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企業行動論第3講「誰がために、企業はある」

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企業行動論第3講「誰がために、企業はある」

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ある意味で、この講義で一番わかりにくいのが、今回かなと。
ニックリッシュの考え方をベースにしつつ、今の価値創造現象を考えられるようになってほしいというねらいで説明しています。

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ニックリッシュの考え方をベースにしつつ、今の価値創造現象を考えられるようになってほしいというねらいで説明しています。

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企業行動論第3講「誰がために、企業はある」

  1. 1. 第3講 誰がために、企業はある 企業行動論2020 山 縣 正 幸
  2. 2. 第3講のもくじ 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 2 1. アクターとしての〈経営〉 2. 本源的経営としての〈家政〉 / 派生的経営としての〈企業〉 3. 価値循環という考え方 [06] [06] [06] 講義noteの№
  3. 3. 今回の問い 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 3 企業という存在は、誰のためにあるのか? 価値が循環するとは、どういうことか? この2つの問いに、具体的な事例をイメージして論じれるように!
  4. 4. 今回の小課題Question 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 4 興味ある企業(ある企業のなかの一つの事業でもOK)を一つ採りあげ、 それが「どんな人 / 組織」の「どんな欲望」を充たそうとし ているのか、(できれば少し掘り下げて)考えてみよう! さらに考えてみたい人は、 そこにどんな価値循環が生じているのかを調べて、 描き出してみよう!
  5. 5. 今回のキーワード(1) 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 5  経 営(managementではなく、Betrieb) ☞ 人間が何かのために活動するコトの連鎖と、それをモノ と結びつける何らかの方法やしくみ。 ☞ 何らかの欲望を抱いていて、それを充たそうとして何ら かのモノを備えている個人や共同体 ほぼ同義に扱うが、定義としては後者を優先する
  6. 6. 今回のキーワード(2) 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 6  家政 / 家計 ☞ 一般的には、消費を通じて欲望充足しようとする経営。 本源的経営とも呼ばれる。個人でも複数でもOK。  企 業 ☞ 家政 / 家計が抱く欲望を充たすようなモノやコトを創 出・提供しようとする経営。派生的経営とも称される。
  7. 7. 今回のキーワード(3) 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 7  価値循環 ☞ さまざまな経営内部や経営間で、価値をもたらすものや ことがつくられたり、つたえられたり、つかわれたり、 さらにやり取りされたりする流れや動きのこと。 経営内部での流れや動きを内部価値循環、経営間での流 れや動き(やりとり=交換)を外部価値交換という。
  8. 8. 1. アクターとしての〈経営〉 ビジネス現象という舞台への登場人物。 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 8
  9. 9. 前回の確認。 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 9 この講義では、 企業を「価値創造を共有目的とする協働体系」 と捉える
  10. 10. 前回の確認。 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 10 この講義では、 企業を「価値創造を共有目的とする協働体系」 と捉える 価値創造: ① 他者に〈価値〉をもたらすことで、 自らも何らかの〈価値〉を得ることができている状態
  11. 11. 前回の確認。 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 11 この講義では、 企業を「価値創造を共有目的とする協働体系」 と捉える協 働: 単独の個人ではできないが、複数であればできることに関 して、共通目的を設定し、複数の個人が自らの意思で協力 し合って、その実現を目指すこと
  12. 12. ビジネス現象には、登場人物がいる。 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 12 例えば、オイシックスの場合 登場人物 =アクター
  13. 13. アクター(登場人物)としての〈経 営 Betrieb〉 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 13 経 営(Betrieb) ※ Managementとしての経営ではない ヴェーバー (Weber, M.) ニックリッシュ (Nicklisch, H.) 一定の労働サービス相互間およびこれと物的生産手段とを 継続的に結びつける、そのしかた 道具、原料を備えていて、自己ないし自分たちの目的を実現するために 働いている、個人ないし複数の人間
  14. 14. アクター(登場人物)としての〈経 営 Betrieb〉 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 14 経 営(Betrieb) ※ Managementとしての経営ではない ヴェーバー (Weber, M.) ニックリッシュ (Nicklisch, H.) 一定の労働サービス相互間およびこれと物的生産手段とを 継続的に結びつける、そのしかた 道具、原料を備えていて、自己ないし自分たちの目的を実現するために 働いている、個人ないし複数の人間 ②何らかの欲望を抱いていて、それを充たそうとして 何らかのモノを備えて活動する個人や共同体
  15. 15. アクター(登場人物)としての〈経 営 Betrieb〉 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 15 例えば、オイシックスの場合 登場人物 =アクター ここに登場するアクターたち、それぞれが経営(Betrieb)
  16. 16. 2. 本源的経営としての家政 派生的経営としての企業 企業は、誰かの欲望を充たすために存在する。 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 16
  17. 17. 欲望することが生きること。であるならば。 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 17 人間活動の根源(本源) =③欲望充足
  18. 18. 欲望することが生きること。であるならば。 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 18 人間活動の根源(本源) =③欲望充足 ③を主として生存している 〈経営〉こそ ④本源的経営 =⑤家政 / 家計(家庭) 例: 一般的にイメージできる“家庭”、 一人暮らしの個人、 さらには何らかの欲望を抱く組織体 ☞ 固定的な
  19. 19. 欲望することが生きること。であるならば。 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 19 本源的経営としての家政: 基本的には「⑥消 費を通じて、欲望を充足しようとする」 ① 欲望を充たすモノやコトを摂り入れる ② ①をエネルギーに変える ③ 老廃物として排出される ④ 次期以降に向けて蓄えられる 他者 / 外部に向けて放たれる ✓他者にとっての“資源” ✓誰にとっても消費できな い場合、ゴミとなる
  20. 20. 欲望することが生きること。であるならば。 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 20 欲望を充たす≒消費する ① 欲望を充たすモノやコトを摂り入れる ② ①をエネルギーに変える ③ 老廃物として排出される ④ 次期以降に向けて蓄えられる 他者 / 外部に向けて放たれる ✓他者にとっての“資源” ✓誰にとっても消費できな い場合、ゴミとなる 消費もまた、価値創造につながる!
  21. 21. 何によって欲望は充たされるのか:復習 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 21 欲望を充たしてくれる モノやコトたち =③ 効用給付 / 財 この欲望を充たしてくれる内容を ② 効 用 と呼ぶ  モノ / 有形財:製品  コト / 無形財:サービス  情報 / 無形財:コンテンツ
  22. 22. 何によって欲望は充たされるのか:復習 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 22 欲望を充たしてくれる モノやコトたち =③ 効用給付 / 財 この欲望を充たしてくれる内容を ② 効 用 と呼ぶ  モノ / 有形財:製品  コト / 無形財:サービス  情報 / 無形財:コンテンツ 誰が、欲望充足を可能にしてくれるのか?
  23. 23. 派生的経営としての企業 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 23 ニックリッシュ (Nicklisch, H.)
  24. 24. 派生的経営としての企業 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 24 ニックリッシュ (Nicklisch, H.) ⑦派生的経営としての⑧企 業! ☆ 企業は個人であっても問題ない=個人事業主
  25. 25. 派生的経営としての企業 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 25 ニックリッシュ (Nicklisch, H.) 企 業: 他者の欲望や期待を充たすことで、 自らも成果を獲得しようとする(=価値創造をめざす) 派生的経営 / 協働体系
  26. 26. 3. 価値循環という考え方 ビジネスとは、価値の循環である。 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 26
  27. 27. 価値とは。(確認) 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 27 【概念規定】 ある主体が、何らかの財(効用給付)を通じて得た効用によって、 どれだけ欲望や期待が充たされたかに関する主観的な強度 ➡欲望充足の主観的強度 ある人が、他の人にとっての価値を創造することなんて できるのか? それをやるのがビジネス!!
  28. 28. 価値が循環する、とは? 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 28 図 は 再 掲
  29. 29. 価値が循環する、とは? 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 29 1=欲望を充たす価値のある製品やサービスの流入 2=製品やサービスへの対価(カネ)の支払 3=Iから支払われた対価の流入(=売上収益) 4=製品やサービスへの対価(カネ)の支払 5=販売市場(製品・サービス) 6=存在せず 7=労働や原材料、設備など、価値創造に必要な資源の提供 8=労働や原材料、設備など、価値創造に必要な資源の獲得 9=労働や原材料、設備など、価値創造に必要な資源の対価支払 10=労働や原材料、設備など、価値創造に必要な資源の対価獲得 11=労働市場&調達市場
  30. 30. 価値が循環する、とは? 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 30 価値提案 価値提案
  31. 31. 価値が循環する、とは? 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 31 価値提案 価値提案 ⑨内部価値循環 = 成果獲得過程 ➡ 価値創造過程 ⑩外部価値循環 = 成果分配過程 ➡ 価値交換関係
  32. 32. 価値が循環する、とは? 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 32 ここでどんなことが起こっているのかは 次回以降にお話しします
  33. 33. 価値が循環する、とは? 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 33 サービスデザインという、 最近の新しい価値創造の考え方においても、 価値の循環という発想は重視されている!
  34. 34. 価値が循環する、とは? 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 34 こんな感じで、実際には、 いろんな〈経営〉が関係しあって 価値循環のネットワークを 形成している エコシステム(生態系)  ビジネス・エコシステム  サービス・エコシステム  イノベーション・エコシステム これを現代では ⑪ステイクホルダー と呼ぶ
  35. 35. 価値が循環する、とは? 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 35 マザーハウスの価値循環 ※ 最近の動きについては、反映 されていない部分あり。
  36. 36. 消費(欲望充足)過程から再び生産(価値創造)過程へ。 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 36 他者 / 外部に向けて放たれる ✓他者にとっての“資源” ✓誰にとっても消費できな い場合、ゴミとなる 消費もまた、価値創造につながる!マザーハウスの 修理・回収・ケアサービス
  37. 37. 4. ここまでのまとめ 価値循環を考えるうえで大事なこと。 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 37
  38. 38. 価値循環において、大事なポイントは? 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 38 本源的経営=⑫消費を通じた欲望充足 派生的経営=⑬価値提案による成果獲得 それぞれの欲望が充たされる状態が望ましい 基準としての“経済性”(ニックリッシュ)
  39. 39. 価値循環において、大事なポイントは? 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 39 〈価値〉が、ある主体(アクター / 経営)にとっての「欲望や期待 の充たされ度合い(=欲望充足の主観的強度)」であるなら、 相手にとって〈価値〉をもたらす提案を創出し、 それぞれにとっての“充たされ”=〈価値〉が循環するように、 流れをデザインすることが、めちゃくちゃ重要! 内部価値循環=成果獲得過程=⑭ 価値創造過程 外部価値循環=成果分配過程=⑮ 価値交換関係
  40. 40. ビジネスとは、価値の循環である。 2020/5/26 企業行動論2020(山縣) 40 人間が生きる =欲望を充たそうとする 家政 / 家計が出発点(根源) =本源的経営 本源的経営の欲望充足 =価値創造 派生的企業としての企業 充たし、充たされの循環 価値循環が生まれる!

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