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ネットワークプログラミング演習


   第 1 回 ガイダンス
授業の目的


 前期授業         後期授業
 Java 言語の文法   高度な技術
 プログラムの基礎     (ネットワーク)



  4 年生や社会人になったときに
  困らない程度の,プログラムに対する
  知識・考え方・解決方法
プログラムって何?

  コンピュータの計算速度を利用して,
  人間の作業効率を向上するための手段

    「楽」するためにちょっと頑張ろう

記述時の注意事項

 (1 )   インデント ( 字下げ )
 ( 2)   コメントを付加する
 ( 3)   変数名は意味のある単語に
 ( 4)   込み入った箇所には空白を
他人( 1 ヶ月後の自分含む)が読みやすいように
実際のプログラム例

1:public class Test1 {
2:    public static void main(String[] args) {
3:      for( int i=1; i<10; i++ ){
4:        for( int j=1; j<10; j++ ){
5:          System.out.print( i*j );
6:        }
7:        System.out.println("");
8:      }
9:    }
10:}
見やすくつくろう

1:public class Test1 {
2:    public static void main(String[] args) {
3:      for( int i=1; i<10; i++ ){
4:        for( int j=1; j<10; j++ ){
5:          System.out.print( i*j );
6:        }
7:        System.out.println("");
8:      }
9:    }
10:}
    { から } の間の行は,先頭にタブを挿入
コンパイルと実行
                  人間が読める形
 tes t1 . java    (ソースコード)
        javac (コンパイラ)

                  コンピュータが理解できる形
 tes t1 . cl as s (クラスファイル)

 1:public class test1 {
    コンパイル後のファイル名
2:    public static void main(String[] args) {
     mai n から実行開始
大規模プログラムの構造


 cl as s       cl as s

           cl as s       cl as s

大規模なプログラムもクラスファイルの集まり

 利点:
 クラス単位で開発・テスト・デバッグ可能
 よくある処理をまとめて記述可能
              慣れましょう
授業の方法

 演習主体
 解説は適宜行う
 課題は多め
 各自参考書を持参

単位修得

 必要条件
 ( 1 ) 授業回数の 8 割以上の出席
 ( 2) 授業内レポート,期末レポートの提出
 ( 3) 実力確認試験で十分な点数取得
 レポートを出しだだけでは不十分
演習におけるプログラム作業の進め方

 誤った進め方       正しい進め方

演習内容を理解しない   演習内容を理解する

プリントのサンプル    プログラム入力前に
プログラムを入力する   流れを掴んでおく

エラーの対処を他人に   実行結果から
してもらう        プログラム内容を理解

実行結果を吟味しない   覚えたことなどを
             メモしてまとめる
必要な知識・技術

 基本文法
 エラーの読み方
 標準的なクラスの使い方
 配列とループ
 オブジェクト指向プログラミング
 文字列処理

 GUI ( A T )
        W
 グラフィック描画
 イベント処理        などなど
               頑張りましょう.

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  • 1. ネットワークプログラミング演習 第 1 回 ガイダンス
  • 2. 授業の目的 前期授業 後期授業 Java 言語の文法 高度な技術 プログラムの基礎 (ネットワーク) 4 年生や社会人になったときに 困らない程度の,プログラムに対する 知識・考え方・解決方法
  • 3. プログラムって何? コンピュータの計算速度を利用して, 人間の作業効率を向上するための手段 「楽」するためにちょっと頑張ろう 記述時の注意事項 (1 ) インデント ( 字下げ ) ( 2) コメントを付加する ( 3) 変数名は意味のある単語に ( 4) 込み入った箇所には空白を 他人( 1 ヶ月後の自分含む)が読みやすいように
  • 4. 実際のプログラム例 1:public class Test1 { 2:    public static void main(String[] args) { 3:      for( int i=1; i<10; i++ ){ 4:        for( int j=1; j<10; j++ ){ 5:          System.out.print( i*j ); 6:        } 7:        System.out.println(""); 8:      } 9:    } 10:}
  • 5. 見やすくつくろう 1:public class Test1 { 2:    public static void main(String[] args) { 3:      for( int i=1; i<10; i++ ){ 4:        for( int j=1; j<10; j++ ){ 5:          System.out.print( i*j ); 6:        } 7:        System.out.println(""); 8:      } 9:    } 10:} { から } の間の行は,先頭にタブを挿入
  • 6. コンパイルと実行 人間が読める形 tes t1 . java (ソースコード) javac (コンパイラ) コンピュータが理解できる形 tes t1 . cl as s (クラスファイル) 1:public class test1 { コンパイル後のファイル名 2:    public static void main(String[] args) { mai n から実行開始
  • 7. 大規模プログラムの構造 cl as s cl as s cl as s cl as s 大規模なプログラムもクラスファイルの集まり 利点: クラス単位で開発・テスト・デバッグ可能 よくある処理をまとめて記述可能 慣れましょう
  • 8. 授業の方法 演習主体 解説は適宜行う 課題は多め 各自参考書を持参 単位修得 必要条件 ( 1 ) 授業回数の 8 割以上の出席 ( 2) 授業内レポート,期末レポートの提出 ( 3) 実力確認試験で十分な点数取得 レポートを出しだだけでは不十分
  • 9. 演習におけるプログラム作業の進め方 誤った進め方 正しい進め方 演習内容を理解しない 演習内容を理解する プリントのサンプル プログラム入力前に プログラムを入力する 流れを掴んでおく エラーの対処を他人に 実行結果から してもらう プログラム内容を理解 実行結果を吟味しない 覚えたことなどを メモしてまとめる
  • 10. 必要な知識・技術 基本文法 エラーの読み方 標準的なクラスの使い方 配列とループ オブジェクト指向プログラミング 文字列処理 GUI ( A T ) W グラフィック描画 イベント処理 などなど 頑張りましょう.