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リサーチメソッド
第11回
July 2nd, 2014
!
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亘理 陽一
eywatar@ipc.shizuoka.ac.jp
第11回 量的研究(1)
• 前回の感想から
• 講義:量的研究のデザイン/t-Test/ANOVA
(analysis of variance)/Nonparametric tests/χ2
(Chi-Square) Test
• タスク
• 課題
第11回 量的研究(1)
• テキスト・コンパニオン・ウェブサイト: http://
mizumot.com/handbook/?page_id=85
• Excel, SPSS
• langtest.jp Web App: http://langtest.jp
• MacR: https://sites.google.com/site/casualmacr/
• ノンパラメトリック検定用フリーExcelマクロ: http://
sci.kj.yamagata-u.ac.jp/~columbo/Stat/
前回の感想から
• KJ法のやり方がわかった。インタビューを文字に
おこし,分類してまとめることで分析しやすくな
ることが分かった。しかしかなりまとめるのに時
間がかかるため,アンケートを利用したほうがス
ムーズに聞きたいことを調べることができるよう
に感じた。
• Cf. KH Corder: テキスト型(文章型)データを統計
的に分析するためのソフトウェア
量的研究のデザイン
• 研究課題(Research Questions)の設定
• 研究のタイプの決定
• 実験研究(無作為割り当て有り)
• 準実験研究(無作為割り当て無し)
• 比較群: 各群に異なる処置
• 実験群・統制群: 統制群は処置を受けない
量的研究のデザイン
• 処置効果の測定法の選択:
• 事前・(遅延)事後デザイン、事後のみのデザイン
• 反復測定デザイン
• 時系列デザイン
• 単発型デザイン
量的研究のデザイン
• 統計的仮説検定
• 主として「違い」を示すための検定
• t検定、分散分析、カイ二乗検定、etc…
• 主として「関係」(「似ている」)を示すための
検定
• 回帰分析、相関分析、因子分析、etc(次回)
量的研究のデザイン
! : or
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! : →
! :
! :
4 (5 8 ) 4
!
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線形混合モデル(Linear Mixed Model)=固定効果+ランダム(or 変量)効果
一般化線形モデル
(Generalized
Linear Model)
=固定効果
一般線形モデル(General Linear Model)
! : or
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! : →
! :
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4 (5 8 ) 4
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一般化線形モデル
(Generalized
Linear Model)
=固定効果
一般線形モデル(General Linear Model)
t-Test(t検定)
• 母分散σ2が未知の場合の1つの平均値の検定
• 用途:
• a) 異なる2つのグループが同一テストを受け,そ
の平均点の差を検証する場合
• b) ある1つのグループが2回のテストを受けて,
その平均点の伸びを検証する場合
t-Test(t検定)
• 適用条件: 1) 正規性が確保されていること
• 2) 尺度が間隔尺度・比率尺度であること
• 3) 比較する2グループのサンプルサイズに偏りが
ないこと
• 4) 1グループのサンプルサイズが30未満の場合は
等分散の検証をしていること
t-Test(t検定)
t-Test(t検定)
• 適用条件: 4) 等分散の検証
• F検定:「データ分析」→「F検定」→
• 帰無仮説(H0)は「2標本に差がない」なの
で、α(A)=0.05で「P(F<f)片側」が0.05以上であれ
ば棄却されない
• =等分散を仮定できる
t-Test(t検定)
• 適用条件: 5) 同じサンプルに対してt検定を繰り返し適用
しないこと:
• 1−(0.95×0.95×0.95×…)=…0.1426..
• 繰り返しの検定を行なう場合:
• ボンフェローニの補正: 有意水準(α)を検定を繰り返す
回数で割る(例:10回繰り返す場合は、p < .05 ÷ 10
= .005)
統計的仮説検定における
2種類の誤り
真実
決定 H H
H
第1種の誤り
勘違いヤローα
正しい決定
確率1−β: 検定力
H
正しい決定
確率1−α
第2種の誤り
鈍感ボーイβ
t-Test(t検定)
• 手順: a) Excel「データ」→「データ分析」→
• t検定: 等分散を仮定した2標本による検定
• t検定:分散が等しくないと仮定した2標本による検定
• →入力範囲に各標本の範囲を指定→α(A)の値0.05→「出
力オプション」を選択→「OK」
• →両側「P(F<f)」の値で有意性を判断
t-Test(t検定)
• 手順: b) Excel「データ分析」
• t検定: 一対の標本による平均の検定
• →入力範囲」に各標本の範囲を指定→α(A)の値
0.05→「出力オプション」を選択→「OK」
• →両側「P(F<f)」の値で有意性を判断
Task
t-Test(t検定)
• 報告: t (自由度df) = t値, p = p値
• 値を示す記号は必ず斜体、
• 検定が両側か片側かも示すと良い
• 自由度(自由に値をとることができる数)はn−1
で求める。
t-Test(t検定)
• 報告: t (自由度df) = t値, p = p値
• 「発音練習をしたグループと発音練習をしなかった
グループで発音テストの平均点の差が統計的に有意
かを確かめるために,有意水準5%で両側検定のt検
定を行なったところ,t (46) = 1.84, p = .07であり,両
グループの平均点の差に有意差は見られなかっ
た。」
復習
• Question
!
!
!
• この有意差にはどの程度意味がある?
• ×「p値が小さければ差が大きい」
そこで効果量の測定
• Cohen’s d = 標準偏差を単位として平均値がど
れだけ離れているか
• 手順:
• http://www.mizumot.com/stats/effectsize.xlsからExcel
ファイルをDL→使用した検定に応じてシートを選択
し、必要な数値を入力
• OR http://langtest.jp Effect Size Calculator 1を利用
t-Test(t検定)
(初回到達目標(B))
• 報告: t (自由度df) = t値, p = p値, Cohen’s d= d値
• “An independent samples t-test found there was
no statistical difference between groups, t (46) =
1.84, p = .07, but the Cohen’s d effect size (d =
0.53) was medium. ....”
ANOVA (分散分析)
• one-way ANOVA:
一元配置分散分析
• データに影響を与
える原因(要因)
が1つの分散分析
ANOVA (分散分析)
• 用途:
• a) 異なる3つ以上のグループが同一テストを受
け,その平均点の差を検証する場合(繰り返しな
し)
• b) ある1つのグループが3回以上のテストを受け
て,その平均点の伸びを検証する場合(繰り返し
あり)
ANOVA (分散分析)
ANOVA (分散分析)
• 適用条件: t検定と同じ
• 「繰り返しあり」の分散分析の場合,実質的
に比較に値するものであること=構成概念や
測定対象、難易度等において似た性質のテス
ト同士を比較していること
ANOVA (分散分析)
• 手順: a) Excel「データ分析」→「分散分析: 一元
配置」
• 「入力範囲」に全標本の範囲を指定
• α(A)0.05→出力オプション→OK
• 「P-値」→有意=「3群の平均点に差がある」
→各組合わせを多重比較
ANOVA (分散分析)
• 手順: b) Excel「データ分析」→「分散分析: 繰り返しのない二元配
置」
• 入力範囲: データID列も含む全標本
• α(A)0.05→出力オプション→OK
• 「P-値」→有意=「3回の平均点に差がある」→各組合わせ
を多重比較
• →多重比較: それぞれの組み合わせに対して、ボンフェローニ
の補正を用いてt検定を実施
ANOVA (分散分析)
• 報告:
• a) F (グループ間自由度, グループ内自由度) = 観
測された分散比, p = p値
• b) F (列自由度, 誤差自由度) = 観測された分散
比, p = p値
Task
ANOVA (分散分析)
• 報告: F (グループ間自由度, グループ内自由度) = 観
測された分散比, p = p値
• “... A one-way ANOVA testing for differences in writing
topic found a statistical difference between topics, F
(2, 39) = 30.14, p < .001. Multiple comparison tests by
Bonferroni’s Method found that all of the writing
topics scores were statistically different from each
other (p < .05) and the effect size for each contrast
was large ...
ANOVA (分散分析)
• 報告: F (列自由度, 誤差自由度) = 観測された分散比, p = p
値
• 「…指導前、指導直後、指導3ヵ月後の3時点における平
均点を分散分析で比較した。その結果、F (2, 36) = 66.94,
p < .001で、平均点に有意差があることがわかった。ボン
フェローニの方法を用いて多重比較を行ったところ、指
導前と指導直後、指導直後と指導3ヵ月後の平均点には
5%水準で有意差が確認されたものの、指導前と指導3ヵ
月後の間には有意差がない...」
ANOVA (分散分析)
• two-way ANOVA:二元配置分散分析
• 用途:
• a) 2つ(かそれ以上)の要因がある場合に,テス
ト等の平均点の差を比べたい場合
• b) 2つ(かそれ以上)の要因がある場合に,テス
ト等の複数回の平均点の差を比べたい場合
ANOVA (分散分析)
• 適用条件: t検定&一元配置分散分析と同じ
• 手順:
• langtest.jp → ANOVA → Factors: Two-way ANOVAを選択
• →それぞれ要因間between/要因内withinを選択
• →Levels(水準)でそれぞれの要因数を選択
• →データ貼付け
ANOVA (分散分析)
• 適用条件: t検定&一元配置分散分析と同じ
• 手順:
• →それぞれ要因間between/要因内withinを選択
• 例. 男女→間between、3回の模試→内within
• →Levels(水準)でそれぞれの要因数を選択
• 例. 男女→2、3回の模試→3
ANOVA (分散分析)
• 主効果(main effect):
要因単独の効果(影響)
• 交互作用(interaction):
要因の組み合わせによる
効果
ANOVA (分散分析)
Task
ANOVA (分散分析)
• 報告: F (グループ間自由度, グループ内自由度) = 観測された
分散比, p = p値、効果量η2
• “A two-way ANOVA showed statistically significant
difference for the main effect of groups (F (1, 654) =
67.92, p = .000, partial η2 = .094), the main effect of
demotivating factors (F (3.59, 2,345.75) = 196.99, p = .
000, partial η2 = .231), and the interaction effect of
the demotivating factors and the groups (F (3.59,
2,345.75) = 32.52, p = .000, partial η2 = .047). ...”
ANOVA (分散分析)
(初回到達目標(A))
• 報告: F (Between df, Within df) = F-Value, p = p値、効果量η2
• “A two-way ANOVA showed statistically significant
difference for the main effect of groups (F (1, 654) =
67.92, p < .001, partial η2 = .094), the main effect of
demotivating factors (F (3.59, 2,345.75) = 196.99, p < .
001, partial η2 = .231), and the interaction effect of
the demotivating factors and the groups (F (3.59,
2,345.75) = 32.52, p < .001, partial η2 = .047). …”
• Cf. テキストp. 102
Nonparametric tests
• 用途: a) 尺度が名義尺度や順序尺度であった場合、b) 間隔尺度以上
であっても、データの正規性の前提が満たさない場合
• 対応のない2群( グループ間)の検定: Mann-Whitney test
• 対応のある2群( グループ内)の検定: Wilcoxon signed-rank test
• 対応のない3群以上の検定: Kruskal-Wallis test
• 対応のある3群以上の検定: Friedman test
χ2 Test カイ二乗検定
• 比較される全てのグループで同じ度
数が観測されると仮定した場合の値
(期待値)と,観測された度数(実
測値)がどの程度異なっているか
• 用途: 名義尺度で分類したグループ毎
の頻度(回数や人数)データをもと
に、カテゴリー間に差異があるかど
うかを検証する場合
χ2 Test カイ二乗検定
• 適用条件:
• 1) データが名義尺度であること
• 2) データが累積の頻度であること
• 3) データが独立していること
• 4) 期待値が5以上であること
• 5) 自由度({(グループ数)−1}×{(グループ数)−1}で計算)が1の場合は「イェーツ
の補正」(式2)を用いる
χ2 Test カイ二乗検定
• 手順: a) サンプルが1つの場合(適合度判定)
• 分割表を用意: 「実測値」、「期待値」を入力
• カイ二乗(χ2)の有意水準を計算:
• 「数式」→「関数の挿入」→「CHISQ.TEST」07以前
「CHITEST」→「実測値範囲」「期待値範囲」
• カイ二乗値を求める: 「数式」→別の空白セル上で関数バーに直接入力
「CHIINV」→「確率」に上で求めた有意水準のセルを選択→自由度=「{カ
テゴリー数}−1」を入力
χ2 Test カイ二乗検定
• 手順: b) サンプル2つ以上の場合(独立性の検定)
• ①実測値と期待値の分割表をそれぞれ用意して、a)と同じ手
順で計算
• 期待値の求め方
!
!
χ2 Test カイ二乗検定
• 手順: b) サンプル2つ以上の場合(独立性の検定)
• ②実測値の分割表のみで一気に計算する
• カイ二乗値を求める:
!
• カイ二乗(χ2)の有意水準を計算:「数式」→空白セル上で「関数の挿入」→
「CHISQ.DIST.RT」07以前CHIDIST
• →「実測値範囲」「期待値範囲」→「X」=カイ二乗値
• →自由度=「{(グループ数)−1}×{(グループ数)−1}」入力
uptake uptake
uptake 35
2.1. Excel
1 2
( )
2121
2
2
mmnn
Nbc-ad
×××
×
=χ 1
7
2 2 (1)
Yates’ correcti
With pf topic cont
/2
2121
2
2
mmnn
N
2
N
bc-ad
×××
×"
#
$
%
&
'
−
=χ 2
Task
χ2 Test カイ二乗検定
• 報告: χ2(自由度)=カイ二乗値, p < p値、あるいはχ2=
カイ二乗値, df=自由度, p = p値
• “A chi-square test investigating the relationship of
study abroad time on anxiety in third-year Japanese
students (as measured by a categorical“low,”“mid,”or
“high”scale) found these two variables were related
(χ2 = 7.17, df = 2, p = .03).”
χ2 Test カイ二乗検定
• 報告: χ2(自由度)=カイ二乗値, p < p値、あるいはχ2 =
カイ二乗値, df = 自由度, p = p値
• 「ある中学校の2年生の2クラスで英語に対する
意識を,『好き』『ふつう』『きらい』という3
つのどれかに回答するという調査を行った。その
結果,χ2(2) = 7.63, p < .05で回答には有意な差が認
められた。」
Task
量的分析の準備・検討
• 次回授業内で数グループがプレゼン
• 課題用アンケート・データを使用
• t検定、ANOVA, カイ二乗検定いずれか
• 各グループ、各5∼8分程度
• Research Questionsの観点や群の構成は自由: 実際の
研究では違うが...
量的分析の準備・検討
• Research Questionsの設定
• 手順1 仮説を設定: 帰無仮説/対立仮説/両側か片
側か
• 手順2 統計的検定に用いる手法を選択
• 手順3 仮説の正否の判断の基準になる確率設定:
有意水準(α)
量的分析の準備・検討
• RQsの設定、手順1∼3
• 手順4 実際のデータから実現値を計算
• 手順5 仮説が間違っているか正しいかを判断
• 手順6 分析結果を要約

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  • 2. 第11回 量的研究(1) • 前回の感想から • 講義:量的研究のデザイン/t-Test/ANOVA (analysis of variance)/Nonparametric tests/χ2 (Chi-Square) Test • タスク • 課題
  • 3. 第11回 量的研究(1) • テキスト・コンパニオン・ウェブサイト: http:// mizumot.com/handbook/?page_id=85 • Excel, SPSS • langtest.jp Web App: http://langtest.jp • MacR: https://sites.google.com/site/casualmacr/ • ノンパラメトリック検定用フリーExcelマクロ: http:// sci.kj.yamagata-u.ac.jp/~columbo/Stat/
  • 5. 量的研究のデザイン • 研究課題(Research Questions)の設定 • 研究のタイプの決定 • 実験研究(無作為割り当て有り) • 準実験研究(無作為割り当て無し) • 比較群: 各群に異なる処置 • 実験群・統制群: 統制群は処置を受けない
  • 7. 量的研究のデザイン • 統計的仮説検定 • 主として「違い」を示すための検定 • t検定、分散分析、カイ二乗検定、etc… • 主として「関係」(「似ている」)を示すための 検定 • 回帰分析、相関分析、因子分析、etc(次回)
  • 8. 量的研究のデザイン ! : or ! : ! : → ! : ! : 4 (5 8 ) 4 ! ! or : 線形混合モデル(Linear Mixed Model)=固定効果+ランダム(or 変量)効果 一般化線形モデル (Generalized Linear Model) =固定効果 一般線形モデル(General Linear Model) ! : or ! : ! : → ! : ! : 4 (5 8 ) 4 ! ! or : 一般化線形モデル (Generalized Linear Model) =固定効果 一般線形モデル(General Linear Model)
  • 9. t-Test(t検定) • 母分散σ2が未知の場合の1つの平均値の検定 • 用途: • a) 異なる2つのグループが同一テストを受け,そ の平均点の差を検証する場合 • b) ある1つのグループが2回のテストを受けて, その平均点の伸びを検証する場合
  • 10. t-Test(t検定) • 適用条件: 1) 正規性が確保されていること • 2) 尺度が間隔尺度・比率尺度であること • 3) 比較する2グループのサンプルサイズに偏りが ないこと • 4) 1グループのサンプルサイズが30未満の場合は 等分散の検証をしていること
  • 12. t-Test(t検定) • 適用条件: 4) 等分散の検証 • F検定:「データ分析」→「F検定」→ • 帰無仮説(H0)は「2標本に差がない」なの で、α(A)=0.05で「P(F<f)片側」が0.05以上であれ ば棄却されない • =等分散を仮定できる
  • 13. t-Test(t検定) • 適用条件: 5) 同じサンプルに対してt検定を繰り返し適用 しないこと: • 1−(0.95×0.95×0.95×…)=…0.1426.. • 繰り返しの検定を行なう場合: • ボンフェローニの補正: 有意水準(α)を検定を繰り返す 回数で割る(例:10回繰り返す場合は、p < .05 ÷ 10 = .005)
  • 15. t-Test(t検定) • 手順: a) Excel「データ」→「データ分析」→ • t検定: 等分散を仮定した2標本による検定 • t検定:分散が等しくないと仮定した2標本による検定 • →入力範囲に各標本の範囲を指定→α(A)の値0.05→「出 力オプション」を選択→「OK」 • →両側「P(F<f)」の値で有意性を判断
  • 16. t-Test(t検定) • 手順: b) Excel「データ分析」 • t検定: 一対の標本による平均の検定 • →入力範囲」に各標本の範囲を指定→α(A)の値 0.05→「出力オプション」を選択→「OK」 • →両側「P(F<f)」の値で有意性を判断
  • 17. Task
  • 18. t-Test(t検定) • 報告: t (自由度df) = t値, p = p値 • 値を示す記号は必ず斜体、 • 検定が両側か片側かも示すと良い • 自由度(自由に値をとることができる数)はn−1 で求める。
  • 19. t-Test(t検定) • 報告: t (自由度df) = t値, p = p値 • 「発音練習をしたグループと発音練習をしなかった グループで発音テストの平均点の差が統計的に有意 かを確かめるために,有意水準5%で両側検定のt検 定を行なったところ,t (46) = 1.84, p = .07であり,両 グループの平均点の差に有意差は見られなかっ た。」
  • 21. そこで効果量の測定 • Cohen’s d = 標準偏差を単位として平均値がど れだけ離れているか • 手順: • http://www.mizumot.com/stats/effectsize.xlsからExcel ファイルをDL→使用した検定に応じてシートを選択 し、必要な数値を入力 • OR http://langtest.jp Effect Size Calculator 1を利用
  • 22.
  • 23. t-Test(t検定) (初回到達目標(B)) • 報告: t (自由度df) = t値, p = p値, Cohen’s d= d値 • “An independent samples t-test found there was no statistical difference between groups, t (46) = 1.84, p = .07, but the Cohen’s d effect size (d = 0.53) was medium. ....”
  • 24. ANOVA (分散分析) • one-way ANOVA: 一元配置分散分析 • データに影響を与 える原因(要因) が1つの分散分析
  • 25. ANOVA (分散分析) • 用途: • a) 異なる3つ以上のグループが同一テストを受 け,その平均点の差を検証する場合(繰り返しな し) • b) ある1つのグループが3回以上のテストを受け て,その平均点の伸びを検証する場合(繰り返し あり)
  • 27. ANOVA (分散分析) • 適用条件: t検定と同じ • 「繰り返しあり」の分散分析の場合,実質的 に比較に値するものであること=構成概念や 測定対象、難易度等において似た性質のテス ト同士を比較していること
  • 28. ANOVA (分散分析) • 手順: a) Excel「データ分析」→「分散分析: 一元 配置」 • 「入力範囲」に全標本の範囲を指定 • α(A)0.05→出力オプション→OK • 「P-値」→有意=「3群の平均点に差がある」 →各組合わせを多重比較
  • 29. ANOVA (分散分析) • 手順: b) Excel「データ分析」→「分散分析: 繰り返しのない二元配 置」 • 入力範囲: データID列も含む全標本 • α(A)0.05→出力オプション→OK • 「P-値」→有意=「3回の平均点に差がある」→各組合わせ を多重比較 • →多重比較: それぞれの組み合わせに対して、ボンフェローニ の補正を用いてt検定を実施
  • 30. ANOVA (分散分析) • 報告: • a) F (グループ間自由度, グループ内自由度) = 観 測された分散比, p = p値 • b) F (列自由度, 誤差自由度) = 観測された分散 比, p = p値
  • 31. Task
  • 32. ANOVA (分散分析) • 報告: F (グループ間自由度, グループ内自由度) = 観 測された分散比, p = p値 • “... A one-way ANOVA testing for differences in writing topic found a statistical difference between topics, F (2, 39) = 30.14, p < .001. Multiple comparison tests by Bonferroni’s Method found that all of the writing topics scores were statistically different from each other (p < .05) and the effect size for each contrast was large ...
  • 33. ANOVA (分散分析) • 報告: F (列自由度, 誤差自由度) = 観測された分散比, p = p 値 • 「…指導前、指導直後、指導3ヵ月後の3時点における平 均点を分散分析で比較した。その結果、F (2, 36) = 66.94, p < .001で、平均点に有意差があることがわかった。ボン フェローニの方法を用いて多重比較を行ったところ、指 導前と指導直後、指導直後と指導3ヵ月後の平均点には 5%水準で有意差が確認されたものの、指導前と指導3ヵ 月後の間には有意差がない...」
  • 34. ANOVA (分散分析) • two-way ANOVA:二元配置分散分析 • 用途: • a) 2つ(かそれ以上)の要因がある場合に,テス ト等の平均点の差を比べたい場合 • b) 2つ(かそれ以上)の要因がある場合に,テス ト等の複数回の平均点の差を比べたい場合
  • 35. ANOVA (分散分析) • 適用条件: t検定&一元配置分散分析と同じ • 手順: • langtest.jp → ANOVA → Factors: Two-way ANOVAを選択 • →それぞれ要因間between/要因内withinを選択 • →Levels(水準)でそれぞれの要因数を選択 • →データ貼付け
  • 36. ANOVA (分散分析) • 適用条件: t検定&一元配置分散分析と同じ • 手順: • →それぞれ要因間between/要因内withinを選択 • 例. 男女→間between、3回の模試→内within • →Levels(水準)でそれぞれの要因数を選択 • 例. 男女→2、3回の模試→3
  • 37. ANOVA (分散分析) • 主効果(main effect): 要因単独の効果(影響) • 交互作用(interaction): 要因の組み合わせによる 効果
  • 39. Task
  • 40. ANOVA (分散分析) • 報告: F (グループ間自由度, グループ内自由度) = 観測された 分散比, p = p値、効果量η2 • “A two-way ANOVA showed statistically significant difference for the main effect of groups (F (1, 654) = 67.92, p = .000, partial η2 = .094), the main effect of demotivating factors (F (3.59, 2,345.75) = 196.99, p = . 000, partial η2 = .231), and the interaction effect of the demotivating factors and the groups (F (3.59, 2,345.75) = 32.52, p = .000, partial η2 = .047). ...”
  • 41. ANOVA (分散分析) (初回到達目標(A)) • 報告: F (Between df, Within df) = F-Value, p = p値、効果量η2 • “A two-way ANOVA showed statistically significant difference for the main effect of groups (F (1, 654) = 67.92, p < .001, partial η2 = .094), the main effect of demotivating factors (F (3.59, 2,345.75) = 196.99, p < . 001, partial η2 = .231), and the interaction effect of the demotivating factors and the groups (F (3.59, 2,345.75) = 32.52, p < .001, partial η2 = .047). …” • Cf. テキストp. 102
  • 42. Nonparametric tests • 用途: a) 尺度が名義尺度や順序尺度であった場合、b) 間隔尺度以上 であっても、データの正規性の前提が満たさない場合 • 対応のない2群( グループ間)の検定: Mann-Whitney test • 対応のある2群( グループ内)の検定: Wilcoxon signed-rank test • 対応のない3群以上の検定: Kruskal-Wallis test • 対応のある3群以上の検定: Friedman test
  • 43. χ2 Test カイ二乗検定 • 比較される全てのグループで同じ度 数が観測されると仮定した場合の値 (期待値)と,観測された度数(実 測値)がどの程度異なっているか • 用途: 名義尺度で分類したグループ毎 の頻度(回数や人数)データをもと に、カテゴリー間に差異があるかど うかを検証する場合
  • 44. χ2 Test カイ二乗検定 • 適用条件: • 1) データが名義尺度であること • 2) データが累積の頻度であること • 3) データが独立していること • 4) 期待値が5以上であること • 5) 自由度({(グループ数)−1}×{(グループ数)−1}で計算)が1の場合は「イェーツ の補正」(式2)を用いる
  • 45. χ2 Test カイ二乗検定 • 手順: a) サンプルが1つの場合(適合度判定) • 分割表を用意: 「実測値」、「期待値」を入力 • カイ二乗(χ2)の有意水準を計算: • 「数式」→「関数の挿入」→「CHISQ.TEST」07以前 「CHITEST」→「実測値範囲」「期待値範囲」 • カイ二乗値を求める: 「数式」→別の空白セル上で関数バーに直接入力 「CHIINV」→「確率」に上で求めた有意水準のセルを選択→自由度=「{カ テゴリー数}−1」を入力
  • 46. χ2 Test カイ二乗検定 • 手順: b) サンプル2つ以上の場合(独立性の検定) • ①実測値と期待値の分割表をそれぞれ用意して、a)と同じ手 順で計算 • 期待値の求め方 ! !
  • 47. χ2 Test カイ二乗検定 • 手順: b) サンプル2つ以上の場合(独立性の検定) • ②実測値の分割表のみで一気に計算する • カイ二乗値を求める: ! • カイ二乗(χ2)の有意水準を計算:「数式」→空白セル上で「関数の挿入」→ 「CHISQ.DIST.RT」07以前CHIDIST • →「実測値範囲」「期待値範囲」→「X」=カイ二乗値 • →自由度=「{(グループ数)−1}×{(グループ数)−1}」入力 uptake uptake uptake 35 2.1. Excel 1 2 ( ) 2121 2 2 mmnn Nbc-ad ××× × =χ 1 7 2 2 (1) Yates’ correcti With pf topic cont /2 2121 2 2 mmnn N 2 N bc-ad ××× ×" # $ % & ' − =χ 2
  • 48. Task
  • 49. χ2 Test カイ二乗検定 • 報告: χ2(自由度)=カイ二乗値, p < p値、あるいはχ2= カイ二乗値, df=自由度, p = p値 • “A chi-square test investigating the relationship of study abroad time on anxiety in third-year Japanese students (as measured by a categorical“low,”“mid,”or “high”scale) found these two variables were related (χ2 = 7.17, df = 2, p = .03).”
  • 50. χ2 Test カイ二乗検定 • 報告: χ2(自由度)=カイ二乗値, p < p値、あるいはχ2 = カイ二乗値, df = 自由度, p = p値 • 「ある中学校の2年生の2クラスで英語に対する 意識を,『好き』『ふつう』『きらい』という3 つのどれかに回答するという調査を行った。その 結果,χ2(2) = 7.63, p < .05で回答には有意な差が認 められた。」
  • 51. Task
  • 52. 量的分析の準備・検討 • 次回授業内で数グループがプレゼン • 課題用アンケート・データを使用 • t検定、ANOVA, カイ二乗検定いずれか • 各グループ、各5∼8分程度 • Research Questionsの観点や群の構成は自由: 実際の 研究では違うが...
  • 53. 量的分析の準備・検討 • Research Questionsの設定 • 手順1 仮説を設定: 帰無仮説/対立仮説/両側か片 側か • 手順2 統計的検定に用いる手法を選択 • 手順3 仮説の正否の判断の基準になる確率設定: 有意水準(α)
  • 54. 量的分析の準備・検討 • RQsの設定、手順1∼3 • 手順4 実際のデータから実現値を計算 • 手順5 仮説が間違っているか正しいかを判断 • 手順6 分析結果を要約