VMware Cloud on AWS 環境のデータ保護ベスト・プラクティスご紹介！！

ベリタステクノロジーズ合同会社
VMware Cloud on AWS 環境の
データ保護ベスト・プラクティスご紹介!!

ATTENTION
製品の計画に関する将来的な記述は仮のものです。将来のリリース日は
確定したものではなく変更されるこがあります。今後の製品のリリースや
予定されている機能修正について、ベリタスは継続的な評価を行っており、
実装されるかどうかは確定していません。したがって購入の意思決定の
判断材料にすべきではありません。
2 Copyright © 2019 Veritas Technologies LLC

 なぜ、Veritas か？
 NBUで、できること／構成パターン
 実案件、本気で考えると結構むずかしい…
 トラブらないための注意点
- VMC とオンプレvSphere の違い
- コンパチの確認方法
- データ保護のために、理解するべきVMC技術要素
- NBU推奨設定と設定画面
- 参考リンク
3
構築するエンドユーザの方々
パートナー技術者のみなさま
細かいことが気になる人
みなさま向け
- VMware Cloud on AWS 環境のデータ保護ベスト・プラクティスご紹介!!本日の内容
～ユーザVM以外の保護対象について～

4
- 参考リンク
Copyright © 2019 Veritas Technologies LLC

なぜ、Veritas か？
5
高速バックアップ
／大規模・実績
シンプル運用ベリタスという
安心

ベリタスという安心
6
出典： VMware KB https://kb.vmware.com/s/article/57737
VMware社のKBに載っている安心感VMware社との
長年のパートナーシップ
VMCに正式対応

7
エンタープライズ・データ保護／管理の
グローバルリーダー
ワールドワイド
実績ユーザ数
データ保護ソフトウェア
WWシェア No.1*1
17年連続 Gartner MQ
リーダーポジション
ベリタス製品を利用
*1 Source: Gartner Market Share: Enterprise Infrastructure Software, Worldwide, 2017
「豊富な国内実績」が
VERITAS の強みです。
日本法人の体制、パートナー体制、
国内サポート体制、実績／ノウハウ
国内パートナー様 200社以上!!
30年以上の歴史!!
数百TB、PBクラスの実績多数!!

大規模・実績／高速バックアップ
8
1000VMを3時間弱でバックアップ！！他社製品と比較して、5倍高速！！
VMC on AWSは、大規模前提のソリューションです！！
高速な重複排除・永久増分バックアップ https://www.youtube.com/watch?v=tprUkIXa9rE

大規模・実績／高速バックアップ
9
ベリタスは、NBUのみで構成できるため、圧倒的シンプル構成
 実績少のAvamarとDDのバーチャルエディションが必須
 複数製品の組み合わせのため、構成、コンパチが複雑
 VMC上のサードパーティ仮想アプライアンスはサポートがグレー
DDVE
AvamarVE
【DELLEMC社】
 VMCは大規模前提（30TB+）、ほんとうに大丈夫？
 KBでは、S3への複製について、言及無し
【Veeam社】
 重複排除が弱く、重複排除アプライアンスが必須
 S3への複製はクラウドゲートウェイが必須

シンプル運用
10
最小限の設定で
保護対象の自動検出
シンプルWEB UIによる
セルフリストア
遠隔地サイト、
S3への高速自動複製
NetBackup
CloudCatalyst
VM VM VM VM
VM VM VM VM
VM VM VM VM
VMware Intelligent Policy

シンプル運用
11
こんな、記事もありましたね…
自動最適化
自動修正
自動分析
自動修復
自動構成
自動実行
AI/MLによる、さらなる、UXの向上
Coming soon!!

12
- 参考リンク

VMware Cloud on AWSのデータ保護
Q. 30TB～が当たり前のVMC on AWS 環境、
中小規模向けのバックアップソリューションで大丈夫でしょうか？
従来の方法の
課題
 中小規模向けバックアップ製品では、
バックアップが想定時間内に終わらない。
 バックアップソフトと重複排除ストレージの組み合わせだと、
設計＆切り分けが困難に。
 振興ベンダーだと、国内体制が弱く、問題解決に時間を要する
NetBackup を採用すると…
 NetBackup 1製品で、クラウド、オンプレを全てカバー
 国内でも数百TB、PBクラスの実績多数で、高速＆安心
 国内実績、ノウハウ多数で、インシデントに迅速対応可能
課題解決による
ビジネス貢献
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NetBackup on “VMware Cloud on AWS”
 仮想マシンの保護
 ファイル、DB、アプリの保護
 別サイトへの保護データのレプリケーション（オンプレ-VMC、VMC間）
 Amazon S3への複製
VMC on AWS
NBU
サーバ
ユーザVM
NBU
サーバ
オンプレミスまたは
VMC on AWS 別リージョン
ユーザVM
NetBackup同士のレプリケーション
大まかに言うと、普通のVMwareのデータ保護と同じことができます。
S3への複製

NetBackupで、できる構成パターン
VMC + NBU のデザイン 4パターン
① 開発／テスト用途（非ストレッチクラスタ＋S3）
② 本番用途（ストレッチクラスタ＋S3）
③ 本番用途（オンプレ-VMCハイブリッド構成）
④ 本番用途（マルチSDDC構成）
15
NBUサーバの構築場所 2パターン
VMC上？またはネイティブAWS上？
VMC、AWS以外のクラウドも活用するマルチクラウド構成
観点は３つ!!
ベリタスの
真骨頂!!

SDDCのデザイン 4パターン
非ストレッチクラスタ（シングルAZ）
非ストレッチクラスタ（シングルAZ）だと、
SDDC全損時に、バックアップサーバ再構築、
S3からの全リストアすることになり、
復旧に時間がかかる。
NBU
サーバ
※S3は推奨
① 開発／テスト用途（非ストレッチクラスタ＋S3）
SDDC
AZ-1
SDDC全損の可能性は低くなるため、
本番システム用途は、ストレッチクラスタを推奨する。
SDDC全損時は、バックアップサーバ再構築、
S3からの全リストアすることになり、
復旧に時間がかかる。ストレッチクラスタ（マルチAZ）
NBU
サーバ
※S3は推奨
② 本番用途（ストレッチクラスタ＋S3）
AZ-1 AZ-2
SDDC

SDDCのデザイン 4パターン
ストレッチクラスタ（マルチAZ）
NBU
サーバ
※S3は
オプション
③ 本番用途（オンプレ-VMCハイブリッド構成）
NBU
サーバ
オンプレ
オンプレとSDCCでバックアップデータを
持ち合うことで、SDDC全損時に、
オンプレにて残ったバックアップサーバにより
リストアできるので、復旧時間を短縮できる。AZ-1 AZ-2
SDDC
④ 本番用途（マルチSDDC構成）
NBU
サーバ
※S3は
オプション
NBU
サーバ
異なるリージョンのSDDC間、
バックアップデータを持ち合うことで、
SDDC全損時に、残ったバックアップサーバに
よりリストアできるので、復旧時間を短縮できる。
SDDC#2SDDC#1
AZ-1 AZ-2
リージョン1
AZ-1 AZ-2
リージョン2

NBUサーバの構築場所 2パターン
①（ネイティブAWSより）VMC on AWSをメインで使用する構成
NBUメディアサーバ
（兼：VADP用バックアップホスト）
バックアップ保存先
（重複排除済み）
Amazon
S3
NBU
サーバ
② ネイティブAWSも十分に活用する構成、
または、VMC on AWSからリソースを消費したくない構成
Amazon
S3
VADP用
バックアップ
ホスト
SDDC
NBU
サーバ
SDDC AWS
SDDC AWS
NBUメディアサーバ
バックアップ保存先
（重複排除済み）

VMC、AWS以外のクラウドも活用するマルチクラウド構成
真のマルチクラウドデータ保護にご期待ください！！
19
NBU
サーバ
オンプレ
Cloud
Point
NBU
サーバ
Cloud
Point
Cloud
Point
Vertitas
SaaS Backup
Coming soon!!

20
- 参考リンク

そもそも、VMCで考えないといけないデータ保護対象は？
コンテンツライブラリ
21
ユーザVM以外にも、これら全体のデータ保護を検討する必要がある。
SDDC設定
管理コンポーネント（VM）
NSX SRM
vCenter
ユーザVM

SDDC設定情報
ユーザは、SDDC設定／運用を、VMCコンソール（WEB UI）にて行います。
22
 管理者アカウント
 ESXサーバ構成（ノード数、ストレッチクラスタ）
 ネットワーク設定
 ファイアーウォール設定
現状、バックアップ製品ではバックアップできない。
パラメータシート等ドキュメント化して残すか、APIにて設定情報を取得しておく必要がある。
現実的な保護方法
【保護するべきSDDC設定情報】

コンテンツライブラリ
コンテンツライブラリとは、データストアまたはNASで構成し、ユーザコンテンツ
（ OVF/OVA、ISO、その他ファイル等）をクラウド間で自動同期するvSphereの機能。
手動で格納
NASストレージ
（NFS、SMB）
ISO
その他ファイル
ro
ro rw
rw
VMC on AWS
rw
OVF/OVA
データストアデータストア
アイテムを指定した
手動でコピーは可能
rw
NASストレージ
（NFS、SMB）
同期
23
複数データストアで同期させる、または、NASのデータをNBUでバックアップする。
VMCでは、OSメディア、テンプレート（OVA、OVF）はエンドユーザ自己管理のため、データ保護が必要。

ユーザVM
24
VMDKvSAN
データストア
管理コンポーネント用
データストア
ワークロード用データストア
VMDK
VMDK
NBU
マスター
VMDK
VMDK
VMDK
VMDK
VMDK
NBU
メディア
Cloud
Catalyst
vCenter
ユーザVM
ユーザVM
ユーザVM
SRM
VMDKVMDKVMDKVMDKVMDKVMDK
NSXNSXNSX
NSXNSXHCX
ESXサーバ ESXサーバ ESXサーバ ESXサーバ
NBUでVADP/ファイルバックアップし、別サイトやS3へのバックアップデータの複製も推奨。
NBUサーバもユーザVMとして構築するので、カタログバックアップをS3に保存する。
ユーザVMは、ユーザデータが含まれるため、確実に保護しないといけない。

管理コンポーネント（VM）
管理コンポーネントはアクセス制限があり、オンプレの方法では保護できない。
25
VMDKvSAN
データストア
データストア
VMDK
VMDK
NBU
マスター
VMDK
VMDK
VMDK
VMDK
VMDK
NBU
メディア
Cloud
Catalyst
vCenter
ユーザVM
ユーザVM
ユーザVM
SRM
VMDKVMDKVMDKVMDKVMDKVMDK
NSXNSXNSX
NSXNSXHCX
ESXサーバ ESXサーバ ESXサーバ ESXサーバ
管理コンポーネント用のデータストアに入るため、VADPではバックアップできない。
現状は、パラメータシートや設計書など、ドキュメント化して残すしかない。

【前半のまとめ】バックアップだけでも難しい…
26
バックアップについて考えるだけでも、結構大変
【SDDCのデータ保護対象】
 SDDCの設定
 コンテンツライブラリ
 ユーザVM
 管理コンポーネント（VM）
バックアップについても、
実は、まだまだ、検討することがある
※これは、後半で詳しく…
 VMCの技術的な、さらなる理解
 コンパチ、構成／設計、推奨設定…
バックアップ以外についても、
検討事項は多数…
運用、セキュリティ、監視…

【前半のまとめ】MSPサービスが運用負荷を激減！！
27
バックアップ、セキュリティ、監視…を、まるっとお任せできる
MSPサービスで、エンドユーザ様の運用負荷を激減！！
すでに数社のパートナー様に
POCいただいております。
もちろん、自前で構築されたいエンドユーザ様も、ぜひNBUで！！
ベリタス社、パートナー様で、全力で支援します！！
MSPプロバイダ様は、ぜひ、サービス基盤にNBUをご採用ください。
まだ、POCされていないパートナー様は、
ぜひ、検証＆ソリューション化をお願いします。

28
- 参考リンク

29
トラブらないための注意点
- 参考リンク

VMC とオンプレvSphere の違い
• （VMware社によると）vSphere、vSAN等は、オンプレ版と異なり開発の手が加わっている。
VMCはオンプレvSphereと別モノと考える必要がある。
• ユーザが使用可能なvCenterアカウント「cloudadmin@vmc.local」は、フル権限ではない。
 vSANデータストアは2種類
「vsanDatastore（vCenter等の管理コンポーネント用）」、
「workloadDatastore（ユーザVM用）」
ユーザVMの格納したり、バックアップ対象にできるのは、workloadDatatastore
vsanDatastoreの中身は見れない。
 ネットワークは2系統
「管理セグメント（MGW）」と（複数の）「コンピュートセグメント（CGW）」からなる。
ユーザVMはCGWのみに足を出すことが可能。
バックアップサーバはユーザVMとして構築。

バックアップを考える際の注意点
• バックアップ方法は2種類、 VADP（HotAdd転送モードのみ）と
ネットワーク経由のエージェント・バックアップ
 VMware社がVADP可能なバックアップ製品のコンパチを公開している
 VADPバックアップは、vCenterアカウント「cloudadmin@vmc.local」を使用
 VMware社がVMC上で動作するOSのコンパチを公開している
 バックアップ製品を使用する際は、バックアップサーバ、バックアップクライアントのOSが
VMC上サポートされているか要確認
• バックアップサーバは、「ユーザVM」として構築し、「コンピュートセグメント（CGW）」に足を出す。

動作
VMC on AWS ネイティブAWS
vCenter
NetBackup
マスター兼
メディアサーバ
NetBackup
CloudCatalyst
サーバ
バックアップ対象
仮想マシン
Amazon S3
VMDKVMDKVMDK
VPC
VPC
VMDKVMDK
32
もちろん、下記も可能です。
 オンプレ、別SDDCのNBUサーバと
レプリケーション（AIR）
 NBUクライアントによる、ファイル、
DBのバックアップ

【参考：解説付き】動作
VMC on AWS
ESXサーバ
vSAN
データストア
ネイティブAWS
vCenter
データストア
NetBackup
マスター兼
NetBackup
CloudCatalyst
サーバ
バックアップ対象
仮想マシン
Amazon S3
VMDKVMDKVMDK
VADP（転送モードHotAdd）
永久増分バックアップ
VPC
VPC
VMCの
代表ENI
VPC
Endpoint
VMDKVMDK
MGW
CGW
重複排除バックアップ
保存先ストレージ
S3キャッシュ
領域
重複排除複製
重複排除複製
カタログDB
バックアップ用
バケット
CloudCatalyst用
バケット
仮想マシン単位の
リストア（VADP）
VADPからのファイル単位のリストア
エージェント（NBUクライアント）のバックアップリストアにも
本セグメントを使用
IGW
33
もちろん、下記も可能です。
 オンプレ、別SDDCのNBUサーバと
レプリケーション（AIR）
 NBUクライアントによる、ファイル、
DBのバックアップ
カタログバックアップ

34
- 参考リンク

（NBUサポート状況確認の前に…）現在のSDDCバージョンの確認方法
VMC on AWS上のvSphere環境は「SDDC」と呼ばれ、VMware社によりバージョン管理されます。
既存環境は自動でバージョンアップが行われ、ユーザはコントロールできません。
また、新規導入時もSDDCバージョンの選択権はありません。
現在のSDDCバージョンは、下記のVMCリリースノートで確認できます。
35
VMware Cloud™ on AWS Release Notes - https://docs.vmware.com/en/VMware-Cloud-on-AWS/0/rn/vmc-on-aws-relnotes.html

NBUサポート状況の確認（VADP）（1/2）
VMware Compatibility Guide - vSAN Partner Solutions
https://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php?deviceCategory=vsanps&details=1&releases=288,283&page=1&display_interval=10&sortColumn=Partner&sortOrder=Asc
36
最新のSDDCバージョンのみ確認する。前ページのVMCリリースノートに掲載の
SDDCバージョンの記述が無い場合は、サポート状況を確認しますので弊社までお問い合わせ下さい
ここに名前があるベンダーでもバックアップ製品が
サポートされていないものもあるので注意。

NBUサポート状況の確認（VADP）（2/2）
37
該当のSDDCバージョンと、サポートされているNBUバージョンを確認します。
SDDC 1.7 をNBU 8.1.2 がサポート

NBUサポート状況の確認（バックアップサーバ、クライアント on VMC）
ハイパーバイザー（VMC）
ゲストOS
NBUサーバ、クライアント
（Veritas社としては）
VMware社がサポートしていればOK ※これの調べ方を次ページで
DB、アプリ
38
参考
NBU 7.7.x and 8.x in virtual environments - https://www.veritas.com/content/support/en_US/doc/NB_70_80_VE
NBU 8.0 - 8.x.x OS Software Compatibility List - https://sort.veritas.com/DocPortal/pdf/NB_80_OSSCL
VMC上のゲストOSで、NBUサーバ、NBUクライアントがサポートされるかの確認は、
仮想環境上のサポート状況確認方法は同じです。
Veritas社がサポートを認定
DB、アプリベンダーが
サポートを認定

ゲストOS on VMC サポート状況の確認
39
主要なOSはサポートされているが、サードパーティの仮想アプライアンスの掲載は無い。
そのため、サードパーティの仮想アプライアンスは使用しない方が無難。

【参考】VMCへの移行、DRツールは…？
オンプレvSphereからの移行、DRは、VMwareの機能がある。
HCX（Cross-Cloud vMotion、Bulk Migration、Cloud Motion）、SRM
vShpere以外からの移行、パブリッククラウドからの移行などは、
今後、サードパーティ（特に、ベリタス社）に期待。
40
VMCは、バックアップ製品、ゲストOS以外のコンパチは存在しない。

41
- 参考リンク

VMCの説明に良く使われる図～ VMCネットワーク視点～
NSXの知識は必須です！！
https://secure.vmware.com/nsx-basic
42
インターネット
VMware Cloud on AWS
VPC
DLR
管理ネットワーク
コンピュートネットワーク
IGW
Public IP
MGW（ESG）
CGW（ESG）
Public IP
分散論理ルーター
ユーザVM
作業端末
vCenter

VMCとAWSを同時に表現した図
43
リージョン
IGW VGW IGW VGW
subnet-pri-a
ESXホスト#1
ESXホスト#2
ESXホスト#3
ネイティブAWSのVPC
VMCのESXクラスタは代表ENIだけが
見えている物理EC2インスタンスのイメージ
VMCのVPC、IGW、VGW、物理EC2インスタンス（ESXサーバ）は
存在するが、AWSコンソールからは見えない
唯一、AWSコンソールで見えるのがENI。
1リージョンの1クラスタにつき、代表のENIがある。
ネイティブAWSとのルーティング設定に使用される。
代表ENI
AWSコンソールでは、VMCはENIのみ見える。
アベイラビリティゾーン

AWSコンソールでは、VMCのENIはこう見える
44
3ホスト構成だと、ENIが3つin-useになる。
セカンダリプライマリアドレスが付いているENIが「代表」ENI

vCenterへの通信経路
MGW
CGW
IGW
NBUマスターサーバ
vCenter
インターネット VPN
MGW
CGW
IGW
NBUマスターサーバ
vCenter
インターネット経由 VPN経由
NATされるNBUマスターサーバの
パブリックIP
「パブリックIP」からのvCenterへ
443ポートのファイアウォール設定
CGWとMGWでIPsec VPN
vCenterのプライベートIP
へ接続
https://kb.vmware.com/s/article/57737 に
掲載されている構成がこちら
45
どちらを採用するかは、
案件の要件次第！！

S3へのデータ経路
MGW
CGW
IGW
NBU
マスター
サーバ
vCenter
VPCエンドポイント経由インターネット経由
VPCエンドポイントを設定
VPC VPC
VMCコンソールで、
「S3 over ENI」を有効にする
MGW
CGW
IGW
NBU
マスター
サーバ
vCenter
インターネット
VPC VPC
バックアップサーバからは、「S3のURL」で接続するため、どちらでアクセスしているか意識しない。
（CGWの「Connected Amazon VPC」で「S3 - Over ENI」を有効にするとCGWが内部をルーティングしてくれる）
46
VPCエンドポイント経由の方が、インターネットを経由しないので、推奨。

47
- 参考リンク

NBUストレージユニット設計（MSDP、Catalystキャッシュ）
SDDC、または、NBUサーバ全損時に、S3のバックアップデータから復旧できるように、
下記のように、ストレージユニットと、ストレージライフサイクルポリシーを設計する。
48
NBU
NBU
CloudCatalyst
サーバ
ストレージライフサイクルポリシー
カタログDB
S3バケット
（重複排除無しの）
S3ストレージユニット
Catalyst S3キャッシュ
※Catalystサーバ上
CloudCatalyst用
S3バケット
CloudCatalystストレージユニット
重複排除
バックアップ
MSDPストレージユニット
NBU
マスターサーバ
重複排除複製重複排除複製

【参考：解説付き】NBUストレージユニット設計
Catalyst S3キャッシュ
※Catalystサーバ上
重複排除複製
カタログDB
S3バケット
CloudCatalyst用
S3バケットNBU
NBU
CloudCatalyst
サーバ
重複排除
バックアップ
CloudCatalystストレージユニット
（DP-catalyst-stu）
MSDPストレージユニット
（DP-msdp-stu）
（重複排除無しの）
S3ストレージユニット
（DP-catalogbk-stu）
重複排除複製
ストレージライフサイクルポリシー
（slp-catalyst）
重複排除しないバックアップ保存先S3バケット
VMCのサイト障害を想定した下記のバックアップ保存先に使用
・NBUカタログ ※マスターサーバ上に存在
・MSDPカタログ ※メディアサーバ上に存在
・Catalystカタログ ※CloudCatalystサーバ上に存在
デフォルトは2週間保持。必要に応じて、保持期間、スケジュール
を修正する。
/dataE:msdp
デフォルトは、バックアップジョブ
完了後、30分後に複製ジョブが実
行される。複製のタイミングや時間
帯を指定したい場合は、必要に応じ
て、SLPウィンドウ、SLPパラメー
タを修正する。
複製ジョブにて、S3キャッシュと、S3
バケットにバックアップデータ書き込ま
れる。S3キャッシュ領域のデータは、
デフォルトの設定は、30日間保持、高
水準80%、低水準70%。必要に応じて、
esfs.jsonを修正する。
直近のバックアップデータを保存（例：2週間）
バックアップデータの種類、保持世代、スケジュー
ルにて、重複排除後の容量をサイジング。
SLPの単位でS3バケット上の保持期限
を設定するので、必要に応じて、保持
期限の種類ごとにSLPを作成する。
直近のバックアップデータはMSDPストレー
ジユニットに存在するので、S3キャッシュ領
域はそれほど大きくなくてもよい。
SDDC、または、NBUサーバ全損時に、S3のバックアップデータから復旧できるように、
下記のように、ストレージユニットと、ストレージライフサイクルポリシーを設計する。
49
NBU
マスターサーバ

NBU設計の注意事項
 バックアップデータは重複排除されて保存されます。重複排除のサイジングが必須
 メディアサーバ1台あたりバックアップストレージは最大64TB
 S3の容量課金は別途必要
 VMCからバックアップしS3に複製したデータは、オンプレのバックアップサーバからリストア不可
 VMCのバックアップデータをオンプレにリストアしたい場合は、VMCのバックアップサーバからオンプレ
のバックアップにレプリケーションする必要あり
 ファイルバックアップ、DBバックアップは、NBUクライアントのインストールが必要
 NBUのカタログDB／重複排除DBのバックアップは、（重複排除なしのマスターサーバの）S3
 VADPバックアップは、アプリケーションの整合性は、別途考慮が必要
 NBUクライアントの対応ゲストOSは、コンパチ要確認
 DBバックアップの対応DB／アプリは、コンパチ要確認
 VADPバックアップからのファイルリストア可否も、（ゲストOS＋ファイルシステムを）要コンパチ確認
 VMCのバックアップはクラウドのNBUサーバで、オンプレのバックアップはオンプレのNBUサーバで取得
 NBUコンソールをインストールするWindows必要です。マスターサーバがWindowsの場合は兼任可

NBU推奨設定
 永久増分バックアップのため、VADPバックアップ、ファイルバックアップは、Acceleratorを有効にする。
 カタログ容量が気になる場合は、フルだけではなく、差分増分の使用を検討
 ファイルリストアが要件の場合は、VADPバックアップデータからのファイル単位のリストア機能を使用する。
 VMC on AWS上のバックアップデータをS3に重複排除複製（CloudCatalyst）を推奨。
オンプレ-SDDC、SDDC-SDDC間でバックアップデータレプリ（AIR）をしている場合はその限りではない。
 バックアップ対象の仮想マシンの増減を自動検出機能（NetBackup VMware Intelligent
Policy）を使用することで、VMC上の仮想マシンの増減、オンプレからVMCへの仮想マシンが移動した際
も、バックアップポリシーの設定変更が不要。（例：workloadDatastore上の仮想マシン全て取得など）
また、VMC内でも、DRSで仮想マシンが自動移動するため、それにも対応が可能。
 バックアップジョブの並列実行数は適宜変更する。（デフォルト１）
 S3への複製のタイミングは適宜変更する。（デフォルトでバックアップ完了後30分後に実行される）
 NBUのバッファサイズ（NET_BUFFER_SZ, SIZE_DATA_BUFFERS, NUMBER_DATA_BUFFERS）は、適宜変更を検討。

設定画面 1/3 「vCenterアカウントの登録」
下記をNBUに設定
 vCenterのホスト名
 vCenterアカウント
「cloudadmin@vmc.local」

設定画面 2/3 「VADPバックアップの設定」
バックアップ対象の自動検知
（VMware Intelligent Policy）を設定
永久増分バックアップ
（Accelerator）を選択
転送モードは、HotAddを選択
左記の例は、
仮想マシン名の先頭が「rhel」で始まり、
かつ、「rhel-nbucata」をのぞく
仮想マシンをバックアップ対象とする。

設定画面 3/3 「S3複製の設定」
バックアップデータのS3への複製設定
（Storage Lifecycle Policy）
重複排除S3バックアップ保存先設定
（CloudCatalyst）

55
- 参考リンク

NBU システム要件、サイジング
■マスターサーバ
Windows2012R2など、メモリ 16GB、CPU指定無し
https://sort.veritas.com/checklist/install#report
■メディアサーバ
MSDPストレージユニット容量によって、必要な「CPU、メモリ、MB/sec」が異なります。
Veritas NetBackup™ Deduplication Guide （P19、26）
https://sort.veritas.com/DocPortal/pdf/25074086-131900562-1
■CloudCatalystサイジング
RHEL7.3以上 ※Windows不可、最小要件（CPU、メモリ、Catalystキャッシュ容量）
https://www.veritas.com/content/support/en_US/doc/NB_CC_MIN_SYS_REQ
■NBU 7.7.x and 8.x in virtual environments
https://www.veritas.com/content/support/en_US/doc/NB_70_80_VE
■NBU 8.0 - 8.x.x OS Software Compatibility List
https://sort.veritas.com/DocPortal/pdf/NB_80_OSSCL
■Veritas NetBackup for VMware Administrator's Guide 8.1.2
https://sort.veritas.com/DocPortal/pdf/21902280-130853041-1

VMware関連リンク
■vSAN Partner Solutions（VADPに対応しているバックアップ製品のコンパチ
https://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php?deviceCategory=vsanps&details=1&rel
eases=288,283&page=1&display_interval=10&sortColumn=Partner&sortOrder=Asc
■VMC上でサポートされているゲストOSのコンパチ
https://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php?deviceCategory=software&details=1&p
roductNames=24&page=1&display_interval=10&sortColumn=Partner&sortOrder=Asc&testConfig=16
■Veritas NetBackup for VMware Cloud on AWS (57737)
https://kb.vmware.com/s/article/57737

まとめ
58
エンドユーザ様が構築する場合も、ぜひNBUで！！
ベリタス社、パートナー様で、全力で支援します！！
MSPプロバイダ様、パートナー様は、
検証＆ソリューション化をお願いします。
 VMware社とのパートナーシップ
 VMCに正式対応
 国内サポート体制、ノウハウ
高速バックアップ／
大規模・実績
 WW、国内の実績多数
 他社製品より、高パフォーマンス
 〃シンプル構成
シンプル運用
 保護対象の自動検出
 S3への高速複製
 シンプルWEB UI

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