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単独型の更新講習の企画・運営について―1.5年間の試行錯誤と課題―

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2017.03.11.                   
大学行政管理学会大学改革研究会
2016年度第8回ワークショップ
於:名城大学名古屋ドーム前キャンパス社会連携ゾーン「shake」

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単独型の更新講習の企画・運営について―1.5年間の試行錯誤と課題―

  1. 1. 単独型の更新講習の企画・運営について ー1.5年間の試行錯誤と課題ー 松 宮 慎 治 (神戸学院大学) 2017.03.11. 大学行政管理学会大学改革研究会 2016年度第8回ワークショップ 於:名城大学名古屋ドーム前キャンパス 社会連携ゾーン「shake」 shinnji28@j.kobegakuin.ac.jp
  2. 2. ターゲットイメージ 「教員免許状更新講習」という一つの仕事の中で…… ①実務上のストレスを抱えている方 ・「他の仕事もあるのに……しんどいわ」 ②相談できる相手がいない方 ・「学内の誰に聞いても,結局よくわからんぞ」 ③前向きな改善に取り組みたい方 ・「Aをやってみたい。他大学ではどうしてるんや?」 ⇒何らかのヒントを提供できれば。 2
  3. 3. 自身の背景 ・2008年4月に新卒で入職。学生支援センター に配属。2012年6月に異動。現在に至る ☞もっとも印象に残っている仕事 ・2011年~2012年までに3度参加した,東日本 大震災ボランティアバスの引率(1泊4日) →未曾有の災害支援に仕事で関われた。また その過程で学生に関わりながら,特定の経験 の前後で学生がどのように変容するのか,ある いはしないかについて勉強できた ⇒という自分の中での「意味づけ」をしている 3
  4. 4. 更新講習の仕事としての特徴(負) ・関係者間の「押し付け合い」みたいなものが発生 しやすい。責任の素早いパス交換が行われてしま う ①政府⇔教育委員会⇔大学 (e.g.,)「大学は講習を開設するだけ。制度の ことは教育委員会に聞いてください」 ②教務部門⇔社会連携部門 (e.g.,)「学生は関係ないのに,なぜ教務で?」 →前向きに取り組むには,「意味づけ」が大事 4
  5. 5. 更新講習の仕事としての特徴(正) ・大学がステークホルダーに直接,かつ大量に(し かも制度上必ず)関与できる数少ない機会である →ファンを増やそう! ・非学生(しかも教師というプロ集団)にプログラム を提供するという緊張感がすごい →FD/SDになる! ・5日で1,000万近くの収入が得られる事業,大学の 中に他にないのでは? →自分の裁量次第で,経営に大きく貢献できる! (という「意味づけ」【妄想含む】をしている) 5
  6. 6. この仕事の「ど真ん中」って? ・仕事に携わるときには,いつもその「ど真ん 中」は何かを考えるようにしている。ここでいう 「ど真ん中」というのは,一番大切なことと,絶 対にやってはいけないことの2つ ・一番大切なことは,「たくさんの講習を開設し て多くの方を受け入れ,体力ある総合大学とし ての社会的責任を果たすこと」 ・絶対にやってはいけないことは,「対象者に とっての受講期間外に受け入れを行うこと」 6
  7. 7. 過去の受講人数・募集人数 7 ※カッコ内は講習の総数,人数はのべ。
  8. 8. 数を増やすために(1)概観 ☞2015年度実施分 ・既に講習が確定していて,できることは少なかった ・5人に満たないと非開講にしていた→やめた ・HPの案内をわかりやすくした。具体的には,講習名にリ ンクを張り,概要に飛べるようにする等 ☞2016年度実施分 ・各学部最低1講習の拠出を会議体で依頼し,あとは個 別交渉(一部失敗) ☞2017年度実施分【資料1】 ・各学部最低1講習の拠出を会議体で依頼し,あとは個 別交渉(全て成功) ⇒次年度から,2キャンパスそれぞれで30hが完結できる 8
  9. 9. 数を増やすために(2)個別交渉 ・過去に評判のよかった講習がなぜかなくなってい た。個別に依頼し,学部の了承は事後,形式的に ・必修領域の新規開講は,教職課程で頑張る ・選択必修領域の新規開講は,教職課程で頑張り つつ,現代社会学部にお願いする ・関心のありそうな先生に個別にお声掛けする →会議で拠出依頼をするだけでは,「出てきた材 料」で勝負せざるをえなくなる →自身が責任を負い,まずは全体をデザインする →普段の個人的な人間関係が効いてくることも… 9
  10. 10. 数を増やすために(3)デザイン ☞対学内 ・会議体での依頼は,早めに行う等の進捗管理 ・制度の趣旨を説明し,「負担」ではなく,「面白 そうな仕事」と捉えていただく ☞対受講者 ・募集開始を1ヵ月早め(5月→4月),さらにその 1ヵ月前に募集開始の「予告」をする ・対象校種の厳格な定義を緩和(栄養教諭,養 護教諭の受講可能講習を拡大) 10
  11. 11. 対象者のマネジメント(1)マニュアル ・担当者用に,サルでもわかる『はじめての更 新講習』(理論編【資料2】,実践編)を整備した (実践編の記載例) ・生年月日と修了確認期限の整合性を確認しよ う!期限延長の場合は要注意だよ ・幼稚園教諭については,幼保連携型認定こど も園における移行措置というややこしいケース があるけど,①幼稚園教諭の免許状保持者→ 受講可,②保育士しか持っていない→受講不 可,とシンプルに考えよう 等 11
  12. 12. 対象者のマネジメント(2)問い合わせ ・制度も含めたあらゆる質問に100%答える ・受講対象かどうかの確認も,第一義的にはご本 人かもしれないが…「知らぬ存ぜぬ」もイヤだ ・自大学の講習が終わっている季節に問い合わせ が来れば,他大学の講習を紹介することも ・とはいえ,忙しい時期に電話の問い合わせに追 われるのは辛い ・松宮しか答えられないという状況もマズい →Q&A【資料3】を作成し,ホームページにアップ →電話が激減。おそらく受講者も確認している 12
  13. 13. その他の改善(1)学生の関与 13 ・当日の受付を,(教職課程を履修する)学生が 行うようにした ・2014年度以前は,事務職員が行っていた ・2015年度は図書カード2,000円の配付,2016 年度は時給によるアルバイトとした ・併せて,事前研修と事後の振り返りを実施し, アンケートも回収して,学習の機会としている →受付だけでは,効果は小さい。講習のサポー トをすると良いが,時期が定期試験と重複して いる
  14. 14. その他の改善(2)教員との関わり 14 ・はじめて担当される先生向けの,制度説明用の 資料【資料4】を作成し,配付 →依頼される先生方は,この制度のプロではない。 趣旨や背景を端的に説明することが必要 ・終了後,受講者アンケートをPDFにして即日配付 →即日だから記憶に残る。担当者も,即日確認す れば,翌日以降に生かすことができる →生かせることがあれば,すぐに翌日を担当する 教員に連絡する ・なぜか紙で採点していたのをexcelに変更 ・必ず,見学に行く
  15. 15. 未だ達成できていないこと ・申込のウェブシステムを導入し,内容に注力したい →2年連続予算落ちしている ・各講習に1人ずつ,学生アルバイトをつけたい ・受講モデル【資料5】を作りたい ・卒業生,同一法人の教員の受講料をタダにしたい →今年できるかどうか… ・他大学との「貢献度」の比較 →本学の受け入れ人数と兵庫県下の他大学の「募集人 数」とを比較すると,関西国際大学,兵庫教育大学に次 ぐ第3位 →受け入れ人数がどこにも公開されていないという問題 があり,正確な「貢献度」が算出できない 15
  16. 16. その他,問題になりそうなこと ・体調不良や遅刻によって欠席した方が発生し たときは? →ケース・バイ・ケースだが,可能な限り補講で 対応している ・不合格にしたことは? →滅多にないのは事実だが,全くの0ではない ・悪天候や台風の場合の対応は? →以前は募集要項に掲載していたが,外した。 今後検討する必要があると思っている 16

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