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メンタルヘルスと職場の健康

  1. メンタルヘルスと 職場の健康   2013年2月15日 木曽町役場 安曇総合病院精神科・樋端佑樹 yuki.toibana@gmail.com
  2. 健康な職場とは?
  3.  組織の理念・目的 雇用主はだれか? 顧客はだれか? 誰のため?何のため? 仕事する意味? 組織の理念に向けて 個人個人の能力が 気持よく発揮できる職場か?
  4. ESなくしてCSなし Employee  Satisfaction (従業員の満足)・・報酬は?   Customer  Satisfaction (顧客満足) 自分たちの組織、職場、地域に自信 と誇りが持てる状態。 住民との共同作業。適度な緊張感。
  5. 働くとは?・・傍楽  はやく  たのしく  らくになるように  くふうする 手段が目的化していないか? 気持よく働けているか?
  6. パーキンソンの法則 第一法則:仕事の量は、完成のために与え られた時間をすべて満たすまで膨張する 第二法則:支出の額は、収入の額に達する まで膨張する →官僚組織内部の総職員数は、なすべき仕 事の量の増減に関係なく増加しつづける。 凡俗法則: 組織はどうでもいい物事に対して、不釣り 合いなほど重点を置く。
  7. 気持よく働ける職場? 気分がいい よく気がつく 気持よく働ける 気 気が利く お気に入り
  8.   「気」とは?    情報 エネルギーの流れ 機能(働き) あなたは大切な人で生きてきてい る価値があるというメッセージ
  9. パワースポット 食べ物
  10. 職場への不適応 1.  職場不適応  本人の要因 (能力、性格、価値観)  職場環境の要因 (労働条件、仕事の量と質、人間関係)  育てるシステム、両者の不適合 2.  時期の要因  入職後1〜2年、  昇進や配転、管理職、出向や転籍後
  11. 職場の発達凸凹 能力、発達のアンバランス→    凸を活し凹をカバーする工夫を •  自閉症スペクトラム障害 職人型の脳。過敏と過鈍が混在。慣れるの に時間がかかる。臨機応変力にかける。こ だわり。忘れるのが苦手。場の空気がよめ ない、理屈っぽい。 •  AD/HD(注意欠陥多動性障害) ハンター型の脳。退屈さに耐えられない。 新奇追求性、衝動性、多動性、不注意。
  12. メンタルヘルスケア 4つのC 1.セルフケア  2.ラインによるケア 事業所外内 3.スタッフによるケア 4.事業所外の専門職によるケア メンタルヘルスケアは継続的かつ計画 的に行われるようにすることが重要 厚生労働省 心の健康保持増進のための指針
  13. セルフケア ストレスとの上手な 付き合い方
  14. 仕事と疲労の3タイプ •  肉体労働・・・・体の疲労 •  頭脳労働・・・・脳の疲労 •  感情労働・・・・心の疲労 行政などインフラの仕事はとめるわ けにはいかない。 対人援助職は「燃え尽き」に注意。 リズム、緩急をつけることが大切。
  15. ストレスとは何か? 心身の負担となる刺激や出来事による 緊張状態をストレス反応という。 「変化」への適応プロセスでもある。 ストレッサー ストレス耐性 ストレス状態 レジリエンス 固くなったら壊れやすい 固いとは?
  16. ストレスと生産性の関係 不快 生 ストレス 産 b 性 a 快ストレス ストレスの強度
  17. ストレスの影響 あたま(大脳新皮質、理性) 意思決定、判断力、記憶力、創造性、チーム →エラー、脱抑制、反社会的行動(セクハラなど) こころ(大脳辺縁系、本能) 食欲、性欲、怒り、不安、快不快・情動       →うつ病、パニック発作、心的外傷 からだ →疲労、感染  心身症 (脳幹部、生命維持) 循環、呼吸、睡眠  生活習慣病 自律神経  がん 免疫機能  脳卒中    心筋梗塞
  18. 自律神経  交感神経  副交感神経 活動している時 休息している時 睡眠している時 緊張している時 ストレスがあるとき OR リラックスしている時 心拍数、血圧増加、瞳孔開大 心拍数、血圧低下 心肺機能活発に 胃腸機能活発に、分泌盛ん
  19. ストレス耐性の6要素 感知能力 ストレッサーがあったときに気づくか、 気づかないか。 回避能力 ストレスを作りやすい性格か否か。 根本の処理能力 ストレスの原因であるストレッサー自体 をなくせるか、弱められるか。 転換能力 ストレッサーを良い方向に捉え直したり、 バネに変える能力があるか否か。 経験 どんなストレッサーにどれくらいであっ た経験があるか。 容量 ストレスをどれくらい溜められるか。
  20. ストレスに気づく •  自分なりのペース、リズム、限界 を知ろう。 •  自分なりのストレスマーカーを知 ろう。 •  脳の疲労、心の疲労、体の疲労、 それぞれに対して目をむけよう。 •  自律神経の働きに目を向けよう。
  21. ストレッサーに気づく
  22. ストレスをためない ・うれしいことでもストレス。 ・ストレスの間隔が重要。 ・ダメージを蓄積させない。  1日のリズム  1週間のリズム  3日、30日、3ヶ月、3年  良質な休養をしっかりとる。
  23. ストレスへの対処 •  問題解決型(攻める)   積極的に解決していく。  (ライン、スタッフケアも活用) •  感情調節型(守る)   ストレッサーから離れる。   問題を棚上げにしておく。 そもそも自分が受け取るべきストレス なのか?
  24. ストレス解消法のコツ 「楽しみ」と「ストレス解消法」(不 快、不満足解消)は区別する。 仕事とは反対の性質のものがよい。 多少お行儀の悪い、いくつかの方法を ほどほどにするのがよい。(逃げに注 意、依存症の危険あり。) ぐち、おしゃべり、酒、パチンコ 過食、食事、ふて寝、プチ失踪
  25. ストレスをためやすい人 ためにくい人 •  そもそもストレスに気づいてないだ けかも。(心筋梗塞などのリスク) •  ためないと思っている人は、周囲に ストレスを与えている人かも。 (他人の胃に穴を開ける人) •  対人関係のパターン。認知のクセ。
  26. 認知のゆがみに気付く。 1. 全か無か思考 2. 過度の一般化 3. 選択的抽出(心の色眼鏡) 4. マイナス思考 思考 5. レッテル貼り のク セ 6. 独断的推論(心の読みすぎ) 7. 拡大解釈と過小評価 8. 感情的決めつけ 9. すべき・せねばならない思考 10. 自己関連づけ
  27. ライフスタイル、特に睡眠 睡眠が健康なうちは、まず精神病 はおこらない。 睡眠の健康度は寝覚め心地で知る ことができる。 計画的な昼寝はとても有効。 睡眠がうまく取れなくなったら専 門家に相談を。 寝酒はやめよう。
  28. サポーターを増やす 自分にとって大切な人(重要な他者) ほど大切にする。 自分の特性を知ってもらい、チームを 機能させる。仲間を大切にする。 配偶者・恋人 親、親友など 友人・親戚など 手詰まりを感じたら 精神科や「ともに」へ。 仕事上の関係など
  29. いろいろやってみたけど、 疲れが抜けないと感じた時、 やる気の出ない時の対処法
  30. ラインケア •  職制を通じたケア •  職場環境等の把握と改善 •  労働者に対する配慮・相談対応 (上司は「いつもと違う」部下の把握、 積極的傾聴法) •  安全配慮義務   
  31. 仕事の負荷が大きく、自由度が小さい 場合にストレスは増大。 仕事上の要請が多くても、自己制御で きたり、周囲からの支援があればスト レスが軽減する。   ⇒情報伝達や権限委譲が大切
  32. ラインケアが機能しない場合 上司に問題がある場合 いじめやハラスメント、コンプライア ンス(法令遵守)違反の存在など。 同僚や部下の扱いに窮した場合  精神疾患が疑われる場合。  特別な支援や配慮が必要な場合。
  33. スタッフケア •  産業医、保健師、人事課担当職員等 •  組織の中で、専門的知識をもち、外 部の資源とネットワークを活用し、 ラインとは違う立場で個人と組織に 対してアドバイスできる人。 •  精神疾患が疑われるなど、必要なと きは事業所外の専門家に橋渡し、復 職の際にもフォローする。
  34. 事業所外の専門職のケア 精神科(よろず相談)がオススメ。 適応障害、うつ病、依存症などであれ ば、治療や周りへの働きかけができる。 客観的に状況の整理を手伝える。 受診のタイミング。  うまく眠れなくなった時。  悪循環にはまっている時。
  35. うつ病とは 自分から休むことができないため、 脳の疲労が蓄積し、脳と体に不調が 生ずる病気。活動も休息も適切にで きなくなった状態。 エネルギー水準の低下。(ガス欠) 「こころがうごかない。」 「息をしているだけで精一杯。」 「グリセリンの中にいるよう。」
  36. うつ病は「こころの風邪」? •  誰にでもなりうる点は共通。 •  治らない「風邪」はうつ病かも。 •  風邪より重篤、辛い、自死の危険性。    →こころの肺炎? •  もっと長いスパン。(最低3ヶ月)    →こころの疲労骨折?
  37. うつの効用 ※「風邪の効用」    野口晴哉著からの連想 風邪は治すべきものではない。経過 するものである。 風邪は体が固くなったときに引く。 うつは心が固くなったときになる。
  38. 会社の倒産・再建 無謀な計画・不況 再建 過剰な投資 外部からの資金、コンサル 悪循環 倒産 資金繰りが苦しく 会社更生法適応 自転車操業 資金援助 過剰な在庫
  39. うつ病の発症、回復 環境への不適応・過剰適応 回復へ 過剰な期待 投薬、カウンセリング、環境調整 悪循環 エネルギー切れ 心理的負債 ドクターストップ 自ら休めない状態 投薬・良質な休養
  40. うつ病の回復過程 行き先不明 病 ドパミン 水 生きがいがない 準 アイドリング不調 ノルアドレナリン 喜びがない 興味がない 億劫感 根気がない セロトニン 手がつかない 憂うつ感 ガス欠 不安感 イライラ  時間
  41. うつ病の回復過程 脳に疲労が蓄積 焦燥感、優先順位が 億劫感は最後まで残る わからなくなる。 寛解 回復 重 回復期 発病初期 再発初期 再発初期 症 度 嫌なものは嫌。 敏感になる。 低迷期 動けない。生きているだけで精一杯。 エネルギーをためる時期。  時  間
  42. うつと依存症の関係 力が気持ちよく発揮できない状態 問題からの直面化を避ける 空回り セルフメディケーションとしての 物質乱用、とりあえずの逃げ場 行き詰まり・疲弊 依存対象に逃避 うつ 物質(アルコールなど) プロセス(ギャンブル) 成長・回復 仕事、人間関係
  43. 職場復帰支援 ① 病気休業開始及び休業中のケア ② 主治医による職場復帰可能の判断 ③ 職場復帰の可否の判断及び職場復帰支 援プランの作成 ④ 最終的な職場復帰の決定(職場復帰) ⑤ 職場復帰後のフォローアップ 「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引 き」より
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