Mais conteúdo relacionado
Semelhante a Pivotal Trackerでアジャイルなプロジェクト管理 (20)
Pivotal Trackerでアジャイルなプロジェクト管理
- 2. ダレ、イッタイ。
• H/N: You&I(読み:ユーアンドアイ)
• 出身: 生まれも育ちも名古屋市
• 年齢: 30代中盤
• 本職: 商学部出身の職業プログラマ
• 言語: C++, C#, VB6.0, 日本語COBOL
• 日記: http://d.hatena.ne.jp/youandi/
• 所属: プログラミング生放送 名古屋支部
名古屋アジャイル勉強会
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 5. 1.アジャイル開発について (1/3)
• 2001年に、アジャイル開発手法を支持する多く
の著名人によって公開された、アジャイル開発手
法の精神をまとめた文書が、アジャイルマニフェスト
(アジャイルソフトウェア開発宣言)である。日本語
訳の公開は2010年。
– http://agilemanifesto.org/iso/ja/
• アジャイルマニフェストと合わせて、12の原則も
公開されており、これらを含めてアジャイル開発の
根底を成している。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 9. 2. Scrumについて (1/7)
• Pivotal Trackerは、アジャイル開発向けに最
適化されたプロジェクト管理ツール。と告知では紹
介しましたが、その利用方法の基本は、「ユー
ザーストーリー」による作業管理です。
• 「ユーザーストーリー」をベースに開発を行っていく
アジャイル開発フレームワークとして、Scrumがあ
ります。今回はScrumを通して、アジャイル開発
の流れを簡単に紹介します。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 10. 2. Scrumについて (2/7)
• アジャイルな開発プロセス
1. Crystal Family(The Crystal
methodology:Crystal Clear, etc.)
2. DSDM(Dynamic Systems Development
Method:反復型開発)
3. FDD(Feature-Driven Development)
4. RUP(Rational Unified Process)/UP
5. Scrum
6. eXtreme Programming(XP)
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 11. 2. Scrumについて (3/7)
• アジャイルな開発プロセスで定義されている事
1. ゴール(作業の完了条件)
2. ロール(役割)
3. 見積もり
4. 要件定義(ユーザーストーリー、バックログ)
5. タイムボックス管理(イテレーション、スプリント)
6. 製品リリース管理(継続的デリバリー)
7. ふりかえり(レトロスペクティブ)
8. PDCAサイクル(Plan-Do-Check-Act cycle)
9. 見える化
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 12. 2. Scrumについて (4/7)
• Scrumは、竹内弘高・野中郁次郎両氏による
1986年に発表された論文「The New New
Product Development Games」において、
日本の製造業の新規製品開発のプロセスがラグ
ビーのボールのパス回しのようであると例えられた
事に由来します。
• この論文の詳細は、(株)チェンジビジョンの平鍋さ
んがつい最近ブログにまとめているのでそちらで。
– http://blogs.itmedia.co.jp/hiranabe/2012/
06/origin-of-scrum-reopened-1.html
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 13. 2. Scrumについて (5/7)
• 先の論文の内容を参考に、1990年代の中頃に、
Jeff Sutherland氏らによって、Scrumは実践
&体系化されて今日に至ります。
• Scrumには、Scrum Allianceによる7種類の
認証制度があります。所謂スクラムマスター。但し
Scrumを実施するにあたり必須ではありません。
• Scrumの流れは以下の画像が分かり易い。
– http://www.ryuzee.com/contents/blog/47
89
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 15. 2. Scrumについて (7/7)
• プロダクトバックログとは、いわゆるToDoリストの事。
• 単なるToDoリストと異なる点は、
– プロダクトオーナーが管理する。
– チームとしてプロダクトで顧客への価値を生み出す為
のユーザーストーリー(後述)を集めたもの。
– ユーザーストーリーは優先順位付けされる。
• プロダクトバッグログは、イテレーション(スプリント)
中に随時内容の見直しや棚卸しを行います。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 17. 3. ユーザーストーリーについて (1/6)
• ユーザーストーリーは、通常インデックスカードとい
う付箋紙大の用紙1枚につき、1つのストーリー
を記述して管理します。
• 記述例
– オンラインショップの利用者として、ブラウザで商品の注
文を行いたい。
– オンラインショップの利用者として、商品カートの内容
を編集したい。
• UMLのユースケース記述と同じですね。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 18. 3. ユーザーストーリーについて (2/6)
• ユーザーストーリーの記述内容
– 顧客視点で、顧客への価値を提供する内容を書く。
– 主語と述語をはっきり書く。誰が何をどうやってどうする
のか。
– あまり細かく書かない。バックログの時点では不要な情
報は邪魔になる。見積に必要な情報を記述する。
– 機能縦断的にストーリーを書く。
– 裏書きにそのストーリーのゴール・完了条件を記述す
る場合もあります。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 19. 3. ユーザーストーリーについて (3/6)
フェーズ3
フェーズ1
フェーズ2
設計 実装 テスト
イテレーション1 イテレーション2 イテレーション3 イテレーション4
設計 設計 設計 設計
実装 実装 実装 実装
テスト テスト テスト テスト
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 21. 3. ユーザーストーリーについて (5/6)
• ユーザーストーリーの見積もり
– ユーザーストーリーの作業見積では、相対見積で見
積を行います。通常プランニングポーカーを利用します。
– 相対見積を利用するのは、厳密な見積は必要ない
が、それでもある程度の精度を確保する為です。
– 一般的に、見積において10倍を超える規模の差が
出ると、見積の精度が悪くなります。
– 作業量はストーリーポイントという指標で表されます。
ポイント2に対して、ポイント5の作業量は2.5倍の規
模がある事を示します。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 22. 3. ユーザーストーリーについて (6/6)
• ベロシティ
– ストーリーポイントがチームの開発速度の指標になりま
す。そしてプロジェクト全体の作業を見積もる際にも
利用されます。
– その指標がベロシティと呼ばれます。ベロシティは、チー
ムがあるイテレーションで完了となったストーリーポイン
ト数の合計になります。
– ベロシティはチームのメンバーの増減によって値が変わ
ります。アジャイル開発ではチームメンバーの変更は行
われない事が前提です。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 24. 4. Pivotal Tracker (1/11)
Pivotal Trackerについて
http://www.pivotaltracker.com/
• Pivotal Trackerは、簡単に利用できる、ソフ
トウェア開発チームの為のコラボレーション重視の
アジャイルプロジェクト管理ツールです。
• Pivotal Trackerは、Pivotal Labs社が開発
している有償のオンラインWebアプリケーションで
す。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 25. 4. Pivotal Tracker (2/11)
• でもお高いんでしょう?
– http://www.pivotaltracker.com/pricing
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 26. 4. Pivotal Tracker (3/11)
• 無料で使える条件
– パブリックプロジェクトに設定する。
• 但し誰からも丸見えになってしまう。
– 自分一人だけで使う。
• 当然チーム内でのコラボレーションは出来ない。
– 非営利のプロジェクトとして申請する
• 英語で申請するのはちょっと・・・。あと仕事用では使えない。
– 教育用途として申請する
• お仕事では使えません。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 27. 4. Pivotal Tracker (4/11)
• Pivotal Trackerは、ITS(Issue Tracking
System)やBTS(Bug Tracking System)
の一つです。チケットに該当するのが先程説明し
た「ユーザーストーリー」になります。
• ブラウザがあればいつでもどこでも使えます。
(対応ブラウザはFirefox及びSafariの最新版,
IE8 or IE9。但しIEの場合一部機能に制限
あり。Androidブラウザでも動作しました。)
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 28. 4. Pivotal Tracker (5/11)
• Pivotal Trackerの特徴
– http://www.pivotaltracker.com/features
1. One View
2. Real-time Collaboration
3. Agile, the Pivotal Way
4. Simple Workflow
5. Developer-Friendly
6. Integrations
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 29. 4. Pivotal Tracker (6/11)
1. One View
– プロジェクトページは単一ページ表示となっていて、プ
ロジェクトの状況が一望出来ます。
– 1クリックや1キー操作で何が起こったのか確認出来
ます。
– Drag&Dropで簡単にユーザーストーリーの優先度
が変更出来ます。何がリリーススケジュールに影響す
るのか一目瞭然です。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 30. 4. Pivotal Tracker (7/11)
2. Real-time Collaboration
– ブラウザでリロード操作をする事なく、常に最新状態
が表示されます。複数人による変更もシームレスに
マージされます。
– すべてが同期されており、サイトにログインしていなくて
も、E-MailやRSS、Twitter、Webコールバック等
でプロジェクトの最新状態を知る事が出来ます。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 31. 4. Pivotal Tracker (8/11)
3. Agile, the Pivotal Way
– 過去のイテレーションの実績を元に未来のイテレー
ションの予測が出来ます。
– 自己組織化されたチームには最適です。次にやるべ
きユーザーストーリーがイテレーションバックログとして
可視化されており、誰もが着手する事が出来ます。
– 簡単なワークフローが迅速な製品のデリバリーと多く
のフィードバックを促します。変動する複雑さと戦うよ
りも、それを管理できるようにプロセスを単純化します。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 32. 4. Pivotal Tracker (9/11)
4. Simple Workflow
– 今週のイテレーションを示す「CURRENT」パネルで
チームが最初のユーザーストーリーを開始する事で開
発作業が始まります。
– 顧客によってユーザーストーリーが受け入れられた時
にその作業完了となります。受け取り拒否はフィード
バックを取り入れる良い機会です。
– 受け入れられたユーザーストーリーのストーリーポイン
トを元に、イテレーション終了事に自動的にベロシ
ティが更新されます。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 33. 4. Pivotal Tracker (10/11)
5. Developer-Friendly
– 本製品は簡単に拡張したり、開発者向けのAPIを
利用して自分専用のツールを作成する事も可能で
す。サードパーティー製のツール群もあります。
– SCMシステムとの統合もサポートします。
Subversion, Git, GitHubと連携したり、他シス
テム向けのフックを作成する事も可能です。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 34. 4. Pivotal Tracker (11/11)
6. Integrations
– ユーザーストーリーにBTS/ITSのチケットを紐付けて
オンライン共同作業を行う事が出来ます。JIRA,
Lighthouse, Bugzilla, Satifaction,
Zendeskと統合可能です。
– CSV形式のファイルのインポート/エクスポートにより、
簡単に他のツールからユーザーストーリーを取り込ん
だり、出力を行う事が出来ます。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 35. 5. デモ
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 36. 5. デモ
• 注意事項
– Pivotal Trackerは英語UIのみです。
– 日本語入力は可能ですが、日本語IMEで変換を確
定する際にENTERキーを押下すると誤動作します。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22
- 38. 6. まとめ
• アジャイル開発について理解していないと使いこな
すのは難しいかも知れません。
• 逆にアジャイル開発を理解している人ならば、使
い易くアジャイルなプロジェクト管理の手間を省い
てくれるツールです。
• オフショア開発等の遠隔地との情報共有するのに
とても良いツールだと思います。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #22