SlideShare uma empresa Scribd logo
1 de 34
IFLA(国際図書館連盟)・
ICA(国際アーカイブズ評議会)―
2つの国際大会の参加報告と感想
【2014年5月30日Web版公開にあたり一部修正】
第28回デジタルアーカイブサロン
(2012.9.14 (株)ラティオインターナショナル)
天理大学人間学部
総合教育研究センター(図書館司書課程) 准教授
古賀 崇
Email:
Web: http://researchmap.jp/T_Koga_Govinfo/
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 1
はじめに
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 2
日本と海外とのかかわり
• 日本のさまざまな活動は、海外にきちんと伝
わっているか?
• 海外のさまざまな取り組み・議論を、日本はき
ちんと把握しているか? またそれに反応で
き、海外に発信できているか?
“ガラパゴス化”
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 3
推薦書
• 江上敏哲(国際日本
文化研究センター図
書館)『本棚の中の
ニッポン』笠間書院,
2012.
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 4
2つの国際大会
• IFLA2012年ヘルシンキ大会
– 2012年8月11日(土)~18日(金)(古賀は18日は不参加)
• 2013年大会:シンガポール
• 2014年大会:リヨン(フランス)
– 大会ペーパー:
http://conference.ifla.org/past-wlic/2012/ifla78.htm
→ Programme → 曜日ごとの各セッション
• ICAブリスベン大会(大規模大会は4年に一度)
– 2012年8月20日(月)~24日(金)
• 2013年大会:ブリュッセル(当初予定のリオデジャネイロから変
更)、2014年大会:ジローナ(スペイン)
• 2016年大会:ソウル
– 大会ペーパー:
http://ica2012.ica.org/index.html
→ Program → Full papers
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 5
IFLA大会サイト
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 6
ICA大会サイト
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 7
両大会における古賀の身分
• IFLA:政府情報・公的刊行物分科会
(Government Information and Official
Publications Section)委員(2007-)
• ICA:日本アーカイブズ学会(JSAS)が団体会員
– 古賀はJSAS委員(2008-)として、ICA年次総会で
JSASとしての議決権を行使
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 8
考えてみたいこと:
デジタルライブラリー/デジタル
アーカイブ構築における
公・民の関係(PPP?)
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 9
IFLA大会より:
8/15(水)全体会(Plenary)講演
• シヴァ・ヴァイディア
ナサン(Siva
Vaidianathan)米国
バージニア大学教
授 “The Human
Knowledge Project”
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 10
著書の日本語訳
• グーグル化の見えざ
る代償:ウェブ・書籍・
知識・記憶の変容(原
題:The Googlization
of Everything: And
Why We Should
Worry)インプレスジャ
パン, 2012.
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 11
教授の主張(1)
• Googleはあくまで歴史の浅いひとつの私企業
である、という点を忘れるなかれ
– こうした一企業に「情報へのアクセス」「個人情報
(含:「好み」に関するもの)の収集と、それに基づ
くフィルタリング」を委ねる危うさ
– 単なる検索エンジンの問題を越えた、コミュニケー
ション、知識の「グーグル化」
– 「グーグルブックス」に、各図書館が「自館での負
担はなく、図書へのアクセスに貢献できる」として
参加したのは不幸なこと
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 12
教授の主張(2)
• 「ヒト知識プロジェクト」という代案
– 公的資金のもとで、また世界各地の多様なアクター
(特に公共図書館)のもとで、誰に対しても平等な
「知識へのアクセス」を目指す
• Indigenous (local) knowledgeへの目配りも
• 「ヒトゲノム・プロジェクト」が模範例となるはず
– ゲノムデータの共有のためのシステム構築
• 【関連】『グーグル化~』の訳者・久保儀明氏の
「ヒト知識プロジェクト」批判(「訳者あとがき」にて)
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 13
質疑
• 「オープンアクセス」におけるGoogleの効用を
どう考えるべきか(古賀より)
• 大学図書館の業務において、民間の業者の役
割が欠かせない現状についてはどうか(米国・
大学図書館員より)
→ 「政治経済の状況を踏まえ、Google/業者の
活用についてよりよい判断をすべき」
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 14
一方、ICA大会では…
• 開会式(8/21)直後の
全体会「第三者によ
るデジタル化:変化の
時代における積極的
アプローチ」
– Ancestry.com社(家系
記録)がスポンサー
– 英国国立公文書館、
豪州ニュー・サウス
ウェールズ州記録局
における、民間企業と
協力しての「大規模デ
ジタル化」の紹介
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 15
思うところ
• 少なくとも、前記全体会にて発表した文書館
スタッフは、「民間企業と協力しての大規模デ
ジタル化」を率直に受け入れている(あまり抵
抗・ためらいを感じていない)?
• 「コンテンツ・知識へのアクセス」のための基
盤を民間のシステムに頼る危うさを、どの程
度認識しているか?
– この点は図書館コミュニティのほうが敏感だろう
• とは言え、民間の力なくして「よりよい業務・ア
クセス」は望めない…
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 16
両大会で印象に残った
発表など
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 17
IFLA大会
• 電子書籍と図書館との関係
– 日本以外のアジア圏では電子書籍の利用は伸びない、
との予測も紹介
• MLA連携
– 米国での専門職養成、「Indigenous (local) knowledge」
とのかかわりなど
• 大学図書館ないし科学技術図書館が科学データ
提供に関与する可能性
• クラウドと法制度
– 法的紛争が起きた際、どの国の法が適用されるか?
• 米国での法情報へのアクセスをめぐる民間企業・
非営利団体のせめぎ合い
• ユネスコとIFLAとのかかわり
– 「世界記憶遺産」など
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 18
ICA大会
• 「ウィキリークス」に関する対照的な発表
– 英国でアーキビストからMI5(諜報局)に転じた人 vs.
豪州の「デジタル・アーキビスト」
• 思った以上に、大学での研究プロジェクトに関
する発表が多かった
– ウェブ上でのメタデータ収集、デジタル・フォレン
ジック、デジタル情報の信頼性(L. デュランチ教授
ほか)、など
• 「オープン・ガバメント」とアーカイブズ
– これはICAの主要テーマのひとつ
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 19
【補足として】
アムステルダム市立図書館
(アムステルダム中央駅より徒歩約5分)
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 20
(これは図書館ではなく、近くのレストランです…)
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 21
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 22
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 23
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 24
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 25
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 26
おわりに:日本から世界への
関わりをめぐって
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 27
『本棚の中のニッポン』+発表等での
江上氏の主張
• 日本の図書館員はもっと国際会議に出るべ
き
– 発表だけでなく、会議の運営も担えるように
• 海外研修も見直しが必要
– 日本から訪問して海外の様子を聞いてくるだけで
は一方的
– 海外の相手方に日本の事情をきちんと伝えられ
るように
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 28
図書館・アーカイブズの世界では
実際にはどうか?:両団体・両大会より
• IFLA
– 日本からの発表は毎回5件程度:国立国会図書館
からの報告含め
– 各分科会にも日本から参加、しかし「上層部」への
参加には消極的
• ICA
– 今大会では日本からの発表セッションを集約して実
施(日本語同時通訳つき)
• 震災/アーカイブズの現状/デジタル・アーカイブ
– 資料修復ワークショップ(国立公文書館企画)
– 菊池光興氏、高山正也氏らのかかわり+各分科会
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 29
続き:以下、自戒を込めて
• 海外との交流に熱心な人間が固定化してしま
う危険性も
– 「日本の実像」「海外の実像」は正確に伝わってい
るか?
– やはり、多くの人が海外との交流に携わることが
望ましい
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 30
補足
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 31
両会議のより詳しい参加報告
(古賀の執筆予定)
• 『びぶろす』(国立国会図書館):IFLA-GIOPSの
活動について
– 電子版のみ
http://www.ndl.go.jp/jp/publication/biblos/
• 『図書館雑誌』(日本図書館協会 2012年12
月号):IFLAヘルシンキ大会について
• 『アーカイブズ学研究』(日本アーカイブズ学
会):ICAブリスベン大会について
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 32
ついでに…
• 『情報の科学と技術』2012年10月号
特集「アーカイブズの現在」
– 総論執筆:古賀
– 各論執筆:松崎裕子氏(渋沢財団)、国立公文書
館、国立公文書館憲政資料室 など
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 33
ありがとうございました
ヘルシンキ大聖堂
ブリスベンの夜景
Copyright ⓒ 2012, 2014- Takashi Koga. All rights reserved. 34

Mais conteúdo relacionado

Semelhante a IFLA(国際図書館連盟)・ ICA(国際アーカイブズ評議会)― 2つの国際大会の参加報告と感想(古賀崇)

つながる図書館 :図書館が他の機関と連携することとは(古賀崇)
つながる図書館:図書館が他の機関と連携することとは(古賀崇)つながる図書館:図書館が他の機関と連携することとは(古賀崇)
つながる図書館 :図書館が他の機関と連携することとは(古賀崇)Takashi Koga
 
野生の研究について
野生の研究について野生の研究について
野生の研究についてTsubasa Yumura
 
Otemon(20101220)
Otemon(20101220)Otemon(20101220)
Otemon(20101220)真 岡本
 
Tomonken gunma(20100626)
Tomonken gunma(20100626)Tomonken gunma(20100626)
Tomonken gunma(20100626)真 岡本
 
20121102 ku-librarians勉強会#155:職歴から大学図書館の動きを考える
20121102 ku-librarians勉強会#155:職歴から大学図書館の動きを考える20121102 ku-librarians勉強会#155:職歴から大学図書館の動きを考える
20121102 ku-librarians勉強会#155:職歴から大学図書館の動きを考えるkulibrarians
 
地域情報の世代間交流にウィキペディアタウンと図書館が果たす意義
 地域情報の世代間交流にウィキペディアタウンと図書館が果たす意義 地域情報の世代間交流にウィキペディアタウンと図書館が果たす意義
地域情報の世代間交流にウィキペディアタウンと図書館が果たす意義和人 青木
 
AkitaLib(20111209)
AkitaLib(20111209)AkitaLib(20111209)
AkitaLib(20111209)真 岡本
 
Next infosociety(20100824)
Next infosociety(20100824)Next infosociety(20100824)
Next infosociety(20100824)真 岡本
 
NECTJ JHL Annual Conference Namiai Internatinal Camp
NECTJ JHL Annual Conference Namiai Internatinal CampNECTJ JHL Annual Conference Namiai Internatinal Camp
NECTJ JHL Annual Conference Namiai Internatinal CampNECTJ
 
Daisy epub
Daisy epubDaisy epub
Daisy epubYOX INS
 
Esd21(20101002)
Esd21(20101002)Esd21(20101002)
Esd21(20101002)真 岡本
 
日本のデジタルアーカイブ振興策をめぐり、皆様に考えていただきたい「問い」(古賀崇)
日本のデジタルアーカイブ振興策をめぐり、皆様に考えていただきたい「問い」(古賀崇)日本のデジタルアーカイブ振興策をめぐり、皆様に考えていただきたい「問い」(古賀崇)
日本のデジタルアーカイブ振興策をめぐり、皆様に考えていただきたい「問い」(古賀崇)Takashi Koga
 
MLA連携の国際的最前線を探る:国際図書館連盟(IFLA)2014年サテライト会議(トリノ)をベースに(古賀崇)
MLA連携の国際的最前線を探る:国際図書館連盟(IFLA)2014年サテライト会議(トリノ)をベースに(古賀崇)MLA連携の国際的最前線を探る:国際図書館連盟(IFLA)2014年サテライト会議(トリノ)をベースに(古賀崇)
MLA連携の国際的最前線を探る:国際図書館連盟(IFLA)2014年サテライト会議(トリノ)をベースに(古賀崇)Takashi Koga
 
96th all japan-library_conference(20100917)
96th all japan-library_conference(20100917)96th all japan-library_conference(20100917)
96th all japan-library_conference(20100917)真 岡本
 
NagasakiUnivLib(20111202)
NagasakiUnivLib(20111202)NagasakiUnivLib(20111202)
NagasakiUnivLib(20111202)真 岡本
 
Isforum61th(20110202)
Isforum61th(20110202)Isforum61th(20110202)
Isforum61th(20110202)真 岡本
 
「オープンガバメント」時代の 政府情報アクセスとアーカイブズに関する 予備的考察(古賀崇)
「オープンガバメント」時代の政府情報アクセスとアーカイブズに関する予備的考察(古賀崇)「オープンガバメント」時代の政府情報アクセスとアーカイブズに関する予備的考察(古賀崇)
「オープンガバメント」時代の 政府情報アクセスとアーカイブズに関する 予備的考察(古賀崇)Takashi Koga
 

Semelhante a IFLA(国際図書館連盟)・ ICA(国際アーカイブズ評議会)― 2つの国際大会の参加報告と感想(古賀崇) (20)

つながる図書館 :図書館が他の機関と連携することとは(古賀崇)
つながる図書館:図書館が他の機関と連携することとは(古賀崇)つながる図書館:図書館が他の機関と連携することとは(古賀崇)
つながる図書館 :図書館が他の機関と連携することとは(古賀崇)
 
2012ajgsympo
2012ajgsympo2012ajgsympo
2012ajgsympo
 
野生の研究について
野生の研究について野生の研究について
野生の研究について
 
Otemon(20101220)
Otemon(20101220)Otemon(20101220)
Otemon(20101220)
 
Tomonken gunma(20100626)
Tomonken gunma(20100626)Tomonken gunma(20100626)
Tomonken gunma(20100626)
 
20121102 ku-librarians勉強会#155:職歴から大学図書館の動きを考える
20121102 ku-librarians勉強会#155:職歴から大学図書館の動きを考える20121102 ku-librarians勉強会#155:職歴から大学図書館の動きを考える
20121102 ku-librarians勉強会#155:職歴から大学図書館の動きを考える
 
地域情報の世代間交流にウィキペディアタウンと図書館が果たす意義
 地域情報の世代間交流にウィキペディアタウンと図書館が果たす意義 地域情報の世代間交流にウィキペディアタウンと図書館が果たす意義
地域情報の世代間交流にウィキペディアタウンと図書館が果たす意義
 
AkitaLib(20111209)
AkitaLib(20111209)AkitaLib(20111209)
AkitaLib(20111209)
 
Next infosociety(20100824)
Next infosociety(20100824)Next infosociety(20100824)
Next infosociety(20100824)
 
NECTJ JHL Annual Conference Namiai Internatinal Camp
NECTJ JHL Annual Conference Namiai Internatinal CampNECTJ JHL Annual Conference Namiai Internatinal Camp
NECTJ JHL Annual Conference Namiai Internatinal Camp
 
TLA(20110712)
TLA(20110712)TLA(20110712)
TLA(20110712)
 
Daisy epub
Daisy epubDaisy epub
Daisy epub
 
Esd21(20101002)
Esd21(20101002)Esd21(20101002)
Esd21(20101002)
 
日本のデジタルアーカイブ振興策をめぐり、皆様に考えていただきたい「問い」(古賀崇)
日本のデジタルアーカイブ振興策をめぐり、皆様に考えていただきたい「問い」(古賀崇)日本のデジタルアーカイブ振興策をめぐり、皆様に考えていただきたい「問い」(古賀崇)
日本のデジタルアーカイブ振興策をめぐり、皆様に考えていただきたい「問い」(古賀崇)
 
MLA連携の国際的最前線を探る:国際図書館連盟(IFLA)2014年サテライト会議(トリノ)をベースに(古賀崇)
MLA連携の国際的最前線を探る:国際図書館連盟(IFLA)2014年サテライト会議(トリノ)をベースに(古賀崇)MLA連携の国際的最前線を探る:国際図書館連盟(IFLA)2014年サテライト会議(トリノ)をベースに(古賀崇)
MLA連携の国際的最前線を探る:国際図書館連盟(IFLA)2014年サテライト会議(トリノ)をベースに(古賀崇)
 
96th all japan-library_conference(20100917)
96th all japan-library_conference(20100917)96th all japan-library_conference(20100917)
96th all japan-library_conference(20100917)
 
NagasakiUnivLib(20111202)
NagasakiUnivLib(20111202)NagasakiUnivLib(20111202)
NagasakiUnivLib(20111202)
 
Librarycamp1
Librarycamp1Librarycamp1
Librarycamp1
 
Isforum61th(20110202)
Isforum61th(20110202)Isforum61th(20110202)
Isforum61th(20110202)
 
「オープンガバメント」時代の 政府情報アクセスとアーカイブズに関する 予備的考察(古賀崇)
「オープンガバメント」時代の政府情報アクセスとアーカイブズに関する予備的考察(古賀崇)「オープンガバメント」時代の政府情報アクセスとアーカイブズに関する予備的考察(古賀崇)
「オープンガバメント」時代の 政府情報アクセスとアーカイブズに関する 予備的考察(古賀崇)
 

Mais de Takashi Koga

「フェイク」の時代におけるアート/ミュージアム・ドキュメンテーションの倫理のあり方と、その実践に関する一考察:「ロンドン憲章:文化遺産のコンピュータ・ビジ...
「フェイク」の時代におけるアート/ミュージアム・ドキュメンテーションの倫理のあり方と、その実践に関する一考察:「ロンドン憲章:文化遺産のコンピュータ・ビジ...「フェイク」の時代におけるアート/ミュージアム・ドキュメンテーションの倫理のあり方と、その実践に関する一考察:「ロンドン憲章:文化遺産のコンピュータ・ビジ...
「フェイク」の時代におけるアート/ミュージアム・ドキュメンテーションの倫理のあり方と、その実践に関する一考察:「ロンドン憲章:文化遺産のコンピュータ・ビジ...Takashi Koga
 
調査・研究の基盤としての政府情報:その多様化とアクセスをめぐって(古賀崇)
調査・研究の基盤としての政府情報:その多様化とアクセスをめぐって(古賀崇)調査・研究の基盤としての政府情報:その多様化とアクセスをめぐって(古賀崇)
調査・研究の基盤としての政府情報:その多様化とアクセスをめぐって(古賀崇)Takashi Koga
 
マレーシア・クアラルンプールの図書館を訪ねて:国際図書館連盟(IFLA)年次大会の参加報告とともに(古賀崇)
マレーシア・クアラルンプールの図書館を訪ねて:国際図書館連盟(IFLA)年次大会の参加報告とともに(古賀崇)マレーシア・クアラルンプールの図書館を訪ねて:国際図書館連盟(IFLA)年次大会の参加報告とともに(古賀崇)
マレーシア・クアラルンプールの図書館を訪ねて:国際図書館連盟(IFLA)年次大会の参加報告とともに(古賀崇)Takashi Koga
 
政府・自治体の情報公開とアカウンタビリティ:「遡及的検証」の実現のために(古賀崇)
政府・自治体の情報公開とアカウンタビリティ:「遡及的検証」の実現のために(古賀崇)政府・自治体の情報公開とアカウンタビリティ:「遡及的検証」の実現のために(古賀崇)
政府・自治体の情報公開とアカウンタビリティ:「遡及的検証」の実現のために(古賀崇)Takashi Koga
 
米国アーキビスト協会(SAA)2017年次大会参加報告:関連出張も含め(古賀崇)
米国アーキビスト協会(SAA)2017年次大会参加報告:関連出張も含め(古賀崇)米国アーキビスト協会(SAA)2017年次大会参加報告:関連出張も含め(古賀崇)
米国アーキビスト協会(SAA)2017年次大会参加報告:関連出張も含め(古賀崇)Takashi Koga
 
第81回米国アーキビスト協会(SAA)年次大会参加報告:図書館と文書館・アーカイブズとの共通点・相違点も意識しつつ(古賀崇)
第81回米国アーキビスト協会(SAA)年次大会参加報告:図書館と文書館・アーカイブズとの共通点・相違点も意識しつつ(古賀崇)第81回米国アーキビスト協会(SAA)年次大会参加報告:図書館と文書館・アーカイブズとの共通点・相違点も意識しつつ(古賀崇)
第81回米国アーキビスト協会(SAA)年次大会参加報告:図書館と文書館・アーカイブズとの共通点・相違点も意識しつつ(古賀崇)Takashi Koga
 
アーカイブの「いま」を見渡して:デジタルアーカイブと、その前提の動向について(古賀崇)
アーカイブの「いま」を見渡して:デジタルアーカイブと、その前提の動向について(古賀崇)アーカイブの「いま」を見渡して:デジタルアーカイブと、その前提の動向について(古賀崇)
アーカイブの「いま」を見渡して:デジタルアーカイブと、その前提の動向について(古賀崇)Takashi Koga
 
図書館司書資格科目および図書館情報学専門科目でのウェブサイト評価の試み:日本の公立図書館と地方自治体のウェブサイトに焦点を当てて(古賀崇)
図書館司書資格科目および図書館情報学専門科目でのウェブサイト評価の試み:日本の公立図書館と地方自治体のウェブサイトに焦点を当てて(古賀崇)図書館司書資格科目および図書館情報学専門科目でのウェブサイト評価の試み:日本の公立図書館と地方自治体のウェブサイトに焦点を当てて(古賀崇)
図書館司書資格科目および図書館情報学専門科目でのウェブサイト評価の試み:日本の公立図書館と地方自治体のウェブサイトに焦点を当てて(古賀崇)Takashi Koga
 
記録管理・アーカイブズにおけるデジタル・フォレンジックに関する一考察:国際比較に基づき(古賀崇)
記録管理・アーカイブズにおけるデジタル・フォレンジックに関する一考察:国際比較に基づき(古賀崇)記録管理・アーカイブズにおけるデジタル・フォレンジックに関する一考察:国際比較に基づき(古賀崇)
記録管理・アーカイブズにおけるデジタル・フォレンジックに関する一考察:国際比較に基づき(古賀崇)Takashi Koga
 
「政府情報リテラシー」をめぐる一考察:一次情報・一次資料の側面に焦点を当てて(古賀崇)
「政府情報リテラシー」をめぐる一考察:一次情報・一次資料の側面に焦点を当てて(古賀崇)「政府情報リテラシー」をめぐる一考察:一次情報・一次資料の側面に焦点を当てて(古賀崇)
「政府情報リテラシー」をめぐる一考察:一次情報・一次資料の側面に焦点を当てて(古賀崇)Takashi Koga
 
大学における情報資源の多様化への対処(古賀崇)
大学における情報資源の多様化への対処(古賀崇)大学における情報資源の多様化への対処(古賀崇)
大学における情報資源の多様化への対処(古賀崇)Takashi Koga
 
米国連邦政府におけるウェブ上の情報の多様化とその管理・保存をめぐる現状と課題:オープンデータの扱いを中心に
米国連邦政府におけるウェブ上の情報の多様化とその管理・保存をめぐる現状と課題:オープンデータの扱いを中心に米国連邦政府におけるウェブ上の情報の多様化とその管理・保存をめぐる現状と課題:オープンデータの扱いを中心に
米国連邦政府におけるウェブ上の情報の多様化とその管理・保存をめぐる現状と課題:オープンデータの扱いを中心にTakashi Koga
 
「トータル・アーカイブズ」論再考:政府情報アクセスの意義を問い直すために(古賀崇)
「トータル・アーカイブズ」論再考:政府情報アクセスの意義を問い直すために(古賀崇)「トータル・アーカイブズ」論再考:政府情報アクセスの意義を問い直すために(古賀崇)
「トータル・アーカイブズ」論再考:政府情報アクセスの意義を問い直すために(古賀崇)Takashi Koga
 
「アーカイブ」と 「アーカイブ立国宣言」の 射程をめぐって(古賀崇)
「アーカイブ」と「アーカイブ立国宣言」の射程をめぐって(古賀崇)「アーカイブ」と「アーカイブ立国宣言」の射程をめぐって(古賀崇)
「アーカイブ」と 「アーカイブ立国宣言」の 射程をめぐって(古賀崇)Takashi Koga
 
公文書管理法5年見直しに向けて:記録管理学会の立場も加味しつつ(古賀崇)
公文書管理法5年見直しに向けて:記録管理学会の立場も加味しつつ(古賀崇)公文書管理法5年見直しに向けて:記録管理学会の立場も加味しつつ(古賀崇)
公文書管理法5年見直しに向けて:記録管理学会の立場も加味しつつ(古賀崇)Takashi Koga
 
シラキュース大学情報学大学院 (School of Information Studies, Syracuse University) への留学を終えて(...
シラキュース大学情報学大学院 (School of Information Studies, Syracuse University) への留学を終えて(...シラキュース大学情報学大学院 (School of Information Studies, Syracuse University) への留学を終えて(...
シラキュース大学情報学大学院 (School of Information Studies, Syracuse University) への留学を終えて(...Takashi Koga
 
政府情報アクセスをめぐる話題を中心に(古賀崇;IFLA2014年リヨン大会報告)
政府情報アクセスをめぐる話題を中心に(古賀崇;IFLA2014年リヨン大会報告)政府情報アクセスをめぐる話題を中心に(古賀崇;IFLA2014年リヨン大会報告)
政府情報アクセスをめぐる話題を中心に(古賀崇;IFLA2014年リヨン大会報告)Takashi Koga
 
図書館司書課程授業におけるウェブサイト評価の実践の試み(古賀崇)
図書館司書課程授業におけるウェブサイト評価の実践の試み(古賀崇)図書館司書課程授業におけるウェブサイト評価の実践の試み(古賀崇)
図書館司書課程授業におけるウェブサイト評価の実践の試み(古賀崇)Takashi Koga
 
Collaboration of Libraries, Archives and Museums: A Perspective from Japan
Collaboration of Libraries, Archives and Museums: A Perspective from JapanCollaboration of Libraries, Archives and Museums: A Perspective from Japan
Collaboration of Libraries, Archives and Museums: A Perspective from JapanTakashi Koga
 
世界の図書館・政府情報は今 (古賀崇)
世界の図書館・政府情報は今(古賀崇)世界の図書館・政府情報は今(古賀崇)
世界の図書館・政府情報は今 (古賀崇)Takashi Koga
 

Mais de Takashi Koga (20)

「フェイク」の時代におけるアート/ミュージアム・ドキュメンテーションの倫理のあり方と、その実践に関する一考察:「ロンドン憲章:文化遺産のコンピュータ・ビジ...
「フェイク」の時代におけるアート/ミュージアム・ドキュメンテーションの倫理のあり方と、その実践に関する一考察:「ロンドン憲章:文化遺産のコンピュータ・ビジ...「フェイク」の時代におけるアート/ミュージアム・ドキュメンテーションの倫理のあり方と、その実践に関する一考察:「ロンドン憲章:文化遺産のコンピュータ・ビジ...
「フェイク」の時代におけるアート/ミュージアム・ドキュメンテーションの倫理のあり方と、その実践に関する一考察:「ロンドン憲章:文化遺産のコンピュータ・ビジ...
 
調査・研究の基盤としての政府情報:その多様化とアクセスをめぐって(古賀崇)
調査・研究の基盤としての政府情報:その多様化とアクセスをめぐって(古賀崇)調査・研究の基盤としての政府情報:その多様化とアクセスをめぐって(古賀崇)
調査・研究の基盤としての政府情報:その多様化とアクセスをめぐって(古賀崇)
 
マレーシア・クアラルンプールの図書館を訪ねて:国際図書館連盟(IFLA)年次大会の参加報告とともに(古賀崇)
マレーシア・クアラルンプールの図書館を訪ねて:国際図書館連盟(IFLA)年次大会の参加報告とともに(古賀崇)マレーシア・クアラルンプールの図書館を訪ねて:国際図書館連盟(IFLA)年次大会の参加報告とともに(古賀崇)
マレーシア・クアラルンプールの図書館を訪ねて:国際図書館連盟(IFLA)年次大会の参加報告とともに(古賀崇)
 
政府・自治体の情報公開とアカウンタビリティ:「遡及的検証」の実現のために(古賀崇)
政府・自治体の情報公開とアカウンタビリティ:「遡及的検証」の実現のために(古賀崇)政府・自治体の情報公開とアカウンタビリティ:「遡及的検証」の実現のために(古賀崇)
政府・自治体の情報公開とアカウンタビリティ:「遡及的検証」の実現のために(古賀崇)
 
米国アーキビスト協会(SAA)2017年次大会参加報告:関連出張も含め(古賀崇)
米国アーキビスト協会(SAA)2017年次大会参加報告:関連出張も含め(古賀崇)米国アーキビスト協会(SAA)2017年次大会参加報告:関連出張も含め(古賀崇)
米国アーキビスト協会(SAA)2017年次大会参加報告:関連出張も含め(古賀崇)
 
第81回米国アーキビスト協会(SAA)年次大会参加報告:図書館と文書館・アーカイブズとの共通点・相違点も意識しつつ(古賀崇)
第81回米国アーキビスト協会(SAA)年次大会参加報告:図書館と文書館・アーカイブズとの共通点・相違点も意識しつつ(古賀崇)第81回米国アーキビスト協会(SAA)年次大会参加報告:図書館と文書館・アーカイブズとの共通点・相違点も意識しつつ(古賀崇)
第81回米国アーキビスト協会(SAA)年次大会参加報告:図書館と文書館・アーカイブズとの共通点・相違点も意識しつつ(古賀崇)
 
アーカイブの「いま」を見渡して:デジタルアーカイブと、その前提の動向について(古賀崇)
アーカイブの「いま」を見渡して:デジタルアーカイブと、その前提の動向について(古賀崇)アーカイブの「いま」を見渡して:デジタルアーカイブと、その前提の動向について(古賀崇)
アーカイブの「いま」を見渡して:デジタルアーカイブと、その前提の動向について(古賀崇)
 
図書館司書資格科目および図書館情報学専門科目でのウェブサイト評価の試み:日本の公立図書館と地方自治体のウェブサイトに焦点を当てて(古賀崇)
図書館司書資格科目および図書館情報学専門科目でのウェブサイト評価の試み:日本の公立図書館と地方自治体のウェブサイトに焦点を当てて(古賀崇)図書館司書資格科目および図書館情報学専門科目でのウェブサイト評価の試み:日本の公立図書館と地方自治体のウェブサイトに焦点を当てて(古賀崇)
図書館司書資格科目および図書館情報学専門科目でのウェブサイト評価の試み:日本の公立図書館と地方自治体のウェブサイトに焦点を当てて(古賀崇)
 
記録管理・アーカイブズにおけるデジタル・フォレンジックに関する一考察:国際比較に基づき(古賀崇)
記録管理・アーカイブズにおけるデジタル・フォレンジックに関する一考察:国際比較に基づき(古賀崇)記録管理・アーカイブズにおけるデジタル・フォレンジックに関する一考察:国際比較に基づき(古賀崇)
記録管理・アーカイブズにおけるデジタル・フォレンジックに関する一考察:国際比較に基づき(古賀崇)
 
「政府情報リテラシー」をめぐる一考察:一次情報・一次資料の側面に焦点を当てて(古賀崇)
「政府情報リテラシー」をめぐる一考察:一次情報・一次資料の側面に焦点を当てて(古賀崇)「政府情報リテラシー」をめぐる一考察:一次情報・一次資料の側面に焦点を当てて(古賀崇)
「政府情報リテラシー」をめぐる一考察:一次情報・一次資料の側面に焦点を当てて(古賀崇)
 
大学における情報資源の多様化への対処(古賀崇)
大学における情報資源の多様化への対処(古賀崇)大学における情報資源の多様化への対処(古賀崇)
大学における情報資源の多様化への対処(古賀崇)
 
米国連邦政府におけるウェブ上の情報の多様化とその管理・保存をめぐる現状と課題:オープンデータの扱いを中心に
米国連邦政府におけるウェブ上の情報の多様化とその管理・保存をめぐる現状と課題:オープンデータの扱いを中心に米国連邦政府におけるウェブ上の情報の多様化とその管理・保存をめぐる現状と課題:オープンデータの扱いを中心に
米国連邦政府におけるウェブ上の情報の多様化とその管理・保存をめぐる現状と課題:オープンデータの扱いを中心に
 
「トータル・アーカイブズ」論再考:政府情報アクセスの意義を問い直すために(古賀崇)
「トータル・アーカイブズ」論再考:政府情報アクセスの意義を問い直すために(古賀崇)「トータル・アーカイブズ」論再考:政府情報アクセスの意義を問い直すために(古賀崇)
「トータル・アーカイブズ」論再考:政府情報アクセスの意義を問い直すために(古賀崇)
 
「アーカイブ」と 「アーカイブ立国宣言」の 射程をめぐって(古賀崇)
「アーカイブ」と「アーカイブ立国宣言」の射程をめぐって(古賀崇)「アーカイブ」と「アーカイブ立国宣言」の射程をめぐって(古賀崇)
「アーカイブ」と 「アーカイブ立国宣言」の 射程をめぐって(古賀崇)
 
公文書管理法5年見直しに向けて:記録管理学会の立場も加味しつつ(古賀崇)
公文書管理法5年見直しに向けて:記録管理学会の立場も加味しつつ(古賀崇)公文書管理法5年見直しに向けて:記録管理学会の立場も加味しつつ(古賀崇)
公文書管理法5年見直しに向けて:記録管理学会の立場も加味しつつ(古賀崇)
 
シラキュース大学情報学大学院 (School of Information Studies, Syracuse University) への留学を終えて(...
シラキュース大学情報学大学院 (School of Information Studies, Syracuse University) への留学を終えて(...シラキュース大学情報学大学院 (School of Information Studies, Syracuse University) への留学を終えて(...
シラキュース大学情報学大学院 (School of Information Studies, Syracuse University) への留学を終えて(...
 
政府情報アクセスをめぐる話題を中心に(古賀崇;IFLA2014年リヨン大会報告)
政府情報アクセスをめぐる話題を中心に(古賀崇;IFLA2014年リヨン大会報告)政府情報アクセスをめぐる話題を中心に(古賀崇;IFLA2014年リヨン大会報告)
政府情報アクセスをめぐる話題を中心に(古賀崇;IFLA2014年リヨン大会報告)
 
図書館司書課程授業におけるウェブサイト評価の実践の試み(古賀崇)
図書館司書課程授業におけるウェブサイト評価の実践の試み(古賀崇)図書館司書課程授業におけるウェブサイト評価の実践の試み(古賀崇)
図書館司書課程授業におけるウェブサイト評価の実践の試み(古賀崇)
 
Collaboration of Libraries, Archives and Museums: A Perspective from Japan
Collaboration of Libraries, Archives and Museums: A Perspective from JapanCollaboration of Libraries, Archives and Museums: A Perspective from Japan
Collaboration of Libraries, Archives and Museums: A Perspective from Japan
 
世界の図書館・政府情報は今 (古賀崇)
世界の図書館・政府情報は今(古賀崇)世界の図書館・政府情報は今(古賀崇)
世界の図書館・政府情報は今 (古賀崇)
 

IFLA(国際図書館連盟)・ ICA(国際アーカイブズ評議会)― 2つの国際大会の参加報告と感想(古賀崇)