ロボット手術において医療者―患者間の情報伝達を
円滑にすすめるサービス・ツールの作製
The development of the designed tools for understanding of robotic surgery. -
The collaborative research about the framework to develop the novel medical
service using design method
磯谷周治1) , 吉橋昭夫2), 吉田光治3), 堀江重郎1)
1)順天堂大学大学院医学研究科泌尿器外科学
2)多摩美術大学情報デザイン学科
医療×デザイン プロジェクト
このようにアルゴリズム化されたevidence based medicine は,患者さんの希望とか,そのときの感情は考慮されていません,また,どんどん新しい治療が出てくると,治療アルゴリズムが変わっていきます。それもあり,現在のevidence based medicineに基づく医療は患者にとっては,全貌が把握しにくく,直感的に理解できないような複雑な医療となってきています。
自分がよく理解出来ない治療を受ける患者さんは,治療自体がうまくいかない事が多いです。これはとても大きな問題なのです。
このOSと同じような方法論で,治療アルゴリズムを患者の希望とすり合わせるシステムを作製することができないだろうか,と考えた訳です。
もしも,このユーザーインタフェース・システムが情報デザイン・サービスデザインの手法で作られると,
医療における意思決定はevicdence based medicineから脱却して次のステップに進む事になると思います。