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Semelhante a #神奈川大学経営学総論 A (10/15) 競争戦略 (20)
Mais de Yasushi Hara (20)
#神奈川大学経営学総論 A (10/15) 競争戦略
- 4. 講義スケジュール (前期, 前半)
(1) 4/9 イントロダクション: 「経営」ってなんだろう? 授業計画、評価方法
について
(2) 4/16 「経営学」とは? 経営学と経済学の違い
(3) 4/23 「組織」と「戦略」: ヒト、モノ、カネ、情報で読み解く企業
[以上、教科書第一章]
(4) 4/30 組織 (1) : 個人行動と集団行動
(5) 5/7 組織 (2) : リーダーシップ
[以上、教科書第二章]
(6) 5/14 組織 (3) : 組織構造
(7) 5/21 組織 (4) : 組織のデザイン
[以上、教科書第三章]
(8) 5/28 中間テスト
- 5. 講義スケジュール (前期, 後半)
(9) 6/4 戦略 (1) : 資源戦略
(10) 6/11 戦略 (2) : 競争戦略
(11) 6/18 戦略 (3) : ドメイン戦略
[以上、教科書第四章]
(12) 6/25組織と戦略 : イノベーションと企業組織、戦略
(『イノベーション・マネジメント』, 配布資料)
(13) 7/2 休講 (ロッテルダムでの学会参加のため)
(14) 7/9 企業倫理/コーポレート・ガバナンス
(配布資料)
(15) 7/16 期末試験
• 公式な試験日は7/30 ですが、国際学会@ドイツ に出席する必要があるため講義
内に期末試験を行います.
- 7. 任意レポートの内容
• 1.テーマ
• 「スマホ用アプリ企画書」
• 2.提出期間
• 《必須》2014年 7月2日(水) ~ 7月9日(水)14:40 〆切
• DotCampus 経由で提出すること
• 3.対象者と配点
• 対象: 経営学総論/経営学 I 履修者のうち、希望者
• 4年生以外で参加希望者は来週までにツイッターかLINE か口頭で連絡すること
• 配点: max 30点
• グループ執筆 (3名まで) 可
• 4.作成様式
• (1) 参考文献
• 以下のPDFファイルをdotCambus よりダウンロードすること
• ① 「驚異的成長を達成した業界の構造分析 – ソーシャルゲーム業界」
• ② 「スマートフォン市場 2大勢力の競合分析 –iOS 対アンドロイド」
- 8. 任意レポートの内容
• (2) 設問
• Google Play/AppStore でトップ50
に入れる新規スマホアプリ/ゲー
ムを企画しなさい
• ゲーム/アプリの種別は問わない
• ゲーム/アプリの内容は自由
• ただし売れるもの
• (3) 形式と提出
• Word または LaTeX 形式で作成し, dotCampusに
アップロードすること。
メールやLINE では提出を受け付けない
• ただし, 以下の様式を守ること
• A4 長辺縦型,横書き,MSP 明朝 10.5pt,
行間 1 行,余白 上下左右 25mm,頁番
号 中央下部
•
• (4) 文字数の目安と枚数
• 最低 6,000字以上
(英字 3,000 word 以上, なお6,000字/3,000word
以下は採点しない)
- 9. 企画書の構成 (案) : 6000字
1. 表紙
2. 目次
3. はじめに (企画の目的) : 300字
• 製品名をかならず明記すること
• 企画の意図や目的を明記すること
4. 市場調査・分析 : 1500字
• 参考文献や別資料、ネットでのデータにもとづいて記
述すること
• 参考文献や文献調査したデータをもとに、市場規模や
将来的な予測市場規模などを明記する
• 市場の外部環境、現状の問題点など調査した結果を
明記する
5. 企画の方針と狙い : 1250字
• 市場調査をもとに、課題や問題点をどう解決しアプリ
を販売するのか、企画方針とマーケティング戦略を明
記する
6. 企画のコンセプトと主なターゲット : 1200字
• このアプリを「どこ」の「だれ」に「どのような目的で」販売
していくのか明記する
• どのような戦略を取り、 どのような顧客をターゲットにし
て開発し販売するのかを明記する
7. アクション・プラン : 750字
• 課金アプリにするのか、どのように収益性を確保するの
か
• 初期費用はいくらにするのか
8. 主なスケジュール : 500 字
• 開発に必要な人員とコスト、および開発までに必要な時
間を明記する
9. 収支計画
• 損益分岐点や収益性などを明記する
• 24ヶ月分の売上見込なども明記する
10. おわりに : 500字
• なぜこのアプリを販売すべきなのか、1.-9. までに述べた
経緯に基づきまとめる。
11. 参考資料
• 資料に基づいて執筆した場合、参考にした文献、Webサ
イトなどを必ず明記する
• 明記されていない場合採点の対象としない
参考文献: http://www.kjnet.co.jp/kikakusho/
- 10. グループ執筆について
• 配点は max 30点です
• そのため、複数名 (最大3名)で執筆した場合は執筆者数で得点を割
ります
• 例
• 3 人で執筆して, 得点が30 点中 18点だった場合: 18/3 = 6点
• 2 人で執筆して, 得点が30 点中 20 点だった場合, 20/2 = 10点
• 1 人で執筆して, 得点が30点中 15 点だった場合 : 20/1 = 15点
- 11. コピペチェックをかしこくすり抜ける方法
• 「レポートめんどくさい!コピペで済ませたい!おぼかたりたい!」
⇒ ただし、コピペは大学の講義では重いペナルティを課されることがふつう (単位無しとか、半期分
の単位全部無効とか退学とかいろいろ…)
• 1. ネットだけではなく本を参照する
• Wikipedia くらいだと対処されちゃってます (します)
• Google 検索して最初のほうに出てくる文章は検出されちゃいます
• ブログの記事とか(学術的に)意味ないのが多いです
• 2. 本の文章をただ書き写すのではなくて、自分なりの言い方に咀嚼して書き直す
• 3. いろんな本の文章を読んで, 参考文献ではわからなかったことを自分なりの言葉でまとめ直す
• 4. 体裁を整える (レポートの提出書式をよーく参照する)
• 引用した文章は「ちゃんと」引用したことを明記する
• 5. 文章内で「僕は~と思う」とか使わない (あなたが思ったことが本当かどうかはわかりません、な
のでそれを裏付ける証拠を持ってくる必要があります)
• 「ぼくのかんがえたさいきょうのあぷり」だけでは売れません
• 6. 1.-5. を踏まえた上で、企画書にまとめる
- 14. 採点基準 (2)
• フォーマットに従っていなかったら 0 点
• 得点の評価基準
• Excellent
• 各文献の論旨を踏まえ独自の視点で十分に考察がなされている
• Good
• 各文献の論旨を踏まえ独自の視点で考察がなされている
• Fair
• 各文献の論旨から想定される範囲での考察にとどまる
• Bad
• 各文献の記述に類似している
• Failed
• 断りなく他者の見解を引用している,その他不正行為に相当する
- 21. 5 force model でわかること
• 「買い手のニーズを満足させることが何よりも重要!」
• 1. 顧客満足によって発生する価値を誰が獲得するか
• 2. 産業構造 (参入の容易さ, 代替品の有無) が大きく影響する
• 「需要と供給のバランスが産業収益性のカギ!」
• 1. 産業の競争構造に着目することがより重要
• 2. 競争構造を観察し、適切なポジショニングを取り「選択と集中」を行うなど
して長期の収益性を確保できるようにする
- 22. 競争戦略の三類型
• ポジショニング (企業が産業内でどのようなポジションを確保するか)
によって、企業は競争優位 (competitive advantage) を獲得し維持し、
その結果、産業平均を上回る高い収益を上げることができる
• 「競争的」ということ:
• 業界平均に並んでいるということ
• 「競争優位をもつ」ということ
• 産業平均を上回る高い収益を企業が獲得できる、プレミアムを獲得するということ
• 3つの基本戦略
• コストリーダーシップ (cost leadership)
• 差別化 (differentiation)
• 集中化 (focus) : コスト集中戦略,差別化集中戦略
- 23. 3 つの基本戦略
1. コストリー
ダーシップ
2. 差別化
3A. コスト集中 3B. 差別化集
中
戦
略
タ
ー
ゲ
ッ
ト
産
業
全
体
特
定
セ
グ
メ
ン
ト
低コスト 差別化
競争戦略の基盤にあるのは競争優位の確立で
あり、そのためには、企業は選択をおこなわな
ければならない (何かを選ばなければ、なにか
を得ることはできない)
- 26. 集中戦略
• 産業の特定部分 (ターゲットセグメント) に焦点を当てる
• 特定の領域や顧客層に絞り込み、その範囲の中で競争優位の構築を目指
す
• 総取りではなく、特定のことで競争優位を獲得する
• コスト集中戦略
• ターゲットセグメント内でコスト優位の構築を目指す
• 差別化集中戦略
• ターゲットセグメント内で差別化を目指す
- 32. Intermission
• 期末試験
• 15回目で実施
• 講義資料のアップロード先
• Facebook Page
• http://www.facebook.com/businesstheoryk2014
• SlideShare
• http://www.slideshare.net/yasushihara/presentations
• DotCampus
• 講義人数が固まりつつあるので、利用を開始します
- 33. テスト対策
• 期末試験 7/16
• 水2: 10:50-11:50 [60分] (10:30 –
12:00)
• 水3: 13:20-14:20 [60分] (13:00 –
14:30)
• 試験範囲
• 教科書 pp.141-最後まで
• スライド(いままでに配ったもの)
• 問題の形式
・記述式
・持ち込みOK
• すべて応用問題
• 問1. 企業のビジネスプランについて、
前期で学んだ組織論と戦略論を用い
て考えてみる
• 問2. 企業の競争状況について、ゲー
ム理論を使って考えてみる
• 教科書は読んでおくこと
• 具体的な例を挙げられるようにする
こと
• 用語とその意味が対応付けられるよ
うにしておくこと
• Ex. 「ドメイン戦略」ってどういう意味?
- 38. クールノー競争
• 企業2が q2 生産すると企業1が予測している場合の、企業1の利潤
を最大化する生産量 q1 を求める
• 総供給量 Q = q1+q2
• 市場需要 P(Q) = a-bQ (a, b は定数)
• 企業i の生産費用: Ci(qi)=ciqi
• (ci はa より小さい正の定数)
• 企業1は予想される q2 に対して自社の利潤を最大化するよう、q1 を
決定する.
- 39. クールノー競争
• 利潤 Π1 𝑞1, 𝑞2 = 𝑃 𝑄 𝑞1 − 𝐶1 𝑞1
𝑎 − 𝑏 𝑞1 + 𝑞2 𝑞1 − 𝑐1 𝑞1
• 利潤を q1 について偏微分することで、利潤を最大化させるq1* を求める
•
𝛿Π
𝛿𝑞1
={ 𝑎 − 𝑏 𝑞1 + 𝑞2 𝑞1 − 𝑐1 𝑞1}’
= 𝑎 − 2𝑏𝑞1 − 𝑏𝑞2 − 𝑐1
𝑞1 ∗=
𝑎 − 𝑐1 − 𝑏𝑞2
2𝑏
= 𝑅1(𝑞2)
• 同様に、
𝑞2 ∗=
𝑎−𝑐1−𝑏𝑞1
2𝑏
= 𝑅2(𝑞1)
企業1 の反応関数
企業2 の反応関数
- 41. クールノー競争(具体例)
• 総供給量 Q = q1+q2
• 市場需要 P(Q) = 100-5Q (a, b は定数)
• 企業1の生産費用: C1(q1)=10q1
• 企業2の生産費用: C2(q2)=10q2
• 企業1の利潤
Π1 𝑞1, 𝑞2 = 100 − 5 𝑞1 + 𝑞2 𝑞1 − 10 𝑞1
- 42. クールノー競争(具体例2)
• 反応曲線
𝛿Π1
𝛿𝑞1
= 0 として, 100 − 10𝑞1 − 5𝑞2 − 10 = 0
𝑞1
∗
= 9 −
1
2
𝑞2
同様に, 𝑞2
∗
= 9 −
1
2
𝑞1
よって, 𝑞1
∗
= 9 −
1
2
9 −
1
2
𝑞1 = 9 − 4.5 +
1
4
𝑞1 = 6
また, 𝑞2
∗
= 9 −
1
2
6 = 6
ここで,𝑃 𝑄 = 100 − 5𝑄 = 100 − 5 12 = 40
- 44. 反応曲線
• 均衡点は C ではなくS となる
• リーダーの生産量は増え、フォロワーの生産量は減
る
• リーダーは高い利潤を得て、フォロワーは低い利潤
に甘んじる
• クールノー競争に比べて市場の供給量は拡大し、市
場価格は低下する
• シュタッケルベルグ・モデルは二段階ゲーム
• リーダーが第一段階で生産数量を決め、追随者が第
二段階で生産量を決める
• 各社はそれぞれの段階までに相手が選択した行動
に対して最適に反応しナッシュ均衡が成立することを
見越して各企業が最適な行動を選択する = 部分ゲー
ム完全均衡
q2
q1
0
R1(q2)
R2(q1)
q1^s
C
A
S
q1^c
q2^c
企業1 の等利潤曲線
- 45. シュタッケルベルグ競争 (具体例)
• 総供給量 Q = q1+q2
• 市場需要 P(Q) = 100-5Q (a, b は定数)
• 企業1の生産費用: C1(q1)=10q1
• 企業2の生産費用: C2(q2)=10q2
• 企業1の利潤
Π1 𝑞1, 𝑞2(𝑞1) = 100 − 5 𝑞1 + 𝑞2 𝑞1 − 10 𝑞1
= 100 − 5 𝑞1 + 𝑞2(𝑞1) 𝑞1 − 10 𝑞1
• 企業2の利潤
• Π2 𝑞1, 𝑞2 = 100 − 5 𝑞1 + 𝑞2 𝑞2 − 10 𝑞2
- 46. シュタッケルベルグ競争 (具体例2)
• 企業2 の利潤は 𝑞2
∗
= 9 −
1
2
𝑞1
• 企業1 の利潤を求めるため
𝛿Π1
𝛿𝑞1
= 0 とすると、
100 − 5 𝑞1 + (9 −
1
2
𝑞1) 𝑞1 − 10 𝑞1
= 100 − 5𝑞1 − 45 + 2.5𝑞1 𝑞1 − 10𝑞1
= 100𝑞1 − 5𝑞1
2
− 45𝑞1 + 2.5𝑞1
2
− 10𝑞1
= 45𝑞1 − 2.5𝑞1
2
なので,
𝛿Π1
𝛿𝑞1
= 45𝑞1 − 2.5𝑞1
2 ′
= 45 − 5𝑞1 = 0
よって, 𝑞1 = 9.
また, 𝑞2
∗
= 9 −
1
2
𝑞1 より𝑞2
∗
= 9 −
1
2
9 = 4.5
- 48. 今月の予定
• (9) 6/4 戦略 (1) : 資源戦略
• (10) 6/11 戦略 (2) : 競争戦略
• (11) 6/18 戦略 (3) : ドメイン戦略
- 49. 連絡方法
• 神奈川大には 10:30-14:30 しかいません
• 非常勤のためオフィスアワーを設定できませんので、以下の手段で
ご連絡ください。
• ツイッター @harayasushi
• フェイスブック : https://www.facebook.com/businesstheoryk2014
• LINE : @harayasushi