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34【東京】ソーシャル×散走 企画発表資料 法政大学現代福祉学部(土肥ゼミ) 3年B組 (2).pdf
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34【東京】ソーシャル×散走 企画発表資料 法政大学現代福祉学部(土肥ゼミ) 3年B組 (2).pdf
1.
Yadorigi 3年B組 法政大学現代福祉学部 土肥ゼミ 澤田・戸田・本藤・渡邊 1 散⾛プラットフォーム
2.
Contents 1 私たちの問題意識 2 Yadorigiと散走パートナーについて 3
私たちの考えるムーブメント 4 Yadorigiと散走文化の社会性・まとめ 2
3.
1. 私たちの問題意識 ツアー形式が多い現状・散走についての問題意識と分析 3
4.
1-1 私たちの問題意識 今までの(ソーシャル)散⾛は、場所に限定され持続可能性のない「単発ツアー型」 散⾛に関するオンラインベースでの「情報不⾜」や散⾛の「本質的な⽂化や価値が伝わりにくく」、 (⼀般⼈が)気軽に参加することは難しい 散⾛はガイド無しでやる企画が多いけど、我々の実体験から、知らない⼟地を⾛る場合、やはり「ローカルな情 報を持つガイドが必要」(交通ルールや迷ったら怖い等という観点から) さらに、そうしたコミュニケーション能⼒が⾼く情報量豊富な「ガイドの絶対量の不⾜」 それ故に散⾛そのものの認知度が低く、ティッピングポイントへの到達や「ムーブメントが⽣じる⼟壌が形成さ れていない」 私たちは、持続可能な散⾛プラットホーム「Yadorigi」を提案します。 4
5.
1-2 自転車・散走の現状 ・通勤や通学など、どこか⽬的地へ向かう単なる移動⼿段として利⽤している⼈が⼤ 半。 ・⾃転⾞を趣味やスポーツとして「本気で取り組む⼈」と「移動⼿段で終わっている ⼈」との⾃転⾞に対する熱量の差が⼤きい。 ・SNSで「散⾛」で調べると、散⾛はどうしてもロードやクロスなどしっかり⾃転⾞ を趣味としてやっている⼈のモノのように感じる。 散歩ほど⽣活に根付いているものではない 5
6.
1-3 私たちの考える散走の在り方・目標 ・自転車が、目的地へと向かう単なる移動手段ではなく、散走の本質 でもあるような散歩のように自転車に乗る。 ・散走をもっと身近に。誰でも、どこでも「散走」ができる。散走文 化を普及させる。 ・生活の中に、移動手段で終わらない自転車を。 ・既存のツアー等に参加して、「楽しかった→終わり」ではなく、 「ちょっと自転車で近所走ってみようかな」と思ってもらえるような ものを目指す。 6
7.
1-4 どうして「散走」がそこまで身近ではないのか? まず前提として、生活をしている中で「散走」というモノに触れる機会がほぼ ない。実際、私たちもこの企画を先生から説明されるまで知らなかった。テレ ビ等でも見たことない。 散走という言葉が聞きなじみがないから? 散走が自転車にのめりこんでいる人のものであるから? 散走に関する情報を得る機会がないから? 7 それはなぜか・・・?
8.
1-5 ソーシャル散走の分析 「ソーシャル散⾛企画」 ・受賞作は、実施されるとのことだが、現状どうなっているのかが不透明。 ・どれだけの参加者がいたのか?参加者の感想などを⾒ることができなかった。 ・過去の受賞作を⾒ても、散⾛を売りにしているというよりも、ツアーで終わっ ているものばかり。現状がどうかは分からないが、単発で終わっているのではな いか。 これだけでは散⾛⽂化の普及には⾜りない。持続可能なものが必要。 8
9.
1-6 「散走」文化の普及のために ・「散⾛」という単語の認知度を⾼める ・より「散⾛」を⾝近で、誰でも気軽に実践できるものへ ・地域を固定したり、真似できないようなモノにしない。 ・単発型のツアーではなく、持続性のある⽂化として定着させる。 ・散⾛⽂化を発信する・体験できる場所の情報を提供するシステムが必要なのではな いか? 「Yadorigi(散⾛プラットフォーム)」という提案 9
10.
2. Yadorigiと散走パートナーについて 私たちが提案する Yadorigi(散走プラットホーム)と散走パートナーについて 10
11.
2-1 Yadorigi(散走プラットホーム)とは ・散⾛に関する情報が集まる場所。どんな散⾛があるかや、実施状況など、散⾛の情報を⼀か所 で⼿に⼊れることができる。 →シマノHPから、いくつか経由して散⾛にたどり着くのでは無く、「散⾛」がメインとなってい る情報提供元である必要。 ・散⾛パートナーがパートナー登録している場所であり、散⾛に参加したい⼈が集まる場所でも ある。 ・散⾛パートナーと散⾛参加者のマッチングの役割を果たす場所。 散⾛のあらゆる情報があつまる「宿り⽊(Yadorigi)」のような存在を⽬指す。 11
12.
2-2 散走パートナーとは ・散⾛をより⼿軽に⾏えるようにするための、 ガイド(お⼿本)になってくれる⼈ (イメージはUber eatsの配達パートナー) ・地域に詳しい⼈、コミュニケーションが円滑にできる⼈がパートナーに望ましい。 ・参加者に対し、地域の魅⼒の⾒つけ⽅であったり、散⾛の楽しさ・魅⼒を伝える。 ・散⾛パートナーには、評価制度を導⼊ 参加した⼈たちが、参加後に各⾃で、散⾛ができるように 12
13.
13 Yadorigi Guest A Guest
B Guest C 地域(住民) 大学 登録&プラン探し ⾃治体 シマノ 協賛企業 マッチング&プラン案内 2-3 ビジネススキームと関係図 ステイクホルダー パートナーA パートナーB (プラン作成中) パートナーC (マッチング待ち) 登録 ⼿数料の獲得 魅⼒・資源 物・資⾦ 技術・散⾛の価値 ムーブメント まちづくり 役割 散⾛の実施 地域おこし 委託事業の実施 広告・情報提供 協賛企画の実施 地域おこし ⽀払い フィールドワ ークなどの実 践知と学びの 機会の提供 ノウハウの提 供・プラン作 成のサポート ⻩⾊⽮印:お⾦の流れ ⻘⾊⽮印:情報の流れ 報酬 協賛⾦・散⾛ 企画制作費な どの受け取り
14.
2-4 散走パートナーと利用者のマッチングまでの過程 散⾛パートナー (透明性を⾼く) 散⾛パートナー登録➡プランの提⽰(ルート・個⼈情報の提⽰)➡Guestとのコンタ クト➡最終決定➡現地 ※料⾦に関しては、パートナーが⾃分で設定する。売上⾦の数パーセントを⼿数料として Yadorigiに還元する。 Guest(できるだけ⼿軽&準備しなくていいように) 散⾛プラットホームで散⾛プラン及び散⾛パートナーの選択➡散⾛パートナーとコン タクトを取る➡最終決定➡現地 14
15.
2-5 評価制度について ・散走パートナーには評価制度を導入 ・評価に応じた5段階のランクを付与 ・ランクが高ければ、散走の内容や対応が良いということになる。 ・ランクが低いと、全体的な評価が低いことになる。 ・始めたての人はビギナーとして登録する。 Guest(参加者)に対しては、参加者としての態度の評価に加えて、スタン プカード(参加するごとに1つ増える)などを導入し、特典を付ける 15
16.
2-6 散走パートナーのグレード Yadorigiに登録時の情報による認証と、ゲストによる散走パートナーへの評価をもとに、パートナーをグ レードに振り分ける。 グレードに応じて、Yadorigiは運営費として手数料の受け取りを行う。 16 5% ①登録時から地域のつながりや地域での実績が豊富な人、 または散走文化への理解と実績がある人には初期から 認証を行い、設定する。 ②評価のサンプル数が20を超え、評価平均が5段階中4.5 を超える人。 8%
評価サンプル数:10以上、評価平均:5段階中4以上 10% 登録時に実績などを持たない人はスタンダードから スタートする。学生や新たな挑戦をしたい人向け。 プラチナパートナ ー ゴールドパートナー スタンダードパートナー グレード Yadorigiが受け取る手数料 条件
17.
2-7 具体的なYadorigiの収益例 17 ①スタンダードパートナー・1回:3000円・参加人数:5人の場合 3000円×10%×5人=1500円 ②プラチナパートナー・1回:5000円・参加人数:10人の場合 5000円×5%×10人=2500円 2-3 ビジネススキームと関係図において提示したお金の流れ、Yadorigiでの収益を具体的に すると…。 また、多様なステイクホルダーへの情報提供料や、地元企業とのタイアップに応じた企画費・ 協賛金・スポンサードを受けるなどの方法で、Yadorigiの収益化を行う。 (例)自治体×地元企業×Yadorigiの場合 事業委託・企画費用(予算)
:300万円 地域住民・地域企業や商店へのヒアリング・打ち合わせ :10万円 ツアーの実施・(例)5万円×12回 :60万円 専用サイトの構築・材料費などの諸費 :50万円 コーディネーター費用(Yadorigiの収益) :180万円
18.
2-8 ペルソナの選定 スタンダードパートナーの場合 名前:齋藤
剛 年齢:21歳 住まい:⼭梨県 富⼠河⼝湖町で1⼈暮らし(パートナーはいない) 職業:⼤学⽣(平⽇、休⽇問わず休みがある。アルバイトはカフェで週3) 趣味:サイクリング、散歩、カフェ巡り やりたいこと:⼤学⽣の内に⾊んな⼈と関わってみたい、趣味を⽣かしたい 特徴:地元愛が強い、普段から知らない⼈とも積極的に交流する 18
19.
2-9 散走プラン (例)スタンダードパートナー・斎藤剛Ver. 山梨県富士河口湖町 河口湖一周散走
集合:10時 解散:17時頃 ①河口湖駅 ②音楽と森の美術館 ③大石公園 ④おふくろうどん(昼食) ⑤富士御室浅間神社 ⑥カチカチ山 ⑦河口湖駅 料金 大人5000円(自転車レンタル費含む) 子ども2500円(チャイルドシートでも可) 19
20.
20 ⑤ ⑥ ④ ③ ①& ⑦ ②
21.
2-10 ペルソナの選定 Guest 名前:⼾塚
信⼆ 年齢:32歳 住まい:東京都 ⽴川市 職業:市役所勤務(年収500万円、⼟⽇祝は休み) 家族構成:奥さん(スーパーのパート勤務)、息⼦(⼩学2年⽣) 趣味:映画鑑賞、ゲーム 性格:社交的で好奇⼼旺盛 最近気になること:運動不⾜、コロナで⼦どもと出掛けにくい 備考:⾃転⾞にはここ数年乗ってない 家族でできるアクテビティを探している 21
22.
22 3. 私たちの考えるムーブメント Yadorigiの普及と散走文化の醸成のために、私たちは大学生を中心としたムーブメ ントを起こすことを提案します。また、散走文化の定着までの展望を紹介します。
23.
「散⾛」が持つ本質的な価値や魅⼒を、Yadorigi(散⾛プラットフォーム) を通じて発信し、持続性のある「散⾛⽂化」の普及を実現したい。 では私たちはどのような⽅法で、まずYadorigiと散⾛⽂化を形として実現さ せていくのか? 壮⼤な社会実験ができる場であり、コミュニティが内外に存在する「⼤学」 という場を使って、ムーブメントを起こすことを提案します。 23 3-1 私達がYadorigiを使って叶えたいこと
24.
3-2 大学生が中心となって行えるムーブメント ・散⾛コンテストに応募している「各⼤学のキャンパス」でまずは散⾛⽂化の定 着を⽬指す。 ⼤学⽣たちに散⾛パートナーとして締結、または打ち合わせを繰り返してプラン を確⽴し、実際にキャンパス内・キャンパス周辺地域で散⾛を実施する。 キャンパス内に無料の⾃転⾞を設置し、⼤学⽣たちがキャンパス内を⾃由に⾛り、 校舎に向かうだけではなく、今まで⾒えてこなかったキャンパスの魅⼒を発⾒す る。 通う・講義だけの⼤学→周辺地域への関⼼。プラン作成など⾃ら学び実践する場 24
25.
3-3 (例)法政大学多摩キャンパスをムーブメントの発信地 として、散走文化を多摩地域の他大学へ。 多摩地域は50以上の大学キャンパスがひしめく地域。学生数は17万人を超える。 ①フィールドワークの実施 フィールドワークを通して、各大学の内外のコミュニティや商業施設、人を訪ねてネ ットワークを築く。 Yadokariは全面的にバックアップを行いサポートする。 フィールドワークにおいては現地調査の事前実施や大学関係者から地域の紹介を受け、 プラン策定においてはノウハウの提供を行う。 ②散走の実施 大学生をターゲットにして、ハイキングコースや周辺地域・他学部、または他大学の 紹介をツアーとして実施する。 大学間、地域間でのつながりを、散走文化の上に作ることもできる。 25
26.
3-3 (例)法政大学多摩キャンパスをプランを策定・実施すると したら ①フィールドワークの実施 大学キャンパス内や、めじろ台の地域、寺田団地を中心に、自治体関係者や大学教員 らとまちあるき、フィールドワークを自転車で実施する。その中で、実現可能性など を検討しながら、現実的なツアーコースを検討する。 ②散走の実施 多摩キャンパスの歴史的背景などを紹介してもらう。 大学生をターゲットにして、ハイキングコースや周辺地域・他学部の紹介をツアーと して実施する(ポツダム宣言や学生運動の歴史なども伝える)。 Ex. 多摩キャンパスで実施されている、「多摩地域形成論」の講義の一部として、実 際に散走を行いながら地域のことを知る機会を、講義への出席とみなす、など。 26
27.
4. Yadorigiと散走文化の社会性・まとめ 散走がそもそもに社会性を持つ文化であることに着目し、 文化醸成に向けた提案を行います。 27
28.
4-1 ソーシャルな要素はどこ? Q.今回の企画の重要な要素でもある「社会性」はどこに存在するのか。 A.散走というモノはそもそも社会的な要素を多く含んでいる。 散走を実施&文化が普及することで、考えられる社会的なメリット ・大学生が地域に根付いて、地域住民との交流や学生の自主的な成長を促す ・地域で自転車を購入する動き(地域への還元・活性化と経済的効果) ・自分の地域の魅力や資源の再発見 28
29.
1Q 現在〜1,2年後 今回提案するYadorigiの始動。 プラットフォームの作成&ツアーの実施と修正。 社会実験的に短期的な実施を繰り返す。 ⼤学を中⼼にムーブメントを作る。 2Q 3~5年後 地域やプラットフォームの定着。 新たな地域での散⾛パートナーの 契約締結、多様なステイクホルダ ーの巻き込みへ。 3Q 5~10年後 全国的なプラットフォームの形成 と、散⾛パートナーの拡⼤。 ⾏政・⾃治体の⾃転⾞事業や都市 計画にも反映を⽬指す。 4Q 10年後〜 ムーブメントが社会へと波及し、 散⾛⽂化へと成⻑。 ⾃転⾞を伴う領域横断型の実験的 な社会実験を多種⾏う。 ゴールの達成 新たな展開へ 散走文化の定着・醸成 4-2 文化醸成までのロードマップ 29
30.
30 散走パートナー ゲスト 直接的 プラットフォーム 間接的 (次期に直接へ) 本格的な社会実装 文化として成長 地域で暮らす人々 地域の特色あるお店 (商店や飲食店など) 学校などの教育機関 介護・福祉施設 地域活性化を 目指す団体 (NPO、一社 など) 行政(地方自治体)・議 員 地域に根差す企業 研究機関 データベース グローバルな取り組み 大手企業とのタイアップ 都市計画や 医療機関 自転車に馴染みの ある人々 自転車に関わる職 に就く人々 自転車に関わる企 業 モビリティ業界 4-3 散走文化の波及と関連するステイクホルダー
31.
4-2 最終目標 「散走」が持つ本質的な価値や魅力を、様々な散走に関する 情報が集まるYadorigi(散走プラットフォーム)を通じて発 信し、持続性のある「散走文化」の普及を実現する そのために、大学生を中心としたムーブメントを起こし、 散走が持つ社会性と共に、文化を社会に浸透させていきます。 31
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