Mais conteúdo relacionado Semelhante a ISO/IEC DIS 20246 についての(ごく簡単な)説明 (20) ISO/IEC DIS 20246 についての(ごく簡単な)説明2. 自己紹介
• すずき しょうご
• 某メーカ系関連企業の企業向けソフトウェアの品質保証部門
• 設計レビュー / プロセス改善 / ソフトウェアテスト
• JCSQE初級、JSTQB FL/AL(Test Manager)
• 「バグ票ワーストプラクティス検討プロジェクト」メンバ
– 「バグレポートの改善に向けた問題事例の調査とアンチパターン化」
ソフトウェア品質シンポジウム2013(Best Paper Future Award受賞)
JaSST’14 Tokyo 経験発表
– 「バグレポートの改善に向けた問題事例の調査とアンチパターンの作
成」
ソフトウェア品質シンポジウム2014招待講演
Twitter : @rin2_
7. ISO/IEC/IEEE29119ファミリー
• ソフトウェアテストに関する国際規格
(2013年9月1日初版発行)
– ISO/IEC/IEEE29119 Part1 概念と定義
– ISO/IEC/IEEE29119 Part2 テストプロセス
– ISO/IEC/IEEE29119 Part3 テストの文書
– ISO/IEC/IEEE29119 Part4 テスト技法
– ISO/IEC/IEEE29119 Part5
キーワード駆動テスト
– ISO/IEC 33063
テストプロセスアセスメント
– ISO/IEC 20246(DIS)
作業成果物のレビュー
ISTQB
• ソフトウェアテストに関する
スキル認定の枠組み
(2002年11月設立)
– Foundation Level(FL)
– Advanced Level(AL)
• Test Manager
• Test Analyst
• Technical Test Analyst
– Expert Level
• Test management
• Improving the Test Process
• 日本においては、JSTQB
国際的なソフトウェアテスト共通認識
2つのトレンド
8. ISO/IEC/IEEE 29119ファミリー
Part.1 Concept & Definitions
Part.2 Test Process
Part.3 Test Documentation
Part.4 Test Techniques
Part.5 Keyword Driven
Testing
ISO/IEC 33063
Process assessment model for
software testing
参考:ソフトウェアテストの国際標準(ISO/IEC/IEEE29119シリーズ)の活用 (情報処理学会 短期集中セミナー 2016/7/15)
ISO/IEC 20246
Work Product Reviews
IEEE829
Test Documentation
IEEE1008
Unit Testing
ISO/IEC/IEEE29119
動的テスト
静的テスト
10. 規格名の説明
• ISO/IEC DIS 20246
– ISO : International Organization for Standardization
• 国際標準化機構
• 国際間の取引をスムーズにするために共通の基準策定
– 例:ISO 9000シリーズ(品質マネジメントシステム)
ISO 14000シリーズ(環境マネジメントシステム)
– IEC : International Electrotechnical Commission
• 国際電気標準会議
• 電気工学、電子工学、および関連した技術を扱う国際的な標
準化団体
– DIS : Draft International Standard
• 国際規格案
• 案なので、今後内容等が変わることもありえる。
12. ISO/IEC DIS 20246とは
• システム開発、テスト、保守、管理に関する
作業成果物のレビューのための
汎用フレームワーク
• レビュー時の一般的な事項について記載
– 用語 /プロセス / アクティビティ / タスク /
レビュー技法 / ドキュメントテンプレート
• システムやソフトウェアに関わる全ての人が
利用可能
13. ISO/IEC DIS 20246の内容(1/2)
• スコープ
• 使用目的
• 用語定義
• 作業成果物レビュー
– レビューの属性
– レビュータイプ
• レビュープロセス
– モデル
– 目的
– 結果
– アクティビティ・タスク
• 計画
• レビュー開始
• 個人レビュー
• 問題の議論と分析
• 修正と議事録作成
– レビューに関する項目
• レビュー技法
– 個人レビューの技法
• アドホックレビュー
• チェックリストを使ったレビュー
• シナリオを使ったレビュー
• 観点を使ったレビュー
• ロールを使ったレビュー
– 問題分析の技法
– レビューミーティング技法
• ページ毎レビュー
• チェックリスト使ったレビュー
• ロールを使ったレビュー
• シナリオを使ったレビュー
14. ISO/IEC DIS 20246の内容(2/2)
• 問題の記録
– ドキュメントのID
– 発行者
– 承認権限
– 変更履歴
• インシデントレポート
– ドキュメントのID
– 発行者
– 承認権限
– 変更履歴
• レビュードキュメントの
フロー
• レビュー属性
– 目的
– ロール
• IEEE1028とのマッピング
• ツールサポート
15. 作業成果物とは
• 作業成果物
– 契約
– 設計仕様
– 開発計画
– 保守計画
– コード
– プロジェクト計画
– RFP/要求仕様
– テスト計画/テスト仕様
– ユーザマニュアル
• フォーマット
– テキスト
• 自然言語、コード
– シナリオ
• ユースケースフロー
– モデル
– 形式手法
– UML
ソフトウェア開発工程のすべての成果物が対象にできる
32. アドホックレビュー チェックリスト
ベースドレビュー
シナリオベースド
レビュー
パースペクティブ
ベースドレビュー
ガイドラインの有無 × ○(チェックリスト) ○(シナリオ) ○(ステークホル
ダーの視点・観点)
長所 ・多くの欠陥を検出
可能
・チェックリストによ
る割当てにより、拾
いカバレッジが確
保可能
・指摘項目が重複
しにくい
・リスク情報を付加
することでより深く
チェック可能
・シナリオをレ
ビューワで分担す
るので、指摘事項
が重複しにくい
・「ドライラン」(予行)
により、利用時の欠
陥を検出できる
・狙った欠陥を検出
しやすい
・リスク情報を付加
することでより深く
チェック可能
・ステークホルダー
の観点で分担して
評価する評価する
ため、指摘事項が
重複しにくい
・観点のバランス、
組み合わせを考慮
する
・再利用できる
短所 ・レビューワのスキ
ル依存
・指摘項目が重複
する恐れ
・チェックリストにな
い不具合について
は見落とす
・チェックリストが長
くなりがち
・シナリオに含まれ
ていない不具合は
見落とす
・狙っていない欠陥
は検出にくい
・レビューワによっ
ては、観点を利用
にしくい
その他 ・レビュー対象(ドメ
インごと、製品ごと、
文書ごと)に異なる
チェックリスト
・定期的な更新
36. ツールによるサポート
• ツールによる効率化
– レビューワ間のコラボレー
ション・コミュニケーション
– 作業成果物のコメントをハ
イライトする
– コメント・修正と作業成果
物のトレーサビリティ管理
– レビューメトリクスの自動
収集
– 他ツールとの連携
• テスト管理ツール、BTS、
VCS、IDEとの統合
• 具体的なツール
– 文書のレビューツール
• C-Review Support
(クライム)
• Review Coordinator
(日立ソリューションズ)
– コードレビューツール
• Redmine Code Review
プラグイン
• Review Board
コードレビューツールについては、
IDE統合、ITS・BTS・VCS連携等ふくめて
いろいろ出ている。
38. ご参考:レビューア心得十ヶ条と
レビューアべからず集
• レビューア心得十ヶ条
1. 技術に厳しく、人には優しく、楽しくや
ろう
2. 付加価値をつけて設計者を助けよう
3. 設計者の説明を最後まで聞こう
4. 設計者の考えを引き出す質問をしよ
う
5. できたことを認めて、ほめよう
6. 設計者が考えていない領域に視野を
広げよう
7. その場で決着をつける努力をしよう
8. 結果をみて、レビューの成果を真摯
に振り返ろう
9. 重大不具合から学んだことをすべて
頭に入れておこう
10. お客様の信頼を得るころを最後まで
あきらめない
• レビューアべからず集
1. やっていないことを責めてはいけない
2. ワークシートの書き方を指導してはいけ
ない
3. 言葉だけで確認するな 図面やモノを
みよ
4. DRは設計者にお墨付きを与える場では
ない
5. 説明者と同じ目線になるな
6. 知識や経験があることを誇示するな
7. 謙虚であれ(反り返るな、怒鳴るな、意
地を通すな)
出典:日産自動車における未然防止手法Quick DR 日科技連出版社 (2012/02)
レビューワが常に念頭におく心得 レビューワがやってはいけないタブー