江東区議会議員　鈴木あやこの区政報告座談会、「あやこcafe」資料です。 平成２７年度の予算審査特別委員会の質問をご紹介しています。

1. 江東区議会 平成2７年第1回定例会報告
〜予算審査特別委員会編〜
2015年３月１３日
江東区議会議員
鈴木 綾子
第４６回あやこcafe
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2. 平成26年予算審査特別委員会 質問項目
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■総務費
１.ブランディング戦略について
■民生費
1.保育事業について
■土木費
1.豊洲埠頭内公園等の賑わい創出について
【これまでの取り組みの成果〜歳出の抑制】
・「商工情報ネットワーク事業」の見直しについて
（平成２４年・２６年度予算審査特別委員会の成果）
※今回のあやこcaféでは、「ブランディング戦略」「保育事業」
の質問、
「商工情報ネットワーク事業の廃止」についてご紹介します。

3. 平成2７年江東区予算案 概要について（江東区プレスリリースより）
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出典：平成２7年度江東区予算案 主な事業の紹介：江東区発行）

4. 平成26年江東区予算案 概要について（江東区プレスリリースより）
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出典：平成２６年度江東区予算案 主な事業の紹介：江東区発行）

5. 1.総務費（ブランディング戦略について）
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（１）シンボルマークを江東区として定めることの意義
（２）「ブランディング戦略基本方針」の策定と全庁的な展開について
（３）ブランディング戦略の道筋とアプローチ方法について
（４）ホームページの活用（リニューアル）について
（１）シンボルマークを江東区として定めることの意義
質問：
今回の予算では、ブランディング戦略の事業内容として、オリンピック・パラリンピックに向け
た「シンボルマークの作成」に１９７０万円が計上されているが、「なぜ、今シンボルマーク」
を江東区として定める必要があるのか。
答弁：
今回の事業は、東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて、江東区のブランドコンセプ
トを策定し、区のブランドを構築するものである。
ブランディング戦略の一つの展開として、シンボルマーク等を作成する。（あくまでも区内外に
江東区をアピールするひとつの手段）
区民の心がひとつになるようなシンボルマークを作成し、江東区を訪れる全ての人を歓迎する機
運を高めていきたい。
（２）「ブランディング戦略基本方針」の策定と全庁的な展開について
質問：ブランディング戦略について、基本方針や中長期的な方針はあるのか。
ブランド化については、中長期的な戦略方針を策定し、それに基づいて全庁的な施策展開を行う
ことが、区のブランド価値を高め、オリンピックレガシーを後世に残すことに繋がると考えてい
るが、その観点から伺う。
答弁：
現在、ブランディング戦略支援業務委託の事業者を公募しているが、２７年度からの本事業の
推進体制として、区職員・有識者等で構成する検討組織を立ち上げ、取り組んで行く予定。
その中で、事業者からの提案等をもとに、ブランドコンセプトの策定や戦略構築を行っていく。

6. 1.総務費（ブランディング戦略について）
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（３）ブランディング戦略の道筋とアプローチ方法について
質問：
ブランディング戦略推進の道筋と、マークを作成した後の戦略について伺う。
ブランド化については、「区民への機運醸成（インナープロモーション）」と区外
へ魅力を発信する、外部へのシティープロモーションの２つの側面がある。
各ターゲット毎のブランド化推進の手法について区ではどのように考えているか。
答弁：
現時点では、平成２７年度の事業としては、ブランドコンセプトの策定とブランディング戦略
の構築、シンボルマークの作成までを一つの事業展開と考えている。
しかしながら、当然、策定したブランドコンセプトやシンボルマーク等を、区内外に発信、浸
透させるための戦略が重要であり、そのためのPR戦略の立案等を含め、平成２７年度中に検討
をすすめ、２８年度以降の事業展開につなげていきたい。
（４）ホームページの活用（リニューアル）について
質問：
ブランディング戦略の中で、江東区の魅力を内外に発信していくためには、ICTの活用が欠かせ
ない。それにはホームページのリニューアルが必要ではないか。これまでの議会質問で提案して
いるが、平成２７年度の予算計上はされていない。現在の検討状況と今後の予定について伺う。
答弁：
現在のホームページは、更改から１０年が経ち、スマートフォンへの対応等、若干の課題を抱
えていることは認識しているが、現在の利用状況は、ゴミの出し方や保育園入園などの生活情報
のアクセスが多い状況にあり、防災やイベントのツイッターの表示を含め、今すぐ、至急のリ
ニューアルの必要は感じていない。しかし、オリンピックを控え、区外への情報発信の必要性は
今後確実に高まるため、ツイッターやface bookなどのSNSを含め、今後検討していく。

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1.総務費参考：オリンピック・パラリンピック関連事業①（平成２７年度江東区予算プレスリリー
ス資料より）

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参考：江東区の「ロゴマーク」「シンボルマーク」「キャラクター」
江東ブランド推進事業（平成２６年度〜）
「江東ブランド」は、優れた製品（部品含む）・技術により革新的に事業展
開の道を切り開いている企業と、歴史的に継承され磨かれてきた伝統工芸品
を江東ブランドとして認定し、さまざまなＰＲ活動を通じて、企業と江東区
がともにイメージアップを図ることを目的とし、平成２６年度に事業開始。
平成26年度は製造業部門18社、伝統工芸部門3製品が認定された。
認定企業は、「江東ブランド」のロゴを使用することができる。
江東区観光協会 ロゴマーク（平成２６年度）
江東区ロゴマーク「KOマーク」（平成５年〜）
Ｋは臨海部に発展する区の未来イメージを、Oは下町に息づく心の温もり
を、青は水辺のまちを、緑は自然環境を表現している。
平成5年、区民の公募により制定。
江東区観光協会が策定したロゴマーク。
「魅力百様、江東区。」のキャッチフレーズとロゴマークを江東区の観光
推進事業で活用している。
江東区観光キャラクター 「コトミちゃん」
平成１７年度に実施した江東区観光キャラクターコンテストで水彩都市部門
で選ばれたキャラクター。江東区の花サザンカの髪飾りと二頭身の大きな頭
がチャームポイントの水鳥の女の子。「水辺のアイドル」として売り出して
いる。現在、江東区内外のイベント等で活躍し、江東区の観光をＰＲ。江東
区のキャラクターは１１種１３体おり、その中では一番活用されている。

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1.総務費参考：オリンピック・パラリンピック関連事業②（平成２７年度江東区予算プレスリリー
ス資料より）

10. 参考：2020東京オリンピック・パラリンピック競技場マップ（※立候補ファイ
ル申請時）
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出典： 江東区広報広聴課提供。 ※注：現在オリンピック会場計画の一部再検討が行われています。その内容は反映されていません。

11. 10
参考：２０２０年東京オリンピック・パラリンピック競技会場検討状況
資料：江東区議会 オリンピック・パラリンピック特別委員会（２０１５年３月１１日）

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参考：2020東京五輪 ロードマップ
資料：江東区議会 オリンピック・パラリンピック特別委員会（２０１５年３月１１日）

13. 参考：江東区 オリンピック・パラリンピックまちづくり基本構想アウトライ
ン
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出典： 江東区ホームページ

14. 参考：江東区 オリンピック・パラリンピックまちづくり基本構想アウトライ
ン
13
出典： 江東区ホームページ

15. 14
（１）認可外保育施設の入居状況の提供について
質問：
江東区の待機児童をめぐる厳しい状況の中で、保育入園に関する区から
の迅速で正確な情報提供は重要である。平成２４年９月の議会質問を経
て、同年１２月から「認証保育所の江東区ホームページでの空き状況の
公開」など、情報提供の充実を区として行っていることは、評価する。
認可外保育施設については、認可保育園のように、月１回の入所申し
込みではなく、園に直接、随時申し込みが行われるため、空き状況につ
いても流動的である。問い合わせたときには状況が既に変わっていたと
いうケースも多いため、情報公開の頻度や内容をもう少しきめ細やかに
行うことが必要である。これは、保護者の不安の解消にも役立ち、待機
児童の解消もスムースになると考えますが、区として対応できないか。
答弁：
認可外保育施設の空き状況に関する情報提供についてですが、今年度
までは、認可外保育施設の入所状況として、月１回の更新を行っており
ました。月１回であるため実際の入所募集とのタイムラグがあり、情報
としてはあまり機能していない状況であった。
この状況を改善するため、認証保育所の施設長会に協力を依頼し、平
成２７年度４月入所に向けて、２月２７日から空き状況を随時、事業者
によっては毎日提供して頂くことにした。保育課では、毎日この情報を
更新し、区ホームページに掲載するとともに、入園窓口においても積極
的に、この空き状況を紹介していく。このような取り組みにより、少し
でも保護者の方の不安解消に役立てて頂きたい。
２.民生費（保育事業について）
（１）認可外保育施設の入居状況の提供について
（２）認可外保育施設の認可への移行時の入所児童について
（３）保育所の子育て支援の機能強化について

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（２）認可外保育施設の認可への移行時の入所児童について
質問：
（２−１）平成２７年４月の子ども・子育て新制度開始に伴い、今回はパイロットケースとして７
施設が移行しましたが、この中では、既にいる入所児童に対してはどのように対応したのか。
私のところにも、この４月に認証保育所から、認可に移行する予定の保育所に入園していたお子
さんの保護者から、「認可に移行しても、来年度うちの子は園に通えるのか」という相談や、園
側から保護者への対応の状況など、色々な情報が入ってきた。初めてのケースということで、お
子さんの継続登園ができるのか、ということや手続きのお話などの対応、どのように行ったのか。
２.民生費（保育事業について）
答弁：
（2-1）：既に入所している児童について）
・子ども・子育て新制度を踏まえて、３年前から、認証保育所の入所に
当たっては、就労条件を確認するよう施設にお願いしてきた。
・新制度では、待機児童のいる自治体は、原則として、認可の申請は受
け付けなければならないとされており、都内で一番多くの認証保育所を
かかえる本区は、可能な限り、その対応を進めてきた。
・認可外保育施設の入所児童の実態の把握や課題に対する解決策をみつ
ける必要があったため、パイロットケースの７施設については施設状況
等のハード面の他、入所児童の保護者の就労条件を確認している、比較
的新しい施設を選考した。
・また、認可の保育基準に合致するかどうか、ひとりひとりのケースを
検証しながら多岐に渡り詳細に事業者と調整を重ねてきた。
・その他、学識経験者、社会福祉法人、保育運営事業者などで構成する
有識者会議の意見を踏まえて、移行時の入所における特例措置を設けた。
・７施設１４０名分の移行は、大きな混乱なく出来た。

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（２）認可外保育施設の認可への移行時の入所児童について
（２−２：今後の課題について）
質問：
パイロットケースについては丁寧に対応して頂き、大きな混乱なく出
来た、ということで、まずは良かった。
今後、入所児童の対応にどのような課題があることが見えてきたのか。
２.民生費（保育事業について）
（答弁２−２：今後の課題について）
・子ども、子育て新制度については、今までの保育制度を大きく変えるものであり、国からの
通知等が遅れ、未だ不確定な部分もある。
特に、認証保育所等の認可外保育施設のみしか運営していない事業者については、制度概要が
分かりにくく、不安をいだいている傾向であった。
・保育ということで、入所している児童１人当たり１３０万円の区からの補助（２３億+4.5
億）/２０００人）で運営しているが、施設や保護者にとって保育という意識付けが浸透してい
ない。
・認証保育所の定員規模では、１５人から８８人、昭和４５年に建設された建物に設置されて
いる施設、運営法人の能力など、多様な形態となっている。
・耐震基準、避難経路の確保等ハード面から、保育し資格の有無や、入所児童への対応等ソフ
ト面までを、各施設の個別の状況に応じた支援が必要である。
・平成27年度はパイロットケースから学んだ対策をいかしながら、ハード面での対応が必要な
施設も含めて、移行を計画していく。

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（３）保育所の子育て支援の機能強化について
平成２６年度決算審査特別委員会の際、私は、在宅で子育てする家庭への支援として、区内保育
所を地域の子育て支援拠点として活用することや、「地域子育て支援センター併設の保育園」の
整備を行うことなどの質問を行った。
その際、実現に向けた大変前向きな答弁を頂いたのですが、その後どのように検討が進んでい
るか。
（答弁３：保育所を地域の子育て支援拠点として活かすことについて）
・在宅子育て家庭の支援は、子ども家庭支援センター、児童館、保育所等多様な施設で行ってい
る。
・保育施設における、子育て支援機能の充実については、今年度は子育て支援アドバイザーの認
定、そして、平成２７年度はマイ保育園ひろばの拡充を行う。
・また、今年度実施のマイ保育園ひろばフェスティバルでは、５００人以上の親子が参加し、保
育園での在宅子育て世帯に対する支援の必要性を強く感じている。
・子育て支援事業の役割分担を調整しながら、機会を捉えて、保育所の子育て支援拠点化を引き
続き検討していく。
（まとめ）
保育所を地域の子育て支援拠点として活かすことについて、前向きに動いているという答弁で
した。在宅の子育て支援環境の充実には「子ども家庭支援センター」の増設という考え方もある
が、保護者は、「ハコモノ」をもとめているのではなく、身近な子育て支援の「場」を求めてい
ると考える。地域にまんべんなく存在する身近な保育施設を、地域の子育て支援拠点として活か
すことは大変重要なことなので、引き続き、しっかりと取り組んで頂くことを要望する。
2.民生費（保育事業について）

19. 参考：認可保育所の整備・認証保育所の移行
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出典：平成27年度江東区予算案 主な事業の紹介：江東区発行）

20. 参考：認可保育所の整備・認可外保育所の認可への移行計画について
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出典：平成２７年第一回定例会 厚生委員会報告資料

21. 20
【昨年の質問が実現】歳出の削減：「ITパークこうとう及びK-NETの廃止

22. 【平成２６年度決算審査質問】産業経済費（中小企業情報支援サイトK-NETの見直し）
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(１)お店の魅力向上施策とICT活用について（抜粋）
質問：②K-NETの見直しについて
江東区中小企業支援サイトであるK-NETについては、平成１１年のサイトオープン以来、１５年
が経過し、WEBサイトの陳腐化や、サービスのつぎはぎによる見やすさや操作性の悪化等、現状
のサービスを継続することに大きな課題がある。古いシステムに小規模リニューアルを重ねて運
用し続けるよりも、中小企業支援サイトとして必要な機能を精査し、抜本的なリニューアルを行
う時期に来ていると考えるが、見解を伺う。
答弁：
K-NETは現在１６６８店が加盟しているが、指摘の通り１５年がたってかなり使い勝手が悪い。
企業側からも、受発注が行えるサイトのニーズが出てきているので、今後そうしたことも念頭に
いれ、抜本的な見直しに向け、検討を開始したい。
K-NET-ホームページ（江東区経済課）

23. 参考：商工情報ネットワーク事業の見直しについて（区民環境委員会報告）
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資料：平成２７年度第一回定例会区民環境委員会
K-NET、PC教室からなる「商工情報ネットワーク事業」について、平成２４年度、平成２６年度
の予算審査特別委員会で事業の見直しについて質問を行い、平成２７年度中の廃止が決定した。