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/f_03100701.htm

「確かな学力」
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku/

「ひょうご教育創造プラン(兵庫県教育基本計画)」
http://www.hyogo-c.ed.jp/~kikaku-bo/kihonkeikaku/index2.html

答申や通知の題名で検索すればすぐ見つかります。

文書の内容を把握した上で、想定される質問に対して自分なりの答えを用
意することが重要。

ご清聴ありがとうございました。
­ fin ­
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