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かんばん
RICOH IT SOLUTIONS
@sandinist
Tsuyoshi Maehana
失敗してますか?
成功してますか?
アジャイルしてますか?
失敗と成功
目的・目標・ゴール
達成 = 成功
未達成 = 失敗
失敗と成功
たくさんの名言が
http://matome.naver.jp/odai/2140750220162375801
失敗は成功の素派
“成功を祝うのはいいが、もっと大切なのは失敗から学ぶことだ。失
敗にどう対処するかで、会社が社員の良い発想や才能をどれだけ引
き出し、変化に対応していけるかがわかる。どんな会社にも、ミス
をして、それを最大限活かしたことのある人が必要だ”
~ ビル・ゲイツ
“何かをしようとした時、失敗を恐れないで、やってください。失敗
して負けてしまったら、その理由を考えて反省してください。必ず、
将来の役に立つと思います。”
~ イチロー
失敗なんてアタリマエ派
“一度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことに挑戦した
ことがない人である” ~ アルバート・アインシュタイン
失敗してなんぼ派
“チャレンジして失敗を怖れるよりも、何もしないことを怖れろ”
~ 本田宗一郎
“失敗は必要なのです。むしろできるだけ早く、失敗するほうがい
いでしょう。小さな失敗を積み重ねることによって、成功が見え
てきます” ~ 柳井正
負けなきゃ勝ち派
“私の最大の光栄は、一度も失敗しないことではなく、倒れる
ごとに起きるところにある。私の仕事は失敗の連続であった”
~ 本田宗一郎
“世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは
失敗はない。諦めた時が失敗である”
~ 稲盛和夫
“失敗したところでやめるから失敗になる。成功するまで続け
たら、それは成功になる”
~ 松下幸之助
失敗なんてないんだよ派
“わたしは今までに一度も失敗をしたことがない。電球
が光らないという発見を、今まで二万回したのだ”
~ トーマス・エジソン
成功と失敗
失敗 → 経験・学び → 成功
素早く、小さく、失敗する
諦めない
失敗なんてない
プロジェクト、チーム、組織、人生
アジャイル
agile /ǽdʒ(ə)l¦ǽdʒa l/
形容詞
1 すばしこい, 身軽な, 敏捷(びんしよう)な.
2 (頭の)回転が速い, 賢い.
3 活発な, 生き生きとした.
アジャイル
形容詞
状態
Do Agile ⃝ Be Agile
度合い
アジャイルソフトウェア
開発
ソフトウェア工学において迅速かつ適応的に
ソフトウェア開発を行う軽量な開発手法群の
総称
名詞
私たちは、ソフトウェア開発の実践
あるいは実践を手助けをする活動を通じて、
よりよい開発方法を見つけだそうとしている。
この活動を通して、私たちは以下の価値に至った。
プロセスやツールよりも個人と対話を、
包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを、
契約交渉よりも顧客との協調を、
計画に従うことよりも変化への対応を、
価値とする。すなわち、左記のことがらに価値があることを
認めながらも、私たちは右記のことがらにより価値をおく。
2001年 アジャイルソフトウェア開発宣言
http://agilemanifesto.org/iso/ja/
Kent Beck
Mike Beedle
Arie van Bennekum
Alistair Cockburn
Ward Cunningham
Martin Fowler
http://agilemanifesto.org/iso/ja/
James Grenning
Jim Highsmith
Andrew Hunt
Ron Jeffries
Jon Kern
Brian Marick
Robert C. Martin
Steve Mellor
Ken Schwaber
Jeff Sutherland
Dave Thomas
© 2001, 上記の著者たち
この宣言は、この注意書きも含めた形で全文を含めることを条件に
自由にコピーしてよい。
・顧客満足を最優先し、
価値のあるソフトウェアを早く継続的に提供します。
・要求の変更はたとえ開発の後期であっても歓迎します。
変化を味方につけることによって、お客様の競争力を引き上げます。
・動くソフトウェアを、2-3週間から2-3ヶ月という
できるだけ短い時間間隔でリリースします。
・ビジネス側の人と開発者は、プロジェクトを通して
日々一緒に働かなければなりません。
アジャイル宣言の背後にある12の原則
http://agilemanifesto.org/iso/ja/
・意欲に満ちた人々を集めてプロジェクトを構成します。
環境と支援を与え仕事が無事終わるまで彼らを信頼します。
・情報を伝えるもっとも効率的で効果的な方法は
フェイス・トゥ・フェイスで話をすることです。
・動くソフトウェアこそが進 の最も重要な尺度です。
・アジャイル・プロセスは持続可能な開発を促進します。
一定のペースを継続的に維持できるようにしなければなりません。
アジャイル宣言の背後にある12の原則
http://agilemanifesto.org/iso/ja/
・技術的卓越性と優れた設計に対する
不断の注意が機敏さを高めます。
・シンプルさ(ムダなく作れる量を最大限にすること)が本質です。
・最良のアーキテクチャ・要求・設計は、
自己組織的なチームから生み出されます。
・チームがもっと効率を高めることができるかを定期的に振り返り、
それに基づいて自分たちのやり方を最適に調整します。
アジャイル宣言の背後にある12の原則
http://agilemanifesto.org/iso/ja/
アジャイルソフトウェア
開発
4つの価値を大切にし
12の原則を実現に向かう
そのためのやり方?
Not 方法論・プロセス
方法論というにはあまりに構造に欠けている
スクラム
かんばん
ふりかえり改善フレームワーク
http://alistair.cockburn.us/The+end+of+methodology
アジャイルソフトウェア
開発
4つの価値を大切にし
12の原則を実現に向かう
集団が育つための枠組み
http://www.versionone.com
スクラム
イベントと成果物
2-4週間
24時間
1∼4週間
制約内で価値の高い
プロダクトとなるよ
うに要求を出す
要求をちゃんと意味
のある成果物として
提供し続ける
ちゃんと円滑に仕事
のやり取りができる
ようにする
1911年10月24日月曜日
https://speakerdeck.com/nawoto/summary-of-scrum-guide
育てる!
かんばん
RICOH IT SOLUTIONS
@sandinist
Tsuyoshi Maehana
• Tsuyoshi Maehana @sandinist
• at Work: C# -> Ruby -> Objective-C
• 基幹系業務システム開発
• リコー北海道 2003 2009
• Web αサービス開発
• iOS App 開発
大きな組織
• 株式会社リコー 1936年2月6日 設立
• 連結売上高 2兆1,956億円 (2014年3月期)
• 連結対象子会社・関連会社 223社(2014年3月31日現在)
• 連結従業員数 108,195名 (2014年3月31日現在)
• リコーITソリューションズ株式会社
• 従業員数 923名(2014年7月1日現在)
http://jp.ricoh.com/company/data/
https://theta360.com/
2009 2015
Team
オンラインストレージ
Web/iOS
その他
iOS/Server
RICOH THETA
iOS
2009 2015
Team
2名 6名
+1
+1
+1 +1
-1
+2 -1
5名
2009 2015
Team
2名 6名
+1
-1
+2 -1
5名
・全体では6~10チームの大きなチームの内のひとつ
・プロセスや進め方は時とともに変化し続けている
・XP, Scrum, Lean, Kanban
+1
+1
+1
・主担当のコンポーネントはあるが横断的
・各チームが開発を完了させる
・開発基盤や運用保守のチームもある
大きなチーム
大きな仕事
リコーITソリューションズ株式会社リコーITソリューションズ株式会社
前鼻毅前鼻毅
大規模アジャイル開発のいま
大きなチーム
大きな仕事
http://www.flickr.com/tahosock/
アジャイルソフトウェア開発セミナー2013 in 札幌
Aug, 8 2013
要求元 開発チーム
構造
大きな要求の
一覧を一緒に作る
構造
運用監視 インフラ
開発 品質
UX 技術調査
企画
マーケ
PO
PO
L
構造
運用監視 インフラ
開発 品質
UX 技術調査
企画
マーケ
PO
PO
L
TL
TL
TL
TL
TL
TL
大きな
要求
チーム
の作業
1ヶ月
デモ
2週間
https://www.atlassian.com/
EMLauncher
irc
2009 2015
Team
オンラインストレージ
Web/iOS
その他
iOS/Server
RICOH THETA
iOS
2014/4/15
物理かんばん導入
タスク管理の変遷
• Excel
• 影舞
• Trac
• Pivotal Tracker
• JIRA
https://www.atlassian.com/
かんばん
•Icebox
•ToDo
•Doing
•Deliver
•Accept
ポイント
• 大きな組織の中、複数のチームが協働
• プロダクト・サービスのライフサイクルより長いチーム
• いわゆるアジャイルな開発をふつうに行っている環境
かんばん
http://limitedwipsociety.ning.com/photo/formula-kanban
http://leansoftwareengineering.com/ksse/scrum-ban/
かんばん
• リーン生産方式におけるカンバン(TOYOTA方式)
• 物理的なタスクボードを指すカンバン
• ソフトウェア開発手法としてのカンバン方式(Kanban)
かんばん方式
• スーパーマーケット方式
• 顧客の必要とする品物を、必要なときに、必要な量だけ在庫
• ジャストインタイム
• 顧客である後工程が、必要な部品を、必要なときに、必要な
量だけを前工程に取りに行く
かんばん方式
http://www.toyota.co.jp/jpn/company/vision/production_system/
just.html
かんばん方式
http://www.toyota.co.jp/jpn/company/vision/production_system/
just.html
物理的なボード自体
かんばんシステム
• David J. Anderson によって纏められた理論
• 一言でKanbanを言うのは難しいが、2009年10月時点で
は、ソフトウェア開発のフローを見える化し、WIP(Work in
Progress=仕掛)を制限することで、顧客価値のスループット
を上げ、同時に改善を促す活動 平鍋健児
• 文化的変革がおそらく最大の利点である David J.
Anderson
かんばんシステム
• 既存のプロセス(バリューストリーム)からスタート
• プロセスの変更を強制しない
• 量を制限し、流れを良くする
• フローと計測から、問題が可視化される
• 改善機会を増やせる
David J.Anderson
https://www.flickr.com/photos/jimdo_com/8537959610
David J.Anderson
https://www.flickr.com/photos/jimdo_com/8537959610
Nov. 2009
https://www.flickr.com/photos/jimdo_com/8537959610
Nov. 2009
Sep. 2014
David J.Anderson
2009 2015
オンラインストレージ
Web/iOS
その他
iOS/Server
RICOH THETA
iOS
2014/4/15
物理かんばん導入
2014年4月
導入の目的
• 可視化のさらなる向上
• タスクの流れの整理、調整
• 異常発見を容易に
• 状態の追加、調整
• 計測を簡易に行う仕組みの導入
2014年5月
イテレーションの情報追加
バグレーン廃止
狙い・理由
• イテレーションの残日数と完了項目数を追加
• イテレーションゴール達成できるかどうかを考えや
すくする
• バグを区別して管理する必要がなかった
• ふつうの課題と同じように対応する
2014年7月
Doneレーンを追加
ParkingLotを廃止し、Assignのレーンを追加
狙い・理由
• チームの作業が完了していることを明示するために
Doneレーンを追加
• 次の作業担当を決めることが多かったので、プロセス
にあわせて調整
2014年10月
エピックレーン、ドッグフード、リリース待ちを廃止
Blockレーンを追加し、ParkingLot復活
現在のイテレーションレーンを拡大
狙い・理由
• 物理かんばんは完全にチームのもの
• チーム境界とかんばんが一致するように調整した
• 優先度が高いが、Readyになっていないものをあらわ
すためにBlockレーンを追加
• 中断されている、棚上げにしていることを明示するた
めにParkingLot復活
半年間
ここまでのまとめ
物理かんばんの利点
• 可視性
• 常にある、視線を向けるだけで見える
• 異常がすぐに分かる(物理的制約がある)
• プロセスが全員に明確に伝わる
• 他のチームにも否応なく見える
物理かんばんの利点
• 可変性
• 皆の目の前で動かせる
• 調整しやすい
• ベースとしての役割
• 集まる場所
• チームの一体感
物理かんばんの欠点
• 場所をとる
• そこにいないと見えない
• 電子と二重管理になる
• 会社の決まり事との戦い
二重管理
• DRY原則
• 役割が違った
• ストックとフロー
• パッと見で必要な情報と、伝えるためや残しておくための
情報は違う
導入の結果
• 可視化のさらなる向上 → ⃝
• タスクの流れの整理、調整 → ⃝
• 異常発見を容易に → ⃝
• 状態の追加、調整 → ⃝
• 計測を簡易に行う仕組みの導入 → ⃝
導入の結果
• 可視化のさらなる向上 → ⃝
• タスクの流れの整理、調整 → ⃝
• 異常発見を容易に → ⃝
• 発見した異常への対処 → △
• 状態の追加、調整 → ⃝
• 計測を簡易に行う仕組みの導入 → ⃝
• 計測した結果の活用 → △
かんばん本読んだ
かんばん本との比較
• ① 品質に集中する
• 低い品質は最大のムダ、失敗のコスト
• ある程度できてる
• ② 仕掛りを減らす
• リトルの法則、仕掛りが増えるとリードタイムが長くなる
• 作業の割り込みや切り替えはムダ
• もともと一人基本1つで、最大2つまで
• ③ デリバリーを頻繁に行う
• 顧客から信頼を得る
• 頻繁なリリースは品質を高める、暗黙知の劣化を防ぐ
• 定期的なリリースはできているが、毎イテレーション
ではない。内部リリースコストは安いが、外部リリー
スのコストが高い
• ④ 要望とスループットのバランスを取る
• ゆとりをつくる、たゆまぬ改善を行えるように
• 戦略的なリリース物で手一杯になることも
かんばん本との比較
• ⑤ 優先順位をつける
• ビジネス価値の最適化
• 優先順位は顧客と調整できている。ビジネス価値の
最適化までは出来ていないのではないか。リリース
後の計測をビジネス判断に活かしきれていない。
• ⑥ ばらつきの要因を解消する
• 上級のテーマ、予測可能性を向上する
• ばらつかないことなど無い
• 書籍の例は保守サービス
かんばん本との比較
2014年12月
優先度別レーンの導入(Planed, Normal, Free)
担当をレーンからマグネットへ
課題タイプの見直し(Story, Chore, Fix, Kaizen)
計測方法の見直し
目的
• 生産性の向上
• ムダの削減(Fix, Choreを下げる)
• 優先度や課題タイプごとの実績を計測する
• 計測結果から改善を行っていく
• 改善活動を行いやすくする
• デリバリリズムをつくる
• リリースコストを下げる
背後にある考え
• かんばんの3種の改善機会
• Theory of Constraints (Eliyahu M. Goldratt)
• Lean and Toyota Production System
• Profound knowledge (W. Edwards Deming)
TOC
• The Goal 1984
• 制約条件の理論
• ボトルネックを識別し、管理することによって、全体のスルー
プットを向上させる
• かんばんの一連の流れから、制約になる資源を見つける。制
約にプロセスを合わせる、補強する。
Lean & TPS
• ムリ・ムダ・ムラの削減
• コスト削減の部分最適に偏るのは間違ったリーン(アンチパ
ターン)
• 全体最適、価値の最適化
リーンの経済モデル
失敗のコスト、取引コスト、調整コスト
その活動はコスト?
• 「この活動が本当に価値を付加するとして、そのための時間
を増やすべきだろうか?」
• 答えがNoならそれは、必要なムダか、不要なムダのどちらか
Profound Knowledge
• W. Edwards Deming
• 20世紀で最も偉大な経営科学者としばしば言われる
• 統計的プロセス制御(SPC)から品質保証、経営科学まで
• かんばんの基礎では、ばらつきがパフォーマンスに与える影
響について取り上げる
ばらつきについて
at かんばん本
• Walter A. Shewhart
• 偶然原因によるばらつき 内部要因
• 不可避原因によるばらつき 外部要因
• 内部要因によるばらつきを改善する
• 作業項目のサイズ、タイプ、優先度の分類を分けて管理・計
測することによって、ばらつきによる影響を分けて捉える
Joy of Work
• 吉田耕作
• デミング博士の直弟子、世界に10人に満たない、デミング/
マスターのひとり
• 日本に Total Quality Management (TQM) を広めている
ばらつきについて
at Joy of Work
• 異常原因のばらつき
• 原因をつきとめ、是正する必要がある
• 偶然原因のばらつき
• 広範囲の問題、トップマネジメントの責任
ビーズの実験
• 4000個の白いビーズと1000個の赤いビーズを1つの箱のなかに
• 1回に50個ビーズをすくい上げる、これが1日の生産量と考え
る。4日間繰り返す
• 赤玉3個以下という目標はどんなに逆立ちしても偶然でしか得
られない。目標はむしろモチベーションを下げる
• 個人個人のパフォーマンスの最大の要因は、偶然以外の何者で
もない
• パフォーマンスはシステムによって決められており、個人とし
てはどうすることもできないものが多い
2015年3月
課題タイプの再見直し
計測方法の再見直し
優先度別レーンから目的別レーンへ
狙い・理由
• 課題タイプの再見直し、リーンのコストモデルと統一
• 計測を書く課題タイプごとにし、優先度別に見るのは
止める
• 優先度別レーンによって、仕事の詰まり具合は可視化
されたが、ばらつき別の管理にはあまり効果が感じら
れなかった
• 優先度よりも目的別(後述)を管理対象の優先におい
た
課題タイプ1
• 価値(青)
• この課題が完了すると価値が生まれるもの
• 複数に分割されている場合もある
• 例:機能リリースに関する課題
• 改善(緑)
• コストを下げるための出来る活動、チームが嬉しい活動
• 例:CI環境構築、リリースをラクにするための活動、モ
ヤっとをスッキリにする活動
• 失敗コスト(ピンク)
• なんらかの失敗に対して必要となってしまった作業
• 例:バグ対応、技術的負債の返却
• 取引コスト(黄色)
• 直接価値は生まないが、届けるために必要な作業
• 例:リリースのための作業、レビュー、プラットフォーム
のアップデート対応
• 調整コスト(オレンジ)
• 課題を進めるために必要になる活動
• 例:事前に検討が必要な設計、技術調査、デザイン依頼、
会議招集、外部チームとのやりとり
課題タイプ2
• Business レーン
• ビジネス・POの視点・機能・AWC
• Development レーン
• コード・技術・開発チームの視点
• Kaizen レーン
• チームプロセス・やると嬉しい事・気になることをスッキ
リさせる・SMの視点
目的別レーン
• 朝会で1日1改善を話す
• よかったことを褒める
• ちいさな改善を継続的に
• Kaizenレーンを使う
• 気になることや、やったほうが良いことを残す
• 取引コストや調整コストを下げる活動を行いやすく
プチ改善
背後にある考え
https://speakerdeck.com/nawoto/talk-about-agile-at-developers-
summit-2015
技術的負債
https://speakerdeck.com/kentaro/rethinking-technical-debt
意図的な負債は
失敗コストではなく
改善の活動にする
(そのほうがモチベも
上がりやすい)
目的→結果(中間報告)
• 生産性の向上
• ムダの削減(Fix, Choreを下げる)→ △
• 見なおしの観点、機会は増えた
• 優先度や課題タイプごとの実績を計測する → ⃝
• 計測結果から改善を行っていく →
• その時やる課題やばらつきに大きく左右される、長
いスパンで計測する見る必要がある
• 改善活動を行いやすくする → ◎
• デリバリリズムをつくる → △
• リリースの工数削減中、もうすこし!
まとめ
• 失敗と成功はひとつながり。成功はひとつじゃない
• かんばんは既存プロセスがベースなので、はじめる
のが怖くない
• 自分たちで工夫し、改善していく文化を育てやすい
• かんばんを育てる過程と背後にある考え方について
示した
• 改善の3つの機会
• ビジネス側面、技術的側面、チーム環境の側面 そ
れぞれが、ともにすべて大切
多くの現場でより良いやり方を育てる助けに
学びを持ち寄って、楽しく、いきいきとさらなる学びへ
Fearless Start with Kanban
to Change the World.

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