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Semelhante a 論文大会本番用パワポ1107 (13)
論文大会本番用パワポ1107
- 5. ある一定の商品を一定数量予め決められた価
格で将来の一定時期に受け渡すという取引
将来の期限が来る前までであれば、その契約
と反対の売買を行い、差額を受け渡しをする
ことにより取引を終了させる、差金決済が
できる取引
5
- 6. 商品先物取引を行うメリット
1. 当業者が価格変動のリスクをヘッジでき
る。
2. 投資を行い資産を増やすことができる資
産運用効果がある。
3. 先物市場に多くの買い手と売り手の多く
が参入することで透明な価格が生まれ
る。 6
- 8. 先物市場全体
の出来高も減
尐傾向にある
⇒商品先物市場全体が縮小傾向にあること
がわかる。 8
- 12. 先物取引に係る税と株式に係る税制の比較
先物取引 株式取引
優遇税制下 2014年から
所得税 15% 7% 15%
住民税 5% 3% 5%
計 20% 10% 20%
現在、先物取引よりも株式取引の方が取引税が
低いため投資のインセンティブが高い
⇒この税制のために先物取引の取引量が減尐し
てしまった
12
- 20. 3.産地銘柄で流通する日本のコメの流通
実態には即さないのでは?
60kgあたり
産地品種銘柄 2012年度
1等 2等
⇒標準品を定めてその 関東産コシヒ リ
(茨城県産コ
(栃木県産コ
カ
シヒ リ
カ )
シヒ リ
カ )
標準品 - 600円
価格に差をつけるこ (千葉県産コ
福島県産コ
福島県産コ
シヒ リ
シヒ リ
カ )
シヒ リ (会津) -1,
カ
カ (中通り -1,
)
500円
500円
- 500円
-2,100円
とで産地銘柄ごとの 福島県産コ
新潟県産コ
シヒ リ
シヒ リ
カ (浜通り -1,
カ
)
+2,
500円
000円
-2,
+1,
100円
400円
富山県産コシヒ リカ + 600円 0円
価格の差を出してい 石川県産コ
福井県産コ
シヒ リ
シヒ リ
カ
カ
+ 300円
+ 300円
- 300円
- 300円
長野県産コシヒ リカ + 300円 - 300円
る。 その他府県産コ
岩手県産ひと
シヒ リ
めぼれ
カ - 300円
- 400円
- 900円
-1,000円
宮城県産ひと めぼれ - 400円 -1,000円
秋田県産あきたこ まち - 200円 - 800円
山形県産はえぬき - 600円 -1,200円
北海道産ななつぼし -1,000円 -1,600円
北海道産きら 397
ら -1,000円 -1,600円
青森県産つがるロマン -1,000円 -1,600円
青森県産まっ ぐ
し ら -1,000円 -1,600円
20
東京穀物商品取引所の格付表
- 23. 先物市場のデータ 先物市場と相関関係
• コメ を分析するデータ
• 金 • 日本株式
• 原油 日経225
• 砂糖 TOPIX
• とうもろこし ジャスダック
• 小麦 インデックス
• 大豆 • 消費者物価指数
• S&P • 円ドルレート
• Rogers • 日本国債
23
- 24.
変数 標本 平均 標準偏差 最小値 最大値
米( 先物価格) 13 0.
000000252 3.217943 -6.526834 3.536067
日経225 123 -0.1648461 5.296647 -26.71213 9.034344
TO P I
X 123 -0.2885935 5.040594 -23.41379 9.616107
ジャ スダッ イク ンデッ ス
ク 123 0.0071681 5.392483 -16.65823 16.76165
消費者物価指数 151 -0.0222737 0.
2836175 -0.
8776263 0.
7866314
円ド ルレート 152 0.1091313 2.279879 -5.890583 10.54564
日本国債 152 0.2333715 0.
9392178 -4.049466 2.528593
S andP (
先物指数) 152 0.3497893 7.20059 -33.12654 17.95267
R ogers(先物指数) 152 0.6879857 5.716776 -28.61609 15.43898
金( 先物価格) 152 1.151724 5.077637 -20.33607 12.90188
原油( 先物価格) 152 0.9305675 11.08016 -43.93335 31.18287
砂糖( 先物価格) 152 0.8602557 9.648617 -34.19881 27.36442
と も
う ろこ ( し 先物価格) 152 0.8848321 9.598384 -27.61036 25.01442
小麦( 先物価格) 152 0.7978741 8.934191 -31.05338 28.23512
大豆( 先物価格) 152 0.7771416 9.148592 -40.34807 18.89141
データの価格や指数の変動データの記述統計量
24
資料出所:日経Financial Quest、国内指数Yahooファイナンス、関西商品取引所
- 25. 今回の分析では期間を3つに分けて分析す
る。
• Gorton/林/Rouwenhorstの「商品先物:日本の投資家にとっての効
2000年1月から 用」が発表された2006年まで。
2006年12月まで
• Gorton/林/Rouwenhorstの「商品先物:日本の投資家にとっての効
用」が発表された2006年からコメの先物取引試験上場が開始される
2007年1月から
2011年8月まで
2011年8月まで。
• 2011年8月にコメの先物取引試験上場が始まってから現在ま
で。論文提出期限の都合上、2012年9月までのデータを用い
2011年8月から
現在まで て分析を行った。
25
- 26. 今回の分析では期間を3つに分けて分析す
る。
2000年1月から
世界金融危機が起こる前
• Gorton/林/Rouwenhorstの「商品先物:日本の投資家にとっての効
用」が発表された2006年まで。
2006年12月まで
• Gorton/林/Rouwenhorstの「商品先物:日本の投資家にとっての効
2007年1月から
世界金融危機が起こった期間
用」が発表された2006年からコメの先物取引試験上場が開始される
2011年8月まで。
2011年8月まで
• 2011年8月にコメの先物取引試験上場が始まってから現在ま
2011年8月から 世界金融危機が起こった後
で。論文提出期限の都合上、2012年9月までのデータを用い
て分析を行った。
現在まで
26
- 27. ジャスダックイン 消費者物価指
日経225 TOPIX 円ドルレート 日本国債
デックス 数
コメ - - -
** ** **
S&P + +
** **
Rogers + +
** **
金
原油 + + +
*** *** **
砂糖
とうもろこし
小麦
大豆 + + +
** ** **
2011年8月~2012年9月のリターンで相関関係を分析した結果 27
- 28. ジャス ジャス
ダックイ 消費者物 円ドル ダックイ 消費者物 円ドル
日経225 TOPIX 日本国債 日経225 TOPIX 日本国債
ンデック 価指数 レート ンデック 価指数 レート
ス ス
S&P S&P + + + -
*** *** *** ***
Rogers Rogers + + + -
*** *** *** ***
金 金
原油 原油 + + + - -
*** *** *** *** **
砂糖 砂糖
とうもろこ とうもろこ
し し
小麦 + 小麦
*
大豆 大豆 + +
** **
2000年1月~2006年12月のリターンで 2007年1月~2011年8月のリターンで
相関関係を分析した結果 相関関係を分析した結果
28
- 29. 以上の結果から、下の四つのことが分かる。
コメの先物価格と日本株式との間では負の相関
関係があること。
原油や大豆の先物価格やアメリカの先物指数と
日本株式との間では正の相関関係があること。
金、とうもろこし、小麦の先物価格は日本株式
や消費者物価指数、円ドルレート、日本国債と
無相関であること。
2006年あたりを境に先物価格、先物指数と日本
株式との正の相関関係は年々強まってきてい
る。
29
- 35. 日本版Option Pilot Programとは
1. 農家への定額給付金(15000円/10a)の廃止
2. コメの先物市場の参加に対するセミナーへの参加
3. コメの先物市場への参加を条件に、コメのプット
オプションを購入する金額を支給
4. 先物市場に参加した農家が決済を行った時に、農
家の標準的な生産費に届かなかった場合には農業
者戸別所得補償制度の変動支払分で補てん
35
- 38. オプションを購入した場合
農家はコメ 価格が下落 オプション オプショ
を1000円 し、500円 を行使する ンの行使
/10kgで売 になってし ことでコメ により農
りたいと思 まう。 を1000円で 家は500円
う。 販売でき 分の損害
る。
を回避で
きる。
38
- 39. オプション購入を勧める理由
1. オプションの買い手 (農家)はオプション
購入の価格を支払うだけで、売りたい価
格でコメを売ることができるため
2. そしてこのオプションの購入費用を政府
が負担するため農家はリスクなしで先物
市場に参加することができるため
39
- 44. コメの先物市場に対して全中・全農が果
たすと期待される役割
コメの先物価格がファ
農家と市場をつなぐ窓 価格の乱高下が見られ
ンダメンタル価値より
口としての役割を果た た時には、適正な価格
も外れていると判断し
すことで農家の商品先 を保つように取引を行
た時に売り買いによっ
物市場価格への参加を うことで農家の利益を
て利益を上げることも
促す 守ることできる
可能
全中・全農は農家や市場への影響力を保持した
まま、先物市場を活性化させることができる。
44
- 47. 分析
1. コメの先物価格と日本株式、日本国際、
消費者物価指数、外国為替との相関関係
分析を3つの期間に分けて行った点
政策提言
1. 投資家に分散投資先としてコメの先物市
場を勧めている点
2. 日本版Option Pilot Programの導入
47
- 49. 先行論文
1. ・立正大学経済学部教授 林康史(2012)「商品先物市場の現状と総合
取引所構想」 『全国銀行協会』2012年金融p12〜26
2. ・神戸大学経済学部 岩壷研究室(2008)「原油価格と商品先物市場
原油価格高騰下の背景には」『2008年度ISFJ論文集 金融部門』
3. ・経済産業課 岡田悟(2008)「商品先物市場をめぐる現状と課題」
『国立国会図書館鵜及び立法考査局』調査と情報(615)p1-11,巻頭1p
4. ・立命館大学 古川研究会(2007)「ブランド米戦略 コメ先物市場導
入を通じて」『2007年度ISFJ論文集 農業部門』
5. ・高本茂(1997)「江戸時代米先物取引についての一考察」『兵庫大学
論文集2』p41-51
6. ・高本茂(1995)「日本の株価変動と先物取引」
7. ・宮本又郎(1998)「近世日本の市場経済」
8. ・Gary Gorton/林文夫/K.Geert Rouwenhorst(2006)「商品先物:日本
の投資家にとっての効用」
9. ・武蔵大学 大野早苗、茶野努(2012)「コモディティ市場は金融市場
化したのか?―構造 VAR に基づく検証―」
http://www.jsmeweb.org/kinyu/pdf/12s/12s-108ohnosanae.pdf
49
- 50. 参考文献
1. ・三次理加(2010)『商品先物市場の仕組み 資産運用からリスクヘッジ機能まで』株
式会社PHP研究所
2. ・島実蔵(2011)『歴史に学ぶお米の先物取引 平成の上場 暴挙か英断か』株式会社原
書房
3. ・『コメ先物分析ガイド』(2011)株式会社米穀データバンク
4. ・木原大輔(2005) 『最新 商品先物取引の仕組み』日本実業出版社
5. ・「商品価格と投機(下)」 日本経済新聞朝刊2011/6/17 P25
6. ・ゲイリー・ゴートン、K・ゲールト・ルーヴェンホルスト 林康史+望月衛 訳
(2006)
7. 「商品先物の実話と神話 資産運用における商品投資の有効性について」日経BP社
8. ・JA全中 「米の先物取引に関するJAグループの基本的な考え方について」
9. (http://www.zenchu-ja.or.jp/release/pdf/1305542020.pdf) 2012/09/11 データ取得
10. ・東京穀物商品取引所「Mrトーコクの「農産物先物取引」講座」
11. (http://www.tge.or.jp/japanese/simulation02/what/pl.html)2012/9/10データ取得
12. ・全農 「米穀事業(小麦の販売)」
13. (http://www.zennoh.or.jp/operation/index.html)2012/10/15データ取得
14. ・農林水産省HP 「2 農業者戸別所得補償制度と生産・経営関係施策の実施」
15. (http://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h23_h/measure/t4_02.html) 2012/09/11
データ取得
50
- 51. データ出典
1. ・日経Financial Quest
http://finquest.nikkeidb.or.jp/ver2/online/
2. ・国内指数Yahooファイナンス
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=99840
7.O
3. ・関西商品取引所 http://www.kanex.or.jp/other/kome.html
4. ・東京穀物商品取引所
http://www.tge.or.jp/japanese/index.shtml
5. ・日本商品先物振興協会 http://www.jcfia.gr.jp/index.html#5
6. ・農林水産省 http://www.maff.go.jp/
7. ・経済産業省 http://www.meti.go.jp/
8. ・世界経済のネタ帳 http://ecodb.net/
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