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- 5. 1. 杉浦農園の開墾のサポート ー 田畑を健全な状態に保ち、景観や土壌を守る 2. 県外・海外からの若者たちで地域を盛り上げる ー 過疎化・高齢化していくコミュニティに新しい風を送り込む 1. 活動の背景・地域の課題
- 7. 3. 今年の活動と成果 8/2-8/10 8日間 日本人 5名 台湾人 14名 計19名 1. 過去最大規模の参加人数 2. 猛暑の夏季ワークキャンプ 3. 英会話教室との大規模ワーク 期間 参加者 前回までと大きく違うところ
- 11. 4. 今後の活動プラン 1. 台湾キャンプを今後も継続 次回は2/1のウインターキャンプ 2年後には全ての遊休農地を開墾したい 2. 国際ワークキャンプを新たに開催 台湾以外の外国人も巻き込んでいきたい 3. 地域住民や観光課を巻き込んだイベント 観光課と連携したイベントを今後も実施予定
Notas do Editor
- まず活動背景についてご説明します。 奈良県御所市は大阪府に隣接する市です。このワークキャンプのホストであり杉浦農園を営む杉浦さんは、この御所市で約2ha（サッカーコート3面分）もの農地をほぼ一人で運営しています。
- この1/2という数字、御所市に重要な数字ですが、どんな意味があるでしょうか。
- これは、将来の人口減少と高齢化を表しています。 総務省による統計によると、御所市の将来の人口推計は2015年から2045年までの間で約1/2にまで減少する見込みです。 さらに、2045年までに人口のおよそ1/2が高齢者となる予想になります。
- そういう背景の中、私たちのミッションは二つあります。 杉浦農園の開墾のサポート →田畑を健全な状態に保ち、景観や土壌を守ります。 2. 県外・海外からの若者たちで地域を盛り上げる ー過疎化・高齢化していく御所市に新しいアイデアとパワーを送り、杉浦農園から地域を盛り上げていきます。
- 去年までの活動と成果はこの通りです。 過去三回 日本と台湾の合同キャンプを行い、その他中長期ボランティアも受け入れています。 これまでの活動により多くの遊休農地が開墾・整備されました。 前回は地域の英会話教室と交流して、地域コミュニティ形成にも試験的に取り組みました。 しかし、まだまだ開墾の余地があり、宿泊施設周辺も整備が必要でした。 さらに地域コミュニティの形成はこれから取り組むべき課題でした。
- 今回のワークキャンプは、この通りで、前回までと大きく違うところは3つありました。 過去最大規模の参加人数 → 今回は参加者が合計19名にも及ぶビッグプロジェクトで、台湾メンバーはほぼ全員高校生。業務管理から施設の過ごし方まで、質の高いマネジメントが必要でした。 猛暑のワークキャンプ → 毎日気温が35度を超える猛暑のワークキャンプでした。 3. 英会話教室との大規模ワーク →今回は前回とは違い、大阪市から英会話教室の子どもたちが大勢やってきました。英語で会話しながら水田の雑草取りや餃子を作るという、大規模なワークをしました。
- 今年の活動と成果ですが、まず、炎天下のなか膨大な広さの田畑を開墾・整備することができました。 地味な作業ばかりが続くなか、19人のチームワークがとてもよく、お互いに励ましあったり、どうすればもっと効率的に楽しくできるかを考え、結果大きなけがなどなく、目標の業務を全て達成しました。
- さらに、これからくる多くのボランティアが住みやすくなるよう、ボランティアハウスを綺麗に整備しました。
- そして、地域交流として英会話教室と大規模なワークをしました。結果満足度がとても高く、来年も実施が決まっています。 今後見据えている「体験型・教育型農場」を作るための先駆けとなりました。 また、御所市観光課の職員さんがきてくださり、交流を深めました。これをきっかけに、現在観光課と連携したイベントを行っています。
- 今後の活動プランは大きく3つあります。 1つは、台湾キャンプの継続です。台湾人からの満足度がとても高く、「参加したい」「またやりたい」といった声がたくさん来ているそうです。 杉浦農園としても。2年後までには遊休農地を全て開墾したいので、今後も継続予定です。 2つめは、国際ワークキャンプ。台湾だけでなく、他の国のボランティアを巻き込んでこれから開催していきたいとのことです。 3つめは、地域住民・観光課を巻き込んだイベント。農業体験・英会話ができるイベントをこれからも開催します。
- 最後に、2030年に目指すゴールです。 まず、杉浦農園を組織化し、子どもや外国人が農業体験できる場にしていきます。 そして、杉浦農園を通じて若者が御所を知り、魅力を持ってもらい、そこに根付く。 そうして、この過疎化していく御所を持続可能な社会にしていくことを目標にしています。 【補足】 NICEとしては、個人の農園を支援するのはグレーと考えていらっしゃるのではと思います。ですが、パワーに満ち溢れた「個人の農園」だからこそ、新しいことに早く取り組むことができ、御所というまちを変えていけると個人的には思います。