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RDRA for 越境アジャイル
短期間にシステムの全体像をつかむ
2017/5/20
1
わたしは…
 ㈱バリューソース
 代表取締役 社長
 神崎 善司
 zkanzaki@vsa.co.jp
 要件定義の散歩道:https://www.facebook.com/youkennotsubo
 twitter:@zenzengood
 要件定義手法の開発
 RDRA Relationship driven requirement analysis
 普段は
 システム企画・要件定義などの支援
 既存システムの可視化支援
 セミナー開催(要件定義、モデリング)
 要件定義用ツールの開発
2
なんでこうなるのか?
RDRAができた背景
XXX
XXXX
XXXXX
XXXXX
XXXX
XXXXX
XXXXX
XXXXX
AAAAA
AAAAA
AAAAA
AAAAA
AAAAA
日付
担当者A
担当者B
担当者B
担当者A
タスク
担当者
この方向に圧縮
する思考になる
変更の影
響が大きい
早い段階から個人
ワークが始まる
辻褄が合っていない
大量のドキュメント
誰も説明
できない
要件を変えたくて
もどこに影響が出
るか分からない
要件定義の途中
から要件が変え
られなくなる
経験したいくつものプロジェクトで…
RDRAとは
RDRA:Relationship driven requirement analysis
要件定義の仕組み
4
要件定義には何を定義すればいいのか
システム
もの
サービス
機能
データ
機能
機能
利害関係者
ユーザ
外部システム
業務
RDRAでは「要件定義の対象をシステムとシス
テムを取り巻く環境」と考える
システムを
取り巻く環境
システ
ム
要件
定義書
5
要件定義では何が定義されないといけないのか
システム
もの
サービス
機能
データ
機能
機能
利害関係者
ユーザ
外部システム
業務
•その機能が使用するデータは?
•システムに必要な機能は?
•その時の入出力情報は?
•システムとの接点は?
•どのようにシステムは使われるのか?
•どのような人、外部システムと関わるのか?
•このシステムの目的(価値)は?
6
もの
サービス
システム価値
もの サービス
利害関係者
ユーザ
要件定義の構造を定義する
システム外部環境
外部システム
システム
機能
データ
機能
機能
利害関係者
ユーザ
外部システム
システム
システム境界
機能
データ
機能
•システム価値
•システム外部環境
•システム境界
•システム
要件定義の構造
7
システム価値
もの サービス
利害関係者
ユーザ
要求
価値
外部システム
要件分析の枠組み 構成要素
1.【システムの価値】を捉える
•対象業務に関わる人を洗い出す
•関係する外部システムを洗い出す
•要求を捉える
2.【システム外部環境】を捉える
•対象業務の流れを捉える
•対象業務に関わる概念を明らかにする
•システムの利用シーンを明らかにする
3.【システム境界】を捉える
•ユーザインターフェースを明らかにする
•外部システムとのインターフェースを明
らかにする
4.【システム】を定義する
•機能を明らかにする
•データを明らかにする
•ドメインの構造を把握する
システム外部環境
システム
機能
データ
機能
システム境界
利用
シーン
8
システム価値 システム外部環境 システム境界 システム
UC:ユーケース
全ての情報をつなげる
コンテキスト
利用シーン
業務
イベント
ユースケース概念
画面・帳表
機能
データ
要求
機能複合
モデル
利用シーン
&UC
業務&UC
状態
UC&画面
UC&機能
プロトコル
9
各要素がつなげる
10
画面
ユースケース
機能
データ・
ドメイン
外部システム
イベント
要求
関係が整合性、網羅性を確保する
RDRAの構成要素とつながり
利用シーン
限定された要素でつながりを表現する
ことでコミュニケーションを促進する
要件定義を越境する
RDRAで行うということは…
11
何を変えるのか
12
情報のつながりで詳細を語る
成果物作成よりも合意を重視
一覧と詳細
ユース
ケース
画面
データ
イベント
情報の関係性を語る
一人で考え一人で作成
成果物作成が目的
要件を明らかにするのが目的
ドキュメントではなく要件を組立てる
複数視点の構造がWhyを語る
詳細化に関心 複数視点の関係に関心
みんなで考えその場で作成
What Why
Howに向きやすい
越境アジャイルの道具立て
13
RDRA
for
DDD
RDRA for DDD
14
要求側と開発側でのモデルイメージ
15
 要求側:広く浅く分析するためのモデル ⇒ RDRA for DDD
 開発側:深く分析するためのモデル
要件定義 受入テスト
開発計画 プロト プロト 分析
設計
実装
テスト
分析
設計
実装
テスト
分析
設計
実装
テスト
分析
設計
実装
テスト
分析
設計
実装
テスト
プロト
ドメインロバストネス図
機能連携図
UC
状態
状態遷移図
コンテキスト
業務フロー
要求 利用シーン
ビジネスルール
XXXXX
XXXXXX
XXXXXX
XXXXX
XXXXXX
XXXXXX
シナリオ
XXXXX
XXXXXX
XXXXXX
XXXXX
XXXXXX
XXXXXX
シナリオ
要求側
開発側
ビジネス
ルール
システム価値 システム外部環境 システム境界 システム
UC:ユーケース
RDRA for DDD
コンテキスト
利用シーン
業務フロー
イベント
UC複合モデル
要求
状態
プロトコル
オプション
オプション
UC
情報
or
情報
画面
イベント
「システム境界」の詳細化と「システ
ムの分析」は開発側に任す
16
RDRAの役割は安定したユー
スケースを素早く洗い出す
RDRA for DDD システム地図
要件としての整合性、網羅性を確保する
システム地図の構成要素
17
画面
ユースケース
情報
外部システム
イベント
利用シーン
業務フロー
RDRAとドメインモデルの関係
 RDRAは本来開発方法を選ばない Howは扱わない
 RDRA for DDDのスタンス
 深い分析は開発側(ドメインの分析)に任せ、RDRAは整合のとれた要件を定義することに徹する
 RDRA 広く浅く分析
 ドメイン分析 深く分析
ガツンと中心となる概念
をつかんで、育てていく
RDRA Domain
RDRAが外から攻め ドメインモデルが中核から攻める
ドメインモデル RDRA
広く網を張り徐々に固めていく
18
変化に耐えられる軸
 軸があれば変化してもぶれない
 要件定義 軸:RDRA 広く浅い分析
 開発 軸:ドメインモデル コンテキスト単位の深い分析
要件定義の軸
開発の軸
19
要件と開発の両輪でまわす
 要件定義と開発の両輪で回す
 要求側 ⇒ システムの主要な構成要素を洗い出し、分類する
 開発側 ⇒ 中核となる概念を中心に深い分析を行う
 2つのチームが外側と内側から並行して進める
開発
要件定義
計画 プロト プロト
構築
分析
設計
実装
テスト
分析
設計
実装
テスト
分析
設計
実装
テスト
分析
設計
実装
テスト
分析
設計
実装
テスト
受入テスト
プロト
継続的インテグレーション
要求側
(情シス)
開発側
20
RDRA
ドメインモデル
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先行開発
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構成要素
まとめ
RDRA for DDDの構成要素
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統一した要件としてまとめる
21
RDRAとは様々な要素で構成されるシステム
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