「幸せになる勇気」読書メモ1

読書メモ
幸せになる勇気
その1

幸せになる勇気
自己啓発の源流「アドラー」の教えⅡ
岸見一郎、古賀史健
2016年ダイヤモンド社

今回は
アドラー心理学の基礎知識
について
※個人の見解であり、無謬性を保証するも
のではありません(テンプレ)

行動主義
ゲシュタルト
心理学
精神分析
認知心理学
実験心理学
個人心理学
(アドラー心理学)
分析心理学
新行動主義
現在の主流

精神分析と個人心理学のスタン
スの対比
精神分析は人間の中に「意識-
無意識」を想定
個人心理学は人間を「分解で
きない (individual)」と想定

個人心理学への批判
反証可能性を持たないため
「科学」といえない
→現在では「心理学」とし
てよりも「哲学」と捉える
べき

ちなみに、著者の岸見さんは西
洋古代哲学(特にプラトン)が専
門

アドラー心理学の考え方

行動面の目標
・自立すること
・社会と調和して暮らせること
心理面の目標
・私には能力がある
・人々は私の仲間である

自立とは…
自分の価値を自ら承認す
ること
自分で選択し、その結末
を自らが引き受けること

「課題の分離」が自立に
つながる
→自分と他者の課題を分
離し介入をしない/させな
い

しかし、自立は「孤立」ではない

社会と個人について
人間は一人では生きてい
けない
→社会から切り離された
人間を想定することはで
きない

共同体感覚
(social interest)
社会を形成する他者への
関心
を人間は生まれながらに
備えている

アドラーは
「共同体感覚は、生まれ
つき備わった潜在的な可
能性で、意識して育成さ
れなければならない」
としている

協力原理による社会
競争は他人を「仲間」で
なく「敵」と認識させる
→競争ではなく協力
→賞罰、縦の関係の否定

個人と社会をつなぐもの

「尊敬」と「貢献感」

尊敬(respect)
respectの原義は「見る」
他者をありのままに見る
「他者の目で見て、他者
の耳で聞き、他者の心で
感じる」

尊敬が信頼を生む
※信頼=無条件で信じるこ
と
「あなたが私をどう思っ
ても、私はあなたを信じ
る。信じ続ける。」
=「嫌われる勇気」

貢献感
「わたしは誰かの役に
立っている」という主観
→この感覚が自らの価値
の実感や幸福感につなが
る

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