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Cosol attunity express manual
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Attunity Replicate Express 導入ガイド
<Oracle to Oracle レプリケーション>
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目次
1. はじめに
1.1. 本ガイドの位置づけ ...........................................................................................3
1.2. 前提条件......................................................................................................3
2. Attunity Replicateとは
2.1. Attunity Replicate概要 ...................................................................................4
2.2. Attunityの基礎知識(アーキテクチャ).......................................................................4
3. Attunity Replicate導入手順
3.1. 試用版メディアのダウンロード .................................................................................6
3.2. 製品インストール ..............................................................................................7
3.3. DB接続準備................................................................................................ 14
3.4. 同期タスク作成 ............................................................................................. 17
3.5. 同期開始.................................................................................................... 23
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1. はじめに
1.1. 本ガイドの位置づけ
本書では、Attunity Replicateをこれまで使用したことが無い方向けに、試用版メディアの入手方法からインス
トール、セットアップまでの一通りの手順を具体的に案内しています。初心者向けに簡単な動作確認が行えること
をゴールとしているため、商用環境導入時に必要となる細かな設計・考慮点については説明を割愛していますの
でご了承ください。本資料の利用に関し、トラブルが発生した場合、利用者又は第三者に損害が生じた場合で
あっても、弊社は、損害賠償その他一切の責任を負担致しません。
1.2. 前提条件
本書のレプリケーション対象は、ソース(同期元)・ターゲット(同期先)共にOracle Databaseとします。また、各
対象DBは既に構築済みで中間サーバからリスナー経由の接続が可能な状態となっているものとし、本書内では
Oracle DatabaseやOracle Clientの構築手順紹介は割愛します。
なお本書で紹介する手順は、以下の環境で動作確認しています。
※中間サーバ (Attunity Replicate導入サーバ) のディスク要件は320GBですが、手元の機材の都合上、
推奨値未満の容量で検証しています。
※ソースDB、ターゲットDBはクラウド上に構築済みのOracle Database環境を使用しています。
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2. Attunity Replicate とは
2.1. Attunity Replicate概要
Attunity Replicate は、Attunity社が提供する同異種データベース間における高速データレプリケーションを
行う製品です。
製品URL:https://www.attunity.com/products/replicate/
利用にあたり、ソース/ターゲットDBサーバにエージェントを導入する必要はありません(エージェントレス)。テーブル
データの一括(初期)同期や、Change Data Capture(CDC)と呼ばれるリアルタイム差分同期などを同一また
は異なるデータベース製品間で実現することが可能です。
Attunity Replicateでは、データ同期を行うジョブのことを「タスク」と呼び、タスク単位で同期オプションの選択や
同期対象の設定・変更を管理します。
・選択可能な同期モード
同期オプション 概要
Full Load 同期対象に設定したテーブルの全データをターゲットへロード
Apply Changes 同期開始後にソース側で更新されたデータのみターゲットへ伝搬
Store Changes 同期開始後にソース側で更新されたデータをターゲット側に用意した
管理表へ記録
(Apply Changesと異なり、ターゲット側のデータを直接更新しない)
1つのタスクで複数同期オプションを設定しておくことも可能で、Full Load + Apply Changesの両方を設定し
た場合、いわゆる初期移行から同期開始までの流れをすべて自動で行ってくれます。イメージとしては下図のよう
http://cosol.jp/business/service/attunity.shtml
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な処理が走っており、上段が Full Load実行時のプロセス、下段が Apply Changesや Store Changesの
実行で使用される Change Data Capture(CDC)のプロセスです。Full Loadはタスク開始時のソースデータ
を確認し、ターゲットへ伝搬完了し終えた時点で処理は終了します。CDCはタスクが起動中は常時ソースDBの
変更データ(Oracleの場合REDOデータ)をチェックし、更新内容があればターゲットへ伝搬します。
2.2. 導入要件
Attunity Replicate を導入する中間サーバの推奨要件は以下のとおりです。
(これらは推奨要件のため、要件を満たしていなくてもインストールが出来ない、ということはありません。)
・ CPU : QuadCore~8core以上
・ Memory: 8G~64GB以上
・ Disk : 320G~500GB
・ Network : 1Gbps~10Gbps
また、現時点での対応OSは以下のとおりで、LinuxもしくはWindowsサーバへのインストールが必要です。
・ Linux Red Hat 6.2 and above
・ SUSE Linux 11 and above
・ Windows Server 2008 R2, 2012 or 2012 R2
2.3. 試用版(Attunity Replicate Express)の特徴と制限
Attunity Replicate 試用版(Atuunity Replicate Express)のメディアは無償で入手することが可能です。
次章以降に入手~導入手順を紹介していますが、使用にあたり以下の制約がある点にはご注意ください。
・ 有効期間は約1年 (※無償版メディアがリリースされてから1年)
・ 転送上限25万レコード/日
・ レプリケーション・タスクは1つのみ起動可能 (複数タスクを同時に起動することは不可)
・ 商用環境での使用は禁止
・ 製品版とver,サポート対象DBが異なる
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3. Attunity Replicate 導入手順
3.1. 試用版メディアのダウンロード
以下URLへアクセスし、メールアドレスや所属会社などの情報を送信すると記入したメールアドレス宛にダウンロー
ドサイトの案内が届きます。
http://discover.attunity.com/replicate-express-registration.html
1. 下記のフォーマットへ必要事項を入力し、Attunity Replicate Expressのダウンロード申請を行います。
2. しばらくすると申請したメールアドレス宛にダウンロードサイトが通知されます。Windows版とLinux版でメディ
アが分かれていますので、今回はWindows版をダウンロードします。
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3.2. 製品インストール
入手したメディアをインストールします。Windows版では、ウィザードに従って数ステップで製品のインストールが完
了します。インストールが終わるとサービスが自動で起動し、Webコンソールへアクセス可能な状態になります。
1. 任意のフォルダにダウンロードしたzip ファイルを展開し、AttunityReplicate_*.exeファイルを開きます。
2. 以下のインストールウィザードが立ち上がります。Nextをクリックします。
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3. ライセンス利用について、同意(accept)を選択して Nextをクリックします。
4. インストール先を指定します。 Browseボタンをクリックします。
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5. インストール先フォルダを指定し、OKをクリックします。
6. 指定したパスが表示されていることを確認し、Nextをクリックします。
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7. 続けて Attunityの各種データファイルの格納先を指定します。Browseボタンをクリックします。
8. データファイル配置先フォルダを指定し、OKをクリックします。
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9. 指定したパスが表示されていることを確認し、Nextをクリックします。
10. レプリケーション用の中間サーバを指定します。中間サーバへ直接バイナリインストールを行っている場合は、
「Install a local Replicate Server」を選択し、Nextをクリックします。(本手順はローカルを選択します)
※バイナリのインストール先と、中間サーバが異なる(Linuxマシンを中間サーバとする)場合は「Connect to
a remote Linux Replicate Server」を選択します。
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11. インストール情報のサマリが表示されます。表示内容に問題がなければ、Nextをクリックします。
12. インストールが開始されます。
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13. インストールが正常に完了すると下記画面が表示されるので、Finishをクリックして画面を閉じます。
14. ブラウザを起動し、Attunity Replicate Server(Webコンソール)にアクセスできることを確認します。
コンソールのアドレスはデフォルトで以下に設定されています。
https://<インストールサーバのホスト名>/AttunityReplicate
以上で Attunity Replicate Expressのインストールは完了です。
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3.3. DB接続準備
※前提に記載したとおり、Attunityを導入している中間サーバから対象DBへの接続準備(Oracle Clientのイ
ンストールなど)は既に完了しているものとします。
以下、Attunityインストール後に対象DBへの接続情報を登録する方法を紹介します。
1. ブラウザを起動し、Attunity Replicate Serverにログインします。
https://<インストールサーバのホスト名>/AttunityReplicate
2. ログイン後画面左上のプルダウンから「Tasks」ビューを選択し、左上青色のビュー名が「TASKS」と表示され
ていることを確認します。
3. 「Manage Endpoint Connections」をクリックします。
4. ポップアップ表示された画面の左上にある「New Endpoint Connection」をクリックします。
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5. 登録画面に必要な情報を入力します。
6. Type でOracleを選択すると、画面に以下の項目が追加されますので、接続情報を入力し、「Test
Connection」をクリックします。
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7. ”Test connection succeeded" というメッセージが表示され、「Test Connection」ボタンの右にチェック
マークが付けば、中間サーバとデータベース間の接続が正常に確立出来ていますので、「save」をクリックして
設定を保存します。
8. 同様の手順で、ソース・データベースおよびターゲット・データベース両方の接続情報を登録します。
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3.4. 同期タスク作成
Attunity Replicateでは、レプリケーションを実行する単位を「タスク」と呼びます。1つのタスクに複数テーブルを
登録することも可能です。ここではソース・ターゲットDBにデモ用スキーマ(SCOTT)を用意し、EMP表とDEPT表
を同期させるタスクを作成します。
1. 「TASKS」ビューを表示し、「New Task」をクリックします。
2. タスク作成メニューが表示されます。各項目の入力・選択が完了したら OKをクリックします。
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3. 新規作成したタスクの「Designer」画面が表示されます。先ほど登録した接続先情報が画面左の
Endpointsタブ内に表示されますので、Endpoints一覧の対象DBをマウスでドラッグし、画面中央の
「Drop source(target) endpoint here」と書かれている場所にドロップします。
4. ソースとターゲットをそれぞれドロップした場所にデータベースのアイコンが表示されることを確認します。
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5. 続けて、画面中央上よりにある「Table selection」ボタンをクリックします。
6. ボップアップされた画面にてレプリケーション対象の表を選択します。対照表を保有するスキーマを Schema
欄で選択し、「Search」をクリックします。
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7. 検索結果が Table Listに表示されるので、対象となる表を選択し、「 > 」をクリックして Selected
Tables 欄に移動します。
8. 対象の表を全て選択し終えたら、「OK」をクリックします。
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9. 作成したタスクの「Designer」画面に戻ります。登録した表一覧が画面右の Selected Tables に表示さ
れていることを確認します。
10. 最後に、レプリケーション先のスキーマ情報を確認します。タスクの「Designer」画面より、「Task
Settings」を選択します。
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11. ボップアップされた画面にて「Metadata」>「Target Metadata」ペインが選択されていることを確認し、先
頭行の「Target Table Schema」の設定を「SCOTT」にして「OK」をクリックします。
12. タスクの「Designer」画面に戻ったら画面左上にあるタスクの「save」ボタンをクリックして設定を保存します。
以上でタスクの作成は完了です。
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3.5. 同期開始
いよいよ作成したタスクを起動し、同期を開始します。タスク起動前にターゲット側のEMP表とDEPT表を空にして
実際にデータが伝搬されるか確認してみます。
1. 再び「TASKS」ビューより、「New Task」の「Run」ボタンをクリックします。
2. タスクプロセスが起動し、Full Load処理が始まります。
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3. しばらくすると、自動で画面が切り替わります。「Full Load」タブでは、初期ロードされたデータ件数や時間の
サマリを確認することができます。
4. 「Change Processing」タブに切り替えると、リアルタイムの同期状況を確認できます。まだソース側で何も
更新処理を流していないので、「Change Processing」の処理件数は0件です。
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5. このタイミングでターゲット側のEMP表とDEPT表を再度問い合わせてみると、ソース側のデータが同期されて
いることが確認できます。
6. 次に起動したタスクはそのままにした状態で、ソース側でデータの更新をしてみます。ここではEMP表に1件
insertをし、処理をcommitします。
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7. 再びターゲット側のEMP表を問い合わせると、先ほどソース側で挿入したデータがこちらにも同期されているこ
とが確認できます。
8. Attunity Replicateのコンソール上でも、EMP表の insertが1件処理されたことが確認できます。
ここまで非常に簡単にではありますが、Attunity Replicate Expressの導入から動作確認まで見てきました。
複雑な設定をせずとも、手軽にデータレプリケーションを実現できるツールですのでぜひご興味のある方は上記手
順を参考にAttunity Replicateを試用してみてください。