本内容は、 ウクライナのソフトウェア開発チームプロバイダーの Mobilunity様のオンラインウェビナーで発表したものです。 「日本企業対オフショアリング。 オフショアリングがうまくいかない日本企業はなぜ多いのか」 （2020/11/11） https://www.youtube.com/watch?v=W8SwsMBCqmM -------- 下記にデータの使い方などを載せた記事もあるので、 興味がありましたら併せてご覧ください。 ■オフショアの探し方を考えてみる① Webinar やりました https://techblog.forgevision.com/entry/2021/03/01/110210 ■オフショアの探し方を考えてみる② 国の選定方法 https://techblog.forgevision.com/entry/2021/03/03/115414 ■オフショアの探し方を考えてみる③ 国ごとのスキル調査 https://techblog.forgevision.com/entry/2021/03/05/120059

1. オフショアベンダー の
選択方法
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2. 本記事について
本記事は、
ウクライナのソフトウェア開発チームプロバイダーの
Mobilunity様のオンラインウェビナーで発表した内容です。
「日本企業対オフショアリング。
オフショアリングがうまくいかない日本企業はなぜ多いのか」
（2020/11/11）
https://www.youtube.com/watch?v=W8SwsMBCqmM
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3. Takashi Yamazaki
タイ在住のエンジニア
・要件定義から開発、マネジメントなど
・海外での開発経験：タイ、ベトナム
現在の活動
・タイで人材会社運営
・日本向けにオフショアアドバイザー
・その他開発案件など
※日本国内では、
フォージビジョン株式会社で
活動しています。
自己紹介
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4. introduction
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5. オフショアを始めたいが、どう調べてよいかわからない
知り合いの紹介で決める？
オフショアを始めるために、競合企業との比較をしたい
比較サイトの口コミで決める？
オフショアを決めるための必要な情報があいまい
よくある問題
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6. 今日の話の概要
国の絞込み
ベンダーの
絞り込み
決定
知り合いの紹介、口コミだけでなく
収集した情報から自社にあった
ベンダーの選定をできるようにする
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7. オフショアの選択方法
Q1. ベンダーを選択する最初のステップは何ですか？
Q2. オフショア先としてどの国が一番良いですか？
Q3. 日本の企業にとって、どのオフショアモデルが
一番適していますか？（ラボ型？請負型？）
Q4. オフショアベンダーを最終決定する前に、どんなリサーチが必要ですか？
Q5. 最も魅力的なコストでサービスを提供するベンダーは
どのように見けることができますか？
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8. Q1. ベンダーを選択する最初のステップは何ですか？
(1) 東南アジア以外もオフショアベンダーは多くある
(2) 国民性による業務の向き不向き
(3) 国によって得意な言語、オフショアモデルがある
国を選定する
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9. 依頼する業務内容によって優先順位が変わる、
例えば下記の情報から取得
● 安定性、安全性(BSE派遣)：在留邦人の数(外務省)、脆弱国家指数
● 魅力：A・T Kerney のGSLIランキング
○ オフショア市場魅力度の評価
● 金額：GNI/平均給与（世界銀行/国際労働機関）
データを使った提案
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Q2. オフショア先としてどの国が一番良いですか？
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10. 選別した国の一例
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● モルドバ
● ウクライナ
● バングラデシュ
● パキスタン
● タジキスタン
● ミャンマー
● ブルガリア
● ベトナム
● フィリピン
● インドネシア
● タイ
● マレーシア
● スリランカ
● キルギス
● 安定性、安全性：在留邦人の数
● 魅力：A・T Kerney のGSLIランキン
グ
○ オフショア市場魅力度の評価
Q2. オフショア先としてどの国が一番良いですか？
各情報を独自ポイント化して計算。東欧、アジア50か国から上位14か国の抽出
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11. TIPS：英語が話せる国かの選別
技術者が英語があまり話せない国 技術者が英語が比較的話せる国
調査国 タイ、ミャンマー
インドネシア、ベトナム※
ウクライナ、フィリピン
バングラデシュ、キルギス
特徴 ・日系は保守が多い
・あまりクリエイティブでない
・日系は新規開発が多い
・新しい技術に対して興味のある人材が多い
オフショアモデル ・ラボ型：仕様を理解したメンバーが
開発→保守を行う
・請負型：複雑でないシステム構築
・ラボ型：アジャイル開発
・請負型：クリティカルな作業を専門の技術
者集団に任せる
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Q2. オフショア先としてどの国が一番良いですか？
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12. 回答する前に。。。
日本人に対するジョーク
あるアメリカの自動車会社が、ロシアと日本の部品工場に以下のような仕事の発注をした。
「不良品は1000個につき一つとすること」
数日後、ロシアの工場からメールが届いた。
「不良品を1000個に一つというのは、大変困難な条件です。期日にどうしても間に合いません。納期の延長をお願いします。」
数日後、日本の工場からもメールが届いた。それにはこう書かれていた。
「納期に向けて作業は順調に進んでおります。ただ、不良品用の設計図が届いておりません。早急に送付してください。」
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早川隆：世界の日本人ジョーク集
日本人の考え方、要件は他国に比べて特殊
Q3. 日本の企業にとって、どのオフショアモデルが
一番適していますか？（ラボ型？請負型？）
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13. ラボ型？請負型？
● ラボ型をお勧め
○ 日本式仕様がある→ナレッジをためないといけない
○ 請負型がアジャイル開発に向いていない
○ 「オフショアにすべてを任せたい！」と思う企業が多い
● 請負型で依頼するなら...
○ 仕様が変更することがない、カヴァーできる日本の体制がある
○ AIなどの特殊なスキル人材
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Q3. 日本の企業にとって、
どのオフショアモデルが一番適していますか？
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14. 収集しやすい情報から比較する
３つの収集しやすい情報[Q4]
(1) 離職率
● 各会社で異なる可能性がある、オフショアでのリクルートコストは、運用に影響がある
(2) 費用の内訳（給与・トータルコスト）
● 給料が安くても、トータルコストが高い可能性がある（法的な費用）
● トータルコストが高くても、ベンダーに負担できる箇所が多い（マネジメントサービス）(Q5)
(3) スキルセットによる求人数
● スキルセットに合う求人数 ※上記がどの会社からも教えてもらえる情報です
同じ情報をまとめることによって適切な比較ができます。
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Q4. オフショアベンダーを最終決定する前に、どんなリサーチが必要ですか？
Q5. 最も魅力的なコストでサービスを提供するベンダーは
どのように見つけることができますか？
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15. ・国民性
・現地市場の平均コスト
国の絞込み
ベンダーの
絞り込み
・オフショアモデルの選択
・ベンダーから情報を収集
まとめ
決定
知り合いの紹介、口コミだけでなく
収集した情報から自社にあったベンダーの選定をする
他にも考慮したいこと
・時差
・法的な側面（管轄や支払い条件など）
・ベンダーとの責任分担
・ベンダーが開発者に追加する価値
・デリバリーリスク
・品質
・テクニカルマネジメント
etc...
知り合いの情報、口コミも重要だが
何かしら根拠を持った選定をすることで、社内での理解も受けやすくなる 15

16. 今日お話しした内容で、説明できなかった箇所について
後日、ForgeVision Engineer Blog で紹介する予定です。
・国の選定
→どのような計算式を使って、国を絞り込んだか
・各国の潜在エンジニアスキル調査など
その他
https://techblog.forgevision.com/
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17. EOF
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