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Japanese 2023 0531_Monthly Update_150dpi.pdf
- 3. 2
重要ポイント
◼ PEVの世界販売台数が2023年3月、100万台を突破。市場全体の16%
➢3月、Tesla Model Yは、トヨタCorollaやトヨタ RAV4といったモデルを抑えて世界で最も売れた
➢IEAは米国で2023年EVの販売台数が150万台以上になると予測
➢2023年第1四半期米国内のPEV新車販売比率は、CA24%、ORとWA17%、30州以上で5%以下
➢3月の各地域PEV比率:中国34%、欧州23%、
◼ 3月、米国でEVのリース率が18%から34%に急拡大
➢IRAの抜け穴、ソフトウエアアップデートでEVリセールバリュー上昇、バッテリーの消耗を気にしなくてよい
◼ Tesla、クルマの利益をゼロにしても、台数を拡大し自動運転で利益を出す?
◼ 韓国、官民でBEV化 (車体、バッテリー、半導体・ソフトウエア)の競争力強化に邁進
◼ GM、Fordがそれぞれ2025年100万台、2026年に200万台の目標堅持に不安要素
➢GMはバッテリー不足により、60万台程度にとどまる恐れ
➢FordのEV部門は、今年第1四半期、売上高$707Mで、金利・税引き前利益(EBIT)が$722Mの赤字
◼ BYD、今年第3四半期から新運転支援ソフトでTeslaのAutopilotに挑む
◼ 中国のバッテリーの技術的進化 (LFP自体の革新とLFPとNCMの融合等)
➢世界的LFP市場の拡大もあり、韓国バッテリー企業もLFPに本腰 (パナソニックはLFPをやらないと明言)
- 9. 8
EVの動向 (全般)
◼ 3月、世界のPEV販売台数が100万台を突破
➢3月、Tesla Model Yは、パワートレインに関係なく、トヨタCorollaやトヨタ RAV4といったモデルを抑えて、あ
らゆる種類の車の中で最も売れた。
➢3月に世界で新たに登録されたPEVは、約1,097,196台だった。
✓ これは1年前に比べて約28%増加し、市場全体の約16%を占めている。
▪ その内、BEVの登録台数が80万台(シェア12%)を大きく上回り、まもなくBEVだけで100万台を超えるかもしれない。
✓ PEVの登録台数
▪ BEV:約82万3,000台、シェア12%
▪ PHEV:約27万4,000台、シェア4%
▪ 合計:109万7,196台(前年比28%増)、シェア16%
5月10日 (51)
- 14. 13
米国の動向
◼ 2023年第1四半期のBEV販売台数は63%増加し257,000台
➢023年1~3月期のBEV登録総数は257,507台で、前年同期比63%増、市場全体の約7%(2022年第
1四半期の4.6%から上昇)
✓ 市場は明らかに進化・成熟しており、消費者はより幅広いブランドやモデルを選択できるようになった。
▪ 市場シェアを拡大したのは、Chevy、Ford、VW、Rivian、Mercedes-Benz、BMW。Mercedes-BenzやBMWといった老
舗プレミアムブランドも牽引役となっている。減少したのは、Tesla、Hyundai、Kia、Audi、日産、Polestar。
✓ 米国におけるBEV登録台数(モデル別)-2023年1月~3月:
5月16日 (32)
1.Tesla Model Y - 93,294 (up 79%)
2.Tesla Model 3 - 52,885 (up 11%)
3.Chevy Bolt EV/EUV - 19,947 (up from 477)
4.Volkswagen ID.4 - 10,053 (up 244%)
5.Tesla Model X - 6,545 (up 34%)
6.Ford Mustang Mach-E - 6,110 (down 12%)
7.Hyundai Ioniq 5 - 5,839 (down 6.7%)
8.Ford F-150 Lightning - 5,652 (up from 53)
9.BMW i4 - 4,547
10.Mercedes EQS and EQS - 4,487 (up 261%)
11.Rivian R1T - 4,109 (up from 704)
12.Kia EV6 - probably close to 4,000
13.Rivian R1S - 3,025 (new)
14.Volvo XC40/C40 BEVs - 2,763 (up 57%)
15.Mercedes-Benz EQB and EQE - 2,681 (new)
16.Tesla Model S - 2,636 (down 71%)
17. Polestar 2 - 2,630
18.Nissan Leaf - 2,476
19.BMW iX - 2,232
20.Hyundai Kona Electric - 1,975 (up 190%)
21.Nissan Ariya - 1,889
22.Lucid Air - 1,739
23.Ford E-Transit - 1,600 (up from 348)
24.Toyota bZ4X - 1,570
25.Subaru Solterra - 1,399
26.Cadillac Lyriq - 945
27.Lexus RZ 450e - 338
28.BMW i7 - 328 (new)
29.Hyundai Ioniq 6 - 261 (new)
30.GMC Hummer EV - 17 (down from 79)
31.VinFast VF 8 - 17
- 21. 20
欧州の動向
◼ 3月、欧州のPEV販売台数が加速度的に増加
➢3月に欧州で新規登録されたPEVは322,000台を超え、前年同月比29%増で、全体の23%に相当する。
✓ BEVの販売台数が前年比44%増の約224,000台で、PHEVは2ヶ月の減少の後、ほとんど増加していない。
▪ 最も重要なことのひとつは、Tesla Model Yの驚くべき躍進で、月間登録台数46,697台を記録し、大量な現地生産と価
格引き下げが効果を発揮している
▪ 米国車のBEVが欧州でトップに立つのは驚き
✓ PEVの登録台数
▪ BEV:22.4万台(前年比44%増)、シェア16%
▪ PHEV: 9万8000台(前年比4%増)、シェア7%
▪ 合計:322,465台(前年比29%増)、シェア23%
5月10日 (52)
3月の結果 (モデル別)
1.Tesla Model Y - 46,697
2.Tesla Model 3 - 13,600
3.Volvo XC40 (BEV + PHEV) - 8,957
4.Volkswagen ID.3 - 8,583
5.MG 4 - 7,759
6.Volkswagen ID.4 - 7,719
7.Audi Q4 e-tron - 7,033
8.Peugeot e-208 - 6,459
9.Ford Kuga PHEV - 5,835
10.Dacia Spring - 5,621
- 23. 22
中国の動向
◼ 3月、中国のPEV販売台数が増加し、シェア34%に
➢3月に中国で新規登録された乗用車用PEVは約563,334台で、1年前より23%増加。
✓ 重要なのは、PEVの市場シェアが34%に向上し、総量の3台に1台以上を占めるようになった。
✓ さらにBEVが新規登録台数の24%を占め、ほぼ4台に1台がBEVとなった。
▪ 4月に中国で最も登録された10車種のリストがプラグインで占められており、トップはTesla Model Yだった。
✓ 3月、PEVの登録台数
▪ BEV: 398,000台、シェア24%。
▪ PHEV: 166,000台、シェア10%
▪ 合計:563,334台(前年比23%増)、シェア34%。
5月7日 (56)
3月の結果 (モデル別)
1.Tesla Model Y: 54,937
2.BYD Qin Plus (BEV + PHEV): 40,215
3.BYD Song Plus (BEVs + PHEVs): 40,114
4.BYD Yuan Plus (aka Atto 3) BEV: 27,907
5.BYD Dolphin: 27,687
6.GAC Aion S: 26,392
7.Wuling Hong Guang MINI EV: 23,159
8.Tesla Model 3: 21,726
9.BYD Han (BEV + PHEV): 13,834
10.GAC Aion Y: 13,267
- 25. 24
韓国の動向
◼ Samsung会長とTesla CEOがシリコンバレーで会議
➢Samsung ElectronicsのLee Jae-yong会長は、10日シリコンバレーのSamsung半導体コンプレックスで
TeslaのElon Musk CEOと会談し、将来のハイテク産業における協力強化の方法について議論した。
✓ 2人のビジネスリーダーは、次世代技術開発、特に完全自律走行車用チップに関する交流を継続することで合
意したという。
▪ 現在、SamsungはNvidiaとMobileye向けに自律走行用先端チップを生産している。Samsungは最近、自律走行車ビ
ジネスを拡大するために、4nm製造プロセスを導入し、ファウンドリ分野における技術的リーダーシップを強化している。
5月14日 (40)
- 30. 29
Teslaの動向 (米国)
◼ Model 3の新在庫車を「月額384ドルから」に値引き
➢Model 3を含むの新しい在庫車の割引を開始し、現在、$3,750のインセンティブ後$35,000、リースで
月$384からまで下がっている。
✓ 今月以前は、車をコンフィグで注文した際、新在庫車両も同じ価格だったが、Model 3とModel Yが$500の
値上げされた今月初め、新在庫車に値上げは適用されなかったため、今月から差が生じるようになった。
▪ 「Project Highland」のリフレッシュが「もうすぐ」と噂されているので、Teslaはリフレッシュを開始する前に、既存の在
庫を一掃しようとしているのかもしれない。
▪ 一部の新在庫Model Xを$1,560値引き
5月19日 (5)、4月27日 (90)
- 31. 30
Teslaの動向
◼ Teslaの値下げはModel Yのみに期待された効果をもたらした
➢Teslaの第1四半期における値下げは、Model Yの大幅な台数増につながったが、Model 3、Model X、
Model Sには期待された効果がなかった。
✓ 第1四半期、Teslaの米国での登録台数は前年同期比37%増の155,360台となった。
▪ Model Yの登録台数は79%増の93,294台で、この3ヶ月間のEV販売台数の3分の1以上を占めている
▪ Model Yの販売開始価格を年初の出荷価格$67,440から第1四半期末には$56,630に引き下げた
✓ Musk氏が年率50%の世界的な成長目標を維持するために利益を犠牲にすることもいとわないと述べ、
Teslaは今年の世界総生産台数を180万台から200万台とする目標を掲げている。
▪ Teslaの第1四半期比登録台数は、137,553台から155,360台へと13%増加した。
▪ この増加はModel Yが牽引し、2022年第4四半期から2023年第1四半期にかけて30%の増加した。
▪ Model 3の登録台数は、52,436台から52,885台へと1%未満の上昇。
▪ Model Xの登録台数は9,643台から6,545台に減少。
▪ Model Sの登録台数は3,603台から2,636台に減少。
5月15日 (38)
- 32. 31
Teslaの動向
◼ 2023 株主総会のポイント
➢再び広告を開始する計画がある。 「ただし、まだ私はそれに同意しただけで、完全に形成された戦略で
はない」
➢Teslaはコバルトのサプライチェーンについて、児童労働のポイントがないことを確認するため、第三者に
よる監査を開始する予定。
➢まだ発表していない2つの新車に取り組んでいることを確認
➢レアアースを使用せず、より少ない炭化ケイ素で済むように設定。
➢48V EVアーキテクチャに移行することで、銅の使用量を少なくする。
➢Optimus Robotが将来、Teslaにとって「長期的な価値の大半」を占めると予想。
➢Teslaのロボタクシーは、Teslaのネットワークでのみ使用することができ、自動車は実質ソフトウェアであ
り、70%以上のマージンが発生する可能性がある。
5月19日 (11)、5月16日 (25)
- 34. 33
Teslaの動向
◼ Elon Musk氏、Tesla Cybertruckの生産見込みを大幅に低く予測
➢S字カーブを描くように生産する。つまり、最初はゆっくりで、その後、急成長する。需要がどうなるかは見
てのお楽しみだが、年間25万台、もしかしたらそれ以上作る可能性もある
✓ 「年間25万台から50万台になるのでは」、「Cybertruckを手頃な価格にするのは難しいだろう」(Musk氏)
5月17日 (21)
- 38. 37
Teslaの動向
◼ Teslaの新しい自動車製造プロセスは、業界専門家の間で議論を呼び起こす
➢自動車製造の専門家の間では、Elon Musk CEOのいわゆるUnboxプロセスが、急進的か、修正主義的か、
派生的か、あるいはそのすべてなのかについての議論が巻き起こっている。
✓ Unboxプロセスは、Teslaがこの野心的な価格目標を達成できるようにするためのものである。
✓ 次世代自動車を「より多くの車両をより低コストで製造すること」で、生産コストを半分に削減し工場の設置面
積を40%削減できる、という。
▪ Teslaが$30,000以下の新世代EVの製造を計画しているメキシコのモンテレイにある$5Bの新工場に2024年後半に
システムを設置するまで、完全にテストされることはない。
✓ 一部の専門家は、Teslaの動きが「業界の雄トヨタが開拓した数十年来のリーン生産方式に取って代わるので
はないか」と考えている
▪ 一方、「Teslaのモデルラインナップは今後さらに多様化・複雑化することが予想されるため、このことが会社全体の効
率性の足かせになる可能性がある」と、トヨタ生産方式サポートセンターの大場氏は指摘する。
5月15日 (39)
- 40. 39
Teslaの動向
◼ Model Yの開始価格を米国車の平均を下回る価格に引き下げ
➢ベースのModel Yは現在$46,990で、米国で自動車やトラックに支払われる平均額よりも$759も安い値
段になっている。この数字の差は、昨年半ばから2万ドル以上変化している。
✓ Teslaは米国の国境を越えて価格を切り下げている。Renaultは先週、Teslaの値下げを挑戦と呼び、それに対
応するために価格戦略を検討中であると述べた。中国では、自動車メーカーがTeslaに続いて急な値引きを
行っており、アナリストは、一部の企業が生き残れないかもしれないと警告している。
▪ Morgan Stanleyは先週、Musk氏の米国での値下げは非常に積極的で、一部の自動車メーカーは、不透明な経済状
況でTeslaと価格で競争するよりも、EVへの投資を猛烈なペースで減速させることになるかもしれないと指摘した。
4月25日 (105)
- 44. 43
Teslaの動向
◼ JATO Dynamics によると、Tesla Model Y、2022年世界第3位のベストセ
ラー乗用車に (※速報では2023年3月に第1位)
➢Tesla Model Yは2022年に約747,000台を販売し、2021年と比較して91%増加した。
✓ Model Yの販売台数の約44%は中国で、34%は米国で、19%は欧州で発生した。これらの結果、Model Yは昨
年、世界で3番目に売れた車となった。
▪ Model 3セダンも2022年に約48万2000台を販売し、世界で10番目に売れた車となった。
▪ 「BEVがトップに近づいただけでなく、比較的新しいブランドが世界ランキングでここまで順位を上げたことは、歴史的
な出来事だ。特に、最も手頃な価格の車でないことを考えると、驚くべき結果だ」(JATO)
5月9日 (54)
- 48. 47
Teslaの動向
◼ 中国でプレミアムモデル「S」「X」を$2,750値上げ (5月4日)
➢週明けにトップセラーのModel 3とModel Yの価格をわずかに引き上げたのに続き、中国でプレミアムモデ
ルの価格を引き上げた。
✓ 高級車の価格を調整することは、Model 3やYのコストを調整することに比べてTeslaの収益にとってあまり意味
がなく、Musk氏は2つのプレミアムモデルはTeslaの将来にとって「重要性が低い」と述べている。
5月4日 (66)、4月21日 (114)
◼ 米国:Model S/Xを値上げ、スーパーチャージング3年無料を追加 (4月21日)
➢今回、Teslaは、オンラインコンフィギュレーターを一晩で更新し、価格を$2,500引き上げ、Model Sは
$85,000から、Model Xは$95,000からとなった。
✓ Teslaの2023年第1四半期、Model S/Xの生産台数と納車台数には大きな差があった。
- 49. 48
Teslaの動向
◼ 人気の「Model 3 Long Range」の受注を再開 19%の値下げを実施
➢Teslaは、$47,240から購入できるModel 3 Long Rangeの受注を再開した。航続距離が最大325マイル
(520キロメートル)の最新価格は、前回販売されたときよりも約19%安くなっている。
✓ この人気モデルの生産は、2023年まで続く受注残のため、昨年停止していた。
➢Teslaは、バッテリー原材料の価格変動や、米国や中国を含む主要市場での競争激化に伴い、ほぼ毎週、
自動車の価格調整を続けている。
✓ 今年初めにより大幅な値下げを数回行った後、2日にはModel YとModel 3の価格を少量ずつ引き上げた。
▪ Model 3 Long Rangeは最大310マイルの航続距離を持つ$48,700からのKIA EV6など、他のEVと同様の価格帯に
なる。
▪ 一方、FordのMustang Mach-Eは航続距離は約312マイルで、今週行われた一連の価格調整により約$43,000から
購入できるようになった。
▪ Model 3とMustang Mach-Eはどちらも$3,750の連邦税額控除の対象となる。一方、Model 3のPerformanceバー
ジョンは、$7,500の税額控除を受けることができる。
5月3日 (73)
- 50. 49
Teslaの動向
◼ 「Model 3 Long Range」を米国で再導入...中国製セルで?
➢この車が中国製のModel 3やModel 3 Standard Rangeに採用されているTeslaのLFPパックを使用してい
る可能性を示唆する変化がある。
✓ この車の航続距離は、これまでの358マイルから下がり、「325+」マイルと記載されている。LFPは安価でエネ
ルギー密度の低い技術なので、パックに含まれるエネルギーが少なくなり、結果として航続距離が短くなる。
✓ スタンダードレンジと同様に、米国のEV税額控除のうち$3,750しか受けられないと記載された。
➢この電池が何であれ、この新型は購入者に価格のジレンマをもたらす。
✓ Long RangeとPerformanceは初期価格が$6,000違うが、インセンティブ後はPerformanceの方が$2,250高
いだけだ。
5月2日 (79)
- 53. 52
VWグループの動向
◼ 2023年第1四半期にBEVの納入42%増 - その内訳
➢2023年第1四半期、VWグループは全世界で141,000台のBEVを顧客に引き渡したが、これは2022年第
1四半期の99,200台からの増加。
✓ 2022年第1四半期、VWの総納車台数の5.2%に対し、2023年第1四半期の6.9%に増加
➢VWのBEV納入台数の70%近く、98,300台は、欧州の顧客に納入され、68.1%の急増となった。
✓ その上で、西欧で26万台以上のBEV受注残を抱えている。
✓ VWにとって2番目に大きなBEV市場である中国では、21,500台のBEVが納車されたが、これは前年比-
25.4%の減少
✓ 米国では15,700台のBEVが納入され、2022年第1四半期7,900台のほぼ2倍。
✓ 2023年第1四半期に最も成功したBEVモデルは次の通り
▪ VW ID.4/ID.5:41,900台
▪ VW ID.3:23,600台
▪ Audi Q4 e-tron(Sportsbackを含む:) 21,300台
▪ SKODA Enyaq iV(Coupéを含む:) 12,400台
▪ Audi e-tron/Q8 e-tron (Sportsbackを含む): 9,700台
✓ VWは、2028 年までに 70車種 以上の EV モデルを導入する予定
4月24日 (112)
- 54. 53
VWグループの動向 (VW)
◼ VW、中国での販売不振も予想を上回る決算を達成
5月4日 (65)
➢VWは4日の決算発表で、中国合弁会社の営業利益について、
第1四半期はほぼ1/4減の€625M(約$690M)
✓ 年間では、中国での利益は約14%減の€2.8Bになると予想
されている
➢20年以上にわたって世界最大の自動車市場を支配してきた
VWは、最大シェアを占めるBYDに対抗するのに苦労している
✓ 第1四半期、BYDとTeslaで、中国EV販売のほぼ半分を占めた
▪ 「我々は中国をあきらめるつもりはない」、「我々は内燃機関自
動車で強いポジションを持ち、加速して追い上げている」 (Arno
Antlitz CFO)
➢一方、VWの第1四半期の営業利益€5.7Bは、アナリストの平
均予想€5.5Bを上回った。
✓ 西欧だけで180万台という高い受注台数を指摘し見通しを確
認した。
✓ また、欧州と北米の価格も改善され、第1四半期全体の納車
台数が1/5以上増加したことも利益を押し上げた。
▪ Porscheは今週、米国と欧州で価格を引き上げる予定であると
発表するなど、ほとんどの高級車メーカーはあまり影響を受けて
いない
- 55. 54
VWグループの動向 (Porsche)
◼ PorscheはMobileyeと、将来モデルのプレミアム先進運転支援システム
(ADAS)を製造するための新たなコラボレーションを明らかにした。
➢現在、Mobileyeは7世代のプレミアムEyeQ ADASチップでBMW、Audi、VW、日産、ホンダ、Geelyなど、30
以上の自動車メーカーと連携している。
✓ Zeekrの最初のEVであるZeekr 001を含み、市場に出回るいくつかの新しいEVは、Mobileyeの技術を搭載
▪ Porscheは、将来のモデルにおいて、Mobileye Supervision Technology Platformに基づく自動アシストとnavigate-
on-pilot機能を提供する予定であり、PorscheはMobileyeの技術を自社モデルに完全に統合する上で主導的な役割
を果たす一方、ドライバーの注意力モニタリングシステムを自社でカスタマイズしていく予定。
✓ Mobileye SuperVisionシステムは、以下のような機能で「ハンズオフ」ナビゲーション能力を提供する
▪ 自律的な車線変更
▪ ハイウェイ&渋滞アシスト
▪ ポイント・トゥ・ポイントの自動ナビゲーション
▪ 衝突回避のための加速と減速
▪ 回避操作のアシスト
▪ 死角検知
▪ パーキングスポットの可視化
5月9日 (53)
✓ このシステムはフルサラウンドのコンピュータビジョン
知覚を提供する11台のカメラ、ロードエクスペリエン
スマネジメント(REM)ベースのAVマップ、2つのEyeQ
5/6 Highシステムオンチップ(SOC)により実現
- 56. 55
VWグループの動向 (Porsche)
◼ Porsche Taycan、第1四半期の納車数減少を受け、「非常に急な」生産増
強が予定されている
➢BEV Taycanの納入は2023年第1四半期の9,151台から、2022年第1四半期の9,470台に3%減少
✓ その結果、PorscheのBEV総シェアは、昨年の14%近くに対し、11.4%に低下した。
✓ Porsche全体の納車台数は前年比18%増の80,700台以上となり、前年の68,426台から増加した。
▪ Taycanの需要は堅調に推移しているものの、Meshke CFOによれば、EVシェアの縮小は「サプライチェーンの混乱と
部品(高電圧ヒーターシステム)の入手制限によるものに過ぎない」とし、この問題はその後解決されたとしている。
▪ Porscheは2023年に約12%から14%というEVシェアの目標を達成することに非常に自信を持っている。
5月3日 (74)
- 57. 56
VWグループの動向 (Audi)
◼ Audi EV、中国市場低迷も第1四半期は43%増の納車台数
➢Audiは、2023年第1四半期決算を5日に発表し、中国市場が弱含みで、中国での全納車台数が前年同
期比で16%近く減少しているにもかかわらず、EVの納入台数が43%増加したと明らかにした。
✓ Audiの営業利益は、2022年第1四半期の原材料ヘッジにより、60%近く減少した。
▪ Audiは、3月に「生産間近」のQ6 e-tronを発表した。このモデルは、800Vの電気システムとパワフルで効率的なe
モーターを提供するPorscheと共同開発した新しいPPEプラットフォームを搭載している。
✓ Audiは、今年1~3月に合計34,584台のEVを納入し、2022年第1四半期の24,236台と比較して43%増加
▪ AudiQ4 e-tron:21,299台
▪ Audi e-tron/ Q8 e-tron: 9,693台
▪ Audi e-tron GT:2,997台
✓ AudiにおけるEVシェアは、昨年のこの時期の6.2%から8.2%に達した
5月5日 (64)
▪ 特に、Audiは米国と欧州で需要が高まっていることを
実感した
▪ 売上高は18.2%増の€16.9Bに達したが、2022年第
1四半期の原材料ヘッジにより、営業利益は60%近く
減少
✓ Audiは、今後5年間で€43B(約$47.3B)の投資予
算を予定しているが、そのうち€28B(約$30.8B)は、
2026年から専用モデルを発売する意向で、新たな
BEV開発とデジタル化に充てられる予定
- 61. 60
旧SaaBの動向
◼ Saabのエンジニアが秘密裏に開発したEV「NEVS Emily GT」プロジェクト
➢2011年に廃業したSAABの自動車資産は、スウェーデンのNational Electric Vehicle Swedenに売却され
た。財政難の中、同社は現在、製品開発活動を終了している。しかし、NEVS Emily GTという新しい秘密の
電気スポーツカープロジェクトが公開された。
✓ NEVS Emily GTは120馬力の電気モーターを各車輪に1つずつ4つ搭載し、合計480馬力を発揮する。
✓ 合計653ps、トルク2,200nm(1,622lb-ft)で、0-60mph(0-100km/h)3.2秒を可能にするアップデート版も
計画されている。
➢約350人のエンジニアと技術者のチームがおよそ10ヶ月の間続いたプロジェクトは2023年4月に開発終了
✓ NEVS Emily GTの秘密プロジェクトのIP権利は、現在売りに出されている。
4月27日 (89)
- 62. 61
GMの動向
◼ Chevy、Silverado EV 「Silverado」を航続距離450マイルにアップグレード
➢GMは、昨年Silverado EVを初めて発表した際、Silverado EV Work Truck (WT)の最高航続距離を約400
マイルと推定していると述ていた。
✓ これは、Ford LightningのExtend Battery Packの航続距離320マイル、Rivian R1Tの最高航続距離構成での
328マイルをはるかに上回る。
▪ 航続距離の増加に関するリリースで、GMはまだ「2023年春の発売に向けて軌道に乗っている」と主張している。(既に
春は過ぎている)
5月19日 (7)
- 63. 62
GMの動向
◼ 2025年EV生産、バッテリーのボトルネックで窮地に陥る可能性を分析
➢業界調査・分析会社AutoForecast Solutions(AFS)によると、GMの米国での3つのバッテリー工場の立ち上
がりは遅く、実際のEV生産は2025年頃に60万台にとどまる恐れがある。
✓ GMがLG Energy Solutionと共同で設立したUltium Cellsは、オハイオ州ウォーレンに第1工場を開設し、 2024
年初頭テネシー州スプリングヒルに第2工場、 2025年初頭にミシガン州ランシング第3工場で生産開始予定
▪ これら3つの工場の合計年間生産能力は少なくとも135GWhで、少なくとも年間135万台のEVを供給するのに十分な量
✓ 2022年7月、GMは、2025年までに北米で年間100万台のEVを生産するという目標を達成するために、リチウ
ム、ニッケル、コバルト、正極活物質などのバッテリー原材料を十分に揃えたと述べた
▪ しかし、GMは2024年と2025年の具体的な北米のEV生産目標を発表していない
▪ GMのグローバルな電池原料サプライチェーンは、Glencore、Livet、Posco Chemical、LG ChemおよびLithium Americas
など有力な企業を含む、20社以上との投資、パートナーシップ、引取契約を含む、広範囲にわたっている
▪ しかし、その成長に必要な部品や材料へのアクセスはますます困難になる
✓ GMは、CadillacのLyriqとGMCのHummer EVの生産をまだ完全に立ち上げていない。
▪ 第1四半期に納入したLyricはわずか968台、Hummerはわずか2台だった。
▪ AFSはGMが北米で今年製造するEVは約76,000台、2024年には328,000台になると予想している。
5月18日 (16)
- 65. 64
Fordの動向
◼ Ford CEO、ウォール街から「クレイジーハイ」と言われるEV目標を証明する
➢Farley CEOは、現行EVの生産コストを削減し、より効率的な第2世代をリリースすることで利益を上げ、
2026年末までに年間生産台数を200万台に引き上げ、8%のマージンを得るという目標を堅持している。
✓ Fordは第1四半期、EV部門の売上高は$707Mで、金利・税引き前利益(EBIT)は$722Mの赤字。今年、EV部
門の損失を$3Bと見込んでいる。
▪ 一方、Teslaは米国市場を支配し続け、値下げを続けているため、Fordや他の競合他社も追随せざるを得ない。
▪ また、Fordは「Mach-E」や「F-150 Lightning」で有望視されているものの、コスト高や品質のばらつきに悩まされている。
5月19日 (2)
- 67. 66
Fordの動向
◼ Ford Q1 2023決算: EVが主役に
➢FordのEV販売は、2023年の最初の3ヶ月で勢いを失った。EV全体の販売台数は前年同期比で41%増加し
たにもかかわらず、Mustang Mach-Eの販売台数は20%近く減少して5,400台強となった。
✓ これは、Fordが下半期に生産を増強するためにメキシコの工場を再整備したことによる。
➢Fordは、Mach-Eを2倍、F-150 Lightningを3倍に増産するため、今年、EVで$3Bの損失を出すと予想。
✓ この予想前に、昨年EVの製造で$2.1Bの損失、2021年以降合計$6Bの損失を出したことを明らかにしていた。
➢それにも関わらず、Fordは2026年末までにEBITマージン8%の目標達成に向けて取り組むため、今年後半
には彼らの第一世代EVが損益分岐点に近づくと予想している。に伸びている」
5月2日 (78)、5月4日 (70)
➢Farley CEOが中国を訪れた際に、"顧客はもは
や、EVや、ハードウェアのデザインを持つ従来の
高級ブランドだけに惹かれているわけではない "
ということに気づいたと説明。
✓ さらに:「最高の新ブランドは、デジタル、リ
テール、ライフスタイル、エクスペリエンスを統
合し、ソフトウェアで定義したものを提供する」。
▪ FordのBlueCruiseは、今年最初の3ヶ月で
65%の走行距離を獲得したが、Farley氏が言
うように、「OTAにより継続的に改善し、新し
い機能で加入者を惹きつけて、急速に伸びて
いる」
- 69. 68
BYDの動向
◼ 新運転支援ソフトでTeslaのAutopilotに挑む
➢中国のシンクタンクであるHiEV Research Instituteの新しいレポートによると、BYDはDNPと呼ばれる新しい
高速ナビゲーション支援運転機能(NOA)を、今年の第3四半期に展開するとのことだ。
✓ Car News Chinaによると、このソフトウェアを搭載する最初のEVモデルは、第4四半期に発売予定のプレミアム
EVセダン「2023 Han」になるという。
▪ 新しいソフトウェアは高速道路でのアシスト運転をサポートし、一部の都市部の道路でのアシスト運転機能にアップグ
レードされる可能性がある。
▪ Teslaや中国の他のEVメーカーが、ADASのようなソフトウェア・ソリューションによって利幅を大幅に改善するのを見て、
BYDもそれに追随することになった。
5月11日 (49)
- 70. 69
Nioの動向
◼ NIOの最新出願書類は、早ければ今夏にも固体電池を搭載したEVが登場す
ることを示唆している
➢5月9日、中国工業情報化部(Ministry of Industry and Information Technology)は、中国国内で販売さ
れる予定の自動車モデルの最新リストを発表した。
✓ NIOが中国工業情報化省に提出した資料によると、NIOは既存のEV3車種のバッテリーを固体電池開発会社
WeLionが提供する拡張機能で販売する可能性がある。
▪ この出願は、NIOの創業者が2021年初頭にET7を発表した際、150kWhのソリッドステートパックの計画も含めてプレ
ゼンテーションし、今年の夏に固体電池を搭載したEVを消費者に見せることができると発言したことと一致している。
▪ しかし、この150kWhパックの価格はET5、1台分にもなり、現在のバッテリーと同等になるにはまだ時間がかかりそう
5月10日 (50)
- 71. 70
Nioの動向
◼ Teslaを恐れず、欧州で手頃な価格のEVでVWに挑むと語る
➢競争が激化するEV市場において、EVスタートアップのNIOは、今年中に黒字化するという目標を達成する
ための態勢が整っている
✓ NIOは2つの新ブランドを立ち上げる予定
▪ そのうちの1つは欧州のVWをターゲットにした€30,000(約$33,165)以下の開始価格だが、NIOは他にもTeslaに
対抗する計画を立てている。
➢NIOのCEOで創業者のWilliam Li氏は、ドイツのDer Spiegel誌との新しいインタビューで、Mercedes-Benz、
BMW、Audiといったドイツの高級自動車メーカーに大きな敬意を払っていると語った
✓ しかし、EVに関しては、ドイツは技術やソフトウェアに関して中国に遅れをとっていると言う
➢NIOは、今年中に黒字化するという目標を堅持し、バッテリー交換ステーションの拡張を加速させ、成長を
促進するために5つの新モデルを発売すると述べている
5月3日 (75)
✓ Li CEOは、中国は自動車生産は米国や欧州に比べて
約20%のコスト優位性を持っており、このことが今後の
世界的な成長を促進する要因になると述べている
▪ Teslaの値下げに関しては、「我々の同等モデルはTesla
より$20,000高い」とし、「価格を下げる者は既存の顧
客を傷つける」と説明し、「良い車には価格が必要であり、
特にプレミアムセグメントではそうだ」と述べた。
NIOの新たなフラッグシップとなるEVSUV「EC7」
- 72. 71
Nioの動向
◼ NIO、「Polestar 3」に対抗するフラッグシップクーペSUVの納車を開始
➢NIOのEVクーペSUV 「EC7」の競争力
✓ 空気抵抗係数0.23Cd、第2世代NT 2.0技術プラットフォーム、LiDAR付きスマートマトリクスLEDヘッドライト、
デュアルモーターAWDシステムとSiCパワーモジュールを搭載。
✓ 最高出力480kW(643ps)、最大トルク626lb-ft(850Nm)、0-62mph(0-100km/h)3.8秒。
✓ 75kWh、100kWh、150kWhの3種類のバッテリーオプションがあり、それぞれ304マイル(490km)、395マイ
ル(636km)、584マイル(940km)の走行距離。ただし、これはCLTCの数値であり、EPA基準の数値は一般
的に約25%低い。
➢競合するPolestar 3は;
4月28日 (87)
Polestar 3
Polestar 3
✓ デュアルモーター、最高出力517ps、最大トルク671lb-ftを発揮し
ながら、0-60mph能力を4.6秒。航続距離最大300マイル。
➢価格比較:
✓ EC7は488,000人民元($70,599)から578,000人民元
($83,620)で、欧州価格は後日発表される予定
✓ Polestar 3は長距離モデルが$101,000、高性能SUVが$115,000。
Polestar 3は2023年の第3四半期に発売される予定。
- 73. 72
Geelyの動向
◼ 持ち株比率を倍増したAston MartinをEVで成功させ得るのか?
➢Geelyは、新たな関係協定の一環として、英国の高級自動車メーカーAston Martinへの出資比率を7.6%
から17%に引き上げ、第三位の株主となった。
5月18日 (15)
✓ Aston Martinは昨年、中国の自動車メーカーが経営権を
握ることを可能にするGeelyの13億ポンド(約$1.61B)の
投資提案を拒否したが、過去数年間、資金を使い果たし、
資金調達に苦慮してきた。
▪ 今回の出資比率の引き上げは、Geelyが「会社の成長見
通し、技術、経営陣への信頼」を表明したことによるもので、
Aston Martinは「共同技術の相乗効果と新たな成長機会
を探る」としている。
✓ Geelyは、2010年にFordからVolvo Carsを買収した後、
Geelyはスウェーデンの老舗自動車メーカーの技術や安
全、ミニマルデザイン、エンジニアリングに関する専門知
識を得ることができた
▪ 2015年にはVolvoのレーシングパートナーであるPolestar
を、2017年にはイギリスのスポーツカーメーカーである
Lotusを買収
▪ 技術やプラットフォームを共有することで、Geelyはほぼす
べてのセグメントに手を出し、中国を代表するEVメーカーに
成長した Polestar 6 Roadster Concept(出典:Polestar)
- 79. VinFastの動向
◼ VinFastの顧客は、ソニーの新しい車載用ストリーミングサービスにいち早くア
クセスできる
➢VinFastは、Sony Pictures Entertainmentと提携し、車載用ストリーミングサービスRIDEVUを立ち上げた。
✓ ソニーの新しいメディア配信チームがこのストリーミングサービスを作り、VinFastのオーナーは、新しいEVで何百
ものヒット番組や映画をいち早く購入したり、レンタルしたりすることができるようになる。
▪ RIDEVUはAmazon Web Services(AWS)を利用し「よりスマートな車載データ管理」を提供し、現在Netflix、YouTube、
Hulu、Disney Plusへのアクセスを提供しているTeslaに対抗するものとソニーは述べている。
✓ ソニーとVinFastの車載用ストリーミングサービスの特徴視聴が可能
78
5月19日 (8)
▪ マルチスクリーンの統合
▪ 旅行の長さに応じた時間帯別おすす
めコンテンツ
▪ 連続再生のためのスマートなネット
ワークデータ管理
▪ Android、iOS、Android TV、Apple
TV、Linuxに対応
▪ ビデオ再生では、最大6つのスクリー
ンで独立した視聴が可能
- 81. VinFastの動向
◼ VinFast VF 8(City Edition): 順調な滑り出しだが、常に改善の余地がある
➢VF 8のデビューから2年余りの間に、米国での生産計画やIPOの実現など、VinFastのニュースは他にもたく
さんある
➢昨年秋、VinFastはVF 8 SUVの最初のロットを米国に納入することに成功したが、当初はソフトウェアの問
題で顧客への納入が遅れた
✓ 現在、VinFastはカリフォルニアとバンクーバーのお客様にVF 8 SUVのCity Editionを届け、サンフランシスコ近
郊のベニシア港に貨物船が到着したStandard Editionの納車を待っているとこ。
▪ City EditionはSamsun製バッテリーを搭載しているが、StandardはCATLのケミストリー(コバルトマンガン)を採用してお
り、そのセルはエネルギー密度が高く、わずかに大きなパック(88.7 kWh対82 kWh)を実現している。
80
5月12日 (46)
- 83. 82
トヨタの動向
◼ 2023 Lexus RZ 450e: EPAレンジと価格の概要
➢Lexusは、RZ 450eのEPA推定航続距離は、18インチホイールを装着したエントリーモデルの場合、220マイ
ル(354km)であることを明らかにしている。
✓ これはトヨタbZ4XやスバルSolterra(いずれも18インチホイールで228マイル、20インチホイールで222マイル)よ
りもわずかに低くい。充電ロスを含むエネルギー消費量も、トヨタbZ4XやスバルSolterraより若干悪い。
▪ Lexus RZ 450eとトヨタbZ4XやスバルSolterraに対して、トリムバージョンによっておよそ$10,000から$15,000高い
▪ $60,000~$65,000程度のBEVなら、他に他に強力なスペックを持つモデルがあるので、そちらを検討することになる
5月13日 (42)
- 87. 86
バッテリーの動向 (CATL)
◼ CATL麒麟 (Qilin)バッテリー搭載(140kWh)のZeekr 001が1,032kmの航
続距離で市場に参入
➢但し、CATL Qilinバッテリーを搭載するのは1,000台の限定生産
✓ 140kWhのバッテリーバージョンは、100kWhのバッテリーバージョンよりも大幅に高価
5月20日 (1)
▪ Zeekr 001 WEトリム(100 kWh、FR):$42,750
ドル、CLTC走行距離 461マイル(741km)
▪ Zeekr 001 WEトリム(140 kWh麒麟電池、FR):
$57,426、CLTC走行距離 641マイル
(1,032km)
▪ 180マイル(39%)の航続距離延長、$14,676、
あるいは1kWhあたり約$367高い。
✓ CATL麒麟は、CATLのCTP(Cell to Pack)電池システ
ムの第3世代であり、角型リチウムイオン電池(LFPま
たはNCM化学)で構成され、エネルギー密度を大幅に
向上させる(NCMバージョンの場合、最大255Wh/kg
(パックレベル))
✓ 3月に量産が開始され、まず4月に発売されたZeekr
009 MPVに採用され140kWhでCLTC走行距離は
822km。他のモデルは、SeresのAito BEVとなる。
- 88. 87
バッテリーの動向 (Tesla)
◼ Tesla、ネバダ州に「リチウムラボ」を新設中
➢先日のInvestor Dayで明らかにしたように、Teslaは現在、10年後までに生産能力を10倍に拡大すること
に重点を置いている。
✓ その一環として、Teslaはネバダ州リノ郊外に新しいリチウム研究所を建設している
✓ Teslaは、さまざまな方法でLithiumビジネスに参入している
▪ テキサス州コーパスクリスティに新しいリチウム精製施設を建設している。この施設では、リチウムをバッテリーグレード
の水酸化リチウムにするための新しい処理技術を開拓することが期待されている。
▪ Teslaはネバダ州で新しい技術でリチウムを採掘することを話しているが、2020年に初めて発表して以来、同社はその
取り組みについてあまり話していない
5月3日 (76)
- 90. 89
バッテリーの動向 (パナソニック)
◼ パナソニック、北米にバッテリー工場を新設
➢5月18日に開催されたグループ戦略説明会において、楠見雄規パナソニックグループCEOは、車載用電
池を重点投資分野とすることを発表した。
✓ 2030年までの目標は、1,000Wh/Lを達成する
✓ 2031年3月までに、EV用電池の総生産能力を年間約50GWhから年間200GWhに引き上げる方針
▪ この10年の間にいくつかの新しいバッテリー工場を建設すると予想され、そのうち約半分が4680型になる予定
▪ パナソニックのカソードは、コバルト含有量5%未満を初めて達成した(高ニッケルのNCA/NCMカソード)。パナソニック
によれば、「コバルトフリー」のカソードも手の届くところにある。興味深いのは、ニッケル含有量も減少する。
✓ 電池技術の向上と次世代ソリューションの市場投入のため、日本における研究開発インフラを拡充
✓ 現在、主な生産拠点は2カ所、建設中が1カ所、さらに日本の拠点の1カ所で拡張プロジェクトを進めている
5月19日 (9)
▪ 日本:約11~12GWh/年、1865型
▪ 米国(ネバダ州のTesla・ギガファクトリー1):
38~39GWh/年、2170型
▪ 米国(カンザス州に建設中の新工場):
30GWh/年。2170型
▪ 日本(和歌山工場増設):10GWh/年の可
能性あり、4680型(2024年9月までにス
タート予定)
▪ 合計:49~51GWh/年(30GWh/年以上建
設中)
- 92. 91
バッテリーの動向 (HyundaiとSK On)
◼ 米国に50億ドルのEVバッテリー工場を計画
➢HyundaiグループとSK Onは、バイデン大統領のグリーン法案により、EVのサプライチェーンに沿った企業に
北米での投資を促すため、EV用バッテリーの生産に$5Bの資金を投入する。
✓ Hyundaiは、ジョージア州バートー郡に建設される工場に出資予定で、この工場では2025年後半からEV用
バッテリーセルを生産すると予想される。
✓ 系列会社のHyundai Mobisは、この工場で生産されるセルを使ってバッテリーパックを組み立て、Ioniq 5、Kia
EV6、Genesis GV60などのモデルを生産するHyundaiグループの米国製造拠点に供給する予定。
▪ 新工場の年間生産能力は35GWhで、これは30万台のBEVを生産できる規模。
➢3月31日に終了したHyundaiの3ヶ月間の営業利益は前年同期比86%増の3兆6000億ウォンで、
Bloombergがまとめた平均予想の2兆8000億ウォンを上回り、過去最高を記録した。
✓ 売上高は25%増の37兆8000億ウォンで、自動車メーカーの売上総利益率は20.4%と、市場が求めていた
18.2%を上回った。営業利益率は9.5%に達した。
▪ 「好調な売上は、主に、世界的にチップや部品の供給が安定し、生産が改善したことに起因している」 (Hyundai)
4月25日 (106)
- 93. 92
バッテリーの動向 (GMとSamsung)
◼ 米国に30億ドルのバッテリーセル工場を新設
➢GMとSamsung SDIは、GMのEVを駆動するために、米国に$3Bの新しいバッテリーセル工場を建設するた
めに提携すると発表した。これまでバッテリーセルの供給はほとんどLG Energyと提携してきたGMにとって、
これは大きな変化。
✓ GMとLGは、米国で4つ目のバッテリー工場に取り組んできたが、GMとLGの協議が進まず、米国での新しい
バッテリー工場の計画は「無期限」に保留されていると、1月に報じられた。
▪ GMとSamsungが、"ニッケルが豊富な角型と円筒型のセル "の両方を製造するための生産ラインの構築について話し
ている。「新しいセルのフォームファクターを導入することで、より多くのセグメントに迅速に進出し、セルをバッテリー
パックに直接統合して重量、複雑さ、コストを削減することができる」(GM)
4月25日 (108)
- 94. 93
バッテリーの動向 (LG Energy)
◼ EV需要で売上高30%増の目標に自信
➢LG Energy Solutionは、EVの需要と米国の税額控除によって後押しされ、今年の売上高成長率30%の目
標達成を確信している。
✓ Tesla、GM、Fordに供給している同社は、最終的に米国で約250GWhの生産能力を持つことを目指し、リチウ
ム鉄リン酸電池をベースにした円筒型電池とエネルギー貯蔵システムを開発する。
✓ LG Energyは、Teslaが採用する円筒形の4680電池を韓国の工場でテストしており、今年中の量産開始を目
指している。
▪ LG Energyは、IRAと同様にEV用電池の中国製金属への依存度を下げようとする欧州の原材料法に準拠するため、
電池用鉱物を確保しようとしている。
▪ 決算発表の直後、LG EnergyはPosco Future Mと$23Bの契約を結び、高ニッケルの正極材を供給すると発表した。
4月26日 (93)
✓ 第1四半期に電池用金属、特に中国のリチウムの価格
が下落し、電池の価格を押し下げたが、この下落が収
益性を損なうことはないとLG EnergyのLee氏は述べた
▪ 「幸いなことに、自動車メーカーとは変動金利に基づく契
約を結んでいる」と同氏は述べた