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レポート・ポスターの
     書き方と提出方法

                        	
  
                      	
 



                  
                	
 




            Socla2012:
    	
   東京大学 BEAT    オンラインサマースクール
    東京大学大学院情報学環ベネッセ先端教育技術学講座(BEAT)




レポートのイメージ
  「楽しかった」「ためになった」・・・
 –  単なる感想文にしない

○  執筆してほしい内容
 –  自分で立てた「問い」
  •  このプロジェクトで解決したいこと・知りたいこと
 –  「問い」に対する自分なりの「答え」
  •  その問い(問題)は解決したか/解決しなかったのか
 –  「答え」を導いた「理由」
  •  なぜ解決したか/解決しなかったのか
  •  調査の結果と、それをふまえた考えから
 –  まとめ:「意味づけ」
  •  この経験は自分にとってどんな意味があったか
  •  これからの自分にどのように活かすのか




                                     1
どうやって書くの?(1)          ー書く前の準備ー

                        情報を取捨選択
•  書く「前」の準備が重要 = 
                        文章構成を練る
•  情報を取捨選択
 –  メモ・Facebook・ワークシートで書くべき内容を
    整理する
   •  情報に過不足はないか、確認
•  文章構成を練る
 –  絞りこんだ情報をどのように並べて文章にするかを
    考える
 –  アウトライン(文章の設計図)の作成
   •  「何をどのような順序で述べるのか」を考える
 –  サポーターとやりとりし、読み手に理解しやすい構成
    を探る




どうやって書くの?(2)          ー読み手意識ー


•  書き手(あなた)が知っている情報や経験を、読み手
   (サポーター、ファシリテーター、BEATスタッフ)も
   知っているとは限らない 
         書く情報を取捨選択する必要
 –  どのような情報を集めたか/どのような経験だったか
 –  どの情報源から集めたか
 –  その情報をどのように伝えたら理解してもらえるか
        単なる情報・経験の羅列、情報源からの
           コピー、読み手意識の不在

•  具体的な読み手を想定し、読み手になったつもりで書く




                                  2
どうやって書くの?(3)          ー事実と意見の区別−

•  事実と意見を区別して書く/事実をふまえた意見を書く
 –  自らの考えに説得力を持たせるために必要

•  事実とは?    客観
 –  自然に起こる事象や自然法則、過去に起こった またはいま
    起こりつつある、人間の関与する事件の記述で、しかるべき
    テストや調査によって真偽を客観的に判定できるもの
  (木下是雄 レポートの組み立て方 ちくま学芸文庫 p.37 1994)
 → 実際に生じた・目撃した・経験した出来事
 → Webやインタビューで調査した内容も、事実と位置づけて
    よい
 –  引用時は出典を明記できるとベスト

•  意見とは?    主観
 –  あなた自身の考え




     アウトラインの書き方	
•  調査が完了したら、まず
   アウトライン(文章の設
   計図)を書いてみよう
•  見出しの付け方は自由だ
   けど、必ず1∼4の内容を
   盛り込むこと
•  ポイントを箇条書きで
1.  このプログラムで明らかに
    したいこと(問い)
2.  問いに対する自分なりの答え
3.  答えを導いた理由
    (論拠として調べた情報を
    引用する)              アウトラインのイメージ
4.  まとめ




                                        3
問い	
  
        レポートの形式                                       (サブテーマ)	



•  アウトラインをもとに
   800∼1000字程度で                                             答え	
  
   レポートをまとめ「学習                                             (仮説)	

   グループ」にアップロー                                              論拠	
  
   ドしよう!                                                   (調査で
                                                            得られ
                                                           た情報)	
•  調べた情報を引用すると
   きは情報源を明記
                                                            まとめ
•  最後に引用文献のリスト                                             (最終的
   を添えよう                                                   な答え)	


                                          引用文献	
  
                                          引用サイト	
                                   レポートのイメージ




ポスターの書き方 
             手書きでも、パワーポイントなどで作ってもOK
             以下の要点をまとめて発表用のポスターを作ろう

             1.   自分で立てた問い
             2.   問いに対する自分なりの答え
             3.   答えを導いた理由
             4.   まとめ
             	
                                  テーマ	
  
                                                  氏名	
                  ポスターボードは	
  
                   100㎝×130㎝	
         21㎝	
  
                                         ×	
  
                       	
              30㎝	
                    A4の用紙が	
  
                   10枚貼れます	
  




 ポスターのイメージ




                                                                     4
ポスターの書き方                オンライン参加の場合
パワーポイント(スライド10枚)で、
以下の要点をまとめて発表用のポスターを作ろう

1. 自分で立てた問い
2. 問いに対する
  自分なりの答え
3. 答えを導いた理由
4. まとめ

☆スライドの1枚目は
 発表のタイトルと
 名前にすること!
                            ポスターのイメージ

パワーポイントなどのスライド作成ソフトを持って
 	
    ない人はファシリテーターに相談してね。	
                                           9	




オンラインで成果発表会に参加する場合
            (来校参加者は不要です)	




   携帯かスマート
   フォンで発表                   学習グルー       作成した
   (5分)を録画      動画をPC       プに動画を       スライド
   •  携帯は画質が     に保存        アップロー       もアップ
      悪いけど、音声                 ド         ロード
      が聞こえれば
      OK

            「学習グループ」には1度に1つのファイルしか
            アップロードできないので、動画とスライドに
            分けてアップロードしよう




                                                 5
スケジュールはこんな感じ 1	

    作業の流れ           作業の詳細          Facebook
7/28    オリエンテー 調査のサブテーマを決める     自己紹介
(土)        ション    仮説を立てる        学習計画アップロード
        Ustream中継 学習計画をたてる
7/29        オンライン参加者のみファシリテーターと電話相談
(日)
7/29-    調査期間    サポーターに質問したり、   集めたデータのメモを
(日)              インターネットなどを活用   毎日投稿する
8/1              して、仮説が本当だという   進んでも、進まなくても
(水)
                 証拠を集める         報告は毎日しよう!
                 集めたデータをもとに、    雑談も大歓迎!
                 アウトライン(レポートの   行き詰まったら、つぶや
                 設計図)を考えておく     き、ぼやきも書き込ん
                                じゃおう!




        スケジュールはこんな感じ 2	
    作業の流れ           作業の詳細          Facebook
  8/2     中間報告   アウトライン(レポートの レポートのアウトライン
 (木)             設計図)をアップロードし、 および、困難点などを
                 サポーターらと議論して問 18時までに投稿
                 いを深める

8/3(金)    電話相談   ファシリテーターと電話    電話相談のポイントを
8/4(土)           相談(全員)         報告しよう!

  8/5     中間報告   フィードバックを参考に    修正アウトラインを18
 (日)      まとめ    アウトラインを修正する    時までに投稿
                 必要に応じてデータを収集   もちろん雑談もOK!
                 する




                                              6
スケジュールはこんな感じ 3	
  作業の流れ          作業の詳細          Facebook
8/6(月)   発表    レポートを書く     レポートを8/8(水)18時までに
   -     準備                アップロード
8/8(水)                     報告は毎日しよう!
                           行き詰まったら遠慮なく相談してね。
8/7(火)         成果発表会用の   <成果発表会来校者>
   -           ポスターをつくる ポスターを作成し、写真を撮って
8/9(木)         *オンライン参加者 8/9(木)18時までにアップロード
               はパワーポイントな <オンライン参加者>
               どでスライドを作成 発表スライドを作り、アップロード
                         発表ビデオ(5分以内)を作り、アップ
                         ロード
 8/10    予備日   作業が遅れている人はここでがんばろう!
 (金)
 8/11    成果発   ポスター発表      オンライン参加者の発表グループを
 (土)     表会    Ustream中継   設けるので、友達のスライドにコメ
                           ントしてね。




          皆さんの発表を
         楽しみにしています!	
         疑問・質問はありませんか?




                                               7

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シリアスゲーム案の検討例
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Kyushu University Serious Games Project Symposium: Fujimoto_03152011
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Socla2012 レポートポスターの書き方と提出方法

  • 1. レポート・ポスターの 書き方と提出方法     Socla2012:   東京大学 BEAT オンラインサマースクール 東京大学大学院情報学環ベネッセ先端教育技術学講座(BEAT) レポートのイメージ  「楽しかった」「ためになった」・・・ –  単なる感想文にしない ○  執筆してほしい内容 –  自分で立てた「問い」 •  このプロジェクトで解決したいこと・知りたいこと –  「問い」に対する自分なりの「答え」 •  その問い(問題)は解決したか/解決しなかったのか –  「答え」を導いた「理由」 •  なぜ解決したか/解決しなかったのか •  調査の結果と、それをふまえた考えから –  まとめ:「意味づけ」 •  この経験は自分にとってどんな意味があったか •  これからの自分にどのように活かすのか 1
  • 2. どうやって書くの?(1) ー書く前の準備ー 情報を取捨選択 •  書く「前」の準備が重要 =  文章構成を練る •  情報を取捨選択 –  メモ・Facebook・ワークシートで書くべき内容を 整理する •  情報に過不足はないか、確認 •  文章構成を練る –  絞りこんだ情報をどのように並べて文章にするかを 考える –  アウトライン(文章の設計図)の作成 •  「何をどのような順序で述べるのか」を考える –  サポーターとやりとりし、読み手に理解しやすい構成 を探る どうやって書くの?(2) ー読み手意識ー •  書き手(あなた)が知っている情報や経験を、読み手 (サポーター、ファシリテーター、BEATスタッフ)も 知っているとは限らない  書く情報を取捨選択する必要 –  どのような情報を集めたか/どのような経験だったか –  どの情報源から集めたか –  その情報をどのように伝えたら理解してもらえるか 単なる情報・経験の羅列、情報源からの コピー、読み手意識の不在 •  具体的な読み手を想定し、読み手になったつもりで書く 2
  • 3. どうやって書くの?(3) ー事実と意見の区別− •  事実と意見を区別して書く/事実をふまえた意見を書く –  自らの考えに説得力を持たせるために必要 •  事実とは? 客観 –  自然に起こる事象や自然法則、過去に起こった またはいま 起こりつつある、人間の関与する事件の記述で、しかるべき テストや調査によって真偽を客観的に判定できるもの  (木下是雄 レポートの組み立て方 ちくま学芸文庫 p.37 1994) → 実際に生じた・目撃した・経験した出来事 → Webやインタビューで調査した内容も、事実と位置づけて よい –  引用時は出典を明記できるとベスト •  意見とは? 主観 –  あなた自身の考え アウトラインの書き方 •  調査が完了したら、まず アウトライン(文章の設 計図)を書いてみよう •  見出しの付け方は自由だ けど、必ず1∼4の内容を 盛り込むこと •  ポイントを箇条書きで 1.  このプログラムで明らかに したいこと(問い) 2.  問いに対する自分なりの答え 3.  答えを導いた理由 (論拠として調べた情報を 引用する) アウトラインのイメージ 4.  まとめ 3
  • 4. 問い   レポートの形式 (サブテーマ) •  アウトラインをもとに 800∼1000字程度で 答え   レポートをまとめ「学習 (仮説) グループ」にアップロー 論拠   ドしよう! (調査で 得られ た情報) •  調べた情報を引用すると きは情報源を明記 まとめ •  最後に引用文献のリスト (最終的 を添えよう な答え) 引用文献   引用サイト レポートのイメージ ポスターの書き方  手書きでも、パワーポイントなどで作ってもOK 以下の要点をまとめて発表用のポスターを作ろう 1. 自分で立てた問い 2. 問いに対する自分なりの答え 3. 答えを導いた理由 4. まとめ テーマ   氏名 ポスターボードは   100㎝×130㎝   21㎝   ×     30㎝ A4の用紙が   10枚貼れます   ポスターのイメージ 4
  • 5. ポスターの書き方 オンライン参加の場合 パワーポイント(スライド10枚)で、 以下の要点をまとめて発表用のポスターを作ろう 1. 自分で立てた問い 2. 問いに対する   自分なりの答え 3. 答えを導いた理由 4. まとめ ☆スライドの1枚目は  発表のタイトルと  名前にすること! ポスターのイメージ パワーポイントなどのスライド作成ソフトを持って ない人はファシリテーターに相談してね。 9 オンラインで成果発表会に参加する場合 (来校参加者は不要です) 携帯かスマート フォンで発表 学習グルー 作成した (5分)を録画 動画をPC プに動画を スライド •  携帯は画質が に保存 アップロー もアップ 悪いけど、音声 ド ロード が聞こえれば OK 「学習グループ」には1度に1つのファイルしか アップロードできないので、動画とスライドに 分けてアップロードしよう 5
  • 6. スケジュールはこんな感じ 1 作業の流れ 作業の詳細 Facebook 7/28 オリエンテー 調査のサブテーマを決める 自己紹介 (土) ション 仮説を立てる 学習計画アップロード Ustream中継 学習計画をたてる 7/29 オンライン参加者のみファシリテーターと電話相談 (日) 7/29- 調査期間 サポーターに質問したり、 集めたデータのメモを (日) インターネットなどを活用 毎日投稿する 8/1 して、仮説が本当だという 進んでも、進まなくても (水) 証拠を集める 報告は毎日しよう! 集めたデータをもとに、 雑談も大歓迎! アウトライン(レポートの 行き詰まったら、つぶや 設計図)を考えておく き、ぼやきも書き込ん じゃおう! スケジュールはこんな感じ 2 作業の流れ 作業の詳細 Facebook 8/2 中間報告 アウトライン(レポートの レポートのアウトライン (木) 設計図)をアップロードし、 および、困難点などを サポーターらと議論して問 18時までに投稿 いを深める 8/3(金) 電話相談 ファシリテーターと電話 電話相談のポイントを 8/4(土) 相談(全員) 報告しよう! 8/5 中間報告 フィードバックを参考に 修正アウトラインを18 (日) まとめ アウトラインを修正する 時までに投稿 必要に応じてデータを収集 もちろん雑談もOK! する 6
  • 7. スケジュールはこんな感じ 3 作業の流れ 作業の詳細 Facebook 8/6(月) 発表 レポートを書く レポートを8/8(水)18時までに - 準備 アップロード 8/8(水) 報告は毎日しよう! 行き詰まったら遠慮なく相談してね。 8/7(火) 成果発表会用の <成果発表会来校者> - ポスターをつくる ポスターを作成し、写真を撮って 8/9(木) *オンライン参加者 8/9(木)18時までにアップロード はパワーポイントな <オンライン参加者> どでスライドを作成 発表スライドを作り、アップロード 発表ビデオ(5分以内)を作り、アップ ロード 8/10 予備日 作業が遅れている人はここでがんばろう! (金) 8/11 成果発 ポスター発表 オンライン参加者の発表グループを (土) 表会 Ustream中継 設けるので、友達のスライドにコメ ントしてね。 皆さんの発表を 楽しみにしています! 疑問・質問はありませんか? 7