Colum on Goat 2017

コラム GO GO GOAT !
No.13 2017.12.22
2017年の搾乳量の推移
Presented by Renaissance http://yugeshima.com
12月下旬、今シーズンのヤギの搾乳を終えました。
 2017年は、春に子ヤギを2頭産んだユキより、3頭産んだシロの方
が、1回のミルクの量が多く、期間も長かったです。
 夏は、ユキ・シロのミルク合わせて4kgを越える日もあり、ほぼ
毎日チーズを作って、様々な製法を試していました。
 秋は、悪天候が続き、外で草が食べられず、十分な餌の用意もで
きなかった日の翌日はミルクの量も減りました。
 7/11からENGAWAで、ヤギミルクとチーズの交換を始めました。
みなさんからのご要望を受けまして、来シーズンのヤギチーズは、
メンバーへの販売とする予定です。詳細はまたご案内します～。
年末年始、帰省されたご家族ご一緒に”ヤギ詣で”などいかが？3月に
は上旬にシロ、下旬にユキが出産予定。子ヤギ誕生に乞うご期待！
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3000
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ヤギミルク生産量[グラム]
図1. 一日当たりのヤギミルク生産量 (2頭の週平均)

バックナンバー
これは、新米ヤギ飼いの奮闘記、のようなものです。
友人に紹介されてはずみで飼うことに決め、初めて
オスヤギを迎えた2014年1月、生活が一変しました。
世話をしていると、地元の皆さんから、「昔ヤギを
飼っていたなあ」「ヤギミルクで育ったよ」、と声
をかけられ、ヤギの好きな草を教えてもらったり、
エサを差し入れてくださったり。たくさんの失敗を
しながらも、温かく見守り助けてくれるみなさんの
おかげで、こうしてヤギ飼いを続けられることに感
謝する毎日です。
そして気づいたのが、ヤギは、私たちRenaissanceが
目指す自立した生活（セルフレジリエントライフ）
にとても馴染むということ。このコラムで、少しで
もヤギを身近に感じて頂けたらうれしいです。
～ご自由にご覧ください～
ご意見、お問い合わせなどはこちらまで。担当壬生(みぶ)
✉info@yugeshima.com 📞 090-4902-1397

No.12 2017.12.17
ユキ・シロの子どもたち 2
◆ メス♀ 2頭 to 広島上下
2016年1月生まれ
双子でも白色と茶色で毛色が全
く違う可愛い子ヤギたちは、立
花さんのご紹介で、高校生の娘
さんがいるご
家族に迎えら
れました。お
隣は牛さんが
いるそう。
◆ メス♂ 2頭 to 向島
2016年8月(!)生まれ
2016年、ユキがまさかの2度
目の出産。
しかも引き
渡し後に妊
娠が発覚。
今では5頭の
大家族とか!
◆メス♂ 2頭 to 熊本県
たくさんの犬を乗せた車で遠路
迎えに来られました。
馬もいるそう
で、仲間たち
と賑やかに暮
らしているこ
とでしょう！
◆オス♂ 2頭 to 香川大学
香川大学農学部から、癒しの効
果などの研究目的とのことで迎
えられました。
仲間たちとし
っかりお役目
を果たしてい
るのでしょう。

No.11 2017.12.9
ユキ・シロの子どもたち
◆ ゆうくん ♂ @佐島
頭突きが好きなことも含め、
ますますホルンに似てきたゆ
うくん。上背が
あるのですりさ
らに迫力あり。
甘ったれもホル
ン似。先日頼ま
れ爪切り応援へ。
◆ フク ♂ @岡山県和気
一頭だけでは
寂しそうと、
上弓削の河本
さんからタケ
ルを迎えて、今は二頭大の仲
良し。最近の様子はこちら。
https://satoyamasaisei.wordpre
ss.com/
◆ ケン・コウ ♂ @因島
除草目的で飼うため扱いやす
いよう去勢された二頭。臭い
もなく、人懐っこくて大人し
いので正解。
ときどきヤギ
餌をおすそ分
けしてもらっ
ています。
◆ ニッキ ♀ @佐島
シロが初めて３頭産んで、一
番弱弱しかったのが、ここま
で大きくなりました。
いつも餌が差し
入れがあり、飼
い主の愛情たっ
ぷり、すくすく
育ってます。

No.10 2017.11.28
♀ヤギさんの一日
朝朝ごはんと乳しぼり
朝ごはんの米ぬかと配合飼料が置いてある搾乳台
で、食事しながらお乳を搾ってもらいます。
すっきりしたあとは、首にロープを付けられ、お隣
の空地で朝ごはんの続き。好みの草や木の葉を見つ
けてむしゃむしゃしている間に、ロープが杭につな
がれ、動ける範囲は半径2mほどになってしまいま
す。食べ終えたら他の場所に行きたいけど、大抵忙
しい飼い主に当分ほったらかされるので、期待はせ
ず、飽きたら座り込んでまったりしています。
昼お昼寝と反すう
運がよければ、飼い主が杭を移動させてくれるか、
エサが用意された小屋につれ戻してくれます。たい
てい午後はうとうとお昼寝タイムです。
４つの胃袋にためておいたごはんをもう一度かみし
めながら、のんびり過ごします。
夜晩ごはんを食べておやすみ
晩ごはんに、米ぬかと配合飼料、エノキやニレ、枇
杷の葉などをもらって、小屋に敷かれたスノコの上
で眠ります。ヤギは寒さに強いのでまだまだ平気。

No.9 2017.11.16
① 朝と夕方のエサやり
米ぬかと好物の草や木の葉を、柵の中のカゴに入れ
ます。喜んでもりもり食べます。草食動物なので、
野菜も大好き。今は芋づる、くず芋やカボチャもよ
く食べます。緑が減るこれからの季節は、エサ集め
も一苦労、枇杷の葉など探し回りす。水と鉱塩(塩と
ミネラルの塊)を常備し、水は毎朝入れ替えます。
② 乳しぼり(メスのみ)
朝晩の乳しぼりは欠かせません。乳量が減ってきた
ので、今は朝だけ。12月ごろに搾乳は一旦終了です。
③ 小屋のそうじ・メンテナンス
床に敷いているスノコを上げ、尿で濡れた床を乾か
し、たまった糞を掃き出し、消石灰をまいて消毒し
てすっきり！夏は壁板を外して網を張り風通し良く、
冬は板を塞いで温かく、暴れて壊れた小屋の
修復も大事な仕事です。
ヤギを飼う
ヤギのエサやり当番、してみませんか？
弓削の藤谷にいるホルンとバロンにエサをやって、ヤギたちとふれあ
いませんか？ヤギたちはちゃんと覚えてくれますよ！
動物を飼いたいんだけど、、という方、週に1日、朝だけ、夕方だけ、
でもOK！今もたくさんの方が「ヤギのエサになる木があるよ～」と声
をかけて下さり、本当に助かっています。ありがとうございます。！

No.８ 2017.11.10
① 乳しぼり(英語では’ミルキング’)
熱いタオルでお乳をふき、
最初の一しぼりはニワトリ
へ、しぼったミルクは茶こ
しを通して瓶に回収。
ミルクは毎回計量し、体調
管理に役立てます。
② 低温殺菌(’パスチャライジング’)
朝晩のミルクをまとめて茶こしに通してホーロー鍋に入れ、
湯煎で、62～65℃で30分加熱
③ 冷やして保存
すぐに飲むときは、熱湯消毒した瓶に入れて冷蔵。賞味
期間は4日ぐらい。
長期保存には、次亜塩素酸で消毒したペットボトルに入
れて冷凍保存。解凍しても分離しないため、
冷凍できるのが、牛乳にはないメリット！
ミルクがのめるまで
哺乳類はミルクで子育てします。ヤギたちも、毎年3月ごろに子ヤギを産み、ミルク
で育てます。十分成長して離乳する5月ごろから、次の子どもの準備に入る12月ご
ろまで、母ヤギの体で作り続けられるミルクを、人間が飲んだり、チーズやお菓子を
つくって楽しませてもらっている、というわけです。
毎日朝晩欠かせない乳しぼりも、あとひと月ぐらいで一旦終了、の予定です。

No.7 2017.11.4
① 乳酸で酸性にする
低温殺菌乳に、乳酸菌＝ヨーグルトを加え、室温で30分
～1時間置く
② 酵素で固める
凝乳酵素＝レンネットを加え、室温で30分～1時間置く
③ 水分を抜く
豆腐状の塊=カードを1.5cm
角に切り、湯煎で加熱、
ゆっくり昇温し混ぜながら
水分を抜く
④ 成型
ホエイ(乳清)と分け、塩を加えたカードを型に入れ、徐々
に圧力をかけて脱水、成型。真空パックして
冷蔵庫で熟成
チーズができるまで
市販のシェーブル(ヤギ)チーズは、圧力をかけないソフトチーズ
が一般的です。私は、2年間の試行錯誤の結果、「チェダーチー
ズの製法」に準じてチーズの水分量を抑え、「真空パック」で熟
成することで、熟成に伴う臭いが生じにくく、親しみやすいチーズ
ができるようになりました。

No.6 2017.10.25
「ぴよぴよ」 2羽
2015年４月に仲間入り。同年 7月
末から一日２個、ほぼ毎日産卵し
ていましたが、今は打ち止め。初代
なので、鶏群では一番威張ってい
ますが、呼ぶと寄ってくる、人懐っこ
い性格です。
ヤギのともだち
「ぴな」3羽
今年6月に仲間入りした純国
産鳥。8月から産卵開始、でも
３羽で一日１個。がんばれ。エ
サの時間に大急ぎで駆け寄
る姿がおもしろい。
「うーさん」1羽
廃鶏扱いだった烏骨鶏。今年9月
に産卵再開するも、今は打ち止
め。鶏群の中で一番下っ端。青い
アイシャドウ入りの美人。

No.5 2017.10.21
• オスとメスを分けて飼育することにしたとき、さみしがりの
ホルンの相棒に迎えた若者。来て1年ほどホルンに押され
気味でしたが、最近は立場が
逆転したもよう。対等に頭突きあってます。
• 来た時はこんなちびっこ子だったのが、今
やホルンを見下ろすほどの立派な体格に。
でもとても寂しがり屋で、一頭だけになる
と完全に落ち着きがなくなります。
• バロンのお父さんは黒毛だったので、バロ
ンの子ヤギの毛色は様々でいつも楽しみ。
ヌビアンの血が入っているので、メスの子
ヤギなら乳脂肪分の高いミルクが期待でき
ます。
バロン ♂
• 現在、1歳8か月
• 2016年5月、上弓削の河本家
からやって来ました。
• ヌビアン/アルパイン(父)と日
本ザーネン(母)との混血
• 私たちの4頭目のヤギ。

No.4 2017.10.21
• 私が弓削に引っ越して約半年後、「ヤギ飼いませんか」の
張り紙をみて、飼ってみようかな、と軽いのりが、自宅の改
修工事に明け暮れていた日々は一変、すべてはヤギ中心
になり、いまや4頭の大所帯に。
• ホルンには立派な角がありました。
危ないので獣医さんに切ってもらい
ましたが、また伸びて今年2回目の
除角。最近、頭突きのとき根元から
折れたので、もう伸びないはず。
• ちょっとひねくれた性格ですが、本当は寂しがりの甘った
れ。エサをやりに行くと、(嫌いな)雨の中でも小屋から駆け
出してくるかわい気のあるやつです。
ホルン ♂
• 現在、8歳ぐらい
• 2014年1月、向島からやって来
ました。
• 屋久島ヤギとシバヤギとの混
血
• 私たちの初めてのヤギ。

No.3 2017.10.11
• 続いてシロの妹、ユキさんをご紹介。
• 昨年8月に2頭、今年3月に2頭の子ヤギを出
産、体力を使ったためか、ユキより一回り小さ
いです。
• 性格は雌ヤギ同士ではやや攻撃的。いつも
(エサを置く)搾乳台には一番乗り、シロに頭突
きをしてエサを奪ったり。でも、人に対しては
甘ったれる、世渡り上手？
母父
ユキ
夫のバロン

No.2 2017.10.10
• 遅ればせながらご紹介。シロさんです。
• 今年3月に3頭の子ヤギを出産し、離乳後は、
双子の妹、ユキと一緒に、毎日栄養たっぷり
のミルクを提供してくれています。
• 母ヤギは立花さんが、父ヤギは河本さんが、
大事に育てていました。
• おっとりした性格で、眉間をなでると気持ちよ
さそうにしています。
母父
シロ
夫のホルン

No.1 2017.9.26
• 弓削鎌田にあるヤギ牧場では、メス山羊2頭、
ユキとシロから毎日朝晩、たくさんのミルクを
もらっています。
• ミルクは、毎回計量し、殺菌して、チーズやお
菓子作りに利用しています。最近10日間のミ
ルク生産量の推移をグラフにしたものです。
• エサの量、体調や気候によって変化します。
9/17午後は台風のため小屋の中で搾乳し、
回収はしませんでした。
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500
1000
1500
2000
2500
3000
3500
4000
1952 2012
1148
1996 1742
850 772
1396
1886
1440
1956
864
1098 1430
1924
982
814
1260
1010
ミルク生産量「Ｇ」
図1 ヤギミルク生産量
午後/PM
午前/AM

やぎにまつわる
あれこれ
No.1 2017.8.19
 ヤギに関する新聞記事の紹介をいただきまし
た！
 長野でヤギ36頭を育て、ヤギ乳ソフトクリー
ム販売をしている後藤さんについて
 80代、90代でお元気な方の共通点は、山
羊を飼っていたこと、長寿効果があるので
は？との投稿記事
 乳清（ホエイ）を使いこなすと減塩生活がで
きる、との投稿記事
 ヤギを除草に利用することは比較的知られて
いますが、その方法について一企業が特許を
取得していたとは！特許4954657号。ちなみ
に、商売しなければ個人利用は自由です！

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