立命館地理学会プレゼン

1. 必修化に向けた高校地理の改革
－現場の実践と地理学教室への期待－
2016年12月3日
立命館地理学会シンポジウム
伊藤 智章
静岡県立裾野高校

2. はじめに 自己紹介にかえて
１．必修化で何が変わるのか？
２．問われる「プロパー」の役割
３．教材の制作と実践
４．まとめ

3. 自己紹介に代えて
はじめに

4. １．「必修化」で
何が変わるか？

8. アクティブラーニング
の「地理」

9. ①地図・GIS的技能の習得
②地理的な見方・考え方の理解
③地域理解と課題解決学習
④持続可能な社会づくり

10. ２．問われる
「プロパー」の役割

11. 従来型・狭義の
「地理屋」「地理プロパー」
地
理
受
験
地
理
専
攻
地
理
担
当

12. 地理は、深いんですわ。
素人さんには、
ちょっとね・・・・。

13. 地理A？
はっ。そういう科目も
ありましたね。

14. 素人さんに、
地形図なんて扱えるん
でしょうかねぇ・・・。

15. GIS？
手仕事させて
なんぼですよ。

16. これでは、次世代の
地理教員は育ちません!!!

17. 必修時代の
「地理プロパー」像

18. 何かしか、欠けている
部分がありますが
地
理
受
験
地
理
専
攻
地
理
担
当

19. それを補う努力を
続ける。
地
理
受
験
地
理
専
攻
地
理
担
当

20. チームで仕事をする
ことを大前提とする。

21. （学校の枠を越えて）
若手を育てる。

22. 仕事をシェアできる
プロパーの育成が急務

23. ３．「必修地理」を
意識した教材の制作
と実践

24. ケース１
防災教育にGIS

25. 地理Ａ
「自然環境と防災」

36. 側火山を探し
○で囲みなさい

37. 側火山？？

38. タブレットで

39. プロジェクタで

40. 大判地図で

41. 山体崩壊の跡を
探しましょう

42. 山体崩壊？？
セントヘレンズ山（1980年噴火）

43. タブレットで

44. プロジェクタで
島原大変
肥後迷惑

45. ここだ・・・！

46. 火砕流の被害があった場所
を探しましょう。

48. プロジェクタで
動画視聴

49. タブレットで
衛星写真を見る

50. タブレットで
衛星写真を見る

51. なぜそこに人が
いたのだろうか？

52. 土石流災害に関する地名を
探しましょう。

56. ①地形の読み取り
支援教材としてのＧＩＳ
（タブレット・プロジェクタ）
②問いかけと議論
③振り返りと言語化

57. ケース２
オフラインで動く
デジタル地図帳

58. ほぼ無料

68. ４．まとめ

69. ①変わる「プロパー」像
「職人」であると同時に
「店長」としての資質・能力が重視

70. ②多種多様な学校・生徒
地理教育で身に
着けさせたい力

71. 「血統」よりも「企画力」
地
理
専
攻
地
理
受
験
地
理
担
当

72. 真の「プロパー」は
人を育てる
育てるツールを自作する

73. 大学
（地理学教室）
にお願いしたいこと

74. 高校の地理教員の
倍率は年々下がって
います。
人が足りません

75. 201
0
2011 2012 2013 2014 2015
志願者数
21 16 18 21 27 13
1次合格
6 4 7 6 9 5
最終合格
3 1 3 3 4 3

76. 「地理学専攻」は最大の
強みです 地
理
専
攻
地
理
受
験
地
理
担
当

77. 有望な若手を
教職の場へ！

78. その「基礎」は
現場に生きます。

79. 教職を目指す
学生さんへ

80. 地
理
専
攻
地
理
受
験
地
理
担
当

81. 現職の
皆様へ・・・・。

82. 職人から店長です。
「地理屋」は他店舗展開
の時代へ

84. 地理教育界の
セントラルキッチンへ