SlideShare uma empresa Scribd logo
1 de 28
2015/10/15 © SCIREX CENTRE 2015 1
SciREX セミナー 2015.10.21
• 経済モデルからみる、
• 科学技術イノベーション政策・
• 政府研究開発投資の経済的効果
GRIPS SciREX Center
政策分析・影響評価領域
黒田 昌裕
池内 健太
原 泰史
Contents
「科学技術イノベーション政策」と
「科学技術イノベーション政策の科学」の共進化
「科学技術イノベーション政策のための科学」の全体像
当センター・領域のミッション
ICT/IoT技術に関する政府R&D投資の経済効果のシミュレーションについ
て
2015/10/15 © SCIREX CENTRE 2015 2
従来の
政策の科学
「科学技術イノベーション政策」と
「科学技術イノベーション政策の科学」の共進化
2015/10/15 © SCIREX CENTRE 2015 3
従来の
政策の
科学
新たな政策の科学の発展
従来の
政策立
案評価
政策提言機能の在り方
政府と政策提言主体の行動規範
新たな政策立案手法の導入
科学技術イノベーション政策のための科学
(Science for Science Policy)
科学技術イノベーション政策の形成システム
(Policy for Science)
出典: CRDS 戦略提言プロポーサル「エビデンスに基づく政策形成のための『科学技術イノベーション政策の科学』の構築」 (2011)
『科学技術イノベーション政策の科学」の全体構造俯瞰
(A Bird’s eye View of Science for Science, Technology and Innovation Policy)
A
B
C
D
E
F
G
4
政策分析・影響評価領域のミッション
1. 科学技術イノベーション政策が解決すべき課題について、有効 かつ選
択可能な、複数の政策案について、その社会的・経済的効果を評価する
ためのエビデンスの提示。
2. 科学技術イノベーションがもたらす社会的・経済的影響を定量的に評価
する経済/社会の評価モデル(政策シミュレーター)作成および特許・
論文・プレスリリースデータを用いたイノベーションプロセスの測定手
法の開発。
3. 本領域の研究成果を政策の現場で活用するために、研究者と政策担当者
の対話の場として「推進フォーラム」を設置し、政策ニーズの的確な把
握にもとづく、政策評価の研究成果の政策立案への反映を共進化する。
2015/10/15 © SCIREX CENTRE 2015 5
21世紀超サイバ社会の光と影
〜大変革時代の到来と政策課題〜
1. 計測技術/観測技術/実験技術/情報通信技術:
情報科学、物質材料科学、計測科学などの基盤的技術の飛躍的進歩によって、生化学・ラ
イフサイエンス、システム科学、エネルギー・環境科学、そして宇宙科学のあらゆる自然科
学領域に革新的な影響を与え、自然観の大変革をもたらす。知の結合をもたらす「新しい科
学」の構造とそれを支える科学哲学の再考の重要性。
2. 情報革命:人類が未経験の情報規模、伝達速度、解析速度の時代:
情報の高速度、大規模情報を同時的に複数のP2P, P2M, M2Mで交換できる社会の実現。情報
技術が、伝達、蓄積、収集、解析、ネットワーク、知の創造の世界を、動かし、社会の構造
を規定。
・情報科学が社会の構造を変え、同期化された情報が、個人の価値観の多様化をもたらし、
認識のGap (Perception Gap) 、所得格差の拡大の不安定時代。
・個人主義的な発想が中心となる時代のデモクラシーの在り方
・グローバル社会における国家主権の在り方
・情報セキュリテーの規範と倫理
3. 科学技術の進展による市場の構造変化
社会組織、ネットワークの変化が、いわゆるシュンペーターの技術革新、組織イノベー
ション/大結合をもたらし、生産効率をシフトさせる。
・ 産業構造/雇用構造の大変革がもたらす、光と影:効率的資源利用と格差拡大
・ PLATFORM 構築の基盤要素技術の開発の重要性とその政府の役割
・ 小さな政府・競争万能主義の市場から、共感と共生の価値の創造の市場形成
・ 政府による科学技術インフラの整備と公共の利益と社会倫理について:
「公智」•「公徳」の社会の実現を目指した “Reality 2.0”
4. トランス・サイエンス時代:「科学技術のみでは解決できない人類的課題」
人口問題‐途上国人口の拡大と貧困・飢餓、先進諸国の少子高齢化
環境問題‐エネルギー賦存と経済成長・地球環境、気候変動
近代科学技術が生み出した科学技術のみでは解決できない、人類規模の課題の
解決を同定し、その課題解決に超サイバー社会を、どのようにデザインすべきか、
また、科学技術の機能を活かすための社会システム設計は如何にあるべきか?
科学技術イノベーション政策の影響力評価- -政策オプションとは?
 「科学技術イノベーション政策の政策目標」の達成には、複数の選択可能な「政策手段」が考えられる。
選択された「政策手段」ごとに、その政策実施による社会的・経済的影響が異なることが考えられ、政策
目標の達成度や影響度に差異がみられる。それを、「政策オプション」と呼んでいる。複数の「政策オプ
ション」を比較・評価することによって、政策の評価をおこなう。
 この具体的な取り組みとして、ICT分野の技術(IoT/CPS)の政策的促進がもたらす社会的・経済
的影響を「PLATFORM」構築の効果評価を例に幾つかの政策オプションとして示す。
政策オプション
政策パターン
8
達成目標
実現のための
政策手段
+
社会的・経済的
影響の評価
IoT/CPSの技術開発・社会実装に関する複数の政策オプションを作成し、その中か
ら最適なオプションを政策として選択するための議論の材料を提供する。
政策オプションの概念図
政策の達成目標
政策シミュレーター
ICT/IoT技術に関する政府R&D投資の経済効果のシミュレーショ
ン
研究目的
IoT/CPS の社会的普及により起きる
影響(生産性の向上および労働市場の
変化)を総合的に評価
産業間に波及する影響を測定するた
め, 多部門経済一般均衡的相互依存
モデルを採用. IoT/CPS に係る政策
を実施した場合の将来に渡る経済
的・社会的影響を産業部門ごとに測
定
科学技術投資が経済に与える影響を
可視化
製造業に着目し, IoT の促進に向け
た複数の施策案を仮定し, 関連する
技術が社会に実装された場合の経済
的な影響を測定する
政府R&D投資
技術B
アウトカム
技術A
知識ス
トック
アウトカム
知識ス
トック
多部門経済一般均衡
的相互依存モデル
マクロ指標: GDP
ミクロ指標: 産業別生産額
2016/8/11 9
Internet of Things (IoT)
インターネット網を介して製品/部品
間で情報を同時的に交換することで,
より高品質/高効率な生産プロセスを
実現する
従来組み込み式で行われていたシス
テムの構築を, ICT 産業で用いられて
きたTCP(Transmission Control
Protocol)/IP(Internet Protocol) 上に構
築することが技術的な特徴
各国において産学官が積極的に取り
組む
◦ Bluemix(IBM)
◦ Industry 4.0 (ドイツ) など
2016/8/11 10
プロジェクトの推進体制
JST/CRDSの政策ユニット・情報科学技術ユニットとの密接な連携
「推進フォーラム」を設置し、モデル開発の方向性を議論(2014年度)
データ収集やシミュレータのプログラミング作業は民間企業(三菱総合研
究所)に委託
2015/10/15 © SCIREX CENTRE 2015 11
GRIPS/SciREXセンター
政策分析・影響評価領域
JST/CRDS
政策ユニット
&
情報科学技術
ユニット
三菱総合研究所
推進フォーラム
(委託先)文科省
政策リエゾン
有識者
研究者と政策担
当者等の対話の
場
ICT分野の重要性
12
政策の必要性
業
務
プ
ロ
セ
ス
の
高
度
化
大型計算機
基幹業務システム
製
造
プ
ロ
セ
ス
の
高
度
化
産業革命
(機械化)
製造実行システム
DDC
リモートI/O、PLC
フィールドバス、
TCP/IP
IoT/CPSを活用した
製造業の統合管理
サービスの
プラットフォーム化
機能の高度化
(AI/ロボティクス)
 GDPの約20%を占める製造業において、ICTによる効率化・高度化は国際競争力維持不可欠。
 製造業においては、業務/製造の両プロセスにおいて、モノつくりとサービスの融合・統合化が深化させる
方策としてIoT/CPSによる技術進化に高い期待。
 限られた予算の中で、IoT/CPSの製造業への効果的な適用を進めるため、ICTの科学技術の開発と
インフラ整備、社会実装の効果増大にための社会システム設計が、政府の役割として、極めて重要。
情報のデジタル化
基幹業務の最適化
様々な業務システムのICT化
機器のデジタル制御
ローカル監視・制御
ネットワーク監視・制御
LAN
スタンドアローン
インターネット
ネットワークの高度化
IoT導入のプロセスに関する想定シナリオ
1. 特定職能に特化した IoT 導入による生産性の向上
◦ センサーの整備により, 歩留まり率の改善, 自動的な監視
◦ 監視ツールの導入による生産効率性の向上
2. アウトソーシング化/見える化/暗黙知の表出化
◦ 熟練技術者に内在していた技術の共有化
◦ 生産プロセスのデータベース化
3. 従来の垂直統合プロセスの分化, 水平分業の実現およびプラットフォーム
型ビジネスの実現
◦ 従来の垂直統合型による生産効率性の改善ではなく, 特定職能を担うプラット
フォーム型企業 (ex. 共通化された監視プロセスの提供, 生産プロセスのモニタリ
ングと販売プロセスの一元化) の登場
2016/8/11 13
(参考) ICT分野の技術俯瞰 - 必要技術の体系的整理 (CRDSと連携)
エネル
ギー
家庭
ヘルスケア
&生命科学
セキュリ
ティ
&公衆安全
施設
IT&
ネットワー
ク
産業
運
輸・
物流
小売
低
高
レ
イ
ヤ
ー
アプリ ・・・
物流管理在庫管理 設備管理 稼働自動化保守管理 ・・・
サービスごとにクライテリアが異なる。
必要機能も一部異なる。
サービス
near-linear
での応答性
中長期トレンド
からの予測
稼働無駄の削減
経済モデル
労働需要(+/ー) 生産性の向上 財・サービスの多様性の増加
生産効率の向上
稼働計画策定
対応関係
保守管理の高度化 ・・・
プロセス・イノベーション プロダクト・イノベーション
領域横断に
よる新規ニーズ
の発掘
製造技術高度化
による高機能
製品製造
14
基礎理論
情報理論,暗号理論,離散構造と組合せ論,計算複雑度論,データ構造,アルゴリズム理論,最適化理論,プログラム基礎理論,データアナリシス
人工知能
探索とゲーム,機械学習,オントロジーとLOD,Webインテリ
ジェンス,ロボットにおける言語・知識・動作,統合AI,汎用人
工知能,認知科学
ITメディアとデータマネージメント
マルチメディア情報の個人適応検索技術,個人ライフログデータの記録・利活
用技術,次世代情報検索・推薦技術,センサーデータ統合検索分析技術,ビッグ
データの統合・管理・分析技術,時空間データマイニング技術,ユーザ生成コン
テンツとソーシャルメディア
ITアーキテクチャー
エンタープライズアーキテクチャー,クラウドコン
ピューティング,ワークロード特化型アーキテク
チャー,HPC,モバイルコンピューティング,ストレー
ジシステム
ソフトウェア
システムソフトウェアとミドルウェア,プログラミングモデルとランタイム,組込みシステム,ソ
フトウェア工学
通信とネットワーク
光通信技術,無線通信技術,ネットワーク・エ
ネルギーマネージメント,ネットワーク仮想化
技術,通信行動とQoE(Quality of
Experience),ネットワークサイエンス,新たな
情報流通基盤
デバイス・ハードウェア
集積回路技術,MEMSデバイス技術,フォト二クス,プリンタブル技術,エネルギーハベストデ
バイス,センサー,アクチュエーター,アナログ,情報処理,メモリー,電源,通信,超低消費電力
技術,量子コンピューティング
インタラクション
BMI,Augmentation,触覚/多感覚,ウェアラブル,Human-
Robot Interaction,グラフィクス・ファブリケーション
ビッグデータ
ビッグデータ基盤技術,ビッグデータ解析技術,クラウドソーシング,プライバシー保持マイ
ニング関連技術,ITメディアとビッグデータ,ゲノムをとりまくビッグデータ,教育とビッグデー
タ,社会インフラとビッグデータ,オープンデータ,著作権とビッグデータ,プライバシーとビッ
グデータ
CPS/IoT
CPS/IoTアーキテクチャー,M2M,社会システムデザイン,IoTセキュリティー,応用と社会イン
パクト,ものづくりとIoT
知のコンピューティング
社会に新たな価値をもたらす知の集積・伝播・探索,知の予測・発見の促進,知のアクチュ
エーション,知の社会エコシステム・プラットフォーム,社会への影響・普及促進のための倫
理・法的・社会的課題,応用
セキュリティー
次世代暗号技術,ITシステムのためのリスクマネジメント技術の体系化,要素別セキュリ
ティー技術の向上,認証・ID連携技術,サイバー攻撃の検知・防御次世代技術,プライバ
シー情報の保護と利活用の両立,ITシステムのフォレンジックとレジリエント技術
ビジョン・言語処理
大規模言語処理に基づく情報分析,言語情報処理応用
(機械翻訳),言語情報処理応用(音声対話),言語と映像
の統合理解,画像映像処理・理解
 CRDSの情報ユニット・政策ユニットと連携し、IoT/CPSの要素技術と製造業の関係全体を俯瞰し、必
要となる技術との関係を体系的に整理。
 また、IoT/CPSが製造業のプロセスに与える影響に焦点を絞り、詳細な検討を実施。
要
素
技
術
期
待
さ
れ
る
効
果
15
 必要なサービスを実現するための政策パターンとその中で実施することが想定される政策手段を検討
(CRDSの政策ユニット・情報ユニットと連携)
(参考) IoT/CPSに関する政策手段の検討(CRDSと連携)
① 状態・状況のリア
ル
タイム把握及び分
析
(個別事業所/個
別プロセス単位)
② 知見・ノウハウの
データベース化、
及びそれに基づく
制御
(個別企業/個別
プロセス単位)
③ プロセス横断型の
プラットフォーム
構築
(産業横断的な、新
しい市場の創生)
製造業の生産性向上に寄与する IoT/CPSサービス
様々なセンサを活用して自
動的に収集されるログの分
析に基づく、制御の高度化
設計、開発、生産、品質管
理、製造といった一連のプ
ロセスがデジタル化するこ
とでデジタルパイプライン
が実現
定量化可能な知見等データ
のデータベース化によるオ
ンデマンド判断支援
匠(熟練技術者など)の技
能の計測とモデリングを通
じた形式知と暗黙知のアー
カイブ化による制御等の高
度化
顧客価値、社会情勢の将来
予想に基づき成長シナリオ
を予測し、ビジネスシナリ
オプラニング手法の開発・
整備
 補助金・助成(研究費)
 実証実験
 補助金・助成(商品化支援)
 税制優遇(技術導入企業)
 社会普及に資する関連制度創設
 国際標準化等規格化支援
 補助金・助成(連携プロジェク
ト)
 実証実験
 ベンチャー企業支援
 社会普及に資する関連制度創設
 補助金・助成(研究費)
 キャパシティ・ビルディング
 実証実験
 ベンチャー企業支援
 国際標準化等規格化支援
 補助金・助成(研究費)
 補助金・助成(研究人材)
 キャパシティ・ビルディング
 基盤情報の整備
政策パターンの中で採用される
可能性がある政策手段(例)
要素技術の研究開発を支援し、その後開発した技
術の有効性を検証するための実証実験を実施。有
効性が確認された技術の国際標準化を支援すると
ともに、当該技術の商品化支援、製品の導入事業
者に対する税制優遇、加えて工場等に機器を導入
する際の安全基準の策定等を行うことにより、社
会実装を加速化。
関係者間で情報流通を促進・加速化するためモデ
ル的に複数事業者が連携して実証検証を行うため
の連携プロジェクト(場の提供)を支援。
各工程あるいはその複合工程の高度化に資する
データ解析等を専業とするベンチャー企業の起業
支援等を通じて、新しい市場の確立を支援。関係
者間で企業機密等に関わる情報を流通させる際に
遵守すべきセキュリティ要件等のガイドライン・
制度化を図る。
要素技術の研究開発を支援し、その後開発技術の
有効性を検証するための実証実験を実施。従来
データ化されていなかった情報のデータ化に係る
規格の国際標準化を図り、メタデータの流通促進
基盤を整備。
データアナリティクスを専業とするベンチャー企
業の起業支援等を通じて、新しい市場の確立を支
援するとともに、企業内でも当該業務を実施でき
るアナリティクス人材の育成を支援(キャパシ
ティ・ビルディング)。
社会予測等を行う際に利用可能な基盤情報を整備
するとともに、オープンデータ等により、ICTに
より容易に利用可能な環境を整備。
ビッグデータによる解析結果を解釈したり、個々
の状況にあった分析を行うことを可能とするアナ
リティクス人材の育成を支援。必要に応じて、よ
り高度なビッグデータ解析を可能とする技術の研
究開発を支援
サービス実現のための政策パターン(案)
IoT 活性化に向けた3段階の施策提案
施策案 (1) :
センサーを活用したログ収集による,
プロセス制御の高度化を支援する技
術支援 施策案(2) :
熟練工に蓄積されていた暗黙的知識
を「見える化」およびデータベース
化し, 生産プロセスの自働化を促進
2016/8/11 16
http://blog.atmel.com/2013/10/22/atmel
-powers-waspmote-mote-runner-for-
the-iot/
http://image.slidesharecdn.com/02oracl
e-140801031643-phpapp01/95/device-
to-intelligence-iot-and-big-data-in-
oracle-6-638.jpg?cb=1407125397
IoT 活性化に向けた3段階の施策提案
施策(3) : 生産プロセスの IoT による一元的管理の実現による, 水平分業的
プラットフォーム型生産システムの実現
◦ 特定の職能, 要素技術個別の最適化ではなく, 生産プロセス全体の最適化を一元
的に実施する
◦ データの解析, 生産効率性の改善などの職能が垂直統合型から水平分業型へと変
化する (Langlois 2002)
想定例: KOMTRAX
2016/8/11 17
http://www.komatsu.co.jp/CompanyInfo/profile/produc
t_supports/
政策変数 (policy variables)
(1) 政府R&D投資額
◦ 各施策毎に, 2015年度-2019年度に掛
けて継続的な政府によるR&D投資を
実施することを仮定
(2) 生産効率性 (p-index(i))
◦ IoTの普及により、企業内の各種業務
プロセスの効率化を通じて、製造業企
業の生産性が向上することを仮定
2016/8/11 18
2015 2019
施策なし
施策1: センサー開発支援
施策2: 暗黙知:見える化
施策3: 生産システムの
プラットフォーム化
企画
設計・
開発
調達
製造
営業・
販売
保守
マーケ
ティン
グ
+20
+40
+60
億円
政策シナリオに対応するシミュレーション上の仮定
仮定 1:
◦ 施策1 に基づき, 2015年から2019年に掛けて政府は毎年20億円の政府研究開発投
資を実施する. これにより, 施策を実施しない場合に比べ5年早く関連技術が社会
的に実装される
◦ 製造業の個別事業プロセス (主生産部門, 企業内情報処理部門, 企業内研究開発活
動)の製造部門と保守部門で生産性が0.1パーセント向上する
仮定 2:
◦ 施策1および2 に基づき, 2015年から2019年に掛けて政府は毎年40億円の政府研究
開発投資を実施する. これにより, 6年~10年早く関連技術が社会的に実装される
◦ 製造業の主生産部門では設計開発を除く職能で0.5パーセント, 企業内情報処理部
門では全職能で0.5パーセント, 企業内研究部門では設計開発部門で0.5パーセント
生産性が向上する
仮定 3:
◦ 施策1, 2および3 に基づき, 2015年から2019年に掛けて政府は毎年60億円の政府研
究開発投資を実施する. これにより,10年早く関連技術が社会的に実装される.
◦ 製造業の主生産部門, 企業内情報処理部門, 企業内研究開発部門の生産性が 0.7
パーセント向上する
2015/10/10 19© SCIREX CENTRE
シミュレーションに用いたデータ
産業連関表
◦ 2005年接続産業連関表(総務省)
◦ 1985年-2010年期間の産業連関表時系
列データについて基本分類ベースでの
デフレータを作成
◦ 有形資本/無形資本マトリクスの構築
◦ 研究開発部門の設定
◦ 自然科学研究部門を総務省「科学技術研究調
査」で調査されている研究対象分野8部門に分
割
労働力データ
◦ 人口問題研究所の推計を利用
◦ 情報処理活動に従事する労働力の推計
は, 国勢調査から得られる産業x職業の
クロス集計による情報を利用
◦ システムエンジニア, プログラマーおよび電子
計算機オペレーターを情報処理関連に従事する
労働力として定義する
2015/10/10 © SCIREX CENTRE 20
モデル:全体像
日本全体の経済状況をシミュレーション可能なモデルを構築
◦ 政府・民間R&Dによる技術発展の経済的影響が産業部門毎に推計可能
2015/10/10 © SCIREX CENTRE 21
先決内生変数(t期期首)
有形固定資本ストック
無形固定資本ストック
就業者数
労働サービス価格
資本サービス価格
外生変数
輸入財価格/間接税率/標準稼働時
間/生産効率性指標(p-index(i))
t期: 需給均衡
部門別国内財価
格
付加価値
GDP, 資本移転, 経常移転,
産業別配当額
政府指標
所得税, 固定資産税,消費
税, ISバランス, 政府貯蓄
額
最終支出
消費支出, 民間消費支出,
無形固定資本形成, 有形固
定資本形成, 輸出, 輸入
産出量: Xi
t+1期: 労働市場 の需給均衡
労働市場の
需給構造の調整
労働サービス価
格 PLt+1
長期生産ブロック
t+1期最適資本ストック
有形固定資本形成, 企業内情報処理
有形固定資本形成, 企業内R&D有形
固定資本形成, 無形固定資本形成
投資需要
労働サービス価格
集計関数 Pj
Lt+1
長期費用関数
有形固定資本ストック
就業労働者数
産出量: Xi
部門別供給量:
XS*j
モデル:部門設定
産業部門: 製造業を中心に, 93部門に産業を分割する
◦ 製造業・サービス業:
◦ 主生産部門
◦ 企業内情報処理部門
◦ 企業内研究部門
◦ 情報提供サービス業:
◦ 主生産部門
◦ 企業内研究部門
民間研究活動部門:
◦ ライフ、情報通信、物質・材料、環境・エネルギー、その他研究開発に分割
政府研究活動部門:
◦ ライフ、情報通信、物質・材料、環境・エネルギー、その他研究開発に分割
2015/10/10 22© SCIREX CENTRE
0.0%
0.1%
0.2%
0.3%
0.4%
0.5%
0.6%
0.7%
0.8%
0.9%
1.0%
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
2024
2025
2026
2027
2028
2029
2030
2031
2032
2033
2034
2035
2036
2037
2038
2039
2040
2041
2042
2043
2044
2045
2046
2047
2048
2049
2050
実質GDP成長率
BAU ① ② ③
シミュレーション結果(1):実質 GDP 成長率
への影響
2020年 2025年
①状態・状況のリアル
タイム把握及び分析
2024年 2030年
②知見・ノウハウの
データベース化、及び
それに基づく制御
2025年 2035年
③プロセス横断型での最適化
技術およびその社会的な実装が市場プロセス
による実施よりも先行して実施されることに
より, GDP 成長率を先行して押し上げる
2015/10/10 © SCIREX CENTRE 23
シミュレーション結果(2): 産業構造の変化(施
策3)
24
 生産額は、企業内情報処理部門では
減少し、主生産部門・企業内研究部
門では増加する傾向にある。
 価格はほぼ全ての産業部門で低下す
る。
 雇用は製造業の主生産部門・企業内
情報処理部門で減少するが、他は増
加している。
政策オプション① 2024年
主生産部門
企業内情報
処理部門
企業内研究
部門
主生産部門
企業内情報
処理部門
企業内研究
部門
主生産部門
企業内情報
処理部門
企業内研究
部門
農林水産業 0.01% - 0.04% -0.03% - -0.01% 0.02% - 0.09%
鉱業資源 0.02% - 0.05% -0.02% - 0.00% 0.03% - 0.09%
食品製造業 0.11% -0.04% 0.03% -0.13% -0.48% -0.01% -0.08% -0.12% 0.08%
繊維・木材家具製造業 0.15% 0.01% 0.04% -0.14% -0.50% 0.00% -0.09% -0.13% 0.09%
パルプ・紙製造 0.14% -0.09% 0.04% -0.14% -0.52% 0.00% -0.09% -0.13% 0.08%
化学工業 0.13% -0.04% 0.03% -0.12% -0.42% 0.00% -0.08% -0.12% 0.07%
素材製造業 0.23% -0.04% 0.04% -0.20% -0.35% 0.00% -0.09% -0.11% 0.08%
一般機械 0.23% -0.31% 0.03% -0.12% -0.29% 0.00% -0.08% -0.11% 0.09%
民生用電子・電気機械 0.09% -0.25% 0.03% -0.10% -0.37% 0.00% -0.08% -0.11% 0.08%
光ファイバー・ケーブル 0.15% -0.19% 0.04% -0.10% -0.57% 0.00% -0.08% -0.14% 0.06%
半導体製造装置 0.27% -0.32% 0.03% -0.02% -0.54% 0.00% -0.07% -0.14% 0.08%
通信機械 0.13% -0.24% 0.04% -0.15% -0.38% 0.00% -0.09% -0.12% 0.07%
電子計算機・同付属品 0.10% -0.46% 0.03% -0.06% -0.40% 0.00% -0.07% -0.12% 0.07%
半導体素子・集積回路 0.15% -0.25% 0.06% -0.12% -0.47% 0.01% -0.08% -0.13% 0.11%
他電子部品 0.19% -0.05% 0.10% -0.17% -0.33% 0.01% -0.09% -0.11% 0.06%
重電機器・輸送機器 0.19% -0.28% 0.03% -0.16% -0.27% -0.01% -0.09% -0.11% 0.09%
ロボット 0.30% -0.36% 0.03% -0.10% -0.59% 0.00% -0.08% -0.14% 0.08%
その他精密機械 0.18% -0.19% 0.03% -0.07% -0.35% 0.00% -0.08% -0.11% 0.08%
石油・石炭製品 0.02% -0.13% 0.03% -0.02% -0.54% 0.00% -0.07% -0.13% 0.09%
その他の製造業 0.18% -0.33% 0.03% -0.17% -0.37% 0.00% -0.09% -0.11% 0.09%
エネルギー産業 0.02% -0.48% 0.04% -0.02% -0.23% -0.01% 0.03% 0.00% 0.08%
建設 0.08% -0.10% 0.04% -0.05% -0.14% -0.01% 0.02% 0.01% 0.10%
運輸 0.03% -0.18% 0.04% -0.04% -0.17% 0.00% 0.02% 0.00% 0.08%
通信・放送 0.02% -0.35% 0.02% -0.03% -0.08% -0.01% 0.03% 0.01% 0.07%
商業 0.05% -0.18% 0.04% -0.03% -0.06% -0.01% 0.02% 0.02% 0.08%
ソフトウェア業 0.11% - 0.12% -0.02% - 0.02% 0.02% - 0.08%
情報処理・提供サービス 0.12% - 0.12% -0.12% - 0.02% 0.01% - 0.08%
インターネット業 0.06% - 0.03% -0.06% - 0.00% 0.02% - 0.08%
医療福祉サービス 0.06% - - -0.05% - - 0.01% - -
教育 0.06% - - -0.09% - - 0.01% - -
R&D.ライフ(国公立・非営利) 0.07% - - -0.07% - - -0.04% - -
R&D.情報通信(国公立・非営利) 0.06% - - -0.02% - - -0.04% - -
R&D.物質・材料(国公立・非営利) 0.07% - - -0.07% - - -0.06% - -
R&D.環境・エネルギー(国公立・非営利) 0.07% - - -0.07% - - -0.05% - -
R&D.その他研究開発(国公立・非営利) 0.07% - - -0.07% - - -0.03% - -
R&D.ライフ(産業) 0.03% - - -0.05% - - 0.02% - -
R&D.情報通信(産業) 0.03% - - -0.05% - - 0.02% - -
R&D.物質・材料(産業) 0.03% - - -0.05% - - 0.02% - -
R&D.環境・エネルギー(産業) 0.02% - - -0.05% - - 0.02% - -
R&D.その他研究開発(産業) 0.03% - - -0.05% - - 0.03% - -
その他サービス 0.03% - 0.15% -0.03% - 0.03% 0.02% - 0.10%
生産額 価格 雇用産業
シミュレーションからの示唆
A) IoT の技術進歩は、施策が進むとともに、製造業 (主生産部門) の生産性
を上昇させ,そこでの雇用を減少させるが,情報処理プロセスのアウトソー
ス化が進み、 情報サービス産業を中心にサービス業の価値創出と雇用を
増加させる。
◦ 短期では失業が生まれるものの, 長期的には産業構造の調整が進み, 情報サービス
産業やサービス業が雇用の受け皿の役割を果たす
◦ 確かにIoTの拡大によって、製造業での「機械と労働」の代替は進むが、情報処理
サービスなどのサービス部門での雇用は拡大し、全体の実質GDPは成長を保ちう
る。
B) 製造業では, 効率性の改善により価格が低下し, 消費や投資需要を中心に
実質最終需要が拡大し, 生産量は増加する。
C) 研究開発活動は活性化し、研究開発従事者の需要は拡大する。
◦ 研究開発の従事できる人材の育成が重要な課題
2016/8/11 25
今後の課題
1. 政策及び科学技術の発展シナリオとシミュレーション上のパラメータの
対応関係がアドホックな仮定に依存
◦ 政策や科学技術に関連するデータの不足⇒CRDSと共同で「データプラット
フォーム構築」プロジェクトを企画
◦ 科学技術の発展と経済活動との関係性についてのモデルの精緻化
2. シミュレーションに用いた政策シナリオと現状の政策ニーズとの距離
研究者と政策担当者の対話×政策ニーズを的確に捉えたシミュレーション
↓
政策の有効性向上
↓ ↓ ↓
政策とツール(モデル)の共進化のためには
実際の政策立案プロセスでのシミュレータの活用が必
要
2015/10/15 © SCIREX CENTRE 2015 26
科学技術イノベーション・データプラットフォームの構築
(JST/CRDS との共同開発)
2015/10/15 © SCIREX CENTRE 2015 27
【目的】:科学技術政策による成
果を個々の技術ごとに指標化・
可視化することで政策評価の
PDCAサイクル実現に寄与する
【目標】 : JST/CRDS の整備する「技
術俯瞰」情報をベースに、JST研究
ファンディング情報 (資金)、学術的ア
ウトプット (論文・特許)、社会実装
(製品プレスリリース発表/新聞記事)の
情報を相互結合したデータプラット
フォーム (マッチング情報) を構築す
る。本プラットフォームから与えられ
る技術の研究開発実装情報を用い, 開
発を行ってきた経済モデル・シミュ
レータを改善する
産業連関表
多部門経済一般均衡的
相互依存モデル
FMDB
論文DB
(市販)
特許DB
(公開)
政策DB
(NISTEP)
論
文
特
許
「科学技術イノベーション・データプラットフォーム(仮)」
技術俯瞰
(5分野)
公的ファンディング
情報
タグ付け
タグ付け
領域名
生産性向上
指数
製品
プレスリリース
(市販)
タグ付け
資
金
ご清聴頂き有難うございました
2015/10/15 © SCIREX CENTRE 2015 28

Mais conteúdo relacionado

Semelhante a 経済モデルからみる、 科学技術イノベーション政策・政府研究開発投資の経済的効果

多様なネットワーク世界到来による産業革新への適応
多様なネットワーク世界到来による産業革新への適応多様なネットワーク世界到来による産業革新への適応
多様なネットワーク世界到来による産業革新への適応Hiroshi Takahashi
 
Innovation Policy in Korea & Best Practices in Business Sector_Mr. Lee Jipyeong
Innovation Policy in Korea & Best Practices in Business Sector_Mr. Lee JipyeongInnovation Policy in Korea & Best Practices in Business Sector_Mr. Lee Jipyeong
Innovation Policy in Korea & Best Practices in Business Sector_Mr. Lee Jipyeongscirexcenter
 
Society5.0型社会へのスキーム
Society5.0型社会へのスキームSociety5.0型社会へのスキーム
Society5.0型社会へのスキームHiroshi Takahashi
 
Msのio tと最新事例 ms_02082018
Msのio tと最新事例 ms_02082018Msのio tと最新事例 ms_02082018
Msのio tと最新事例 ms_02082018Microsoft Azure Japan
 
IoTとビッグデータとは
IoTとビッグデータとはIoTとビッグデータとは
IoTとビッグデータとはIsmail Arai
 
デジタル時代の新たな戦略思考
デジタル時代の新たな戦略思考デジタル時代の新たな戦略思考
デジタル時代の新たな戦略思考Hiroshi Takahashi
 
2020年11月27日_エストニアにおける電子政府施策の概観と日本への示唆
2020年11月27日_エストニアにおける電子政府施策の概観と日本への示唆2020年11月27日_エストニアにおける電子政府施策の概観と日本への示唆
2020年11月27日_エストニアにおける電子政府施策の概観と日本への示唆Hiroyuki Kurimoto
 
信頼できるAIシステム開発の勘どころ ~AI開発方法論×AI品質保証~(NTTデータ テクノロジーカンファレンス 2020 発表資料)
信頼できるAIシステム開発の勘どころ ~AI開発方法論×AI品質保証~(NTTデータ テクノロジーカンファレンス 2020 発表資料)信頼できるAIシステム開発の勘どころ ~AI開発方法論×AI品質保証~(NTTデータ テクノロジーカンファレンス 2020 発表資料)
信頼できるAIシステム開発の勘どころ ~AI開発方法論×AI品質保証~(NTTデータ テクノロジーカンファレンス 2020 発表資料)NTT DATA Technology & Innovation
 
日本のIT市場のトピックス
日本のIT市場のトピックス日本のIT市場のトピックス
日本のIT市場のトピックスHiroyasu NOHATA
 
成長戦略としてのフィンテック ~日本型エコシステムの共創を通じた発展の道筋~
成長戦略としてのフィンテック ~日本型エコシステムの共創を通じた発展の道筋~成長戦略としてのフィンテック ~日本型エコシステムの共創を通じた発展の道筋~
成長戦略としてのフィンテック ~日本型エコシステムの共創を通じた発展の道筋~Accenture Japan
 
成長戦略としてのフィンテック~日本型エコシステムの共創を通じた発展の道筋~
成長戦略としてのフィンテック~日本型エコシステムの共創を通じた発展の道筋~成長戦略としてのフィンテック~日本型エコシステムの共創を通じた発展の道筋~
成長戦略としてのフィンテック~日本型エコシステムの共創を通じた発展の道筋~Accenture Japan
 
経済産業省におけるデジタル化の取組
経済産業省におけるデジタル化の取組経済産業省におけるデジタル化の取組
経済産業省におけるデジタル化の取組Code for Japan
 
攻めのIT活用2015 シンポジウム
攻めのIT活用2015 シンポジウム 攻めのIT活用2015 シンポジウム
攻めのIT活用2015 シンポジウム Yuriko Sawatani
 
パネルディスカッション: Bigdata の利用と産業連関分析
パネルディスカッション: Bigdata の利用と産業連関分析パネルディスカッション: Bigdata の利用と産業連関分析
パネルディスカッション: Bigdata の利用と産業連関分析scirexcenter
 
e4Ei勉強会(デジハリ) 20150210
e4Ei勉強会(デジハリ) 20150210e4Ei勉強会(デジハリ) 20150210
e4Ei勉強会(デジハリ) 20150210剛 栗田
 
Qlik TechFest C-7 QlikWorld 2021の顧客事例ハイライト
Qlik TechFest C-7 QlikWorld 2021の顧客事例ハイライトQlik TechFest C-7 QlikWorld 2021の顧客事例ハイライト
Qlik TechFest C-7 QlikWorld 2021の顧客事例ハイライトQlikPresalesJapan
 
210629data strategy servicecatalogue
210629data strategy servicecatalogue210629data strategy servicecatalogue
210629data strategy servicecatalogueKenji Hiramoto
 

Semelhante a 経済モデルからみる、 科学技術イノベーション政策・政府研究開発投資の経済的効果 (20)

多様なネットワーク世界到来による産業革新への適応
多様なネットワーク世界到来による産業革新への適応多様なネットワーク世界到来による産業革新への適応
多様なネットワーク世界到来による産業革新への適応
 
Innovation Policy in Korea & Best Practices in Business Sector_Mr. Lee Jipyeong
Innovation Policy in Korea & Best Practices in Business Sector_Mr. Lee JipyeongInnovation Policy in Korea & Best Practices in Business Sector_Mr. Lee Jipyeong
Innovation Policy in Korea & Best Practices in Business Sector_Mr. Lee Jipyeong
 
Society5.0型社会へのスキーム
Society5.0型社会へのスキームSociety5.0型社会へのスキーム
Society5.0型社会へのスキーム
 
Msのio tと最新事例 ms_02082018
Msのio tと最新事例 ms_02082018Msのio tと最新事例 ms_02082018
Msのio tと最新事例 ms_02082018
 
IoTとビッグデータとは
IoTとビッグデータとはIoTとビッグデータとは
IoTとビッグデータとは
 
デジタル時代の新たな戦略思考
デジタル時代の新たな戦略思考デジタル時代の新たな戦略思考
デジタル時代の新たな戦略思考
 
2020年11月27日_エストニアにおける電子政府施策の概観と日本への示唆
2020年11月27日_エストニアにおける電子政府施策の概観と日本への示唆2020年11月27日_エストニアにおける電子政府施策の概観と日本への示唆
2020年11月27日_エストニアにおける電子政府施策の概観と日本への示唆
 
信頼できるAIシステム開発の勘どころ ~AI開発方法論×AI品質保証~(NTTデータ テクノロジーカンファレンス 2020 発表資料)
信頼できるAIシステム開発の勘どころ ~AI開発方法論×AI品質保証~(NTTデータ テクノロジーカンファレンス 2020 発表資料)信頼できるAIシステム開発の勘どころ ~AI開発方法論×AI品質保証~(NTTデータ テクノロジーカンファレンス 2020 発表資料)
信頼できるAIシステム開発の勘どころ ~AI開発方法論×AI品質保証~(NTTデータ テクノロジーカンファレンス 2020 発表資料)
 
日本のIT市場のトピックス
日本のIT市場のトピックス日本のIT市場のトピックス
日本のIT市場のトピックス
 
成長戦略としてのフィンテック ~日本型エコシステムの共創を通じた発展の道筋~
成長戦略としてのフィンテック ~日本型エコシステムの共創を通じた発展の道筋~成長戦略としてのフィンテック ~日本型エコシステムの共創を通じた発展の道筋~
成長戦略としてのフィンテック ~日本型エコシステムの共創を通じた発展の道筋~
 
成長戦略としてのフィンテック~日本型エコシステムの共創を通じた発展の道筋~
成長戦略としてのフィンテック~日本型エコシステムの共創を通じた発展の道筋~成長戦略としてのフィンテック~日本型エコシステムの共創を通じた発展の道筋~
成長戦略としてのフィンテック~日本型エコシステムの共創を通じた発展の道筋~
 
経済産業省におけるデジタル化の取組
経済産業省におけるデジタル化の取組経済産業省におけるデジタル化の取組
経済産業省におけるデジタル化の取組
 
IT の未来に向けて、準備はできていますか。
IT の未来に向けて、準備はできていますか。IT の未来に向けて、準備はできていますか。
IT の未来に向けて、準備はできていますか。
 
攻めのIT活用2015 シンポジウム
攻めのIT活用2015 シンポジウム 攻めのIT活用2015 シンポジウム
攻めのIT活用2015 シンポジウム
 
IoTプラットフォーム正式版リリース記者説明会
IoTプラットフォーム正式版リリース記者説明会IoTプラットフォーム正式版リリース記者説明会
IoTプラットフォーム正式版リリース記者説明会
 
パネルディスカッション: Bigdata の利用と産業連関分析
パネルディスカッション: Bigdata の利用と産業連関分析パネルディスカッション: Bigdata の利用と産業連関分析
パネルディスカッション: Bigdata の利用と産業連関分析
 
医療におけるビックデータの利活⽤
医療におけるビックデータの利活⽤医療におけるビックデータの利活⽤
医療におけるビックデータの利活⽤
 
e4Ei勉強会(デジハリ) 20150210
e4Ei勉強会(デジハリ) 20150210e4Ei勉強会(デジハリ) 20150210
e4Ei勉強会(デジハリ) 20150210
 
Qlik TechFest C-7 QlikWorld 2021の顧客事例ハイライト
Qlik TechFest C-7 QlikWorld 2021の顧客事例ハイライトQlik TechFest C-7 QlikWorld 2021の顧客事例ハイライト
Qlik TechFest C-7 QlikWorld 2021の顧客事例ハイライト
 
210629data strategy servicecatalogue
210629data strategy servicecatalogue210629data strategy servicecatalogue
210629data strategy servicecatalogue
 

Mais de scirexcenter

科学技術イノベーション政策における 「政策のための科学」推進事業における オープンサイエンスに関する 海外動向の調査分析
科学技術イノベーション政策における 「政策のための科学」推進事業における オープンサイエンスに関する 海外動向の調査分析科学技術イノベーション政策における 「政策のための科学」推進事業における オープンサイエンスに関する 海外動向の調査分析
科学技術イノベーション政策における 「政策のための科学」推進事業における オープンサイエンスに関する 海外動向の調査分析scirexcenter
 
政策研究大学院大学科学技術イノベーション政策研究センター(SciREXセンター)
政策研究大学院大学科学技術イノベーション政策研究センター(SciREXセンター)政策研究大学院大学科学技術イノベーション政策研究センター(SciREXセンター)
政策研究大学院大学科学技術イノベーション政策研究センター(SciREXセンター)scirexcenter
 
北海道大学における博士人材の育成、輩出のためのデータ分析事例の紹介
北海道大学における博士人材の育成、輩出のためのデータ分析事例の紹介北海道大学における博士人材の育成、輩出のためのデータ分析事例の紹介
北海道大学における博士人材の育成、輩出のためのデータ分析事例の紹介scirexcenter
 
医療政策の観点から見たビッグデータの活用と課題
医療政策の観点から見たビッグデータの活用と課題医療政策の観点から見たビッグデータの活用と課題
医療政策の観点から見たビッグデータの活用と課題scirexcenter
 
変動する世界における科学技術外交の役割と課題
変動する世界における科学技術外交の役割と課題変動する世界における科学技術外交の役割と課題
変動する世界における科学技術外交の役割と課題scirexcenter
 
科学的助言者と政策担当者の役割
科学的助言者と政策担当者の役割科学的助言者と政策担当者の役割
科学的助言者と政策担当者の役割scirexcenter
 
『政策のための科学』の発展にむけて
『政策のための科学』の発展にむけて『政策のための科学』の発展にむけて
『政策のための科学』の発展にむけてscirexcenter
 
話題提供(NISTEP 富澤)
話題提供(NISTEP 富澤)話題提供(NISTEP 富澤)
話題提供(NISTEP 富澤)scirexcenter
 
研究成果の広報にあたって生じうるリスクと、そのマネジメントに対するURAの役割
研究成果の広報にあたって生じうるリスクと、そのマネジメントに対するURAの役割研究成果の広報にあたって生じうるリスクと、そのマネジメントに対するURAの役割
研究成果の広報にあたって生じうるリスクと、そのマネジメントに対するURAの役割scirexcenter
 
研究と個人情報保護法制
研究と個人情報保護法制研究と個人情報保護法制
研究と個人情報保護法制scirexcenter
 
University integrity management 「データの知財保護」と「利益相反」を例に
University integrity management 「データの知財保護」と「利益相反」を例にUniversity integrity management 「データの知財保護」と「利益相反」を例に
University integrity management 「データの知財保護」と「利益相反」を例にscirexcenter
 
「イノベーション創出に向けた産学官連携」:知識マネジメントと制度設計」のこれまでの取り組みから得られたこと
「イノベーション創出に向けた産学官連携」:知識マネジメントと制度設計」のこれまでの取り組みから得られたこと「イノベーション創出に向けた産学官連携」:知識マネジメントと制度設計」のこれまでの取り組みから得られたこと
「イノベーション創出に向けた産学官連携」:知識マネジメントと制度設計」のこれまでの取り組みから得られたことscirexcenter
 
食品安全分野における科学的助言の現状
食品安全分野における科学的助言の現状食品安全分野における科学的助言の現状
食品安全分野における科学的助言の現状scirexcenter
 
科学的助言をめぐる全体的動向
科学的助言をめぐる全体的動向科学的助言をめぐる全体的動向
科学的助言をめぐる全体的動向scirexcenter
 
科学的助言の歴史と概念的構造
科学的助言の歴史と概念的構造科学的助言の歴史と概念的構造
科学的助言の歴史と概念的構造scirexcenter
 
地震分野における科学的助言の現状
地震分野における科学的助言の現状地震分野における科学的助言の現状
地震分野における科学的助言の現状scirexcenter
 
医薬品の評価における科学的助言-特性とPMDAの最近の取組み-
医薬品の評価における科学的助言-特性とPMDAの最近の取組み-医薬品の評価における科学的助言-特性とPMDAの最近の取組み-
医薬品の評価における科学的助言-特性とPMDAの最近の取組み-scirexcenter
 
戦略的創造研究推進事業の戦略目標策定におけるサイエンスマップ等のデータ活用例の紹介
戦略的創造研究推進事業の戦略目標策定におけるサイエンスマップ等のデータ活用例の紹介戦略的創造研究推進事業の戦略目標策定におけるサイエンスマップ等のデータ活用例の紹介
戦略的創造研究推進事業の戦略目標策定におけるサイエンスマップ等のデータ活用例の紹介scirexcenter
 
政策当局、大学、研究機関等の政策、戦略、を支えるエビデンスの充実に向けて―データの接続と活用の新たな展開―
政策当局、大学、研究機関等の政策、戦略、を支えるエビデンスの充実に向けて―データの接続と活用の新たな展開― 政策当局、大学、研究機関等の政策、戦略、を支えるエビデンスの充実に向けて―データの接続と活用の新たな展開―
政策当局、大学、研究機関等の政策、戦略、を支えるエビデンスの充実に向けて―データの接続と活用の新たな展開― scirexcenter
 
研究開発型大学等発ベンチャー―データベースの構築と活用―
研究開発型大学等発ベンチャー―データベースの構築と活用―研究開発型大学等発ベンチャー―データベースの構築と活用―
研究開発型大学等発ベンチャー―データベースの構築と活用―scirexcenter
 

Mais de scirexcenter (20)

科学技術イノベーション政策における 「政策のための科学」推進事業における オープンサイエンスに関する 海外動向の調査分析
科学技術イノベーション政策における 「政策のための科学」推進事業における オープンサイエンスに関する 海外動向の調査分析科学技術イノベーション政策における 「政策のための科学」推進事業における オープンサイエンスに関する 海外動向の調査分析
科学技術イノベーション政策における 「政策のための科学」推進事業における オープンサイエンスに関する 海外動向の調査分析
 
政策研究大学院大学科学技術イノベーション政策研究センター(SciREXセンター)
政策研究大学院大学科学技術イノベーション政策研究センター(SciREXセンター)政策研究大学院大学科学技術イノベーション政策研究センター(SciREXセンター)
政策研究大学院大学科学技術イノベーション政策研究センター(SciREXセンター)
 
北海道大学における博士人材の育成、輩出のためのデータ分析事例の紹介
北海道大学における博士人材の育成、輩出のためのデータ分析事例の紹介北海道大学における博士人材の育成、輩出のためのデータ分析事例の紹介
北海道大学における博士人材の育成、輩出のためのデータ分析事例の紹介
 
医療政策の観点から見たビッグデータの活用と課題
医療政策の観点から見たビッグデータの活用と課題医療政策の観点から見たビッグデータの活用と課題
医療政策の観点から見たビッグデータの活用と課題
 
変動する世界における科学技術外交の役割と課題
変動する世界における科学技術外交の役割と課題変動する世界における科学技術外交の役割と課題
変動する世界における科学技術外交の役割と課題
 
科学的助言者と政策担当者の役割
科学的助言者と政策担当者の役割科学的助言者と政策担当者の役割
科学的助言者と政策担当者の役割
 
『政策のための科学』の発展にむけて
『政策のための科学』の発展にむけて『政策のための科学』の発展にむけて
『政策のための科学』の発展にむけて
 
話題提供(NISTEP 富澤)
話題提供(NISTEP 富澤)話題提供(NISTEP 富澤)
話題提供(NISTEP 富澤)
 
研究成果の広報にあたって生じうるリスクと、そのマネジメントに対するURAの役割
研究成果の広報にあたって生じうるリスクと、そのマネジメントに対するURAの役割研究成果の広報にあたって生じうるリスクと、そのマネジメントに対するURAの役割
研究成果の広報にあたって生じうるリスクと、そのマネジメントに対するURAの役割
 
研究と個人情報保護法制
研究と個人情報保護法制研究と個人情報保護法制
研究と個人情報保護法制
 
University integrity management 「データの知財保護」と「利益相反」を例に
University integrity management 「データの知財保護」と「利益相反」を例にUniversity integrity management 「データの知財保護」と「利益相反」を例に
University integrity management 「データの知財保護」と「利益相反」を例に
 
「イノベーション創出に向けた産学官連携」:知識マネジメントと制度設計」のこれまでの取り組みから得られたこと
「イノベーション創出に向けた産学官連携」:知識マネジメントと制度設計」のこれまでの取り組みから得られたこと「イノベーション創出に向けた産学官連携」:知識マネジメントと制度設計」のこれまでの取り組みから得られたこと
「イノベーション創出に向けた産学官連携」:知識マネジメントと制度設計」のこれまでの取り組みから得られたこと
 
食品安全分野における科学的助言の現状
食品安全分野における科学的助言の現状食品安全分野における科学的助言の現状
食品安全分野における科学的助言の現状
 
科学的助言をめぐる全体的動向
科学的助言をめぐる全体的動向科学的助言をめぐる全体的動向
科学的助言をめぐる全体的動向
 
科学的助言の歴史と概念的構造
科学的助言の歴史と概念的構造科学的助言の歴史と概念的構造
科学的助言の歴史と概念的構造
 
地震分野における科学的助言の現状
地震分野における科学的助言の現状地震分野における科学的助言の現状
地震分野における科学的助言の現状
 
医薬品の評価における科学的助言-特性とPMDAの最近の取組み-
医薬品の評価における科学的助言-特性とPMDAの最近の取組み-医薬品の評価における科学的助言-特性とPMDAの最近の取組み-
医薬品の評価における科学的助言-特性とPMDAの最近の取組み-
 
戦略的創造研究推進事業の戦略目標策定におけるサイエンスマップ等のデータ活用例の紹介
戦略的創造研究推進事業の戦略目標策定におけるサイエンスマップ等のデータ活用例の紹介戦略的創造研究推進事業の戦略目標策定におけるサイエンスマップ等のデータ活用例の紹介
戦略的創造研究推進事業の戦略目標策定におけるサイエンスマップ等のデータ活用例の紹介
 
政策当局、大学、研究機関等の政策、戦略、を支えるエビデンスの充実に向けて―データの接続と活用の新たな展開―
政策当局、大学、研究機関等の政策、戦略、を支えるエビデンスの充実に向けて―データの接続と活用の新たな展開― 政策当局、大学、研究機関等の政策、戦略、を支えるエビデンスの充実に向けて―データの接続と活用の新たな展開―
政策当局、大学、研究機関等の政策、戦略、を支えるエビデンスの充実に向けて―データの接続と活用の新たな展開―
 
研究開発型大学等発ベンチャー―データベースの構築と活用―
研究開発型大学等発ベンチャー―データベースの構築と活用―研究開発型大学等発ベンチャー―データベースの構築と活用―
研究開発型大学等発ベンチャー―データベースの構築と活用―
 

Último

The_Five_Books_Overview_Presentation_2024
The_Five_Books_Overview_Presentation_2024The_Five_Books_Overview_Presentation_2024
The_Five_Books_Overview_Presentation_2024koheioishi1
 
東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 大学院入学入試・進学説明会2024_v2
東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 大学院入学入試・進学説明会2024_v2東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 大学院入学入試・進学説明会2024_v2
東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 大学院入学入試・進学説明会2024_v2Tokyo Institute of Technology
 
UniProject Workshop Make a Discord Bot with JavaScript
UniProject Workshop Make a Discord Bot with JavaScriptUniProject Workshop Make a Discord Bot with JavaScript
UniProject Workshop Make a Discord Bot with JavaScriptyuitoakatsukijp
 
ゲーム理論 BASIC 演習105 -n人囚人のジレンマモデル- #ゲーム理論 #gametheory #数学
ゲーム理論 BASIC 演習105 -n人囚人のジレンマモデル- #ゲーム理論 #gametheory #数学ゲーム理論 BASIC 演習105 -n人囚人のジレンマモデル- #ゲーム理論 #gametheory #数学
ゲーム理論 BASIC 演習105 -n人囚人のジレンマモデル- #ゲーム理論 #gametheory #数学ssusere0a682
 
生成AIの回答内容の修正を課題としたレポートについて:お茶の水女子大学「授業・研究における生成系AIの活用事例」での講演資料
生成AIの回答内容の修正を課題としたレポートについて:お茶の水女子大学「授業・研究における生成系AIの活用事例」での講演資料生成AIの回答内容の修正を課題としたレポートについて:お茶の水女子大学「授業・研究における生成系AIの活用事例」での講演資料
生成AIの回答内容の修正を課題としたレポートについて:お茶の水女子大学「授業・研究における生成系AIの活用事例」での講演資料Takayuki Itoh
 
ゲーム理論 BASIC 演習106 -価格の交渉ゲーム-#ゲーム理論 #gametheory #数学
ゲーム理論 BASIC 演習106 -価格の交渉ゲーム-#ゲーム理論 #gametheory #数学ゲーム理論 BASIC 演習106 -価格の交渉ゲーム-#ゲーム理論 #gametheory #数学
ゲーム理論 BASIC 演習106 -価格の交渉ゲーム-#ゲーム理論 #gametheory #数学ssusere0a682
 
TokyoTechGraduateExaminationPresentation
TokyoTechGraduateExaminationPresentationTokyoTechGraduateExaminationPresentation
TokyoTechGraduateExaminationPresentationYukiTerazawa
 

Último (7)

The_Five_Books_Overview_Presentation_2024
The_Five_Books_Overview_Presentation_2024The_Five_Books_Overview_Presentation_2024
The_Five_Books_Overview_Presentation_2024
 
東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 大学院入学入試・進学説明会2024_v2
東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 大学院入学入試・進学説明会2024_v2東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 大学院入学入試・進学説明会2024_v2
東京工業大学 環境・社会理工学院 建築学系 大学院入学入試・進学説明会2024_v2
 
UniProject Workshop Make a Discord Bot with JavaScript
UniProject Workshop Make a Discord Bot with JavaScriptUniProject Workshop Make a Discord Bot with JavaScript
UniProject Workshop Make a Discord Bot with JavaScript
 
ゲーム理論 BASIC 演習105 -n人囚人のジレンマモデル- #ゲーム理論 #gametheory #数学
ゲーム理論 BASIC 演習105 -n人囚人のジレンマモデル- #ゲーム理論 #gametheory #数学ゲーム理論 BASIC 演習105 -n人囚人のジレンマモデル- #ゲーム理論 #gametheory #数学
ゲーム理論 BASIC 演習105 -n人囚人のジレンマモデル- #ゲーム理論 #gametheory #数学
 
生成AIの回答内容の修正を課題としたレポートについて:お茶の水女子大学「授業・研究における生成系AIの活用事例」での講演資料
生成AIの回答内容の修正を課題としたレポートについて:お茶の水女子大学「授業・研究における生成系AIの活用事例」での講演資料生成AIの回答内容の修正を課題としたレポートについて:お茶の水女子大学「授業・研究における生成系AIの活用事例」での講演資料
生成AIの回答内容の修正を課題としたレポートについて:お茶の水女子大学「授業・研究における生成系AIの活用事例」での講演資料
 
ゲーム理論 BASIC 演習106 -価格の交渉ゲーム-#ゲーム理論 #gametheory #数学
ゲーム理論 BASIC 演習106 -価格の交渉ゲーム-#ゲーム理論 #gametheory #数学ゲーム理論 BASIC 演習106 -価格の交渉ゲーム-#ゲーム理論 #gametheory #数学
ゲーム理論 BASIC 演習106 -価格の交渉ゲーム-#ゲーム理論 #gametheory #数学
 
TokyoTechGraduateExaminationPresentation
TokyoTechGraduateExaminationPresentationTokyoTechGraduateExaminationPresentation
TokyoTechGraduateExaminationPresentation
 

経済モデルからみる、 科学技術イノベーション政策・政府研究開発投資の経済的効果

  • 1. 2015/10/15 © SCIREX CENTRE 2015 1 SciREX セミナー 2015.10.21 • 経済モデルからみる、 • 科学技術イノベーション政策・ • 政府研究開発投資の経済的効果 GRIPS SciREX Center 政策分析・影響評価領域 黒田 昌裕 池内 健太 原 泰史
  • 3. 従来の 政策の科学 「科学技術イノベーション政策」と 「科学技術イノベーション政策の科学」の共進化 2015/10/15 © SCIREX CENTRE 2015 3 従来の 政策の 科学 新たな政策の科学の発展 従来の 政策立 案評価 政策提言機能の在り方 政府と政策提言主体の行動規範 新たな政策立案手法の導入 科学技術イノベーション政策のための科学 (Science for Science Policy) 科学技術イノベーション政策の形成システム (Policy for Science) 出典: CRDS 戦略提言プロポーサル「エビデンスに基づく政策形成のための『科学技術イノベーション政策の科学』の構築」 (2011)
  • 4. 『科学技術イノベーション政策の科学」の全体構造俯瞰 (A Bird’s eye View of Science for Science, Technology and Innovation Policy) A B C D E F G 4
  • 5. 政策分析・影響評価領域のミッション 1. 科学技術イノベーション政策が解決すべき課題について、有効 かつ選 択可能な、複数の政策案について、その社会的・経済的効果を評価する ためのエビデンスの提示。 2. 科学技術イノベーションがもたらす社会的・経済的影響を定量的に評価 する経済/社会の評価モデル(政策シミュレーター)作成および特許・ 論文・プレスリリースデータを用いたイノベーションプロセスの測定手 法の開発。 3. 本領域の研究成果を政策の現場で活用するために、研究者と政策担当者 の対話の場として「推進フォーラム」を設置し、政策ニーズの的確な把 握にもとづく、政策評価の研究成果の政策立案への反映を共進化する。 2015/10/15 © SCIREX CENTRE 2015 5
  • 6. 21世紀超サイバ社会の光と影 〜大変革時代の到来と政策課題〜 1. 計測技術/観測技術/実験技術/情報通信技術: 情報科学、物質材料科学、計測科学などの基盤的技術の飛躍的進歩によって、生化学・ラ イフサイエンス、システム科学、エネルギー・環境科学、そして宇宙科学のあらゆる自然科 学領域に革新的な影響を与え、自然観の大変革をもたらす。知の結合をもたらす「新しい科 学」の構造とそれを支える科学哲学の再考の重要性。 2. 情報革命:人類が未経験の情報規模、伝達速度、解析速度の時代: 情報の高速度、大規模情報を同時的に複数のP2P, P2M, M2Mで交換できる社会の実現。情報 技術が、伝達、蓄積、収集、解析、ネットワーク、知の創造の世界を、動かし、社会の構造 を規定。 ・情報科学が社会の構造を変え、同期化された情報が、個人の価値観の多様化をもたらし、 認識のGap (Perception Gap) 、所得格差の拡大の不安定時代。 ・個人主義的な発想が中心となる時代のデモクラシーの在り方 ・グローバル社会における国家主権の在り方 ・情報セキュリテーの規範と倫理
  • 7. 3. 科学技術の進展による市場の構造変化 社会組織、ネットワークの変化が、いわゆるシュンペーターの技術革新、組織イノベー ション/大結合をもたらし、生産効率をシフトさせる。 ・ 産業構造/雇用構造の大変革がもたらす、光と影:効率的資源利用と格差拡大 ・ PLATFORM 構築の基盤要素技術の開発の重要性とその政府の役割 ・ 小さな政府・競争万能主義の市場から、共感と共生の価値の創造の市場形成 ・ 政府による科学技術インフラの整備と公共の利益と社会倫理について: 「公智」•「公徳」の社会の実現を目指した “Reality 2.0” 4. トランス・サイエンス時代:「科学技術のみでは解決できない人類的課題」 人口問題‐途上国人口の拡大と貧困・飢餓、先進諸国の少子高齢化 環境問題‐エネルギー賦存と経済成長・地球環境、気候変動 近代科学技術が生み出した科学技術のみでは解決できない、人類規模の課題の 解決を同定し、その課題解決に超サイバー社会を、どのようにデザインすべきか、 また、科学技術の機能を活かすための社会システム設計は如何にあるべきか?
  • 8. 科学技術イノベーション政策の影響力評価- -政策オプションとは?  「科学技術イノベーション政策の政策目標」の達成には、複数の選択可能な「政策手段」が考えられる。 選択された「政策手段」ごとに、その政策実施による社会的・経済的影響が異なることが考えられ、政策 目標の達成度や影響度に差異がみられる。それを、「政策オプション」と呼んでいる。複数の「政策オプ ション」を比較・評価することによって、政策の評価をおこなう。  この具体的な取り組みとして、ICT分野の技術(IoT/CPS)の政策的促進がもたらす社会的・経済 的影響を「PLATFORM」構築の効果評価を例に幾つかの政策オプションとして示す。 政策オプション 政策パターン 8 達成目標 実現のための 政策手段 + 社会的・経済的 影響の評価 IoT/CPSの技術開発・社会実装に関する複数の政策オプションを作成し、その中か ら最適なオプションを政策として選択するための議論の材料を提供する。 政策オプションの概念図 政策の達成目標 政策シミュレーター
  • 9. ICT/IoT技術に関する政府R&D投資の経済効果のシミュレーショ ン 研究目的 IoT/CPS の社会的普及により起きる 影響(生産性の向上および労働市場の 変化)を総合的に評価 産業間に波及する影響を測定するた め, 多部門経済一般均衡的相互依存 モデルを採用. IoT/CPS に係る政策 を実施した場合の将来に渡る経済 的・社会的影響を産業部門ごとに測 定 科学技術投資が経済に与える影響を 可視化 製造業に着目し, IoT の促進に向け た複数の施策案を仮定し, 関連する 技術が社会に実装された場合の経済 的な影響を測定する 政府R&D投資 技術B アウトカム 技術A 知識ス トック アウトカム 知識ス トック 多部門経済一般均衡 的相互依存モデル マクロ指標: GDP ミクロ指標: 産業別生産額 2016/8/11 9
  • 10. Internet of Things (IoT) インターネット網を介して製品/部品 間で情報を同時的に交換することで, より高品質/高効率な生産プロセスを 実現する 従来組み込み式で行われていたシス テムの構築を, ICT 産業で用いられて きたTCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol) 上に構 築することが技術的な特徴 各国において産学官が積極的に取り 組む ◦ Bluemix(IBM) ◦ Industry 4.0 (ドイツ) など 2016/8/11 10
  • 11. プロジェクトの推進体制 JST/CRDSの政策ユニット・情報科学技術ユニットとの密接な連携 「推進フォーラム」を設置し、モデル開発の方向性を議論(2014年度) データ収集やシミュレータのプログラミング作業は民間企業(三菱総合研 究所)に委託 2015/10/15 © SCIREX CENTRE 2015 11 GRIPS/SciREXセンター 政策分析・影響評価領域 JST/CRDS 政策ユニット & 情報科学技術 ユニット 三菱総合研究所 推進フォーラム (委託先)文科省 政策リエゾン 有識者 研究者と政策担 当者等の対話の 場
  • 12. ICT分野の重要性 12 政策の必要性 業 務 プ ロ セ ス の 高 度 化 大型計算機 基幹業務システム 製 造 プ ロ セ ス の 高 度 化 産業革命 (機械化) 製造実行システム DDC リモートI/O、PLC フィールドバス、 TCP/IP IoT/CPSを活用した 製造業の統合管理 サービスの プラットフォーム化 機能の高度化 (AI/ロボティクス)  GDPの約20%を占める製造業において、ICTによる効率化・高度化は国際競争力維持不可欠。  製造業においては、業務/製造の両プロセスにおいて、モノつくりとサービスの融合・統合化が深化させる 方策としてIoT/CPSによる技術進化に高い期待。  限られた予算の中で、IoT/CPSの製造業への効果的な適用を進めるため、ICTの科学技術の開発と インフラ整備、社会実装の効果増大にための社会システム設計が、政府の役割として、極めて重要。 情報のデジタル化 基幹業務の最適化 様々な業務システムのICT化 機器のデジタル制御 ローカル監視・制御 ネットワーク監視・制御 LAN スタンドアローン インターネット ネットワークの高度化
  • 13. IoT導入のプロセスに関する想定シナリオ 1. 特定職能に特化した IoT 導入による生産性の向上 ◦ センサーの整備により, 歩留まり率の改善, 自動的な監視 ◦ 監視ツールの導入による生産効率性の向上 2. アウトソーシング化/見える化/暗黙知の表出化 ◦ 熟練技術者に内在していた技術の共有化 ◦ 生産プロセスのデータベース化 3. 従来の垂直統合プロセスの分化, 水平分業の実現およびプラットフォーム 型ビジネスの実現 ◦ 従来の垂直統合型による生産効率性の改善ではなく, 特定職能を担うプラット フォーム型企業 (ex. 共通化された監視プロセスの提供, 生産プロセスのモニタリ ングと販売プロセスの一元化) の登場 2016/8/11 13
  • 14. (参考) ICT分野の技術俯瞰 - 必要技術の体系的整理 (CRDSと連携) エネル ギー 家庭 ヘルスケア &生命科学 セキュリ ティ &公衆安全 施設 IT& ネットワー ク 産業 運 輸・ 物流 小売 低 高 レ イ ヤ ー アプリ ・・・ 物流管理在庫管理 設備管理 稼働自動化保守管理 ・・・ サービスごとにクライテリアが異なる。 必要機能も一部異なる。 サービス near-linear での応答性 中長期トレンド からの予測 稼働無駄の削減 経済モデル 労働需要(+/ー) 生産性の向上 財・サービスの多様性の増加 生産効率の向上 稼働計画策定 対応関係 保守管理の高度化 ・・・ プロセス・イノベーション プロダクト・イノベーション 領域横断に よる新規ニーズ の発掘 製造技術高度化 による高機能 製品製造 14 基礎理論 情報理論,暗号理論,離散構造と組合せ論,計算複雑度論,データ構造,アルゴリズム理論,最適化理論,プログラム基礎理論,データアナリシス 人工知能 探索とゲーム,機械学習,オントロジーとLOD,Webインテリ ジェンス,ロボットにおける言語・知識・動作,統合AI,汎用人 工知能,認知科学 ITメディアとデータマネージメント マルチメディア情報の個人適応検索技術,個人ライフログデータの記録・利活 用技術,次世代情報検索・推薦技術,センサーデータ統合検索分析技術,ビッグ データの統合・管理・分析技術,時空間データマイニング技術,ユーザ生成コン テンツとソーシャルメディア ITアーキテクチャー エンタープライズアーキテクチャー,クラウドコン ピューティング,ワークロード特化型アーキテク チャー,HPC,モバイルコンピューティング,ストレー ジシステム ソフトウェア システムソフトウェアとミドルウェア,プログラミングモデルとランタイム,組込みシステム,ソ フトウェア工学 通信とネットワーク 光通信技術,無線通信技術,ネットワーク・エ ネルギーマネージメント,ネットワーク仮想化 技術,通信行動とQoE(Quality of Experience),ネットワークサイエンス,新たな 情報流通基盤 デバイス・ハードウェア 集積回路技術,MEMSデバイス技術,フォト二クス,プリンタブル技術,エネルギーハベストデ バイス,センサー,アクチュエーター,アナログ,情報処理,メモリー,電源,通信,超低消費電力 技術,量子コンピューティング インタラクション BMI,Augmentation,触覚/多感覚,ウェアラブル,Human- Robot Interaction,グラフィクス・ファブリケーション ビッグデータ ビッグデータ基盤技術,ビッグデータ解析技術,クラウドソーシング,プライバシー保持マイ ニング関連技術,ITメディアとビッグデータ,ゲノムをとりまくビッグデータ,教育とビッグデー タ,社会インフラとビッグデータ,オープンデータ,著作権とビッグデータ,プライバシーとビッ グデータ CPS/IoT CPS/IoTアーキテクチャー,M2M,社会システムデザイン,IoTセキュリティー,応用と社会イン パクト,ものづくりとIoT 知のコンピューティング 社会に新たな価値をもたらす知の集積・伝播・探索,知の予測・発見の促進,知のアクチュ エーション,知の社会エコシステム・プラットフォーム,社会への影響・普及促進のための倫 理・法的・社会的課題,応用 セキュリティー 次世代暗号技術,ITシステムのためのリスクマネジメント技術の体系化,要素別セキュリ ティー技術の向上,認証・ID連携技術,サイバー攻撃の検知・防御次世代技術,プライバ シー情報の保護と利活用の両立,ITシステムのフォレンジックとレジリエント技術 ビジョン・言語処理 大規模言語処理に基づく情報分析,言語情報処理応用 (機械翻訳),言語情報処理応用(音声対話),言語と映像 の統合理解,画像映像処理・理解  CRDSの情報ユニット・政策ユニットと連携し、IoT/CPSの要素技術と製造業の関係全体を俯瞰し、必 要となる技術との関係を体系的に整理。  また、IoT/CPSが製造業のプロセスに与える影響に焦点を絞り、詳細な検討を実施。 要 素 技 術 期 待 さ れ る 効 果
  • 15. 15  必要なサービスを実現するための政策パターンとその中で実施することが想定される政策手段を検討 (CRDSの政策ユニット・情報ユニットと連携) (参考) IoT/CPSに関する政策手段の検討(CRDSと連携) ① 状態・状況のリア ル タイム把握及び分 析 (個別事業所/個 別プロセス単位) ② 知見・ノウハウの データベース化、 及びそれに基づく 制御 (個別企業/個別 プロセス単位) ③ プロセス横断型の プラットフォーム 構築 (産業横断的な、新 しい市場の創生) 製造業の生産性向上に寄与する IoT/CPSサービス 様々なセンサを活用して自 動的に収集されるログの分 析に基づく、制御の高度化 設計、開発、生産、品質管 理、製造といった一連のプ ロセスがデジタル化するこ とでデジタルパイプライン が実現 定量化可能な知見等データ のデータベース化によるオ ンデマンド判断支援 匠(熟練技術者など)の技 能の計測とモデリングを通 じた形式知と暗黙知のアー カイブ化による制御等の高 度化 顧客価値、社会情勢の将来 予想に基づき成長シナリオ を予測し、ビジネスシナリ オプラニング手法の開発・ 整備  補助金・助成(研究費)  実証実験  補助金・助成(商品化支援)  税制優遇(技術導入企業)  社会普及に資する関連制度創設  国際標準化等規格化支援  補助金・助成(連携プロジェク ト)  実証実験  ベンチャー企業支援  社会普及に資する関連制度創設  補助金・助成(研究費)  キャパシティ・ビルディング  実証実験  ベンチャー企業支援  国際標準化等規格化支援  補助金・助成(研究費)  補助金・助成(研究人材)  キャパシティ・ビルディング  基盤情報の整備 政策パターンの中で採用される 可能性がある政策手段(例) 要素技術の研究開発を支援し、その後開発した技 術の有効性を検証するための実証実験を実施。有 効性が確認された技術の国際標準化を支援すると ともに、当該技術の商品化支援、製品の導入事業 者に対する税制優遇、加えて工場等に機器を導入 する際の安全基準の策定等を行うことにより、社 会実装を加速化。 関係者間で情報流通を促進・加速化するためモデ ル的に複数事業者が連携して実証検証を行うため の連携プロジェクト(場の提供)を支援。 各工程あるいはその複合工程の高度化に資する データ解析等を専業とするベンチャー企業の起業 支援等を通じて、新しい市場の確立を支援。関係 者間で企業機密等に関わる情報を流通させる際に 遵守すべきセキュリティ要件等のガイドライン・ 制度化を図る。 要素技術の研究開発を支援し、その後開発技術の 有効性を検証するための実証実験を実施。従来 データ化されていなかった情報のデータ化に係る 規格の国際標準化を図り、メタデータの流通促進 基盤を整備。 データアナリティクスを専業とするベンチャー企 業の起業支援等を通じて、新しい市場の確立を支 援するとともに、企業内でも当該業務を実施でき るアナリティクス人材の育成を支援(キャパシ ティ・ビルディング)。 社会予測等を行う際に利用可能な基盤情報を整備 するとともに、オープンデータ等により、ICTに より容易に利用可能な環境を整備。 ビッグデータによる解析結果を解釈したり、個々 の状況にあった分析を行うことを可能とするアナ リティクス人材の育成を支援。必要に応じて、よ り高度なビッグデータ解析を可能とする技術の研 究開発を支援 サービス実現のための政策パターン(案)
  • 16. IoT 活性化に向けた3段階の施策提案 施策案 (1) : センサーを活用したログ収集による, プロセス制御の高度化を支援する技 術支援 施策案(2) : 熟練工に蓄積されていた暗黙的知識 を「見える化」およびデータベース 化し, 生産プロセスの自働化を促進 2016/8/11 16 http://blog.atmel.com/2013/10/22/atmel -powers-waspmote-mote-runner-for- the-iot/ http://image.slidesharecdn.com/02oracl e-140801031643-phpapp01/95/device- to-intelligence-iot-and-big-data-in- oracle-6-638.jpg?cb=1407125397
  • 17. IoT 活性化に向けた3段階の施策提案 施策(3) : 生産プロセスの IoT による一元的管理の実現による, 水平分業的 プラットフォーム型生産システムの実現 ◦ 特定の職能, 要素技術個別の最適化ではなく, 生産プロセス全体の最適化を一元 的に実施する ◦ データの解析, 生産効率性の改善などの職能が垂直統合型から水平分業型へと変 化する (Langlois 2002) 想定例: KOMTRAX 2016/8/11 17 http://www.komatsu.co.jp/CompanyInfo/profile/produc t_supports/
  • 18. 政策変数 (policy variables) (1) 政府R&D投資額 ◦ 各施策毎に, 2015年度-2019年度に掛 けて継続的な政府によるR&D投資を 実施することを仮定 (2) 生産効率性 (p-index(i)) ◦ IoTの普及により、企業内の各種業務 プロセスの効率化を通じて、製造業企 業の生産性が向上することを仮定 2016/8/11 18 2015 2019 施策なし 施策1: センサー開発支援 施策2: 暗黙知:見える化 施策3: 生産システムの プラットフォーム化 企画 設計・ 開発 調達 製造 営業・ 販売 保守 マーケ ティン グ +20 +40 +60 億円
  • 19. 政策シナリオに対応するシミュレーション上の仮定 仮定 1: ◦ 施策1 に基づき, 2015年から2019年に掛けて政府は毎年20億円の政府研究開発投 資を実施する. これにより, 施策を実施しない場合に比べ5年早く関連技術が社会 的に実装される ◦ 製造業の個別事業プロセス (主生産部門, 企業内情報処理部門, 企業内研究開発活 動)の製造部門と保守部門で生産性が0.1パーセント向上する 仮定 2: ◦ 施策1および2 に基づき, 2015年から2019年に掛けて政府は毎年40億円の政府研究 開発投資を実施する. これにより, 6年~10年早く関連技術が社会的に実装される ◦ 製造業の主生産部門では設計開発を除く職能で0.5パーセント, 企業内情報処理部 門では全職能で0.5パーセント, 企業内研究部門では設計開発部門で0.5パーセント 生産性が向上する 仮定 3: ◦ 施策1, 2および3 に基づき, 2015年から2019年に掛けて政府は毎年60億円の政府研 究開発投資を実施する. これにより,10年早く関連技術が社会的に実装される. ◦ 製造業の主生産部門, 企業内情報処理部門, 企業内研究開発部門の生産性が 0.7 パーセント向上する 2015/10/10 19© SCIREX CENTRE
  • 20. シミュレーションに用いたデータ 産業連関表 ◦ 2005年接続産業連関表(総務省) ◦ 1985年-2010年期間の産業連関表時系 列データについて基本分類ベースでの デフレータを作成 ◦ 有形資本/無形資本マトリクスの構築 ◦ 研究開発部門の設定 ◦ 自然科学研究部門を総務省「科学技術研究調 査」で調査されている研究対象分野8部門に分 割 労働力データ ◦ 人口問題研究所の推計を利用 ◦ 情報処理活動に従事する労働力の推計 は, 国勢調査から得られる産業x職業の クロス集計による情報を利用 ◦ システムエンジニア, プログラマーおよび電子 計算機オペレーターを情報処理関連に従事する 労働力として定義する 2015/10/10 © SCIREX CENTRE 20
  • 21. モデル:全体像 日本全体の経済状況をシミュレーション可能なモデルを構築 ◦ 政府・民間R&Dによる技術発展の経済的影響が産業部門毎に推計可能 2015/10/10 © SCIREX CENTRE 21 先決内生変数(t期期首) 有形固定資本ストック 無形固定資本ストック 就業者数 労働サービス価格 資本サービス価格 外生変数 輸入財価格/間接税率/標準稼働時 間/生産効率性指標(p-index(i)) t期: 需給均衡 部門別国内財価 格 付加価値 GDP, 資本移転, 経常移転, 産業別配当額 政府指標 所得税, 固定資産税,消費 税, ISバランス, 政府貯蓄 額 最終支出 消費支出, 民間消費支出, 無形固定資本形成, 有形固 定資本形成, 輸出, 輸入 産出量: Xi t+1期: 労働市場 の需給均衡 労働市場の 需給構造の調整 労働サービス価 格 PLt+1 長期生産ブロック t+1期最適資本ストック 有形固定資本形成, 企業内情報処理 有形固定資本形成, 企業内R&D有形 固定資本形成, 無形固定資本形成 投資需要 労働サービス価格 集計関数 Pj Lt+1 長期費用関数 有形固定資本ストック 就業労働者数 産出量: Xi 部門別供給量: XS*j
  • 22. モデル:部門設定 産業部門: 製造業を中心に, 93部門に産業を分割する ◦ 製造業・サービス業: ◦ 主生産部門 ◦ 企業内情報処理部門 ◦ 企業内研究部門 ◦ 情報提供サービス業: ◦ 主生産部門 ◦ 企業内研究部門 民間研究活動部門: ◦ ライフ、情報通信、物質・材料、環境・エネルギー、その他研究開発に分割 政府研究活動部門: ◦ ライフ、情報通信、物質・材料、環境・エネルギー、その他研究開発に分割 2015/10/10 22© SCIREX CENTRE
  • 23. 0.0% 0.1% 0.2% 0.3% 0.4% 0.5% 0.6% 0.7% 0.8% 0.9% 1.0% 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026 2027 2028 2029 2030 2031 2032 2033 2034 2035 2036 2037 2038 2039 2040 2041 2042 2043 2044 2045 2046 2047 2048 2049 2050 実質GDP成長率 BAU ① ② ③ シミュレーション結果(1):実質 GDP 成長率 への影響 2020年 2025年 ①状態・状況のリアル タイム把握及び分析 2024年 2030年 ②知見・ノウハウの データベース化、及び それに基づく制御 2025年 2035年 ③プロセス横断型での最適化 技術およびその社会的な実装が市場プロセス による実施よりも先行して実施されることに より, GDP 成長率を先行して押し上げる 2015/10/10 © SCIREX CENTRE 23
  • 24. シミュレーション結果(2): 産業構造の変化(施 策3) 24  生産額は、企業内情報処理部門では 減少し、主生産部門・企業内研究部 門では増加する傾向にある。  価格はほぼ全ての産業部門で低下す る。  雇用は製造業の主生産部門・企業内 情報処理部門で減少するが、他は増 加している。 政策オプション① 2024年 主生産部門 企業内情報 処理部門 企業内研究 部門 主生産部門 企業内情報 処理部門 企業内研究 部門 主生産部門 企業内情報 処理部門 企業内研究 部門 農林水産業 0.01% - 0.04% -0.03% - -0.01% 0.02% - 0.09% 鉱業資源 0.02% - 0.05% -0.02% - 0.00% 0.03% - 0.09% 食品製造業 0.11% -0.04% 0.03% -0.13% -0.48% -0.01% -0.08% -0.12% 0.08% 繊維・木材家具製造業 0.15% 0.01% 0.04% -0.14% -0.50% 0.00% -0.09% -0.13% 0.09% パルプ・紙製造 0.14% -0.09% 0.04% -0.14% -0.52% 0.00% -0.09% -0.13% 0.08% 化学工業 0.13% -0.04% 0.03% -0.12% -0.42% 0.00% -0.08% -0.12% 0.07% 素材製造業 0.23% -0.04% 0.04% -0.20% -0.35% 0.00% -0.09% -0.11% 0.08% 一般機械 0.23% -0.31% 0.03% -0.12% -0.29% 0.00% -0.08% -0.11% 0.09% 民生用電子・電気機械 0.09% -0.25% 0.03% -0.10% -0.37% 0.00% -0.08% -0.11% 0.08% 光ファイバー・ケーブル 0.15% -0.19% 0.04% -0.10% -0.57% 0.00% -0.08% -0.14% 0.06% 半導体製造装置 0.27% -0.32% 0.03% -0.02% -0.54% 0.00% -0.07% -0.14% 0.08% 通信機械 0.13% -0.24% 0.04% -0.15% -0.38% 0.00% -0.09% -0.12% 0.07% 電子計算機・同付属品 0.10% -0.46% 0.03% -0.06% -0.40% 0.00% -0.07% -0.12% 0.07% 半導体素子・集積回路 0.15% -0.25% 0.06% -0.12% -0.47% 0.01% -0.08% -0.13% 0.11% 他電子部品 0.19% -0.05% 0.10% -0.17% -0.33% 0.01% -0.09% -0.11% 0.06% 重電機器・輸送機器 0.19% -0.28% 0.03% -0.16% -0.27% -0.01% -0.09% -0.11% 0.09% ロボット 0.30% -0.36% 0.03% -0.10% -0.59% 0.00% -0.08% -0.14% 0.08% その他精密機械 0.18% -0.19% 0.03% -0.07% -0.35% 0.00% -0.08% -0.11% 0.08% 石油・石炭製品 0.02% -0.13% 0.03% -0.02% -0.54% 0.00% -0.07% -0.13% 0.09% その他の製造業 0.18% -0.33% 0.03% -0.17% -0.37% 0.00% -0.09% -0.11% 0.09% エネルギー産業 0.02% -0.48% 0.04% -0.02% -0.23% -0.01% 0.03% 0.00% 0.08% 建設 0.08% -0.10% 0.04% -0.05% -0.14% -0.01% 0.02% 0.01% 0.10% 運輸 0.03% -0.18% 0.04% -0.04% -0.17% 0.00% 0.02% 0.00% 0.08% 通信・放送 0.02% -0.35% 0.02% -0.03% -0.08% -0.01% 0.03% 0.01% 0.07% 商業 0.05% -0.18% 0.04% -0.03% -0.06% -0.01% 0.02% 0.02% 0.08% ソフトウェア業 0.11% - 0.12% -0.02% - 0.02% 0.02% - 0.08% 情報処理・提供サービス 0.12% - 0.12% -0.12% - 0.02% 0.01% - 0.08% インターネット業 0.06% - 0.03% -0.06% - 0.00% 0.02% - 0.08% 医療福祉サービス 0.06% - - -0.05% - - 0.01% - - 教育 0.06% - - -0.09% - - 0.01% - - R&D.ライフ(国公立・非営利) 0.07% - - -0.07% - - -0.04% - - R&D.情報通信(国公立・非営利) 0.06% - - -0.02% - - -0.04% - - R&D.物質・材料(国公立・非営利) 0.07% - - -0.07% - - -0.06% - - R&D.環境・エネルギー(国公立・非営利) 0.07% - - -0.07% - - -0.05% - - R&D.その他研究開発(国公立・非営利) 0.07% - - -0.07% - - -0.03% - - R&D.ライフ(産業) 0.03% - - -0.05% - - 0.02% - - R&D.情報通信(産業) 0.03% - - -0.05% - - 0.02% - - R&D.物質・材料(産業) 0.03% - - -0.05% - - 0.02% - - R&D.環境・エネルギー(産業) 0.02% - - -0.05% - - 0.02% - - R&D.その他研究開発(産業) 0.03% - - -0.05% - - 0.03% - - その他サービス 0.03% - 0.15% -0.03% - 0.03% 0.02% - 0.10% 生産額 価格 雇用産業
  • 25. シミュレーションからの示唆 A) IoT の技術進歩は、施策が進むとともに、製造業 (主生産部門) の生産性 を上昇させ,そこでの雇用を減少させるが,情報処理プロセスのアウトソー ス化が進み、 情報サービス産業を中心にサービス業の価値創出と雇用を 増加させる。 ◦ 短期では失業が生まれるものの, 長期的には産業構造の調整が進み, 情報サービス 産業やサービス業が雇用の受け皿の役割を果たす ◦ 確かにIoTの拡大によって、製造業での「機械と労働」の代替は進むが、情報処理 サービスなどのサービス部門での雇用は拡大し、全体の実質GDPは成長を保ちう る。 B) 製造業では, 効率性の改善により価格が低下し, 消費や投資需要を中心に 実質最終需要が拡大し, 生産量は増加する。 C) 研究開発活動は活性化し、研究開発従事者の需要は拡大する。 ◦ 研究開発の従事できる人材の育成が重要な課題 2016/8/11 25
  • 26. 今後の課題 1. 政策及び科学技術の発展シナリオとシミュレーション上のパラメータの 対応関係がアドホックな仮定に依存 ◦ 政策や科学技術に関連するデータの不足⇒CRDSと共同で「データプラット フォーム構築」プロジェクトを企画 ◦ 科学技術の発展と経済活動との関係性についてのモデルの精緻化 2. シミュレーションに用いた政策シナリオと現状の政策ニーズとの距離 研究者と政策担当者の対話×政策ニーズを的確に捉えたシミュレーション ↓ 政策の有効性向上 ↓ ↓ ↓ 政策とツール(モデル)の共進化のためには 実際の政策立案プロセスでのシミュレータの活用が必 要 2015/10/15 © SCIREX CENTRE 2015 26
  • 27. 科学技術イノベーション・データプラットフォームの構築 (JST/CRDS との共同開発) 2015/10/15 © SCIREX CENTRE 2015 27 【目的】:科学技術政策による成 果を個々の技術ごとに指標化・ 可視化することで政策評価の PDCAサイクル実現に寄与する 【目標】 : JST/CRDS の整備する「技 術俯瞰」情報をベースに、JST研究 ファンディング情報 (資金)、学術的ア ウトプット (論文・特許)、社会実装 (製品プレスリリース発表/新聞記事)の 情報を相互結合したデータプラット フォーム (マッチング情報) を構築す る。本プラットフォームから与えられ る技術の研究開発実装情報を用い, 開 発を行ってきた経済モデル・シミュ レータを改善する 産業連関表 多部門経済一般均衡的 相互依存モデル FMDB 論文DB (市販) 特許DB (公開) 政策DB (NISTEP) 論 文 特 許 「科学技術イノベーション・データプラットフォーム(仮)」 技術俯瞰 (5分野) 公的ファンディング 情報 タグ付け タグ付け 領域名 生産性向上 指数 製品 プレスリリース (市販) タグ付け 資 金