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ローカルストレージでの永続化キューの方式を本気で比較してみた
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勉強会で発表した資料。 https://sciencepark.connpass.com/event/172442/
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ローカルストレージでの永続化キューの方式を本気で比較してみた
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ローカルストレージでの永続化キューの方式を本気で比較してみた サイエンスパーク株式会社 須藤圭太 1
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• ID:suusanex( connpass・Twitter・GitHub共通) •
名前:須藤圭太 • サイエンスパーク株式会社という独立系ソフトウェアベンダーに所属 • 4年ほど受託開発で、上流から下流まで全部を回す • ここ6年ほどは、自社製品開発を担当 勉強会、今後も開いていきます。 https://sciencepark.connpass.com/ 自己紹介 2
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• C#で、永続化キューを作りたい • 失われてはならないデータをストレージに保存するキュー •
処理の重さやメモリストレージの使用量も大事だが、コーディングのしやすさや保守 性も重視したい • 単純なバイナリファイルに自力で保存するキューを一つの基準として、他の方法を比 較検討してみた • SQLite • Redis • MongoDB やりたいこと 3
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• 基本的には単純なFIFOのキュー • ただし、キューから取り出したデータの処理に失敗した場合はストレージから消して はならないという要件がある •
つまり、デキュー処理は参照と削除を分けられるか、もしくは削除したものをキュー に戻す必要がある キューの要件 4
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• ゼロ点方式:参考値。計測器自体のゼロ点計測(永続化しない場合でも最低限必要に なる所要時間の計測) • バイナリ:独自フォーマットのバイナリファイルを使用し、スクラッチで実装を行う 方式。最も目的に合わせて無駄がない処理になるが、保守性は低い。 •
SQLite:組み込みRDB代表。トランザクションなどは工夫せず即座にストレージに 反映する • Redis:NoSQLの一つ。サーバー型なのでローカルにサーバーを立てて使用する。 • MongoDB:Redisと同様 • 測定に使用したソースコードはここにあります • https://github.com/suusanex/sample_persistence_queue_benchmark_test 測定方式 5
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• 10msごとに1つ、合計1000個のレコードを発生させた場合の計測結果 • どの方式も大差なし(MongoDBは計測漏れだが、おそらく同じようなもの) 10ms間隔 6 方式
所要時間[s] ストレージ使用量 [MB] メモリ使用量 [MB] ゼロ点方式 10 0 99 バイナリファイル 方式 10 0.2 100 Redis AOF(EverySec) 12 6 115 SQLite 12 6 115 MongoDB - - -
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• 1msごとに1つ、合計10000個のレコードを発生させた場合の計測結果 • SQLiteはここで脱落 1ms間隔 7 方式
所要時間[s] ストレージ使用量 [MB] メモリ使用量 [MB] ゼロ点方式 10 0 104 バイナリファイル 方式 13 0.2 107 Redis AOF(EverySec) 16 3 115 SQLite 110 0.3 123 MongoDB 14 0.6 293
8.
• 0.1msごとに1つ、合計100000個のレコードを発生させた場合の計測結果 • シンプルなバイナリファイルは速度が劣り始める 0.1ms間隔 8 方式
所要時間[s] ストレージ使用量 [MB] メモリ使用量 [MB] ゼロ点方式 11 0 138 バイナリファイル 方式 53 19 152 Redis AOF(EverySec) 34 139 MongoDB 42 2 279
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• Redisはかなり良いパフォーマンスを出したが・・・ • 完全なインメモリDBであり、ストレージにデータを移せない(ミラーリングのみ) •
単一目的でメモリを使い切れるサーバー環境なら良いが、クライアントには不向き • 今回は用途に合わなかったので脱落とした Redisは用途の都合で脱落 9
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• 0.1msごとに1つ、合計100000個のレコードを発生させた場合、かつpop後に即座 に処理に失敗し、キューへ戻した場合。(キューへの負荷を最大化したもの) • MongoDBのメモリ使用量上限は250MBに設定 •
MongoDBが優れている • (メモリ使用量が多いのは、計測ツールとDBの2つのプロセスがある分) 0.1ms間隔(処理即時エラー) 10 方式 所要時間[s] ストレージ使用量 [MB] メモリ使用量 [MB] ゼロ点方式 107 0 533 バイナリファイル 方式 532 200 181 MongoDB 425 164 489
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• MongoDBはバイナリファイルに処理速度で劣らず、むしろ負荷が上がるほど勝る • MongoDBはバイナリファイルよりもメモリ使用量が多いが、上限を250MBに設定 しても十分に早い •
実装はMongoDBがシンプル(元々キューに近いI/F) • ↓ • バイナリファイルも良いが、MongoDBは保守性で勝るのでより良い 計測結果まとめ 11
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• 探してみると、単純にバイナリファイルで実装する以外にも良い方法はある • 良いライブラリを使って、楽に良い機能を作りましょう! まとめ 12
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SP2004-E04-01
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