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Semelhante a 2014LETシンポジウム 趣旨説明 (12)
2014LETシンポジウム 趣旨説明
- 3. シンポジウムの流れ
• 趣旨説明
• Writing Maetrixについて(草薙)
• 短い質疑応答
• Writing MaetriX Corpus Projectの概要
(石井(雄))
• 短い質疑応答
• Writing MaetriX Corpus Projectの予備的検討
(石井(卓))
• 総括
• 質疑応答
- 4. Writing Maetrixについて
• 第一に,WMXの概説とその可能性である。
– 外国語教育におけるライティング研究では,ライティン
グ・プロセスの評価や指導に重心を置いてきたものの,主
として内省的研究法(e.g., 刺激再生法・思考発話法)が用
いられてきた。一方,キー入力の時系列記録データを用い
た量的研究法により,産出過程を測定しようとする試みも
存在する。
– 本シンポジウムでは,特に研究方法に焦点を当て,著者等
が開発した無償ソフトウェアWMXを用いたライティング・
プロセスに関する研究の展望を提示する。
- 5. Writing MaetriX Corpus Project
の概要
• 第二に,WMXに基づくコーパス構築の計画である。
– 既存の学習者コーパスは,主に学習者のライティング・
プロダクトを対象としたものであり,ライティング・プ
ロセスに十分な焦点を当ててきたとはいえない。
– しかし,WMXで記録した学習者の産出過程のデータを大
量に蓄積することで,母語別・習熟度別の学習者のライ
ティング・プロセスを横断的・縦断的に分析することが
可能になる。そこで,既存の学習者コーパスの構築手順
に則りながら,Writing MaetriX Corpus Projectの概略
を説明する。
- 6. Writing MaetriX Corpus Project
の予備的検討
• 第三に,予備研究の事例紹介である。
– 国立大学の2つの習熟度別クラス(計74名)を対象に,WMX
を用いて3種類のエッセイを収集,小規模コーパスの構築・分
析を行った。学習者のライティング・プロダクトとライティン
グ・プロセスの双方に影響を及ぼす要因を可能な限り統制する
ため,本予備研究ではICNALE (Ishikawa, 2013)のライティ
ング条件に準拠した。
– 習熟度別クラス・語彙サイズとの関係,エッセイのトピックや
ジャンルによる類似・差異等の分析を通じて,本プロジェクト
の狙いである学習者のライティング・プロセスの可視化の一端
を示す。また,そこから見えてくるWMX改良・コーパス構築
に対する示唆についても検討したい。