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b19_2022sli_【函短大】夢に向かって走り隊.pdf
- 4. 背景 “学び直しによる課題 4
“学び直し”における 各自の課題を整理します。(令和3年度入学生6名)
課題は2種類あると考えます。[昨年度の課題から]
(1)自分自身の課題
(2)自分を取り巻く状況における課題
社会人学生という立場から、個人ということに留まらず、子どもや家族な
ど自分を取り巻く状況での課題が生じるという状況です。
学修を継続する上で、多様な課題があるのが社会人学生の特徴である。
(1)自分自身の課題 (2)自分取り巻く状況での課題
①資格をとりたい ①子育てしながら学修を継続したい
②スキルを身に付けたい ②家庭を大切にしながら学修を継続した
い
③保育士の仕事に興味がある ③親の健康等を気遣いながら学修を継
続したい
④これまでの経験を活かしてさらにステッ
プアップしたい
④出産を仕事の両立を考えて就労を検
討したい
⑤やりたいことを目指す過程で学びが必要 ⑤家庭を養う経済的自立を目指したい。
- 10. 結果 ②計画的偶発性理論 クランボルツ 10
(3)クランボルツ(ジョン・D・クランボルツ.1928-2019.米)は、
キャリアの8割は予期せぬ偶然の出来事によって決定されると提唱
偶然を活かしながら柔軟に自分のキャリアを作っていこうと考える
のが「計画的偶発性理論」である(古武2020)
日頃から積極的に行動している人には、「計画された偶然の出来事」
が起こる確率が高まる。そのための条件として「5つの行動特性」を
あげている。
<計画的偶発性を起こす5つの行動特性>
偶然の出来事をただ待つだけ
でなく、「オープンマインド」
をこころがける。
用心しすぎるよりも前向き
かつ柔軟に行動することが
大切と考察する。
行動特性 内 容
①好奇心 新しい学びの機会を探すこと
②持続性 あきらめずに続けること
③楽観性 前向きに考えること
④柔軟性 状況に応じて変化させること
⑤冒険心 結果が分からなくても行動す
ること
キャリ
ア論の
活用
- 15. 考察・まとめ 15
次に本研究における各自の考察を記します。
Aさん Bさん Cさん
あなたのア
ンカーは?
自然、挑戦 人、安定 環境、挑戦
キャリア論
から考える
キャリアデ
ザインと
自己実現
キャリアとは自身の生き方で
あり、キャリアデザインとは
自己決定した生き方である
と捉える。自身のアンカーと
なる軸を見つけ出し、実行す
ることができる。自己決定を
繰り返すことで自身の可能
性を広げ、予想しない偶然
の出来事にも挑戦していけ
るのだと考察する。
アンケート結果から自らの決
定で行動すること、実行する
点が最も重要でキャリアデ
ザインの重要性に繋がり、
自己実現への自身の可能
性を見出すことができると考
える。
社会が変わる今日、知識や
スキルを時代の変化に合わ
せて継続的にアップデートす
る必要がある。キャリアデザ
インを行う重要性を認識する。
キャリア論は今後の行動指
針として活用することもできる。
職業訓練生として入学した私
たちは、一度社会を経験した
ことで現在学んでいる意義を
実感できている。自分自身の
軸を持つことが重要であり、
技術・知識・経験に加え、人
間性やプライベートも含めた
生き方を磨いていくことが大
切と考察する。キャリア論か
らきっかけを生み出してもら
えるのではなかろうか。
「シャインの3つの問
い」を考えたことで自分
のアンカーとは何かを
知ることができた。生き
ていく上で、大なり小な
り選択をする場面があ
る。どうして、なぜ、そう
したのか、分からな
かった時、キャリア論を
使い客観的に物事を
捉えることで、自身の
転機に気づき、チャン
スを逃さず、より良い
人生を送る助けになる
と考える。
- 16. 今後に向けて 【Zoom研究発表会・意見交換会のご案内】 16
私たちは、職業訓練生として 函館高等技術専門学院と函館短期大学に籍を置き学ぶこの制度は、渡島地区・
函館市の特色のひとつでもあると捉えます。人口減のこの地域での就労の機会を広げる取組と感じます。
私たちは、一度社会に出た経験があるからこそ、この2年間の学びの意義を深く感得することができま
した。研究を通して「キャリア論」の多様な考えを知り、仲間と一緒に討議し、学びを共有できたことで、
より一層自分自身を見つめ、今後進むべき道について考えを深めることができました。
またキャリアをデザインする上で重要なことは、学び続けることであると再認識します。
そして「生涯学べ」の訓辞は、学び舎である函館短期大学創立者の野又貞夫先生のお言葉です。
野又貞夫先生は、この函館において職業教育の視点から、人々の生活を支え、豊かな暮らしに導くために
様々な学校を創設されたと伺いました。その意味では北海道・函館におけるキャリア教育を実現したように
感じます。理念の上で、本研究と重なりを感じます。
さらに学校教育の場面では、小学校からキャリア教育を推進するという考えも教育現場で掲げられている
ことを学びました。キャリアやキャリアデザインは、様々なライフステージにおいて考えていくことから、
まさに人生そのものだと考察します。
このように「キャリア論」の考えは、さまざまな人が 意思決定に悩み・戸惑う時に、ひとつの考え方の
ヒントを提示してくれるではないでしょうか。
(1)今後もキャリア論を援用して自己分析を行い、キャリアデザインの変容を鑑みる
(2)人生のさまざまな節目でキャリアを見直すとともに、日々の意思決定のヒントとしていく。
(3)「キャリア論」について、このような考えを 気兼ねなく話題にするととともに、
「生涯学べ」を心に刻んで学ぶ姿勢を大切にしていきたい。
◆<Zoom 研究発表会のお知らせ>◆
Zoomで研究発表会を実施します。皆さまと意見交流が出来ましたら嬉しいです。
日時:11月17日(木)13時~13時30分 よろしくお願いいたします。
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