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iPad2 基本機能解説書




スマートパッドマスター認定研修用公式テキスト



著作/制作   : ICTコミュニケーションズ株式会社
講座監修    : 公益財団法人日本生涯学習協議会 ・ 一般社団法人 ICT 能力開発協会
はじめに

Apple 社の CM は、製品の機能自慢はほとんどなく、その用途をイメージできるような分かりや
すい CM が多いと感じますが、皆様はどのように受け止められていまでしょうか?
個人的ですが、中でも非常に印象的なセリフがありました。

私たちは言うだろう、
         「まだ始まったばかり」だと。

Windows95 発売から、IT 化が急激かつ長期間進化し続け、IT やインターネットは今や仕事にも
生活にも欠かすことのできない存在となりましたが、      当時、
                                現在の様子を明確に想像できた人は、
どれだけいたでしょうか?
ビジョンとして語られることは多かったと思いますが、そうはいっても実現するのかどうか・・・
の思いもあったような気がします。
ただ、本当になったらすごいな、という「わくわく感」があったことを今でも憶えています。
そして、
何かが大きく変わるような心躍る気持ちは、いま、また訪れたような気がしてなりません。

今後も IT の技術はまだまだ発展を遂げることは間違いないと言われていますが、技術や機能優先
で IT 化が進められ、進化すればするほど、使いこなしにストレスを抱える人が増えてしまいまし
た。いわゆる、デジタルデバイドです。
PC はある程度ちゃんと覚えないといけないちょっと難しいツールでしたが、今後発展を期待す
るデジタル機器は、誰でも使える簡単なツールであってほしいと思います。
もしかしたら、そんなツールの時代がやってきたのではないでしょうか?

となると・・・
IT の研修事業を営んでいる私たちの出番は少なくなってしまいそうです。そう、誰でも使えるツ
ールだとしたら、教わる必要がないからです。さあ、それは困った。

ところで、このような時代変化の中、
IT 研修講師(IT インストラクター)の役割は、どのように変化する必要があるのでしょうか?
今まで通りに PC の操作を教える役割でいいのでしょうか?
期待されるのは、IT の使いこなしをアドバイスできるコンシェルジュのような役割かもしれませ
ん。そう、立派なツールであっても使いこなせないと宝の持ち腐れになってしまうからです。

本テキストを利用した研修では、代表的なツールとして iPad を扱い、iPad の基本機能に関して
の圧倒的な知識と利活用の術を学んで頂けるよう設計されています。

そして、いま、新しい「わくわく感」を育てるために、私たちに何が出来るか?
そう、まだ始まったばかりなので、いっしょに考えて頂けませんでしょうか。

                                ICT コミュニケーションズ株式会社
                                              内野良昭

                         2
目 次

   iPad を使用するための準備 ................................................................................................................. 4


第 1 章 iPad の基礎知識......................................................................................................................... 5
   1 iPad の各部の名称と機能 ............................................................................................................... 7
   2 iPad の基本操作 .............................................................................................................................. 9
   3 iPad のタッチ操作(画面操作).................................................................................................. 12
   4 iPad の文字入力 ............................................................................................................................ 13
      (1)オンスクリーンキーボード................................................................................................... 13
      (2)キーボードの切り替え方法................................................................................................... 14
      (3)機能キー ................................................................................................................................. 21
      (4)キーボードの分割.................................................................................................................. 22
   5 iPad のその他の機能..................................................................................................................... 24
   6 iTunes の概要 ................................................................................................................................ 28
   7 第 1 章のまとめ ............................................................................................................................. 30


第 2 章 iPad の各種設定....................................................................................................................... 32
   1 iPad の設定と管理......................................................................................................................... 34
   2 アプリケーションの設定 .............................................................................................................. 62
   3 Apple ID の取得 ............................................................................................................................. 75
   4 iPad のバックアップ..................................................................................................................... 80
   5 第 2 章のまとめ ............................................................................................................................. 84


第 3 章 複数の iPad を活用する準備事項........................................................................................... 85
   1 決済方法を入力しない Apple ID の取得方法 .............................................................................. 87
   2 iTunes を使った複数の iPad 同期................................................................................................ 98
   3 第 3 章のまとめ ........................................................................................................................... 103




                                                                      このテキストでの学習環境は次のとおりです。
                                                                      ・iPad 2
                                                                      ・iOS 5.0




                                                                        3
iPad を使用するための準備

iPad を使用するために必要なものは次のとおりです。

(1)iPad 本体
 iPad は、ワイヤレス通信方式の「Wi-Fi モデル」
 とワイヤレス通信+携帯電話(データ通信のみ)
 通信方式の   「Wi-Fi+3G モデル」 2 機種がありま
                       の
 す。

 さらに 2 機種ともに、記憶容量が 16/32/64GB
 の 3 種類が用意されているので、全部で 6 モデル
 となります。

 モデル                   Wi-Fi モデル                           Wi-Fi+3G モデル
 記憶容量        16GB         32GB         64GB      16GB           32GB       64GB
  価格        44,800 円    52,800 円     60,800 円   56,640 円     64,800 円     72,720 円
                           (2011 年 12 月 Apple Online Store, Softbank での表示価格)

(2)iTunes
 iPadの使用中におけるアプリケーションやメデ
 ィアファイルを管理するために、Apple 社が無
 料で提供するコンテンツ管理ツールである
 iTunes があります。2011 年12 月時点で提供さ
 れているバージョンは「10.5」です。

 Apple 社のサイトからiTunes をダウンロード
 してインストールすることができます。
 http://www.apple.com/jp/itunes/download/




(3)iTunes Apps Card/iTunes Card
 クレジットカードを持っていなくても、このカードで
 iPad のアプリケーションを購入することができます。

 iTunes Apps Card/iTunes Card はApple Store や
 Apple 製品を取り扱っている家電量販店、コンビニ、
 パソコンショップなどで購入できます。
 1500 円、3000 円、5000 円、10000 円などの金額の
 ものが販売されています。



                                            4
第 1 章 iPad の基礎知識




1   iPad の各部の名称と機能
2   iPad の基本操作
3   iPad のタッチ操作(画面操作)
4   iPad の文字入力
5   iPad のその他の機能
6   iTunes の概要

                  5
学習内容
1 iPad の各部の名称と機能
    iPad の各部の名称とその役割について学習します。


2 iPad の基本操作
    iPad の電源オンから電源オフまでの一連の操作の基本について学習します。

3 iPad のタッチ操作(画面操作)
    指先を使用した iPad のタッチ操作(画面操作)について学習します。

4 iPad の文字入力
    iPad に搭載されているオンスクリーンキーボードによる文字入力の方法について学習し
    ます。

5 iPad のその他の基本機能
    iPad のその他の基本機能について学習します。

6   iTunes の概要
    音楽、動画、写真、アプリケーションなどを管理する iTunes の概要について学習します。




                      学習の成果

・iPad の各部の名称とその役割を知ることができます。
・iPad の電源オンから電源オフまでの基本操作ができるようになります。
・iPad のタッチ操作ができるようになります。
・iPad のオンスクリーンキーボードによる文字入力の方法について知ることができます。
・iPad のその他の機能について知ることができます。
・iPad の管理するために必要な iTunes の概要を知ることができます。




                         6
1 iPad の各部の名称と機能

                       フロントカメラ




                        ホームボタン

      ホーム画面                                  3.5mm ステレオ
                                             ヘッドフォンジャック

                                 マイク




  オン/オフボタンおよび        バックカメラ
  スリープ/スリープ解除ボタン




ミュート/              音量調整ボタン
ディスプレイ回転ロックボタン                    スピーカー   30 ピン Dock コネクタ



                             7
名称                       機能
フロント(前面側)カメラ           写真や動画を撮影します。
                       使用するアプリケーションのアイコンが配置されてい
ホーム画面
                       ます。
                       アプリケーションの使用中に押すとホーム画面を表示し
ホームボタン
                       ます。
                       ボタンを長押しすることで電源のオン/オフをおこな
オン/オフボタンおよび            います。
スリープ/スリープ解除ボタン         ボタンを押すことでスリープ/スリープ解除をおこな
                       います。
                       iOS5 の設定によりスイッチをスライドすると
ミュート                   消音(ミュート)または
ディスプレイ回転ロックボタン         ディスプレイ回転ロック
                       のどちらかの機能を割り当てることができます。
音量調整ボタン                音量を調整します。
3.5mm ステレオヘッドフォンジャック   3.5mm ステレオヘッドフォン用の端子です。
マイク                    録音用のマイクです。
バック(背面側)カメラ            写真や動画を撮影します。
                       専用の USB ケーブルや拡張機器を接続するコネクタ
30 ピン Dock コネクタ
                       です。
スピーカー                  音楽や動画の音声を出力します。


●チェックポイント
 電源のオンとオフの方法
 ミュートとディスプレイ回転ロックの切り替え方法




                         8
2 iPad の基本操作

iPad の操作の基本は、次のとおりです。

■ 電源オン
  電源ボタンを押し続けます。
  中央にアップルマークがしばらく表示されます。
  [ロック解除]が表示されます。
  [ロック解除]のボタンを右にスライドするとホーム画面が表示されます。




■ホーム画面
  各種アプリケーションのアイコンが並ぶ画面をホーム画面といいます。
  ホーム画面は 11 画面まで設定できます。
  指先で横方向にフリックして画面表示を切り替えます。




                        9
■ホームボタン
  各種アプリケーションのアイコンが並ぶホーム画面を表
  示するボタンです。
  アプリケーションの操作中でもホーム画面を表示できま
  す。

■ドック
                                        ドック
  よく使うアプリケーションを登録しておく場所です。 画面
  が切り替わっても表示されています。
  ドックにはアプリケーションのアイコンを 6 個まで登録
  できます。
                                       ホームボタン

■ピクチャフレームボタン
  iPad に写真が保存されていると、   ロック画面の右下に表示され
  るボタンです。
  このボタンを押すと、   iPad をピクチャフレームとして利用でき
  ます。
                      ピクチャフレームボタン




■ 電源オフ
  電源ボタンを押し続けます。
  画面上部に[電源オフ]が表示されます。
  [電源オフ]のボタンを右にスライドすると電源が切れます。




                         10
■ スリープ
スリープとは、iPad の動作を一時的に停止させ、節電状態で待機させる仕組みのことです。
電源をオフにしないので、停止状態から速やかに再開することができます。

  電源ボタンを短く押します。
  スリープ状態になります。




■ スリープ解除
                               ワンポイント
  スリープ状態のときに電源ボタンまたはホームボタ
  ンを押します。                   アプリケーションの操作中にスリー
  [ロック解除]が表示されます。           プ状態にしたのちスリープを解除す
  [ロック解除]のボタンを右にスライドするとスリ   ると、スリープする直前のアプリケ
  ープが解除されます。                ーションの画面が表示されます。
  スリープする直前のホーム画面が表示されます。




                      11
3 iPad のタッチ操作(画面操作)

■ タップ
 指先で 1 回だけ軽く叩きます。
 アプリケーションの起動、メニュー表示などの操作が
 できます。



■ ダブルタップ
 指先で画面を軽くトントンと続けて叩きます。
 叩いた部分が拡大表示されます。




■ ドラッグ
 画面に指先をあてて、上下左右に動かします。
 指先の動きに合わせて画面も一緒に動きます。




■ フリック
 画面に指先をあてて、上下左右いずれかの方向に素早
 くスライドさせます。
 長いページやリストを高速でスクロールできます。



■ ピンチアウト/ピンチイン
 ピンチアウトとは、2 本の指で画面をつまむようにし
 て広げることで画面表示を拡大する操作のことです。
 ピンチインとは、2 本の指で画面をつまむようにして
 狭めることで画面表示をもとの表示サイズまで縮小す
 る操作のことです。



■ 指を置いたままの長押し操作             ■ スワイプ
 画面に指をあててそのまま押し続けると、          画面に指をあてて、主に左右にスライド
 ・アプリアイコンの移動や削除               させて、画面を切り替えます。
 ・アプリアイコンのドックへの移動や取り出し        ホーム画面や、写真の切り替えなどに利
 ・Web ページのテキストのコピー            用します。
 ・Web ページの画像のコピーや保存
 ・Web ページのテキスト部分に虫眼鏡を表示
 などといった動作ができます。


                       12
4 iPad の文字入力

(1)オンスクリーンキーボード

アプリケーションの使用時などに必要に応じて、指先で操作できるキーボードが画面に表示され
ます。
  (これ以降、オンスクリーンキーボードを「キーボード」と記述します。)

iPad の標準設定で表示されるキーボードは、日本語ローマ字」 日本語かな」 絵文字」 English」
                      「        「
                               、      「
                                      、    「
                                           、
を切り替えて使用するようになっています。
注意:ここでの標準設定とは、 [すべてのコンテンツと設定を消去]を実行した直後の状態のことです。




        日本語ローマ字                      English




         日本語かな                       絵文字



                         13
(2)キーボードの切り替え方法

キーボードを切り替える方法は次のとおりです。

■[地球のアイコン]キーをタップしてキーボードを切り替える

方法その 1      [地球のアイコン]キーをタップしてキーボードを切り替えることが
            できます。

注意:ここでは、標準設定の状態で操作した場合の切り替え表示となります。


                    日本語ローマ字




              タップ


            日本語かな
                                     絵文字




                               タップ
タップ


                     English




              タップ




                         14
方法その 2               [地球のアイコン]キーを長押しすると表示されるメニューのキーボ
                     ードの種類に指先をスライドすると、キーボードを切り替えることが
                     できます。
  日本語ローマ字




                タップ




              長押し

   日本語かな




              タップ




   長押し

    English




                    タップ

          長押し
     絵文字




         タップ


     長押し

                             15
■日本語ローマ字キーボードでローマ字入力と数字入力の切り替え


ローマ字入力 → 数字入力         [.?123]キーをタップすると、ローマ字入力から数
                      字入力へ切り替えることができます。



日本語ローマ字キーボード:ローマ字入力         日本語ローマ字キーボード:数字入力




タップ




数字入力 → ローマ字入力         [あいう]キーをタップすると、数字入力からロー
                      マ字入力へ切り替えることができます。

日本語ローマ字キーボード:ローマ字入力         日本語ローマ字キーボード:数字入力




                            タップ




                       16
■日本語ローマ字キーボードで数字入力と記号入力の切り替え


数字入力 → 記号入力     [#+=]キーをタップすると、数字入力から記号入力へ切
                り替えることができます。



 日本語ローマ字キーボード:数字入力         日本語ローマ字キーボード:記号入力




タップ



記号入力 → 数字入力      [123]キータップすると、記号入力から数字入力へ切
                 り替えることができます。

 日本語ローマ字キーボード:数字入力         日本語ローマ字キーボード:記号入力




                          タップ




                     17
■English キーボードで英字入力と数字入力の切り替え


 英字入力 → 数字入力         [.?123]キーをタップすると、英字入力から数字入力
                     へ切り替えることができます。



       英字入力モード                     数字入力モード




タップ



 数字入力 →英字入力          [ABC]キーをタップすると、数字入力から英字入力
                     へ切り替えることができます。


       英字入力モード                     数字入力モード




                             タップ




                        18
■ English キーボードで数字入力と記号入力の切り替え

 数字入力 → 記号入力            [#+=]キーをタップすると、数字入力から記号入力へ
                        切り替えることができます。



   English キーボード:数字入力                 English キーボード:記号入力




タップ



 記号入力 → 数字入力            [123]キータップすると記号入力から数字入力へ切り
                        替えることができます。

   English キーボード:数字入力                 English キーボード:記号入力




                                タップ




                           19
■ 日本語かなキーボードでの文字種(かな、英字、数字、記号)の切り替え


  50 音かな入力       [あいう]キーをタップすると、キーボードに 50 音か
                 なが表示されます。




タップ

  数字/記号入力        [☆123]キーをタップすると、キーボードに数字と記
                 号が表示されます。




 タップ




   英字入力          [ABC]キーをタップすると、キーボードに英字が表示
                 されます。




 タップ




                     20
(3)機能キー

キーボードには、文字や数字、記号以外に、文字入力を支援する機能キーが用意されています。


  日本語かなキーボード




     English キーボード




番号               名称               役割
      変換候補表示          入力したローマ字の変換候補が一覧表示されます。
      その他の変換候補表示キー    すべての変換候補をポップアップ表示します。
      削除キー            入力した文字を削除します。
      キーボード非表示キー      キーボードを非表示にします。
      次候補キー           タップすると変換候補が順に選択されます。
                         英語入力モードでタップすると、矢印が青色にな
      Shift キー
                         り英字の大文字を入力できます。




                         21
(4)キーボードの分割

[設定]にある[一般]の[キーボード]で、キーボードの分割を“オン”に設定していると、
[キーボード非表示]キーを長押して表示されるポップアップメニューの[分割]をタップして
キーボードを分割表示することができます。

●[設定] → [一般] → [キーボード]




        タップ


              長押し




                         22
●キーボードの分割を解除する方法
 [キーボード非表示]キーを長押して表示されるポップアップメニューの
                                 [固定して分割解除]
  をタップしてキーボードの分割を解除することができます。




   タップ



             長押し




                     23
5 iPad のその他の機能

● フォルダー作成
  アイコンを長押してから、フォルダーにしたいアイコンに重ねます。




                          ここをタップしてフォルダー名を変
                          更できます。


● フォルダーの展開
  フォルダーをタップしてフォルダーを展開します。




                     24
● フォルダーからアイコンの取り出し
  アイコンを長押してからフォルダーをタップします。
  取り出したいアイコンをホーム画面にドラッグします。




  ここをタップしてフォルダー名を変
  更できます。


フォルダー名はデフォルトでそのアプリのカテゴリ名が付きます。そのためアイコンの重ね方に
よってフォルダー名が異なります。



● アプリの削除
  アイコンを長押してから、アプリの左上に表示される    をタップします。




                     25
● アイコン登録数




                           ホーム画面 1 画面ごとにホームボタンを
                           20 個まで登録可能
                           ホーム画面は最大 11 画面




                           フォルダー内にホームボタンを 20 個まで
                           登録可能




                           ドックにはホームボタンを6 個まで登録可
                           能




● マルチタスク
  ホームボタンを続けて 2 回押すと、ドックの下にマルチタスクバーが表示され、アプリケー
  ションアイコンが一覧表示されます。




                           マルチタスクバー




                      26
● 画面の回転ロック
本体右横のミュート/ディスプレイ回転ロックボタンは、 消音 (ミュート)またはディスプレイ回転
ロックのどちらかの機能を割り当てることができます。
(参照:61 ページ 設定「本体横のスイッチの機能」
                         )


割り当てない機能に関しては、ホームボタンを 2 回押して表示されるマルチタスクバーを右にフ
リックした際に表示される画面の、左側にアイコンが用意されます。
(例:消音ミュートの機能を本体右横のボタンに割り当てた場合、回転ロックのアイコンがマル
チタスクバーに表示されます)




    回転ロック解除                        回転ロック




ロックボタン




                       27
6 iTunes の概要

iTunes は、iPad の音楽、動画、写真、アプリケーションなどを管理することができるソフトウェ
アです。
また iTunes は、  音楽や動画を購入できる iTunes Store や、iPad や iPhone 用のアプリケーション
を購入できる App Store に接続する事ができます。


                            iTunes Store

 iTunes Store とは、Apple 社がインターネット上で運営する音楽、動画、アプリケーションの
 販売サイトです。
 iTunes Store で購入した音楽や動画は iTunes が動作するパソコンや Apple 社のハードウェア
 (iPad、iPhone など)で視聴できます。
 iPad で使用できるアプリケーションは iTunes Store 内の App Store から購入できます。
 アプリケーションには無料のものと有料のものがあります。




  音楽、動画、アプリケー                                   音楽、動画、アプリケー
  ションの購入                                        ションの購入

                      iTunes Store で購入した音楽、
                                          動画、
                      アプリケーションの転送
                      パソコン内の写真、動画の転送


                      iTunes で管理している音楽、動画、
                      アプリケーションとの同期
                      iPad のバックアップ

    パソコン+iTunes                                        iPad


                                28
ここでは、iPad をiTunes に接続したときに表示される iPad を管理する機能について解説します。

iPad2 を iTunes がインストールされているパソコンに専用の USB ケーブルで接続すると、iPad2
を管理するためのメニューが表示されます。




 番号   メニュー項目                     iPad2 を管理する機能
        概要        iPad2 の基本情報や更新情報などを表示します。
        情報        連絡先やカレンダーの同期設定をおこないます。
         App      App Store から購入したアプリケーションの同期設定をおこないます。
      ミュージック      音楽の同期設定をおこないます。
       ムービー       動画(ムービー)の同期設定をおこないます。
      テレビ番組       (日本ではサービスが提供されていません。
                                     )
       Podcast    Podcast(無料ラジオ・テレビ形式番組)の同期設定をおこないます。
       iTunes U   iTunes U(教育メディア)の同期設定をおこないます。
        ブック       ブックの同期設定をおこないます。
        写真        写真の同期設定をおこないます。




                            29
7 第 1 章のまとめ

第 1 章では次のことを学習しました。


■ iPad の各部の名称と役割

 □   フロント(前面側)カメラ
 □   ホーム画面
 □   ホームボタン
 □   オン/オフボタンおよび
     スリープ/スリープ解除ボタン
 □   ミュート
     ディスプレイ回転ロックボタン
 □   音量調整ボタン
 □   3.5mm ステレオヘッドフォンジャック
 □   マイク
 □   バック(背面側)カメラ
 □   30 ピン Dock コネクタ
 □   スピーカー


■ iPad の基本操作

 □   電源オン
 □   ホーム画面
 □   ホームボタン
 □   ドック
 □   ピクチャフレームボタン
 □   電源オフ
 □   スリープ
 □   スリープ解除


■ iPad のタッチ操作(画面操作)

 □   タップ
 □   ダブルタップ
 □   ドラッグ
 □   フリック
 □   ピンチアウト/ピンチイン
 □   長押し
 □   スワイプ


                            30
■ iPad の文字入力

 □ オンスクリーンキーボード
 □ キーボードの切り替え方法(日本語入力と英語入力の切り替え方法)
 □ 機能キー
   ・変換候補表示
   ・その他の変換候補表示キー
   ・削除キー
   ・キーボード非表示キー
   ・次候補キー
   ・Shift キー
 □ キーボードの分割
■ iPad のその他の機能

 □   フォルダー作成
 □   フォルダーの展開
 □   フォルダーからのアイコン取り出し
 □   アプリの削除
 □   アイコン登録数
 □   マルチタスク
 □   画面の回転ロック


■ iTunes の概要

 □ iPad は、iTunes に接続することで、音楽、動画、写真、アプリケーションなどを管理する
   ことができます。




                        31
スマートパッドマスター認定研修用公式テキスト
「iPad2 基本設定解説書」iOS5.0 対応 第一版

発行日          : 2012年1月10日 初版
著作/制作        : ICTコミュニケーションズ株式会社
発行者          : 内野良昭
監修           : 公益財団法人日本生涯学習協議会 ・ 一般社団法人 ICT能力開発協会
協力           : 古賀昭
発行所          : ICTコミュニケーションズ株式会社 コンテンツ事業部
                www.ictcom.jp


● 本テキストの初版記載内容は、2012年1月10日現在のものです。
● 本テキストは、構成・文章・プログラム・画像・データなどすべてにおいて、著作権上の保護
  を受けています。本テキストの一部もしくはすべて無断複写した場合は発行者の権利侵害にな
  ります。
● 本テキストに起因してご使用者に直接または間接的な障害が生じても、ICTコミュニケーショ
  ンズ株式会社はいかなる責任も負わないものとし、一切の賠償など行わないものとします。


Apple, iPhone, iPad, iTunes, Macは、Apples Inc.の商標です。
Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。


  @Copy Rights ICTコミュニケーションズ株式会社2011




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  • 1. iPad2 基本機能解説書 スマートパッドマスター認定研修用公式テキスト 著作/制作 : ICTコミュニケーションズ株式会社 講座監修 : 公益財団法人日本生涯学習協議会 ・ 一般社団法人 ICT 能力開発協会
  • 2. はじめに Apple 社の CM は、製品の機能自慢はほとんどなく、その用途をイメージできるような分かりや すい CM が多いと感じますが、皆様はどのように受け止められていまでしょうか? 個人的ですが、中でも非常に印象的なセリフがありました。 私たちは言うだろう、 「まだ始まったばかり」だと。 Windows95 発売から、IT 化が急激かつ長期間進化し続け、IT やインターネットは今や仕事にも 生活にも欠かすことのできない存在となりましたが、 当時、 現在の様子を明確に想像できた人は、 どれだけいたでしょうか? ビジョンとして語られることは多かったと思いますが、そうはいっても実現するのかどうか・・・ の思いもあったような気がします。 ただ、本当になったらすごいな、という「わくわく感」があったことを今でも憶えています。 そして、 何かが大きく変わるような心躍る気持ちは、いま、また訪れたような気がしてなりません。 今後も IT の技術はまだまだ発展を遂げることは間違いないと言われていますが、技術や機能優先 で IT 化が進められ、進化すればするほど、使いこなしにストレスを抱える人が増えてしまいまし た。いわゆる、デジタルデバイドです。 PC はある程度ちゃんと覚えないといけないちょっと難しいツールでしたが、今後発展を期待す るデジタル機器は、誰でも使える簡単なツールであってほしいと思います。 もしかしたら、そんなツールの時代がやってきたのではないでしょうか? となると・・・ IT の研修事業を営んでいる私たちの出番は少なくなってしまいそうです。そう、誰でも使えるツ ールだとしたら、教わる必要がないからです。さあ、それは困った。 ところで、このような時代変化の中、 IT 研修講師(IT インストラクター)の役割は、どのように変化する必要があるのでしょうか? 今まで通りに PC の操作を教える役割でいいのでしょうか? 期待されるのは、IT の使いこなしをアドバイスできるコンシェルジュのような役割かもしれませ ん。そう、立派なツールであっても使いこなせないと宝の持ち腐れになってしまうからです。 本テキストを利用した研修では、代表的なツールとして iPad を扱い、iPad の基本機能に関して の圧倒的な知識と利活用の術を学んで頂けるよう設計されています。 そして、いま、新しい「わくわく感」を育てるために、私たちに何が出来るか? そう、まだ始まったばかりなので、いっしょに考えて頂けませんでしょうか。 ICT コミュニケーションズ株式会社 内野良昭 2
  • 3. 目 次 iPad を使用するための準備 ................................................................................................................. 4 第 1 章 iPad の基礎知識......................................................................................................................... 5 1 iPad の各部の名称と機能 ............................................................................................................... 7 2 iPad の基本操作 .............................................................................................................................. 9 3 iPad のタッチ操作(画面操作).................................................................................................. 12 4 iPad の文字入力 ............................................................................................................................ 13 (1)オンスクリーンキーボード................................................................................................... 13 (2)キーボードの切り替え方法................................................................................................... 14 (3)機能キー ................................................................................................................................. 21 (4)キーボードの分割.................................................................................................................. 22 5 iPad のその他の機能..................................................................................................................... 24 6 iTunes の概要 ................................................................................................................................ 28 7 第 1 章のまとめ ............................................................................................................................. 30 第 2 章 iPad の各種設定....................................................................................................................... 32 1 iPad の設定と管理......................................................................................................................... 34 2 アプリケーションの設定 .............................................................................................................. 62 3 Apple ID の取得 ............................................................................................................................. 75 4 iPad のバックアップ..................................................................................................................... 80 5 第 2 章のまとめ ............................................................................................................................. 84 第 3 章 複数の iPad を活用する準備事項........................................................................................... 85 1 決済方法を入力しない Apple ID の取得方法 .............................................................................. 87 2 iTunes を使った複数の iPad 同期................................................................................................ 98 3 第 3 章のまとめ ........................................................................................................................... 103 このテキストでの学習環境は次のとおりです。 ・iPad 2 ・iOS 5.0 3
  • 4. iPad を使用するための準備 iPad を使用するために必要なものは次のとおりです。 (1)iPad 本体 iPad は、ワイヤレス通信方式の「Wi-Fi モデル」 とワイヤレス通信+携帯電話(データ通信のみ) 通信方式の 「Wi-Fi+3G モデル」 2 機種がありま の す。 さらに 2 機種ともに、記憶容量が 16/32/64GB の 3 種類が用意されているので、全部で 6 モデル となります。 モデル Wi-Fi モデル Wi-Fi+3G モデル 記憶容量 16GB 32GB 64GB 16GB 32GB 64GB 価格 44,800 円 52,800 円 60,800 円 56,640 円 64,800 円 72,720 円 (2011 年 12 月 Apple Online Store, Softbank での表示価格) (2)iTunes iPadの使用中におけるアプリケーションやメデ ィアファイルを管理するために、Apple 社が無 料で提供するコンテンツ管理ツールである iTunes があります。2011 年12 月時点で提供さ れているバージョンは「10.5」です。 Apple 社のサイトからiTunes をダウンロード してインストールすることができます。 http://www.apple.com/jp/itunes/download/ (3)iTunes Apps Card/iTunes Card クレジットカードを持っていなくても、このカードで iPad のアプリケーションを購入することができます。 iTunes Apps Card/iTunes Card はApple Store や Apple 製品を取り扱っている家電量販店、コンビニ、 パソコンショップなどで購入できます。 1500 円、3000 円、5000 円、10000 円などの金額の ものが販売されています。 4
  • 5. 第 1 章 iPad の基礎知識 1 iPad の各部の名称と機能 2 iPad の基本操作 3 iPad のタッチ操作(画面操作) 4 iPad の文字入力 5 iPad のその他の機能 6 iTunes の概要 5
  • 6. 学習内容 1 iPad の各部の名称と機能 iPad の各部の名称とその役割について学習します。 2 iPad の基本操作 iPad の電源オンから電源オフまでの一連の操作の基本について学習します。 3 iPad のタッチ操作(画面操作) 指先を使用した iPad のタッチ操作(画面操作)について学習します。 4 iPad の文字入力 iPad に搭載されているオンスクリーンキーボードによる文字入力の方法について学習し ます。 5 iPad のその他の基本機能 iPad のその他の基本機能について学習します。 6 iTunes の概要 音楽、動画、写真、アプリケーションなどを管理する iTunes の概要について学習します。 学習の成果 ・iPad の各部の名称とその役割を知ることができます。 ・iPad の電源オンから電源オフまでの基本操作ができるようになります。 ・iPad のタッチ操作ができるようになります。 ・iPad のオンスクリーンキーボードによる文字入力の方法について知ることができます。 ・iPad のその他の機能について知ることができます。 ・iPad の管理するために必要な iTunes の概要を知ることができます。 6
  • 7. 1 iPad の各部の名称と機能 フロントカメラ ホームボタン ホーム画面 3.5mm ステレオ ヘッドフォンジャック マイク オン/オフボタンおよび バックカメラ スリープ/スリープ解除ボタン ミュート/ 音量調整ボタン ディスプレイ回転ロックボタン スピーカー 30 ピン Dock コネクタ 7
  • 8. 名称 機能 フロント(前面側)カメラ 写真や動画を撮影します。 使用するアプリケーションのアイコンが配置されてい ホーム画面 ます。 アプリケーションの使用中に押すとホーム画面を表示し ホームボタン ます。 ボタンを長押しすることで電源のオン/オフをおこな オン/オフボタンおよび います。 スリープ/スリープ解除ボタン ボタンを押すことでスリープ/スリープ解除をおこな います。 iOS5 の設定によりスイッチをスライドすると ミュート 消音(ミュート)または ディスプレイ回転ロックボタン ディスプレイ回転ロック のどちらかの機能を割り当てることができます。 音量調整ボタン 音量を調整します。 3.5mm ステレオヘッドフォンジャック 3.5mm ステレオヘッドフォン用の端子です。 マイク 録音用のマイクです。 バック(背面側)カメラ 写真や動画を撮影します。 専用の USB ケーブルや拡張機器を接続するコネクタ 30 ピン Dock コネクタ です。 スピーカー 音楽や動画の音声を出力します。 ●チェックポイント 電源のオンとオフの方法 ミュートとディスプレイ回転ロックの切り替え方法 8
  • 9. 2 iPad の基本操作 iPad の操作の基本は、次のとおりです。 ■ 電源オン 電源ボタンを押し続けます。 中央にアップルマークがしばらく表示されます。 [ロック解除]が表示されます。 [ロック解除]のボタンを右にスライドするとホーム画面が表示されます。 ■ホーム画面 各種アプリケーションのアイコンが並ぶ画面をホーム画面といいます。 ホーム画面は 11 画面まで設定できます。 指先で横方向にフリックして画面表示を切り替えます。 9
  • 10. ■ホームボタン 各種アプリケーションのアイコンが並ぶホーム画面を表 示するボタンです。 アプリケーションの操作中でもホーム画面を表示できま す。 ■ドック ドック よく使うアプリケーションを登録しておく場所です。 画面 が切り替わっても表示されています。 ドックにはアプリケーションのアイコンを 6 個まで登録 できます。 ホームボタン ■ピクチャフレームボタン iPad に写真が保存されていると、 ロック画面の右下に表示され るボタンです。 このボタンを押すと、 iPad をピクチャフレームとして利用でき ます。 ピクチャフレームボタン ■ 電源オフ 電源ボタンを押し続けます。 画面上部に[電源オフ]が表示されます。 [電源オフ]のボタンを右にスライドすると電源が切れます。 10
  • 11. ■ スリープ スリープとは、iPad の動作を一時的に停止させ、節電状態で待機させる仕組みのことです。 電源をオフにしないので、停止状態から速やかに再開することができます。 電源ボタンを短く押します。 スリープ状態になります。 ■ スリープ解除 ワンポイント スリープ状態のときに電源ボタンまたはホームボタ ンを押します。 アプリケーションの操作中にスリー [ロック解除]が表示されます。 プ状態にしたのちスリープを解除す [ロック解除]のボタンを右にスライドするとスリ ると、スリープする直前のアプリケ ープが解除されます。 ーションの画面が表示されます。 スリープする直前のホーム画面が表示されます。 11
  • 12. 3 iPad のタッチ操作(画面操作) ■ タップ 指先で 1 回だけ軽く叩きます。 アプリケーションの起動、メニュー表示などの操作が できます。 ■ ダブルタップ 指先で画面を軽くトントンと続けて叩きます。 叩いた部分が拡大表示されます。 ■ ドラッグ 画面に指先をあてて、上下左右に動かします。 指先の動きに合わせて画面も一緒に動きます。 ■ フリック 画面に指先をあてて、上下左右いずれかの方向に素早 くスライドさせます。 長いページやリストを高速でスクロールできます。 ■ ピンチアウト/ピンチイン ピンチアウトとは、2 本の指で画面をつまむようにし て広げることで画面表示を拡大する操作のことです。 ピンチインとは、2 本の指で画面をつまむようにして 狭めることで画面表示をもとの表示サイズまで縮小す る操作のことです。 ■ 指を置いたままの長押し操作 ■ スワイプ 画面に指をあててそのまま押し続けると、 画面に指をあてて、主に左右にスライド ・アプリアイコンの移動や削除 させて、画面を切り替えます。 ・アプリアイコンのドックへの移動や取り出し ホーム画面や、写真の切り替えなどに利 ・Web ページのテキストのコピー 用します。 ・Web ページの画像のコピーや保存 ・Web ページのテキスト部分に虫眼鏡を表示 などといった動作ができます。 12
  • 13. 4 iPad の文字入力 (1)オンスクリーンキーボード アプリケーションの使用時などに必要に応じて、指先で操作できるキーボードが画面に表示され ます。 (これ以降、オンスクリーンキーボードを「キーボード」と記述します。) iPad の標準設定で表示されるキーボードは、日本語ローマ字」 日本語かな」 絵文字」 English」 「 「 、 「 、 「 、 を切り替えて使用するようになっています。 注意:ここでの標準設定とは、 [すべてのコンテンツと設定を消去]を実行した直後の状態のことです。 日本語ローマ字 English 日本語かな 絵文字 13
  • 14. (2)キーボードの切り替え方法 キーボードを切り替える方法は次のとおりです。 ■[地球のアイコン]キーをタップしてキーボードを切り替える 方法その 1 [地球のアイコン]キーをタップしてキーボードを切り替えることが できます。 注意:ここでは、標準設定の状態で操作した場合の切り替え表示となります。 日本語ローマ字 タップ 日本語かな 絵文字 タップ タップ English タップ 14
  • 15. 方法その 2 [地球のアイコン]キーを長押しすると表示されるメニューのキーボ ードの種類に指先をスライドすると、キーボードを切り替えることが できます。 日本語ローマ字 タップ 長押し 日本語かな タップ 長押し English タップ 長押し 絵文字 タップ 長押し 15
  • 16. ■日本語ローマ字キーボードでローマ字入力と数字入力の切り替え ローマ字入力 → 数字入力 [.?123]キーをタップすると、ローマ字入力から数 字入力へ切り替えることができます。 日本語ローマ字キーボード:ローマ字入力 日本語ローマ字キーボード:数字入力 タップ 数字入力 → ローマ字入力 [あいう]キーをタップすると、数字入力からロー マ字入力へ切り替えることができます。 日本語ローマ字キーボード:ローマ字入力 日本語ローマ字キーボード:数字入力 タップ 16
  • 17. ■日本語ローマ字キーボードで数字入力と記号入力の切り替え 数字入力 → 記号入力 [#+=]キーをタップすると、数字入力から記号入力へ切 り替えることができます。 日本語ローマ字キーボード:数字入力 日本語ローマ字キーボード:記号入力 タップ 記号入力 → 数字入力 [123]キータップすると、記号入力から数字入力へ切 り替えることができます。 日本語ローマ字キーボード:数字入力 日本語ローマ字キーボード:記号入力 タップ 17
  • 18. ■English キーボードで英字入力と数字入力の切り替え 英字入力 → 数字入力 [.?123]キーをタップすると、英字入力から数字入力 へ切り替えることができます。 英字入力モード 数字入力モード タップ 数字入力 →英字入力 [ABC]キーをタップすると、数字入力から英字入力 へ切り替えることができます。 英字入力モード 数字入力モード タップ 18
  • 19. ■ English キーボードで数字入力と記号入力の切り替え 数字入力 → 記号入力 [#+=]キーをタップすると、数字入力から記号入力へ 切り替えることができます。 English キーボード:数字入力 English キーボード:記号入力 タップ 記号入力 → 数字入力 [123]キータップすると記号入力から数字入力へ切り 替えることができます。 English キーボード:数字入力 English キーボード:記号入力 タップ 19
  • 20. ■ 日本語かなキーボードでの文字種(かな、英字、数字、記号)の切り替え 50 音かな入力 [あいう]キーをタップすると、キーボードに 50 音か なが表示されます。 タップ 数字/記号入力 [☆123]キーをタップすると、キーボードに数字と記 号が表示されます。 タップ 英字入力 [ABC]キーをタップすると、キーボードに英字が表示 されます。 タップ 20
  • 21. (3)機能キー キーボードには、文字や数字、記号以外に、文字入力を支援する機能キーが用意されています。 日本語かなキーボード English キーボード 番号 名称 役割 変換候補表示 入力したローマ字の変換候補が一覧表示されます。 その他の変換候補表示キー すべての変換候補をポップアップ表示します。 削除キー 入力した文字を削除します。 キーボード非表示キー キーボードを非表示にします。 次候補キー タップすると変換候補が順に選択されます。 英語入力モードでタップすると、矢印が青色にな Shift キー り英字の大文字を入力できます。 21
  • 23. ●キーボードの分割を解除する方法 [キーボード非表示]キーを長押して表示されるポップアップメニューの [固定して分割解除] をタップしてキーボードの分割を解除することができます。 タップ 長押し 23
  • 24. 5 iPad のその他の機能 ● フォルダー作成 アイコンを長押してから、フォルダーにしたいアイコンに重ねます。 ここをタップしてフォルダー名を変 更できます。 ● フォルダーの展開 フォルダーをタップしてフォルダーを展開します。 24
  • 25. ● フォルダーからアイコンの取り出し アイコンを長押してからフォルダーをタップします。 取り出したいアイコンをホーム画面にドラッグします。 ここをタップしてフォルダー名を変 更できます。 フォルダー名はデフォルトでそのアプリのカテゴリ名が付きます。そのためアイコンの重ね方に よってフォルダー名が異なります。 ● アプリの削除 アイコンを長押してから、アプリの左上に表示される をタップします。 25
  • 26. ● アイコン登録数 ホーム画面 1 画面ごとにホームボタンを 20 個まで登録可能 ホーム画面は最大 11 画面 フォルダー内にホームボタンを 20 個まで 登録可能 ドックにはホームボタンを6 個まで登録可 能 ● マルチタスク ホームボタンを続けて 2 回押すと、ドックの下にマルチタスクバーが表示され、アプリケー ションアイコンが一覧表示されます。 マルチタスクバー 26
  • 27. ● 画面の回転ロック 本体右横のミュート/ディスプレイ回転ロックボタンは、 消音 (ミュート)またはディスプレイ回転 ロックのどちらかの機能を割り当てることができます。 (参照:61 ページ 設定「本体横のスイッチの機能」 ) 割り当てない機能に関しては、ホームボタンを 2 回押して表示されるマルチタスクバーを右にフ リックした際に表示される画面の、左側にアイコンが用意されます。 (例:消音ミュートの機能を本体右横のボタンに割り当てた場合、回転ロックのアイコンがマル チタスクバーに表示されます) 回転ロック解除 回転ロック ロックボタン 27
  • 28. 6 iTunes の概要 iTunes は、iPad の音楽、動画、写真、アプリケーションなどを管理することができるソフトウェ アです。 また iTunes は、 音楽や動画を購入できる iTunes Store や、iPad や iPhone 用のアプリケーション を購入できる App Store に接続する事ができます。 iTunes Store iTunes Store とは、Apple 社がインターネット上で運営する音楽、動画、アプリケーションの 販売サイトです。 iTunes Store で購入した音楽や動画は iTunes が動作するパソコンや Apple 社のハードウェア (iPad、iPhone など)で視聴できます。 iPad で使用できるアプリケーションは iTunes Store 内の App Store から購入できます。 アプリケーションには無料のものと有料のものがあります。 音楽、動画、アプリケー 音楽、動画、アプリケー ションの購入 ションの購入 iTunes Store で購入した音楽、 動画、 アプリケーションの転送 パソコン内の写真、動画の転送 iTunes で管理している音楽、動画、 アプリケーションとの同期 iPad のバックアップ パソコン+iTunes iPad 28
  • 29. ここでは、iPad をiTunes に接続したときに表示される iPad を管理する機能について解説します。 iPad2 を iTunes がインストールされているパソコンに専用の USB ケーブルで接続すると、iPad2 を管理するためのメニューが表示されます。 番号 メニュー項目 iPad2 を管理する機能 概要 iPad2 の基本情報や更新情報などを表示します。 情報 連絡先やカレンダーの同期設定をおこないます。 App App Store から購入したアプリケーションの同期設定をおこないます。 ミュージック 音楽の同期設定をおこないます。 ムービー 動画(ムービー)の同期設定をおこないます。 テレビ番組 (日本ではサービスが提供されていません。 ) Podcast Podcast(無料ラジオ・テレビ形式番組)の同期設定をおこないます。 iTunes U iTunes U(教育メディア)の同期設定をおこないます。 ブック ブックの同期設定をおこないます。 写真 写真の同期設定をおこないます。 29
  • 30. 7 第 1 章のまとめ 第 1 章では次のことを学習しました。 ■ iPad の各部の名称と役割 □ フロント(前面側)カメラ □ ホーム画面 □ ホームボタン □ オン/オフボタンおよび スリープ/スリープ解除ボタン □ ミュート ディスプレイ回転ロックボタン □ 音量調整ボタン □ 3.5mm ステレオヘッドフォンジャック □ マイク □ バック(背面側)カメラ □ 30 ピン Dock コネクタ □ スピーカー ■ iPad の基本操作 □ 電源オン □ ホーム画面 □ ホームボタン □ ドック □ ピクチャフレームボタン □ 電源オフ □ スリープ □ スリープ解除 ■ iPad のタッチ操作(画面操作) □ タップ □ ダブルタップ □ ドラッグ □ フリック □ ピンチアウト/ピンチイン □ 長押し □ スワイプ 30
  • 31. ■ iPad の文字入力 □ オンスクリーンキーボード □ キーボードの切り替え方法(日本語入力と英語入力の切り替え方法) □ 機能キー ・変換候補表示 ・その他の変換候補表示キー ・削除キー ・キーボード非表示キー ・次候補キー ・Shift キー □ キーボードの分割 ■ iPad のその他の機能 □ フォルダー作成 □ フォルダーの展開 □ フォルダーからのアイコン取り出し □ アプリの削除 □ アイコン登録数 □ マルチタスク □ 画面の回転ロック ■ iTunes の概要 □ iPad は、iTunes に接続することで、音楽、動画、写真、アプリケーションなどを管理する ことができます。 31
  • 32. スマートパッドマスター認定研修用公式テキスト 「iPad2 基本設定解説書」iOS5.0 対応 第一版 発行日 : 2012年1月10日 初版 著作/制作 : ICTコミュニケーションズ株式会社 発行者 : 内野良昭 監修 : 公益財団法人日本生涯学習協議会 ・ 一般社団法人 ICT能力開発協会 協力 : 古賀昭 発行所 : ICTコミュニケーションズ株式会社 コンテンツ事業部 www.ictcom.jp ● 本テキストの初版記載内容は、2012年1月10日現在のものです。 ● 本テキストは、構成・文章・プログラム・画像・データなどすべてにおいて、著作権上の保護 を受けています。本テキストの一部もしくはすべて無断複写した場合は発行者の権利侵害にな ります。 ● 本テキストに起因してご使用者に直接または間接的な障害が生じても、ICTコミュニケーショ ンズ株式会社はいかなる責任も負わないものとし、一切の賠償など行わないものとします。 Apple, iPhone, iPad, iTunes, Macは、Apples Inc.の商標です。 Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。 @Copy Rights ICTコミュニケーションズ株式会社2011 111