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Semelhante a 整形外科外傷理学療法研究会用 足関節 (14)
整形外科外傷理学療法研究会用 足関節
- 4. 運動器理学療法=変性疾患なのか?
変性疾患
保存療法が多い
手術などの他の「手」が
加わっていない
PTによる機能改善の意義が
非常に大きい
外傷
手術療法が多い
術後の整復位が成績に
大きく影響(OPEの重要性)
PTはDr.任せになっている??
これでいいのだろうか??
- 6. 運動器理学療法=変性疾患なのか?
変性疾患
保存療法が多い
手術などの他の「手」が
加わっていない
PTによる機能改善の意義が
非常に大きい
外傷
手術療法が多い
術後の整復位が成績に
大きく影響(OPEの重要性)
PTはDr.任せになっている??
これでいいのだろうか??
- 7. Dr任せの後療法にならないために
Dr.の仕事
関節面の整復固定
(アライメント.強度)
後療法の決定
術後合併症の管理
重要度
MAX
PTの仕事
ROMの再獲得
筋力の再獲得
動作,社会復帰へ繋げる
ただのROMex.や筋トレになっていないか??
- 12. 足関節周囲外傷には?
骨折
足関節果部骨折
pilon骨折
距骨骨折
踵骨骨折
その他足根骨骨折
靱帯(捻挫)
前距腓靭帯
踵腓靱帯
三角靱帯
前後脛腓靱帯
その他靱帯損傷
筋腱(軟部組織)
アキレス腱断裂
その他筋腱断裂
今回は足部骨折のなかでも
臨床でよく遭遇する
足関節果部骨折をメインに
治療戦略をまとめたい
- 15. Dr任せの後療法にならないために
受傷機転や外力の理解
骨だけでない損傷組織の把握し,運動療法に生かす
Dr.の治療戦略(密な連携)
足関節果部骨折
Lauge-Hansen分類を参考(今のところ)
受傷時の足部の肢位と距骨へ働く外力の方向から
骨折型を分類
軟部組織損傷の予測
- 37. 術後2ヶ月で理学療法終了
<最終評価>
ROM:背屈25/30 底屈45/55
疼痛はplate周囲に筋収縮時痛VAS:7/100mm
JSSF score:90/100(減点項目:疼痛)
Olerud and Molander scoring of symptoms after ankle fracture: 100/100
満足度:100/100
- 47. 理学療法評価
疼痛:足背屈時に前脛腓靱帯部に疼痛あり
同部位に圧痛所見も認める
背屈ROM:Active -10° Passive 5°
病態整理
・Lauge-Hansen分類PERstageⅢ : 前脛腓靱帯損傷+
・術中ストレステスト:内外反で不安定性なし
背屈ストレスは不明
・理学所見:
脛腓間が開大する背屈で前脛腓靱帯部に疼痛+ 圧痛+
足背屈ROM低下
前脛腓靱帯への配慮が必要
- 48. 前脛腓靱帯への配慮
<術後4週まで> 靱帯修復を待機
• 疼痛の出現角度を指標とした背屈ROMex
→遠位脛腓関節開大が開始する角度は不明なため
• テーピング:脛腓間離開を軽減
• 筋腱の反復収縮をしっかり実施
<4週以降> 積極的なROMex
• 4週以降で靱帯は張力方向へ線維配列
遠山晴一ら2005
- 52. 背景と目的
足関節果部骨折
理学療法士による治療成績報告はない
整形外科医による報告はあるが
客観的アウトカム研究でしかなされていない
近年,医療のアウトカム研究において主観的指標が
積極的に取り入れられるようになってきている
当院における足関節果部骨折骨接合術後患者の
治療成績を調査し,客観的な機能アウトカムと
患者の主観的満足度との関連を検討した
- 54. 評価項目
○足関節背屈・底屈ROM
○JSSF
(日本足の外科学会足部・足関節疾患治療成績判定基準の
足関節・後足部判定基準)
○主観的満足度→ VAS使用
0mm 100mm
現在の足関節機能に
まったく満足していない
現在の足関節機能に
かなり満足している
VASによる主観的満足度の評価は以下を参考にした
(Stefan G M,2011 寺尾ら,2009 板子ら,2006)
- 55. 結果
~最終評価時の各項目平均値~
背屈ROM 23.6±5.3°
底屈ROM 54.1±5.2°
JSSF合計96.5±4.9/100点
JSSF疼痛37.6±4.4/40点
JSSF機能48.9±1.6/50点
JSSFアライメント10/10点(全例満点)
主観的満足度(VAS) 87.5±10.9mm/100mm
ROM,JSSF,満足度ともに良好な成績
- 57. 考察
主観的満足度とJSSF機能との間に正の相関
機能的な改善は患者満足度の改善につながる
機能回復を目的とした理学療法は
患者満足度向上において有用であると考える
JSSF機能をさらに細かく見ると‥
「活動制限」「路面の状況」で減点が多い
動作上の制限があると満足度が低くなる傾向が示唆された