Mais conteúdo relacionado Semelhante a 市大使命201206062 (20) Mais de Daisuke Sakuma (15) 市大使命2012060624. 新聞社共催展と独自企画
経済的には独自企画は見
合わない場合が多い
それでも新たな価値や、
気付きを与えることや博
物館としての資料の充実
など、別な付加価値は非
常に高い。
6. 博物館に来れば、
野外へでかけたくなる
そこに行けば、例えば、「うち
の近くにそんな場所があったの
か」と出かけたくなるような仕
掛け。普通の場所を観察コース
として紹介。
野外に行って、わからないこと
を博物館に訪ねてくる、フィー
ルドと博物館のループをつく
る。そのための学芸員相談カウ
ンターと参考資料
学芸員や友の会スタッフとの日
常的な接点。
9. 博物館は商業施設なのか
川崎市民ミュージアムの「経営破
綻」?
歳入1,716万円に対し、歳出6
億7907万円(注 当時)
平成15年度に市の包括外部監査が入り
「民間であれば倒産状態、再生委員
会を設置して基本テーマやコンセプ
トの見直しや収支の考え方などを検
このあたり、どうなったのかは上山・稲葉(2003)
討すべき」
「ミュージアムが都市を再生する」を参照
10. 博物館法
第二十三条 公立博物 博物館が社会教育施設
館は、入館料その他博 として「教育の受けら
物館資料の利用に対す れなかった階層の人々
る対価を徴収してはな にも平等に教育を受
らない。但し、博物館 け」てもらうためのも
の維持運営のためにや の
むを得ない事情のある 「様々なものを見て見
場合は、必要な対価を 聞や教養を広めるため
徴収することができ の公的な教育機関」と
る。 して位置づけられてき
たという国際的な流れ
を背景にもつ
12. もちろん博物館法には
いろいろ書いてある
この法律において「博物館」とは、歴史、芸術、民
俗、産業、自然科学等に関する資料を収集し、保管
(…)し、展示して教育的配慮の下に一般公衆の利
用に供し、その教養、調査研究、レクリエーション
等に資するために必要な事業を行い、あわせてこれ
らの資料に関する調査研究をすることを目的とする
機関(…)のうち、地方公共団体、一般社団法人若
しくは一般財団法人、宗教法人又は政令で定めるそ
の他の法人(…)をいう。
13. 国際博物館会議(イコム)
"A museum is a non-profit making, permanent institution in the
service of society and of its development, and open to the
public, which acquires, conserves, researches, communicates
and exhibits, for purposes of study, education and
enjoyment, material evidence of people and their environment.
(...)"
18. 共通認識がないと何もできな
い
この博物館は何の為に 使命に基づいて、今何
つくられたのか をすべきか、どうお金
(設置目的) を使うべきかを計画す
現在の社会状況・利用 る
状況に照らして、再認 (経営計画・中長期計
識し、共通認識にして 画)
みる 使命に照らして、十分
(使命) 実現出来ているのか、
あるいは何が足らない
のか検討する
(評価)
20. 博物館の経営主導権は?
政治 政治家
設置者
責任
行政機構 担当部局
市場経済的
判断??
指定管理者 指定管理者
博物館 館長 学芸員 総務部門 コンセンサス
利用者 友の会など
説明と同意
21. だれが決めるのか
=だれが影響を受けるのか
ステークホルダー:直訳すれ 企業でいえば
ば「株券を持っている人」
言い換えれば決定権を持っ 投資家
ている人 債権者
顧客(消費者)
あるいは利害関係者
取引先
従業員(社員)
「そのグループからの支援が 地域社会
なければ、当該組織が存続し 社会
得ないようなグループ」 政府・行政・国民
この辺は経営学で習ってください
22. 博物館のステークホルダーは
誰でしょうか?
われわれは誰に対して責任があるでしょうか?われわれ
の博物館を所有している、あるいは利害関係を持っている、
またはそのように感じているのは誰でしょうか?
納税者 ・地方および国の政治家
公務員 ・ビジネス業界
学界 ・スポンサー
利用者
将来の世代
職員 ユーザーコミュニティ、友の会として
博物館の支持基盤を組織化
23. 経営的利用者の声
設置目的を深く理解し、
より良い活動のために
建設的な批判や提言
をくれるユーザーはと
んでもなく貴重
24. 博物館の設置及び運営上の望ましい基
準(平成23年12月20日文部科学省告示第165号)
「第三条 博物館は、その設置の目的を踏まえ、資
料の収集・保管・展示、調査研究、教育普及活動等
の実施に関する基本的な運営の方針(以下「基本的
運営方針」という。)を策定し、公表するよう努め
るものとする。
2 博物館は、基本的運営方針を踏ま
え、事業年度ごとに、その事業年度の事業計画を策
定し、公表するよう努めるものとする。
3 博物館
は、基本的運営方針及び前項の事業計画の策定に当
たっては、利用者及び地域住民の要望並びに社会の
要請に十分留意するものとする。」
25. 使命はこうした法的規定と何が違
う?
社会に公表するもの=社会的契約
1. 社会の理解を得られる
2. 博物館活動のよりどころとなる
3. 博物館を評価する為の指標が得やすい
その為の用件
1. 独自の存在理由を明らかにする
2. 現代の社会状況化での要求を明らかにする
3. 実際的・実用的であること
4. 関係者以外にも伝わる分かりやすい言葉で示す
28. ステップ2
社会的状況
博物館を取り巻く状況をよく把握する
時館を取り巻く状況・博物館界全体を取り巻く状
況
設置者から、地域社会から、学問分野から何が求
められているのか
市民感情はどうなのか
どういう危機があり、チャンスがあり得るのか
法的枠組み・税制・施策などなど
31. 博物館の自己点検・評価
図− 1 点検シート− 「館長・館の経営責任」領域の例−
<利用者・市民・地域との関係>
B01:館として、広報宣伝計画を策定している。
B02:館のホームページを開設し、掲載内容を適時・適切に更新できる体制をとっている。
B03:館の広報誌(ニュース・レターなど)を発行している。
B04:来館者の実態や来館者数の動向を把握するための調査を実施している。
B05:来館者数に目標を立てている。
B06:館の利用実態や動向、利用のニーズを知るために、館利用に関するアンケートやモニター調査を実
施している。
B07:高齢者に対する配慮として、入館料の割引(無料を含む)を実施している。
B08:障害者に対する配慮として、入館料の割引(無料を含む)を実施している。
B09:「友の会」を設置している。
B10:「ボランティア制度」を導入している。
B11:サークル、NPOなどと関わるなかで、市民が館の事業に参画する機会を設けている。
B12: 物館協議会」などを通じて市民に、館の運営に参画してもらっている。
「博
B13:地域と連携するための方針・計画を、館として策定している。
B14:地元の企業・団体(商工会、商工会議所など)と協賛・協力し、事業を実施している。
32. カルチャーは
コミュニティがつなぐ
カリスマだけのものではな
い
学芸員は市民の質問、やり
取りが育てる
面白い動きはサポートして
くれる
いまは友の会活動の対応は
完全に私より若手が主導
変な方向に行ったら友の会
に叱られる(^_^;)
33. 自然史博物館の使命
1. 大 阪 の 「 自 然 の 情 報 拠
点」として自然史博物館
の機能を発展させていき
資料収集保管
ます。
調査研究 2. 社会教育施設として、
教育・普及 人々の知的好奇心を刺激
展示 し、見つめる学習の援助
を行います。
3. 地域との連携を促進して
より広範な市民との交流
に努めます。
35. 自然史博物館をもっとも頼りにし
ている人は誰?
学校
地域住民 (日常の学習施設として)
域外の住民(観光・行楽ユース)
隣接地域のアマチュア
この先には,それぞれの
隣接地域の自然関連活動 地域の
「学校」や「地域住民」
が存在
もっと楽しんでもらえ、もっと使いやすく、
もっとわかりやすくするには?
39. 博物館コミュニティのコア:友
の会活動
大阪市立自然科学博物館
後援会から含め既に56
年の活動
オープンな、相互扶助的
活動
1700世帯の会員
ボランタリーな世話役に
より、年間30回を超える
独自の観察会やイベント
プログラム
博物館の観察会へのボラ
ンティア供給源
40. 現在自然史博物館の周辺で動いて
いる市民参加の調査
アサギマダラを調べる会
うつぼ公園の蝉の抜け殻調べ
大和川プロジェクト(Project Y)
タンポポ調査近畿2005
大阪鳥類研究グループ
大阪湾海岸生物研究会
...And more!
友の会はこれらのプラットフォーム
45. ■地域との連携を促進してより広範な
市民との交流に努めます
大阪自然史フェスティバル
博物館は「地域の自然の情報拠点」でありたい
そのためにも地域の自然をよく見ている人たちの
「集まる場所」でありたい
さらに博物館での交流が,各地での観察や活動に
プラスになれば・・・
=>地域に根ざした自然科学の効果的な
普及教育の実現
48. 自然史フェスティバル
会場で展示するのは
学芸員ではなく,参
加者である市民団体
各地の優れた自然や
いきもののおもしろ
さをアピール
49. 自然を見つめる活動の楽しさを
伝える
博物館の来館者・市
民に自然をめぐる活
動の楽しさを伝える
友の会で学ぶ市民に
受け手なだけではな
く,知識を求め交流
する喜び,それを表
現する喜びを伝える
52. グループ間の交流・博物館との
交流
さまざまな取り組み
の発表の場としてノ
ウハウ(・悩み)の
共有
博物館が地域の自然
を語るためのプラッ
トフォームになる
54. NPOが仲立ちする博物館と市
民の交流
博物館と市民をつな
ぐ受け皿には,博物
館友の会の役割は重
要.
大阪自然史センター
は法人化によって,
会計や契約上の透明
性,スタッフの雇用
条件などを改善に成
功.
さらに社会的な役割
を担う団体へ向けて
成長中
56. ■経営のあり方を明確にし、改善
します
もっとユーザーニー 活動評価の導入
ズに即した 次回講義
もっとわかりやすく
開かれた
そしてもっとたくさ
んの人に楽しんでも
らえるために
58. 展示ーアマチュア育成ー良い標本
ー良い展示の循環
良い展示、活動は興味のある人
を引きつける
良い指導は良い標本採取につな
がる
博物館資料の充実、研究活動へ
その成果として良い展示へ
でもその背景には指導者である
学芸員が、どういう興味を持っ
ているのか、どういう研究を背
景に話しているのか、開示が欠
かせない
顔の見えることの重要性
60. 現在自然史博物館の周辺で動いて
いる市民参加の調査
淀川プロジェクト(Project Y)次はU
なにわホネホネ団
大阪鳥類研究グループ
大阪湾海岸生物研究会
アサギマダラを調べる会
うつぼ公園の蝉の抜け殻調べ
...And more!
友の会はこれらのプラットフォーム
62. 博物館の使命
博物館の「使命」 社会との契約
博物館の「評価」 使命がはたされているのか
を確認し、改善する手段
博物館の「倫理」 活動のプロセス、手続きの
原則を示し、社会的な信用を得る為に示す基本方
針