2016/04/18に行ったサーバレスアーキテクチャ勉強会資料です

1. {実践}
サーバレス
アーキテクチャ
株式会社ビズリーチ

2. アジェンダ
• サーバレスアーキテクチャ概論
• 事例①
• ティザーサイトからGoogleSpreadSheetへメアドを登録
• 事例②
• 画面ポチポチで作るCloudWatchログ解析基盤（Elasticsearchと
Kibanaを用いて)
• 質疑応答

3. 自己紹介
酒葉真祐子
2014/04 ビズリーチ新卒入社
2014/07 RegionUP事業部配属
サーバサイドエンジニア
2015/08 インフラチーム配属
インフラエンジニア
エンジニアはビズリーチに入ってからはじめ
ました。
ビズリーチ唯一のインフラ女子です。
勝丸真
2013/04 ビズリーチ新卒入社
2013/05 ビズリーチ事業部配属へ異動
サーバサイドエンジニア
2013/10 RegionUP事業部配属へ異動
サーバサイドエンジニア
2014/02 基盤設計室配属へ異動
なんでもエンジニア
2014/08 IT総務室配属へ異動
なんでもエンジニア
2015/01 ビズリーチ事業部配属へ異動
サーバサイドエンジニア
インフラエンジニア
エンジニアはビズリーチに入ってからはじめ

4. サーバレスアーキテクチャ？

5. サーバレスアーキテクチャ？
• 主にAWS(S3/Lambda/APIGatewayなど)を使用し、サー
バを持たずにWebアプリケーションを構築する。
• 特にLambda、APIGatewayの登場でより強調されるよ
うになった概念。
• 常駐型プロセスに対して非常駐型プロセス
※AWS公式Lamdaページより
https://aws.amazon.com/jp/lambda/

6. こんなところが嬉しい
• 運用コスト面も節約できる
• 常時サーバを立ち上げておかなくて良いので運用
コストが節約できる
• メンテナンスコストの削減
• 開発者をインフラ管理から開放

7. 使い道は？
• 通知・ファイルアップロード等のAPI作成
• 単一で公開する静的サイト
• 簡易的なログ解析

8. 事例①
ティザーサイトからの入力をAPI Gateway/Lambdaを介し
てGoogleSpreadSheetに保存

9. サービスを近々リリースします！
ティザーサイト作って！！

10. ティザーサイトの作成要望
• 静的サイト
• メールアドレスを自前DBではなくGoogleSpreadSheet
に保存したい
• なるはやで環境を用意して欲しい

11. ※イメージです

12. シンプルに
S3Route53 GoogleAppsScript
• S3で静的Website
• CloudFrontでサイトアクセス高速化・https対応
• Route53で独自ドメイン
• GoogleAppsScriptを使ってメール登録
CloudFront

13. Google Apps Script

14. ソースにURLを組み込む

15. S3

16. めでたしめでたし

18. GoolgeAppsScriptのURLを独自ド
メインに変えたいんですけど。。。

19. Lambda/API Gatewayを挟んだ
S3 API
Gateway
Route53 Lambda Google
AppsScript
• Lambda/API Gatewayを使用して独自APIに
CloudFront

20. Lambda

21. API Gateway

22. API Gateway

23. ソースに適応

24. もう一声！

25. 独自ドメインに。。。

26. API Gateway→Route53

27. Route53に登録

29. S3に再アップロード！

30. 最終的な構成
APIをたたく Lambdaを起動
WAF
Cloud
Front
S3 API
Gateway
Route53
Lambda
AccessLog用
Google
AppsScript
$0.50/host(R53) × $0.140/GB(CF) × $5/ACL(WAF) × $0.019/GB(S3)
× $0.09/GB(API) × $0.20/1,000,000req(Lambda) = Minimum $6

31. ハマりポイント１(Lambda)
• node.jsのバージョンがすごく古い。
• 基本的なnpmパッケージが。。。
• Local node 4.4 ⇔ Lambda node 0.1.0
• 4/7よりNode4.3をサポート

32. ハマりポイント２(Lambda)
• zipファイルでソースをアップロード。
• Lambda ConfigurationのHandlerと名前をあわせないと
動かない。
• 階層が厳密で指定外だと動かない。

33. ハマりポイント３(APIGateway)
• 独自ドメインに適応時に地味に403エラー。
Stageにprod指定、Base Path指定なし → https://独自ドメイン/demo (*1)
Stageにprod指定、Base Pathにapi指定 → https://独自ドメイン/api/demo
Stage指定なし、Base Pathにapi指定 → https://独自ドメイン/api/prod/demo
Stage指定なし、Base Path指定なし → https://独自ドメイン/prod/demo (*1)

34. EC2との比較
• VPCなどのネットワーク環境の作成を省ける
• コスト削減できる
• 開発者との連携がしやすい
• 複数のサービスをまたぐので、デバッグが大
変なところも
• 大量生産には向いてないかも

35. 事例②
画面ポチポチで作るCloudWatchログ解析基盤
（ElasticsearchとKibanaを用いて)

36. アーキテクチャ

37. まずはデモをします

38. これを画面ポチポチで作る！

39. 登場人物の説明を軽く...
• CloudWatch
• Logやインスタンスのメトリクスを記録
• AWS Lambda
• イベントドリブンな実行環境
• Amazon Elasticsearch Service
• Elastic社が提供するElasticsearchとその周辺プロダ
クトをAWSがマネージドで提供

45. ElasticSearchはコレで終了。

46. 次はこちら

47. CloudwatchAgentをインストール
• sudo yum install -y awslogs
• sudo vim /etc/awslogs/awscli.conf
[plugins]
cwlogs = cwlogs
[default]
region = ap-northeast-1
aws_access_key_id = YourAccessKey
aws_secret_access_key = YourSecretKey
• sudo vim /etc/awslogs/awslogs.conf
[/var/log/messages]
datetime_format = %b %d %H:%M:%S
file = /var/log/messages
buffer_duration = 5000
log_stream_name = {instance_id}
initial_position = start_of_file
log_group_name = /var/log/messages

48. こちらも終了

49. こいつは？
見てみましょう

50. はい！できました！

51. データソース増やせないの？

52. 問題点
• この手法でelasticsearchにデータを流すとインデック
スがまとめられてしまう
• 見てみましょう

53. 理想
Cloudtrail のインデックス
Nginx のインデックス

54. 現実
Cloudtrail のインデックス
Nginx のインデックス
＋

55. 原因
• 途中で中継しているlambdaのスクリプトのせい
• 見てみましょう

56. • 一つのlogに対して1ESインスタンスを作成する
• lambdaのスクリプトを自ら変更して、1ESインスタン
スに複数のlogを入れるようにする
回避策

57. • 一つのlogに対して1ESインスタンスを作成する
• lambdaのスクリプトを自ら変更して、1ESインスタン
スに複数のlogを入れるようにする
• ごめんなさい...
回避策

58. 価格(ElasticSearch Service)
$0.135 × 24 × 30 = $97.2 / month

59. 価格(EC2)
$0.096 × 24 × 30 = $69.12 / month

60. EC2を使うかES Serviceを使うか
結局リソースの問題...
EC2で運用していく場合はデータの取り込みの部分を自
分で作る必要あり
td-agentを各サーバにインストール,ElasticSearchのスキ
ーマの設定、kibanaをインストール、レスポンスが悪
ければクラスターを組んで....みたいなことをやれるだ
けのリソースがあるのかどうか
最初はESServiceを使って、使い方を覚えてから移行す
るのがいい？

61. 質疑応答

62. We are hiring!!
ご清聴、ありがとうございました。