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2018年7⽉29⽇
戦略技術センター
松井暢之
FIWARE x ロボット x IoT 〜 ロボットと⼈が共⽣する社会へ 〜
July Tech Festa 2018
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⾃⼰紹介
松井 暢之(まつい のぶゆき)TIS株式会社 戦略技術センター
nbyk.matsui nmatsui
nbyk.matsui@n_matsui
l  1998〜2003 現場でアーキテクト兼モデラー兼プログラマ…を歴任
l  2003〜2009 不芳PJの⽕消しに奔⾛
l  2010〜2016 クラウドやコンテナ技術を中⼼とした技術開発
l  2016〜2018 TISが出資したベンチャー企業にて創業CTOに従事
l  2018〜 FIWAREを活⽤したロボットプラットフォームの開発
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TIS株式会社
主要事業①決済システム 主要事業②⾼信頼性システム運⽤基盤
TIS株式会社 (TIS Inc.) 100億円
連結:405,648百万円
単体:168,654百万円
(2018年3⽉期)
システムインテグレータ(SIer)
東証第⼀部
社 名
業 種
上 場 市 場
創 業
資 本 ⾦
売 上 ⾼
1971年4⽉28⽇
東京都新宿区所 在 地
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1.  サービスロボットが必要となる背景と課題
2.  「⼈とロボットとの共⽣」と
それを⽀えるサービスロボットインテグレーション
3.  FIWAREを⽤いたロボットプラットフォーム RoboticBaseTM
4.  RoboticBaseTM PoC実装の紹介
本⽇のAgenda
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1. サービスロボットが必要となる背景と課題
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「未来投資戦略2018」が掲げる現状の社会課題と政策の⽅向性
Society 5.0における変化
①「⽣活」「産業」
 ・⾃動化、遠隔
 ・リアルタイム化
②経済活動の「糧」
 ・⾰新:ブロックチェーン
 ・新基盤:リアルデータ
③「⾏政」「インフラ」
 ・⾏政のデジタル化
 ・インフラ管理コスト劇的改善
④「地域」「コミュニティ」「中⼩企業」
 ・地域の利便性向上
 ・世界とつながる中⼩企業
⑤「⼈材」
 ・AI・ロボットによる肩代わり
 ・ライフスタイル/ライフステージ
未来投資戦略2018
豊富な「資源」
技術⼒・研究⼒、⼈材、
リアルデータ、資⾦
課題先進国
⼈⼝減少、少⼦⾼齢化、
エネルギー・環境制約等
⽇本の強み ⽬指すべき
経済社会の絵姿
重点分野と
フラッグシップ
プロジェクト
経済構造⾰新
(1)データ駆動型社会
(2)⼤胆な規制・制度改⾰
成⻑戦略への落とし込み
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/miraitousi2018_gaiyou.pdf
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⼈⼝減少・超⾼齢化社会の到来
政府試算(2060年)
⾼齢化率:
 39.9% (2.5⼈に1⼈)
労働⼈⼝⽐率:
 50.9%(2⼈に1⼈)
「現役世代」が「リタイ
ア世代」を⽀える社会
スキームが限界となり、
AIやロボットによる
肩代わりが必須となる
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/zenbun/s1_1_1.html
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l  ロボットはその利⽤シーンによって分類されるが、
バックオフィスと密接に関連するものはサービスロボットである
l  サービスロボットは⽇常⽣活において⼈の作業を⽀援し代替する
参考:国⽴研究開発法⼈新エネルギー・産業技術総合開発機構(2014)「NEDOロボット⽩書2014」
利⽤シーンにもとづいたロボットの分類
産業⽤ロボット フィールドロボット サービスロボット
場所 ・⼯場設備 ・危険環境等 ・⽇常⽣活
⽬的 ・⽣産効率化 ・作業代⾏ ・⽣活⽀援  ・癒し
作業内容 ・⼈の代替 ・⼈の代替 ・⼈の代替  ・⼈との共⽣
特徴 ・⾃律性
・安全性
・⾼速
・⾼精度
・ユビキタス性
・ヒューマン・マシン・
 インタラクション
http://www.nedo.go.jp/content/100567345.pdf
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l  サービスロボットは活⽤シーンや機能特⻑によって分類される
参考:国⽴研究開発法⼈新エネルギー・産業技術総合開発機構(2014)「NEDOロボット⽩書2014」
サービスロボットの分類
コミュニケー
ション型
移動作業型
(操縦中⼼)
移動作業型
(⾃律中⼼)
⼈間装着型 搭乗型 汎⽤型
想定 卓上ヒューマノ
イド
癒し系ロボット
作業⽀援
災害対応
床下点検
掃除、警備、
案内、荷物搬送
介助(⽝)
パワーアシスト
動作⽀援
ベッド移乗
移動⽀援 汎⽤
ヒューマ
ノイド
機能
特⻑
コミュニケー
ション能⼒
拡張・代替
移動能⼒
代替・拡張
作業能⼒
代替・拡張
作業能⼒向上 移動能⼒向上 ―
例 Softbank「Pepper」
VSTONE「SOTA」
⽇⽴「EMIEW3」
ソニー「aibo」
ドローン ZMP「CarriRo」
Softbank
「RS26」「SpotMini」
SEQSENSE「SQ-2」
サイバーダイン
「HAL」
セグウェイ 本⽥技研
「ASIMO」
http://www.nedo.go.jp/content/100567345.pdf
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①  労働⼈⼝減少社会における⽣産性向上、サービス向上
–  コミュニケーション能⼒の代替・拡張
•  無⼈店舗、業務の前捌き
•  多国語対応、遠隔ロボット間意思疎通による⾼度な「おもてなし」
–  作業能⼒代替・拡張、移動能⼒代替・拡張
•  定型業務のロボット化
•  従来⼈では対応できなかった業務の遂⾏
②  ⾼齢者世帯向けロボットサービスによる⾃活⽀援
–  作業能⼒向上、移動能⼒向上
•  体⼒の限界を超えた業務の遂⾏
–  コミュニケーション能⼒の代替
•  ケアマネージャー/⺠⽣委員にかわる⾒守りのしくみ
超⾼齢化社会におけるサービスロボット導⼊の主なメリット
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現在のサービスロボットは⼈を補佐できるか?
https://robo-lib.com/repositories/summary/118
2016〜2017年、多種多様なサービスロボットが出現
参考:ロボットスタート(2017)「Communication Robot Industry Map」(カオスマップ)
・コミュニケーションロボットは
 コンシューマからビジネスへ?
・現状
 ①⼈の作業を代替する
  キラーアプリケーションの不在
  →現状は「⾳声リモコン」
 ②ヒト型(⼿⾜⽬⼝)の必要性が薄い
  →スマートスピーカーの隆盛
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l  エンタープライズシステムは、従来⼈が⾏ってきた業務を
「代替」もしくは「拡張」する(ex. ERP、SCM、CRM、…)
サービスロボットもまた、同様であるべき
l  ⼈とロボットが共⽣して価値を⽣み出すシステムの創造
–  導⼊の効果の検討および⼈との役割分担
•  「代替」による⽣産性向上効果の例:
 社員3名分のコストよりも社員1名+ロボット1台が安い
•  「拡張」によるサービス向上効果の例:
 気象庁地震速報に即応し顧客を各国語で出⼝まで誘導
–  業務プロセスへの組み⼊れ
→ 業務システム(エンタープライズシステム)との連携
→ ロボット統合管理プラットフォームの必要性
エンタープライズシステムとサービスロボット
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2. 「⼈とロボットとの共⽣」と
それを⽀えるサービスロボットインテグレーション
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l  AI・ロボット分科会
「⼈とロボットが共⽣する社会」
実現に向けたグランドデザイン
オープンガバメント・コンソーシアム(OGC)
AI・ロボット分科会による提⾔
https://ogc.or.jp/article/3788
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⼈とサービスロボットとの共⽣
https://ogc.or.jp/article/3788
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サービスロボットが⼈と共⽣する社会を実現するには
ロボットが⼈と共⽣する
ユースケース(実証実験)を通じて
プラットフォーム化へ
プラットフォーム整備
・R2R、R2Device、R2Person
・複数ロボットのコラボレーション
標準化整備
・インタフェース、データモデル
・セキュリティ
社会環境整備
・バリアフリー、安⼼・安全
・プライバシー、法規制
https://ogc.or.jp/article/3788
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l  会津⼤学・OGCプレスリリース(2018/6/1)
「OGC(AI・ロボット分科会)と会津⼤学が連携協定を締結
 〜「⼈とロボットの共⽣」を⽬指して、
  ロボット技術、AI、
  IoTの利活⽤を推進〜
会津地域における実証実験計画
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31268900R00C18A6X20000/
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会津⼤学LICTiAにおける実証実験(2018年11⽉実施予定)
参考:OGC分科会資料
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l  サービスロボットが⼈の作業を代替するには、以下の3要素を統合する
プラットフォームが必要
–  ロボット
–  ⼈
–  環境(センサ、デバイス)
l  このプラットフォームは、
「ロボットや⼈という特殊なデバイスを
扱うことのできるIoTプラットフォーム」
という⾒⽅もできる
–  環境(センサ)の変化に対応して
ロボットや⼈を制御(指⽰)する
–  ロボットからのアラートを
⼈や環境(デバイス)が受け取る
⼈、ロボット、環境をつなぐプラットフォームソフトウェア
Robot Person
Environment
Collaborative
Robotics
Platform
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⼈とロボットの役割分担イメージ
作業指⽰を受信
→作業遂⾏
 (案内、警備、
 清掃等)
環境分析と業務改善、
ロボット・⼈の
統合作業管理
RoboticBase™
対⾯状況認識
→他ロボット・
 ⼈への作業指⽰
環境認識
⾮定型処理対応
(⾮定型タスク、
災害時等)
コミュニケーション
ロボット ⾃律移動型ロボット
IoTデバイス、
オープンデータ提供サービス
業務担当者
業務管理者
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3. FIWAREを⽤いたロボットプラットフォーム RoboticBaseTM
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ロボットプラットフォームが持つべきアーキテクチャのポイント
l  特定の環境に依存せず容易に運⽤できること
–  サービスロボットが果たすべき業務は幅広く、その業務にとって
必要⼗分なインフラを容易に調達し運⽤できなければならない
l  既存の資産を再利⽤できること
–  サービスロボットが果たすべき業務は状況により柔軟に変わるため、
毎回ゼロからスクラッチで構築するのではなく、資産を再利⽤する
ことで⽣産性を向上しなければならない
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ロボットプラットフォームが持つべきアーキテクチャのポイント(続き)
l  個々の技術要素が疎に連携して業務を構築できること
–  サービスロボットが果たすべき業務を構成するためには、ロボット
テクノロジーだけでなく、デバイス制御や業務プロセス設計、⼈が
使いやすいUXなど、様々な技術要素が必要となる
–  そのため、これらの技術要素がお互いに疎に連携することで業務を
構築できるようにし、エンジニアの間⼝を広げなければならない
l  ソフトウェアやプロトコルがオープンであること
–  サービスロボットが果たすべき業務を継続的に維持運⽤できるように
するために、ロボットプラットフォームは誰でも動作が解析でき、
必要であれば改変できるようにしなければならない
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l  Managed Kubernetesによる
コンテナベースマイクロサービス
RoboticBaseTMのアーキテクチャのコンセプト
https://kubernetes.io/docs/tutorials/kubernetes-basics/deploy-app/deploy-intro/
l  FIWAREの活⽤
https://www.fiware.org/developers/
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l  コンテナベースのマイクロサービス
–  隔離された名前空間とリソース制限を持つ単⼀役割のコンテナ
(マイクロサービス)の集合体が、APIを通じてお互いに連携
することで、全体として⼀つの業務を構成するアーキテクチャ
–  コンテナが動作するならば、環境を選ばずに業務を動作させる
ことができる
–  マイクロサービスは単⼀機能しか持たないため再利⽤しやすく、
また影響範囲も限定されるため、改変やリリースも容易
–  (上⼿く作っていれば)負荷状況に従い個々のマイクロサービス
のスケールアップやスケールダウンもしやすい
Managed Kubernetesを⽤いたコンテナベースのマイクロサービス
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l  Kubernetes
•  Kubernetes is an open-source system for
automating deployment, scaling, and
management of containerized applications.
–  GoogleがCNCF※に寄贈したコンテナオーケストレーションツール
•  物理ノードの管理、コンテナの配置、コンテナの名前解決、
オートヒーリング、負荷分散、スケーリング等
–  事実上のデファクトスタンダード
ü  CoreOS Blog: Container orchestration: Moving from fleet to Kubernetes [2017/02/07]
ü  MESOSPHERE Blog: Announcing: Kubernetes on DC/OS [2017/09/06]
ü  Rancher Blog: Announcing Rancher 2.0: built on Kubernetes [2017/09/26]
ü  Docker Blog: DOCKER PLATFORM AND MOBY PROJECT ADD KUBERNETES [2017/10/17]
Managed Kubernetesを⽤いたコンテナベースのマイクロサービス(続き)
CNCF: Cloud Native Computing Foundation
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l  Managed Kubernetes
–  Kubernetesは便利だが、Kubernetesを適切に構築・運⽤する
には⼿間がかかる
•  クラウドに構築されたKubernetesの管理コンソールにパスワード
が設定されていないため、Bitcoinのminingに悪⽤された報告※
–  クラウドベンダーが提供するManaged Kubernetesを活⽤する
ことで、セキュアでスケールするKubernetesを運⽤できる
ü  GCP GKE
ü  Amazon EKS
ü  Microsoft Azure AKS
ü  IBM Cloud IKS
Managed Kubernetesを⽤いたコンテナベースのマイクロサービス(続き)
※ https://info.redlock.io/hubfs/WebsiteResources/RL_Cloud_Security_Trends_Oct_2107.pdf
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l  FIWAREとは
–  第7次欧州研究開発フレームワーク計画
(FP7※)において、EUが5年の歳⽉と
3億€(約390億円)の予算を投じて開発
–  その成果はロイヤリティフリーで公開され、
現在はFIWAREの普及を推進する⾮営利団体
FIWARE Foundation e.V. が管理している
FIWAREの活⽤
※ https://ec.europa.eu/growth/sectors/space/research/fp7_en
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l  FIWAREとは
–  FIWAREは、実世界の様々な箇所で発⽣する「コンテキストデータ」
を収集し、それらを適切に処理・分析することで実世界に望ましい
フィードバックを⾏う仕組みと⾔える
FIWAREの活⽤(続き)
https://www.fiware.org/developers/
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l  FIWAREとオープンAPI
–  実世界の様々な状況で発⽣するコンテキストデータを統⼀して扱える
ように、FIWAREはNGSIに基づいたオープンAPIを採⽤している
•  NGSI(Next Generation Service Interface)
ü  もともとキャリアの通信網の機能を利⽤するためのAPIとして策定
ü  NECが2009年にOMA※1に働きかけて標準化された
–  FIWAREは、コンテキストデータの取り扱いに関するAPIである
NGSI-9とNGSI-10※2を利⽤している
ü  NGSI-9 : コンテキストエンティティの登録や探索等
ü  NGSI-10 : コンテキストデータの検索や更新、更新時の通知等
FIWAREの活⽤(続き)
※1 Open Mobile Alliance
※2 http://www.openmobilealliance.org/release/NGSI/V1_0-20120529-A/OMA-TS-NGSI_Context_Management-V1_0-20120529-A.pdf
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l  FIWAREとオープンAPI
–  OMAで策定されているNGSI-9/10をそのまま実装したAPI v1※1
(リソースURLに/v1プレフィックス)は、RESTfulとは⾔い難い
•  GETとPOSTしか無い
•  URLがリソースを⽰すのではなく、実⾏すべき処理を⽰す
•  例えば検索したリソースが無くても、処理が成功すれば200 OK
–  そのため、ペイロードを単純化しより⾼機能でRESTfulなAPI v2※2
(リソースURLに/v2プレフィックス)も定義されている
•  ただしFIWAREのリファレンス実装の中にはAPI v2に対応して
いないものもあるため、注意が必要
FIWAREの活⽤(続き)
※1 http://telefonicaid.github.io/fiware-orion/api/v1/
※2 http://telefonicaid.github.io/fiware-orion/api/v2/stable/
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l  FIWARE Catalogue
–  FIWAREは、コンテキストデータの収集や処理を⾏うリファレンス
実装をOSSとして提供しており、上⼿く再利⽤することで⾼品質な
サービスを⽣産性⾼く実装できる
•  GEi(Generic Enablers)
ü  ⼀般的に利⽤できるコンポーネント
•  DSEs(Domain Specific Enablers)
ü  特定の業務領域⽤のコンポーネント
FIWAREの活⽤(続き)
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FIWAREの普及状況(海外)
EUを中⼼に、24+の国の110+
の都市で導⼊されている
1000+のスタートアップ
CEF※のビルディングブロック
※ CEF(Connecting Europe Facility): エネルギー、交通、通信ネットワーク(ブロードバンドネットワークおよびデジタルサービスインフラ)の
  3分野でEUにとって重要なインフラへの投資を促進するための新たな措置(2014〜2020年のEU中期予算枠組みで300億€弱の予算)
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l  データ利活⽤型スマートシティへの採⽤(加古川市、⾼松市)
FIWAREの普及状況(国内)
※総務省 平成29年度予算 データ利活⽤型スマートシティ推進事業の事業概要より抜粋 ※スマートシティたかまつシンポジウム2018 ⾼松市のスマートシティ構想より抜粋
2018/02より本格運⽤開始
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TISプレスリリース(2018/6/13)
FIWARE Foundationにゴールドメンバーとして参画
l  FIWAREをベースとして、「⼈とロボットの共⽣」を実現する
エンタープライズシステムのプラットフォームRoboticBase™を開発中
–  IoT×ロボット
–  官⺠データ×ロボット
–  ロボット×ロボット
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4. RoboticBaseTM PoC実装の紹介
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l  IoTデバイスとロボットをFIWAREへ接続し、ロボットの操作と動作ログ
の収集・可視化を⾏うサービス
l  Managed Kubernetes(Microsoft Azure AKS or minikube)上へ、
以下のようなマイクロサービスを構築
ü  FIWARE Orion Context Broker
ü  FIWARE IDAS
ü  FIWARE Cygnus
ü  ロボット操作のビジネスロジック
ü  動作ログを可視化するビジネスロジック
ü  API Gateway
ü  MQTT Broker
RoboticBaseTM PoC実装の紹介
※ https://github.com/tech-sketch/container-centric-fiware-demonstration
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RoboticBaseTM PoC実装の全体像
browser
gamepad
raspberry pi
MQTT Broker (VerneMQ)
・ロボットの操作
・ロボットの操作
・プラットフォームの管理
CLI
ロボット
turtlebot3
Data collection (Cygnus)
robot logLocus visualizationRobot operation
API Gateway (ambassador) Authentication & Authorization
Managed Kubernetes
mongodb etcd
bridge
Context Broker (Orion)
IoT Device Management (IDAS) Message duplication checker
・動作軌跡の可視化
新規作成した
マイクロサービス
FIWARE GEi
OSS
※ API Gatewayや認証認可、あるいはデータ可視化のFIWARE GEiも存在するが、
  今回のPoC実装の要件にはあわなかったため採⽤しなかった
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l  FIWARE GEi
–  Orion Context Broker
•  FIWAREの中⼼となるGE
•  コンテキストデータの登録、検索、更新、購読を管理する
•  コンテキストデータの購読者としてマイクロサービスを登録して
おけば、コンテキストデータの変更時に通知が送られる
•  FIWAREを⽤いることで、コンテキストの状態変化の連鎖として
業務を組み⽴てることができる
ü  扱うべきデータをコンテキストとして表現する
ü  あるコンテキストの変更に従ってビジネスロジックが処理を⾏い、
その結果をもとに別のコンテキストの状態を変更する
RoboticBaseTM PoC実装のマイクロサービス
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l  FIWARE GEi
–  IDAS
•  IoTデバイスやロボットなど、FIWAREと接続するバックエンド
デバイスを管理する
•  IDASに接続しているバックエンドデバイスは、Orionからは
コンテキストデータの⼀つとして扱われる
•  そのためバックエンドデバイスの具体的な実装を意識せずとも、
コンテキストの操作という形でバックエンドデバイスの制御が
可能となる
RoboticBaseTM PoC実装のマイクロサービス(続き)
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l  FIWARE GEi
–  IDAS
•  IDASは現時点(1.6.0)で、HTTP, MQTT, AMQP のプロトコル
に対応している
•  ただし可⽤性や性能向上のためIDASマイクロサービスを多重化し
かつMQTTを⽤いてバックエンドデバイスと接続する場合、
MQTT Brokerから受信したメッセージが多重化された各々の
IDASで重複して処理されてしまうので、注意が必要
•  RoboticBaseTM PoC実装では、IDASのMQTT実装に⼿を加え、
かつetcdや重複チェク⽤のマイクロサービスと連携することで、
メッセージの重複排除を⾏っている
RoboticBaseTM PoC実装のマイクロサービス(続き)
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l  FIWARE GEi
–  Cygnus
•  Orionに登録されているコンテキストの購読者として動作する
•  コンテキストの状態が変更された際にCygnusは通知を受け、
指定されているデータシンクにその変更を記録する
•  Cygnusは内部的にApache Flumeを利⽤しており、⾼信頼で
冗⻑化可能な形で、⼤量データの収集と記録を可能としている
•  現時点でCygnusはNGSI v2のペイロードを解釈できないため、
OrionにCygnusを購読者として登録する際には注意が必要
(詳細はcygnusのドキュメント※を参照)
RoboticBaseTM PoC実装のマイクロサービス(続き)
※ https://github.com/telefonicaid/fiware-cygnus/blob/master/doc/cygnus-ngsi/installation_and_administration_guide/ngsiv2_support.md
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l  FIWARE GEi
–  Cygnus
•  Cygnusは現時点(1.9.0)で、次のデータシンクに対応している
(RoboticBaseTM PoC実装では、MongoDBを使⽤している)
ü  HDFS Hadoopの分散ファイルシステム
ü  MySQL RDBMS
ü  PostgreSQL RDBMS
ü  MongoDB ドキュメント指向NoSQLDB
ü  STH Comet MongoDB上に構築された履歴保持⽤データベース
ü  Kafka 分散メッセージングシステム
ü  DynamoDB Amazon Web ServiceのNoSQLDB
ü  CKAN オープンデータプラットフォーム
ü  Carto 位置データ⽤データベース
RoboticBaseTM PoC実装のマイクロサービス(続き)
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l  新規作成したマイクロサービス
–  Robot Operation
•  MQTT経由で受信したゲームパッドのボタン、あるいはWeb画⾯
上に表⽰されたコントローラーのボタンが押されたことを検知し
そのボタンに合わせてロボットを移動させる
ü  ○ △ □のボタンを押すと、その形でロボットが移動する
ü  ↑ ↓ のボタンを押すと、前後に少しロボットが移動する
ü  ← → のボタンを押すと、ロボットの正⾯⽅向が少し左右にずれる
ü  ✕ボタンを押すと、処理中の動作を中断する
RoboticBaseTM PoC実装のマイクロサービス(続き)
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l  新規作成したマイクロサービス
–  Robot Operation
•  コンテキストの操作で
ビジネスロジックを
表現できるため、
ロボットやデバイスの
実装の詳細を気にせず
普通のWebアプリを
書くだけで良い
RoboticBaseTM PoC実装のマイクロサービス(続き)
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l  ゲームパッドやWeb画⾯上のコントローラーのボタンを押すことで
ロボットを操作する
ゲームパッドやWeb画⾯からロボットを操作するデモ動画
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l  新規作成したマイクロサービス
–  Locus Visualization
•  ロボットから受信した位置や正⾯の⾓度のデータは、Cygnusが
⾃動的にデータシンクに蓄積する
•  それらのデータを分析・可視化することで、新たな価値を
⽣み出すことができる
•  RoboticBaseTM PoC実装では、データ可視化のサンプルとして
指定した時間枠でロボットが移動した軌跡をWeb画⾯上に表⽰
するマイクロサービスを実装した
RoboticBaseTM PoC実装のマイクロサービス(続き)
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l  指定した時間枠でロボットが移動した軌跡をWeb画⾯上に表⽰する
–  ロボットから0.1秒
間隔で次のデータが
送られてくる
•  位置座標 (x, y)
•  z軸での回転⾓ (θ)
–  ロボットは初期状態で
x軸正の⽅向を向く
ロボットの移動軌跡を表⽰するデモ動画
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l  今後の展望
–  横断的な運⽤視点のアスペクトの実装
•  Kubernetes⾃体のリソース監視、コンテナ監視、サービス監視
•  ログ集約
•  マイクロサービスのデメリットへの対応
ü  サーキットブレーカー
–  ロボット管理運⽤機能の実装
•  ロボットの状態監視
•  ロボットのアプリケーションのリモートデプロイ
RoboticBaseTM PoC実装の今後
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まとめ
l  課題先進国である⽇本のこれからを考えると、⼈々の⽣活に密着した
サービスロボットの活⽤が重要となる
l  そのためには、サービスロボットを業務プロセスに組み込むための
ロボットプラットフォームが必要となる
l  FIWAREをベースに、特定の環境に依存せず再利⽤性が⾼く開発⽣産性
に優れたロボットプラットフォームRoboticBaseTM を開発している
l  PoC実装はOSSとしてgithubに公開しているので、使ってみてほしい
JTF2018 FIWARE x robot x IoT

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  • 1. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 2018年7⽉29⽇ 戦略技術センター 松井暢之 FIWARE x ロボット x IoT 〜 ロボットと⼈が共⽣する社会へ 〜 July Tech Festa 2018
  • 2. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 2 ⾃⼰紹介 松井 暢之(まつい のぶゆき)TIS株式会社 戦略技術センター nbyk.matsui nmatsui nbyk.matsui@n_matsui l  1998〜2003 現場でアーキテクト兼モデラー兼プログラマ…を歴任 l  2003〜2009 不芳PJの⽕消しに奔⾛ l  2010〜2016 クラウドやコンテナ技術を中⼼とした技術開発 l  2016〜2018 TISが出資したベンチャー企業にて創業CTOに従事 l  2018〜 FIWAREを活⽤したロボットプラットフォームの開発
  • 3. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 3 TIS株式会社 主要事業①決済システム 主要事業②⾼信頼性システム運⽤基盤 TIS株式会社 (TIS Inc.) 100億円 連結:405,648百万円 単体:168,654百万円 (2018年3⽉期) システムインテグレータ(SIer) 東証第⼀部 社 名 業 種 上 場 市 場 創 業 資 本 ⾦ 売 上 ⾼ 1971年4⽉28⽇ 東京都新宿区所 在 地
  • 4. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 4 1.  サービスロボットが必要となる背景と課題 2.  「⼈とロボットとの共⽣」と それを⽀えるサービスロボットインテグレーション 3.  FIWAREを⽤いたロボットプラットフォーム RoboticBaseTM 4.  RoboticBaseTM PoC実装の紹介 本⽇のAgenda
  • 5. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 5 1. サービスロボットが必要となる背景と課題
  • 6. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 6 「未来投資戦略2018」が掲げる現状の社会課題と政策の⽅向性 Society 5.0における変化 ①「⽣活」「産業」  ・⾃動化、遠隔  ・リアルタイム化 ②経済活動の「糧」  ・⾰新:ブロックチェーン  ・新基盤:リアルデータ ③「⾏政」「インフラ」  ・⾏政のデジタル化  ・インフラ管理コスト劇的改善 ④「地域」「コミュニティ」「中⼩企業」  ・地域の利便性向上  ・世界とつながる中⼩企業 ⑤「⼈材」  ・AI・ロボットによる肩代わり  ・ライフスタイル/ライフステージ 未来投資戦略2018 豊富な「資源」 技術⼒・研究⼒、⼈材、 リアルデータ、資⾦ 課題先進国 ⼈⼝減少、少⼦⾼齢化、 エネルギー・環境制約等 ⽇本の強み ⽬指すべき 経済社会の絵姿 重点分野と フラッグシップ プロジェクト 経済構造⾰新 (1)データ駆動型社会 (2)⼤胆な規制・制度改⾰ 成⻑戦略への落とし込み https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/miraitousi2018_gaiyou.pdf
  • 7. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 7 ⼈⼝減少・超⾼齢化社会の到来 政府試算(2060年) ⾼齢化率:  39.9% (2.5⼈に1⼈) 労働⼈⼝⽐率:  50.9%(2⼈に1⼈) 「現役世代」が「リタイ ア世代」を⽀える社会 スキームが限界となり、 AIやロボットによる 肩代わりが必須となる http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/zenbun/s1_1_1.html
  • 8. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 8 l  ロボットはその利⽤シーンによって分類されるが、 バックオフィスと密接に関連するものはサービスロボットである l  サービスロボットは⽇常⽣活において⼈の作業を⽀援し代替する 参考:国⽴研究開発法⼈新エネルギー・産業技術総合開発機構(2014)「NEDOロボット⽩書2014」 利⽤シーンにもとづいたロボットの分類 産業⽤ロボット フィールドロボット サービスロボット 場所 ・⼯場設備 ・危険環境等 ・⽇常⽣活 ⽬的 ・⽣産効率化 ・作業代⾏ ・⽣活⽀援  ・癒し 作業内容 ・⼈の代替 ・⼈の代替 ・⼈の代替  ・⼈との共⽣ 特徴 ・⾃律性 ・安全性 ・⾼速 ・⾼精度 ・ユビキタス性 ・ヒューマン・マシン・  インタラクション http://www.nedo.go.jp/content/100567345.pdf
  • 9. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 9 l  サービスロボットは活⽤シーンや機能特⻑によって分類される 参考:国⽴研究開発法⼈新エネルギー・産業技術総合開発機構(2014)「NEDOロボット⽩書2014」 サービスロボットの分類 コミュニケー ション型 移動作業型 (操縦中⼼) 移動作業型 (⾃律中⼼) ⼈間装着型 搭乗型 汎⽤型 想定 卓上ヒューマノ イド 癒し系ロボット 作業⽀援 災害対応 床下点検 掃除、警備、 案内、荷物搬送 介助(⽝) パワーアシスト 動作⽀援 ベッド移乗 移動⽀援 汎⽤ ヒューマ ノイド 機能 特⻑ コミュニケー ション能⼒ 拡張・代替 移動能⼒ 代替・拡張 作業能⼒ 代替・拡張 作業能⼒向上 移動能⼒向上 ― 例 Softbank「Pepper」 VSTONE「SOTA」 ⽇⽴「EMIEW3」 ソニー「aibo」 ドローン ZMP「CarriRo」 Softbank 「RS26」「SpotMini」 SEQSENSE「SQ-2」 サイバーダイン 「HAL」 セグウェイ 本⽥技研 「ASIMO」 http://www.nedo.go.jp/content/100567345.pdf
  • 10. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 10 ①  労働⼈⼝減少社会における⽣産性向上、サービス向上 –  コミュニケーション能⼒の代替・拡張 •  無⼈店舗、業務の前捌き •  多国語対応、遠隔ロボット間意思疎通による⾼度な「おもてなし」 –  作業能⼒代替・拡張、移動能⼒代替・拡張 •  定型業務のロボット化 •  従来⼈では対応できなかった業務の遂⾏ ②  ⾼齢者世帯向けロボットサービスによる⾃活⽀援 –  作業能⼒向上、移動能⼒向上 •  体⼒の限界を超えた業務の遂⾏ –  コミュニケーション能⼒の代替 •  ケアマネージャー/⺠⽣委員にかわる⾒守りのしくみ 超⾼齢化社会におけるサービスロボット導⼊の主なメリット
  • 11. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 11 現在のサービスロボットは⼈を補佐できるか? https://robo-lib.com/repositories/summary/118 2016〜2017年、多種多様なサービスロボットが出現 参考:ロボットスタート(2017)「Communication Robot Industry Map」(カオスマップ) ・コミュニケーションロボットは  コンシューマからビジネスへ? ・現状  ①⼈の作業を代替する   キラーアプリケーションの不在   →現状は「⾳声リモコン」  ②ヒト型(⼿⾜⽬⼝)の必要性が薄い   →スマートスピーカーの隆盛
  • 12. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 12 l  エンタープライズシステムは、従来⼈が⾏ってきた業務を 「代替」もしくは「拡張」する(ex. ERP、SCM、CRM、…) サービスロボットもまた、同様であるべき l  ⼈とロボットが共⽣して価値を⽣み出すシステムの創造 –  導⼊の効果の検討および⼈との役割分担 •  「代替」による⽣産性向上効果の例:  社員3名分のコストよりも社員1名+ロボット1台が安い •  「拡張」によるサービス向上効果の例:  気象庁地震速報に即応し顧客を各国語で出⼝まで誘導 –  業務プロセスへの組み⼊れ → 業務システム(エンタープライズシステム)との連携 → ロボット統合管理プラットフォームの必要性 エンタープライズシステムとサービスロボット
  • 13. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 13 2. 「⼈とロボットとの共⽣」と それを⽀えるサービスロボットインテグレーション
  • 14. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 14 l  AI・ロボット分科会 「⼈とロボットが共⽣する社会」 実現に向けたグランドデザイン オープンガバメント・コンソーシアム(OGC) AI・ロボット分科会による提⾔ https://ogc.or.jp/article/3788
  • 15. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 15 ⼈とサービスロボットとの共⽣ https://ogc.or.jp/article/3788
  • 16. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 16 サービスロボットが⼈と共⽣する社会を実現するには ロボットが⼈と共⽣する ユースケース(実証実験)を通じて プラットフォーム化へ プラットフォーム整備 ・R2R、R2Device、R2Person ・複数ロボットのコラボレーション 標準化整備 ・インタフェース、データモデル ・セキュリティ 社会環境整備 ・バリアフリー、安⼼・安全 ・プライバシー、法規制 https://ogc.or.jp/article/3788
  • 17. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 17 l  会津⼤学・OGCプレスリリース(2018/6/1) 「OGC(AI・ロボット分科会)と会津⼤学が連携協定を締結  〜「⼈とロボットの共⽣」を⽬指して、   ロボット技術、AI、   IoTの利活⽤を推進〜 会津地域における実証実験計画 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31268900R00C18A6X20000/
  • 18. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 18 会津⼤学LICTiAにおける実証実験(2018年11⽉実施予定) 参考:OGC分科会資料
  • 19. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 19 l  サービスロボットが⼈の作業を代替するには、以下の3要素を統合する プラットフォームが必要 –  ロボット –  ⼈ –  環境(センサ、デバイス) l  このプラットフォームは、 「ロボットや⼈という特殊なデバイスを 扱うことのできるIoTプラットフォーム」 という⾒⽅もできる –  環境(センサ)の変化に対応して ロボットや⼈を制御(指⽰)する –  ロボットからのアラートを ⼈や環境(デバイス)が受け取る ⼈、ロボット、環境をつなぐプラットフォームソフトウェア Robot Person Environment Collaborative Robotics Platform
  • 20. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 20 ⼈とロボットの役割分担イメージ 作業指⽰を受信 →作業遂⾏  (案内、警備、  清掃等) 環境分析と業務改善、 ロボット・⼈の 統合作業管理 RoboticBase™ 対⾯状況認識 →他ロボット・  ⼈への作業指⽰ 環境認識 ⾮定型処理対応 (⾮定型タスク、 災害時等) コミュニケーション ロボット ⾃律移動型ロボット IoTデバイス、 オープンデータ提供サービス 業務担当者 業務管理者
  • 21. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 21 3. FIWAREを⽤いたロボットプラットフォーム RoboticBaseTM
  • 22. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 22 ロボットプラットフォームが持つべきアーキテクチャのポイント l  特定の環境に依存せず容易に運⽤できること –  サービスロボットが果たすべき業務は幅広く、その業務にとって 必要⼗分なインフラを容易に調達し運⽤できなければならない l  既存の資産を再利⽤できること –  サービスロボットが果たすべき業務は状況により柔軟に変わるため、 毎回ゼロからスクラッチで構築するのではなく、資産を再利⽤する ことで⽣産性を向上しなければならない
  • 23. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 23 ロボットプラットフォームが持つべきアーキテクチャのポイント(続き) l  個々の技術要素が疎に連携して業務を構築できること –  サービスロボットが果たすべき業務を構成するためには、ロボット テクノロジーだけでなく、デバイス制御や業務プロセス設計、⼈が 使いやすいUXなど、様々な技術要素が必要となる –  そのため、これらの技術要素がお互いに疎に連携することで業務を 構築できるようにし、エンジニアの間⼝を広げなければならない l  ソフトウェアやプロトコルがオープンであること –  サービスロボットが果たすべき業務を継続的に維持運⽤できるように するために、ロボットプラットフォームは誰でも動作が解析でき、 必要であれば改変できるようにしなければならない
  • 24. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 24 l  Managed Kubernetesによる コンテナベースマイクロサービス RoboticBaseTMのアーキテクチャのコンセプト https://kubernetes.io/docs/tutorials/kubernetes-basics/deploy-app/deploy-intro/ l  FIWAREの活⽤ https://www.fiware.org/developers/
  • 25. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 25 l  コンテナベースのマイクロサービス –  隔離された名前空間とリソース制限を持つ単⼀役割のコンテナ (マイクロサービス)の集合体が、APIを通じてお互いに連携 することで、全体として⼀つの業務を構成するアーキテクチャ –  コンテナが動作するならば、環境を選ばずに業務を動作させる ことができる –  マイクロサービスは単⼀機能しか持たないため再利⽤しやすく、 また影響範囲も限定されるため、改変やリリースも容易 –  (上⼿く作っていれば)負荷状況に従い個々のマイクロサービス のスケールアップやスケールダウンもしやすい Managed Kubernetesを⽤いたコンテナベースのマイクロサービス
  • 26. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 26 l  Kubernetes •  Kubernetes is an open-source system for automating deployment, scaling, and management of containerized applications. –  GoogleがCNCF※に寄贈したコンテナオーケストレーションツール •  物理ノードの管理、コンテナの配置、コンテナの名前解決、 オートヒーリング、負荷分散、スケーリング等 –  事実上のデファクトスタンダード ü  CoreOS Blog: Container orchestration: Moving from fleet to Kubernetes [2017/02/07] ü  MESOSPHERE Blog: Announcing: Kubernetes on DC/OS [2017/09/06] ü  Rancher Blog: Announcing Rancher 2.0: built on Kubernetes [2017/09/26] ü  Docker Blog: DOCKER PLATFORM AND MOBY PROJECT ADD KUBERNETES [2017/10/17] Managed Kubernetesを⽤いたコンテナベースのマイクロサービス(続き) CNCF: Cloud Native Computing Foundation
  • 27. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 27 l  Managed Kubernetes –  Kubernetesは便利だが、Kubernetesを適切に構築・運⽤する には⼿間がかかる •  クラウドに構築されたKubernetesの管理コンソールにパスワード が設定されていないため、Bitcoinのminingに悪⽤された報告※ –  クラウドベンダーが提供するManaged Kubernetesを活⽤する ことで、セキュアでスケールするKubernetesを運⽤できる ü  GCP GKE ü  Amazon EKS ü  Microsoft Azure AKS ü  IBM Cloud IKS Managed Kubernetesを⽤いたコンテナベースのマイクロサービス(続き) ※ https://info.redlock.io/hubfs/WebsiteResources/RL_Cloud_Security_Trends_Oct_2107.pdf
  • 28. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 28 l  FIWAREとは –  第7次欧州研究開発フレームワーク計画 (FP7※)において、EUが5年の歳⽉と 3億€(約390億円)の予算を投じて開発 –  その成果はロイヤリティフリーで公開され、 現在はFIWAREの普及を推進する⾮営利団体 FIWARE Foundation e.V. が管理している FIWAREの活⽤ ※ https://ec.europa.eu/growth/sectors/space/research/fp7_en
  • 29. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 29 l  FIWAREとは –  FIWAREは、実世界の様々な箇所で発⽣する「コンテキストデータ」 を収集し、それらを適切に処理・分析することで実世界に望ましい フィードバックを⾏う仕組みと⾔える FIWAREの活⽤(続き) https://www.fiware.org/developers/
  • 30. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 30 l  FIWAREとオープンAPI –  実世界の様々な状況で発⽣するコンテキストデータを統⼀して扱える ように、FIWAREはNGSIに基づいたオープンAPIを採⽤している •  NGSI(Next Generation Service Interface) ü  もともとキャリアの通信網の機能を利⽤するためのAPIとして策定 ü  NECが2009年にOMA※1に働きかけて標準化された –  FIWAREは、コンテキストデータの取り扱いに関するAPIである NGSI-9とNGSI-10※2を利⽤している ü  NGSI-9 : コンテキストエンティティの登録や探索等 ü  NGSI-10 : コンテキストデータの検索や更新、更新時の通知等 FIWAREの活⽤(続き) ※1 Open Mobile Alliance ※2 http://www.openmobilealliance.org/release/NGSI/V1_0-20120529-A/OMA-TS-NGSI_Context_Management-V1_0-20120529-A.pdf
  • 31. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 31 l  FIWAREとオープンAPI –  OMAで策定されているNGSI-9/10をそのまま実装したAPI v1※1 (リソースURLに/v1プレフィックス)は、RESTfulとは⾔い難い •  GETとPOSTしか無い •  URLがリソースを⽰すのではなく、実⾏すべき処理を⽰す •  例えば検索したリソースが無くても、処理が成功すれば200 OK –  そのため、ペイロードを単純化しより⾼機能でRESTfulなAPI v2※2 (リソースURLに/v2プレフィックス)も定義されている •  ただしFIWAREのリファレンス実装の中にはAPI v2に対応して いないものもあるため、注意が必要 FIWAREの活⽤(続き) ※1 http://telefonicaid.github.io/fiware-orion/api/v1/ ※2 http://telefonicaid.github.io/fiware-orion/api/v2/stable/
  • 32. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 32 l  FIWARE Catalogue –  FIWAREは、コンテキストデータの収集や処理を⾏うリファレンス 実装をOSSとして提供しており、上⼿く再利⽤することで⾼品質な サービスを⽣産性⾼く実装できる •  GEi(Generic Enablers) ü  ⼀般的に利⽤できるコンポーネント •  DSEs(Domain Specific Enablers) ü  特定の業務領域⽤のコンポーネント FIWAREの活⽤(続き)
  • 33. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 33 FIWAREの普及状況(海外) EUを中⼼に、24+の国の110+ の都市で導⼊されている 1000+のスタートアップ CEF※のビルディングブロック ※ CEF(Connecting Europe Facility): エネルギー、交通、通信ネットワーク(ブロードバンドネットワークおよびデジタルサービスインフラ)の   3分野でEUにとって重要なインフラへの投資を促進するための新たな措置(2014〜2020年のEU中期予算枠組みで300億€弱の予算)
  • 34. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 34 l  データ利活⽤型スマートシティへの採⽤(加古川市、⾼松市) FIWAREの普及状況(国内) ※総務省 平成29年度予算 データ利活⽤型スマートシティ推進事業の事業概要より抜粋 ※スマートシティたかまつシンポジウム2018 ⾼松市のスマートシティ構想より抜粋 2018/02より本格運⽤開始
  • 35. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 35 TISプレスリリース(2018/6/13) FIWARE Foundationにゴールドメンバーとして参画 l  FIWAREをベースとして、「⼈とロボットの共⽣」を実現する エンタープライズシステムのプラットフォームRoboticBase™を開発中 –  IoT×ロボット –  官⺠データ×ロボット –  ロボット×ロボット
  • 36. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 36 4. RoboticBaseTM PoC実装の紹介
  • 37. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 37 l  IoTデバイスとロボットをFIWAREへ接続し、ロボットの操作と動作ログ の収集・可視化を⾏うサービス l  Managed Kubernetes(Microsoft Azure AKS or minikube)上へ、 以下のようなマイクロサービスを構築 ü  FIWARE Orion Context Broker ü  FIWARE IDAS ü  FIWARE Cygnus ü  ロボット操作のビジネスロジック ü  動作ログを可視化するビジネスロジック ü  API Gateway ü  MQTT Broker RoboticBaseTM PoC実装の紹介 ※ https://github.com/tech-sketch/container-centric-fiware-demonstration
  • 38. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 38 RoboticBaseTM PoC実装の全体像 browser gamepad raspberry pi MQTT Broker (VerneMQ) ・ロボットの操作 ・ロボットの操作 ・プラットフォームの管理 CLI ロボット turtlebot3 Data collection (Cygnus) robot logLocus visualizationRobot operation API Gateway (ambassador) Authentication & Authorization Managed Kubernetes mongodb etcd bridge Context Broker (Orion) IoT Device Management (IDAS) Message duplication checker ・動作軌跡の可視化 新規作成した マイクロサービス FIWARE GEi OSS ※ API Gatewayや認証認可、あるいはデータ可視化のFIWARE GEiも存在するが、   今回のPoC実装の要件にはあわなかったため採⽤しなかった
  • 39. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 39 l  FIWARE GEi –  Orion Context Broker •  FIWAREの中⼼となるGE •  コンテキストデータの登録、検索、更新、購読を管理する •  コンテキストデータの購読者としてマイクロサービスを登録して おけば、コンテキストデータの変更時に通知が送られる •  FIWAREを⽤いることで、コンテキストの状態変化の連鎖として 業務を組み⽴てることができる ü  扱うべきデータをコンテキストとして表現する ü  あるコンテキストの変更に従ってビジネスロジックが処理を⾏い、 その結果をもとに別のコンテキストの状態を変更する RoboticBaseTM PoC実装のマイクロサービス
  • 40. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 40 l  FIWARE GEi –  IDAS •  IoTデバイスやロボットなど、FIWAREと接続するバックエンド デバイスを管理する •  IDASに接続しているバックエンドデバイスは、Orionからは コンテキストデータの⼀つとして扱われる •  そのためバックエンドデバイスの具体的な実装を意識せずとも、 コンテキストの操作という形でバックエンドデバイスの制御が 可能となる RoboticBaseTM PoC実装のマイクロサービス(続き)
  • 41. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 41 l  FIWARE GEi –  IDAS •  IDASは現時点(1.6.0)で、HTTP, MQTT, AMQP のプロトコル に対応している •  ただし可⽤性や性能向上のためIDASマイクロサービスを多重化し かつMQTTを⽤いてバックエンドデバイスと接続する場合、 MQTT Brokerから受信したメッセージが多重化された各々の IDASで重複して処理されてしまうので、注意が必要 •  RoboticBaseTM PoC実装では、IDASのMQTT実装に⼿を加え、 かつetcdや重複チェク⽤のマイクロサービスと連携することで、 メッセージの重複排除を⾏っている RoboticBaseTM PoC実装のマイクロサービス(続き)
  • 42. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 42 l  FIWARE GEi –  Cygnus •  Orionに登録されているコンテキストの購読者として動作する •  コンテキストの状態が変更された際にCygnusは通知を受け、 指定されているデータシンクにその変更を記録する •  Cygnusは内部的にApache Flumeを利⽤しており、⾼信頼で 冗⻑化可能な形で、⼤量データの収集と記録を可能としている •  現時点でCygnusはNGSI v2のペイロードを解釈できないため、 OrionにCygnusを購読者として登録する際には注意が必要 (詳細はcygnusのドキュメント※を参照) RoboticBaseTM PoC実装のマイクロサービス(続き) ※ https://github.com/telefonicaid/fiware-cygnus/blob/master/doc/cygnus-ngsi/installation_and_administration_guide/ngsiv2_support.md
  • 43. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 43 l  FIWARE GEi –  Cygnus •  Cygnusは現時点(1.9.0)で、次のデータシンクに対応している (RoboticBaseTM PoC実装では、MongoDBを使⽤している) ü  HDFS Hadoopの分散ファイルシステム ü  MySQL RDBMS ü  PostgreSQL RDBMS ü  MongoDB ドキュメント指向NoSQLDB ü  STH Comet MongoDB上に構築された履歴保持⽤データベース ü  Kafka 分散メッセージングシステム ü  DynamoDB Amazon Web ServiceのNoSQLDB ü  CKAN オープンデータプラットフォーム ü  Carto 位置データ⽤データベース RoboticBaseTM PoC実装のマイクロサービス(続き)
  • 44. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 44 l  新規作成したマイクロサービス –  Robot Operation •  MQTT経由で受信したゲームパッドのボタン、あるいはWeb画⾯ 上に表⽰されたコントローラーのボタンが押されたことを検知し そのボタンに合わせてロボットを移動させる ü  ○ △ □のボタンを押すと、その形でロボットが移動する ü  ↑ ↓ のボタンを押すと、前後に少しロボットが移動する ü  ← → のボタンを押すと、ロボットの正⾯⽅向が少し左右にずれる ü  ✕ボタンを押すと、処理中の動作を中断する RoboticBaseTM PoC実装のマイクロサービス(続き)
  • 45. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 45 l  新規作成したマイクロサービス –  Robot Operation •  コンテキストの操作で ビジネスロジックを 表現できるため、 ロボットやデバイスの 実装の詳細を気にせず 普通のWebアプリを 書くだけで良い RoboticBaseTM PoC実装のマイクロサービス(続き)
  • 46. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 46 l  ゲームパッドやWeb画⾯上のコントローラーのボタンを押すことで ロボットを操作する ゲームパッドやWeb画⾯からロボットを操作するデモ動画
  • 47. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 47 l  新規作成したマイクロサービス –  Locus Visualization •  ロボットから受信した位置や正⾯の⾓度のデータは、Cygnusが ⾃動的にデータシンクに蓄積する •  それらのデータを分析・可視化することで、新たな価値を ⽣み出すことができる •  RoboticBaseTM PoC実装では、データ可視化のサンプルとして 指定した時間枠でロボットが移動した軌跡をWeb画⾯上に表⽰ するマイクロサービスを実装した RoboticBaseTM PoC実装のマイクロサービス(続き)
  • 48. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 48 l  指定した時間枠でロボットが移動した軌跡をWeb画⾯上に表⽰する –  ロボットから0.1秒 間隔で次のデータが 送られてくる •  位置座標 (x, y) •  z軸での回転⾓ (θ) –  ロボットは初期状態で x軸正の⽅向を向く ロボットの移動軌跡を表⽰するデモ動画
  • 49. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 49 l  今後の展望 –  横断的な運⽤視点のアスペクトの実装 •  Kubernetes⾃体のリソース監視、コンテナ監視、サービス監視 •  ログ集約 •  マイクロサービスのデメリットへの対応 ü  サーキットブレーカー –  ロボット管理運⽤機能の実装 •  ロボットの状態監視 •  ロボットのアプリケーションのリモートデプロイ RoboticBaseTM PoC実装の今後
  • 50. Copyright © 2018 TIS Inc. All rights reserved. 50 まとめ l  課題先進国である⽇本のこれからを考えると、⼈々の⽣活に密着した サービスロボットの活⽤が重要となる l  そのためには、サービスロボットを業務プロセスに組み込むための ロボットプラットフォームが必要となる l  FIWAREをベースに、特定の環境に依存せず再利⽤性が⾼く開発⽣産性 に優れたロボットプラットフォームRoboticBaseTM を開発している l  PoC実装はOSSとしてgithubに公開しているので、使ってみてほしい