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Japanese 2021 Oct25_Monthly Update.pdf
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重要ポイント (1/3)
◼ 米国$52B CHIPs for America法案は下院で滞留している
➢法案の中心にあるのは、40%の払い戻し可能な投資税額控除だが、国内製造業に資金を提供するた
めのに議会で何ヶ月も議論が続いている
➢商務省は、今後45日以内に在庫、注文、顧客販売に関する情報の提供を企業に要求する
◼ 米国でIntel、TSMC、Samsungは、製造能力を強化し、急増する需要に対応するために、
今後数年間で$数百Bの設備投資を積極的に発表
➢Intelは、新しいIntel Foundry Servicesとして3rd Partyとの契約に基づくファウンドリビジネスを開始
➢TSMCは、半導体製造能力を拡大するために$100Bの投資を約束
➢Samsung電子は、今後3年間で$205Bを費やすと述べ、その約2/3は、極端紫外線リソグラフィーベー
スのサブ14nm DRAMおよび高密度(200以上の層)の3D NAND Flash製品に向けられる
◼ 「中国政府はEVの過剰な生産能力を抑制し、リチウム、ニッケル、コバルトなどの原材料
をより的を絞った方法で全国の主要な生産ハブ(省レベル)に向ける措置を起草中」
➢過去数年間に建設されたが現在は余剰となっている自動車工場の閉鎖を強制する
➢中国には約300のEVメーカーがある
◼ 一部の自動車メーカーは低価格、低走行距離のLFPバッテリーの採用を試している
➢LFPバッテリーは安価であり、供給の懸念を伴うニッケルやコバルトが含まれていない
➢中国国外でLFP生産を管理する3つの世界的な特許が2022年に失効すると、多くの車で採用されるこ
とが期待される
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重要ポイント (2/3)
◼ VW、Fordで労働組合がEVへの敏速な移行を求めている。
➢VW最大のヴォルフスブルク工場は、過去10年間、年間平均約78万台の自動車を生産していたが、
2020年は50万台を下回り、今年は更に低くなる可能性がある。
✓ 5年前の労使協定で合意された目標台数は2020年に最低82万台。
✓ ヴォルフスブルクでのEV生産は、2026年にロールオフする計画だが、その前倒しを労組トップが要求。
✓ Teslaは来年ベルリン工場で生産を拡大し、競争力を維持するためにEVへのより迅速な移行が必要
➢Fordの工場労働組合はだれ(どの工場)がEVを作るのか争う準備をしている。
◼ トヨタは1.5兆円($13.7B)を費やしEVバッテリーの供給を賄う
➢現在の供給量6GWhから200GWhへの拡大を計画
✓ VWは$29Bを投資し、2030年までに欧州に6つのバッテリー工場を建設し、240GWh生産する
✓ BMWは$24Bでバッテリーを調達、2025年から新世代バッテリーへ切り替え
✓ StellantisはEV化とソフトウエア開発に2025年迄に$35B投資
◼ 全再生可能エネルギー化の前倒し
➢GMは、以前の約束より5年早く、2025年までにすべての電力を再生可能エネルギー源から得ると発表
➢Fordは、2035年までに国内および海外の全事業で100%再生可能エネルギーの目標を達成すると発表
✓ 2025年稼働開始で、その後年間129GWhのバッテリーセルを生産する計画のFord-SK Innovationの新テネ
シー工場はカーボンニュートラル
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重要ポイント (3/3)
◼ Teslaは4680セルを車両の構造プラットフォームとして構築する「構造型バッテリーパッ
ク」を採用し、さらに車体前部と後部をそれぞれ単一の構造体とする3パーツで新しい
Model Yの車体を製造する予定。
➢ギガファクトリベルリンでModel Yの生産を11月開始することを目指している
➢2021年出荷台数100万台超えに貢献する可能性が見込まれる
◼ TeslaはFSD Betaの大規模リリースの前提として、ドライバーの運転を安全スコア化する。
➢7日間の運転から、5つの安全指標がドライバーの1~100の安全スコアを決定
✓ 前方衝突警告、急ブレーキ、急ハンドル、危険な前方車間距離、Autopilotへの強制的介入
✓ Tesla Insuranceにも利用する可能性がある
◼ Teslaとしての現在の最大の課題は「マイクロコントローラーチップ」サプライチェーン問題
➢トイレットペーパーの不足のように、不足の恐れからすべての企業が過剰注文を引き起こしており、それ
は壮大な規模だ。(Elon Musk)
✓ 「最も不足しているのは$1しない単純な部品だ」 (Daimler Lallenius CEO)
➢一方、次世代のFull Self-Driving chipの生産に関してSamsungと話している
✓ Samsungは今年第4四半期から7nm製造を開始する可能性がある
◼ GMはTesla Autopilotに対抗し得るレベルの「Ultra Cruise」を発表
➢2023年のCadillacから導入
✓ LiDARを搭載し、コンピューティング能力には5nmを採用
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米国の動向
◼ $52B Chip法案は半導体不足を解決できるのか
➢$52BのCHIPs for America Actは、米国の半導体サプライチェーンを強化し、TSMCやSamsungなどのア
ジア太平洋のファウンドリオペレーターへの依存を減らすことを目的としている。
✓ 法案の中心にあるのは、40%の払い戻し可能な投資税額控除
▪ 新しいファウンドリ施設の目的で半導体メーカーに提供される州および地方のインセンティブに$10Bを割り当て、次
世代半導体技術を研究する米国の機関に$12B以上を提供。
▪ 国防高等研究計画局(DARPA)に$2B、全米科学財団(NSF)に$3B、エネルギー省(DoE)に$2B、国立製造研究
所を設置するために$5Bが提供される。
✓ 半導体の問題は、ウェーハの製造、組み立て、テスト、現在需要が高まっている回路基板などの原材料の製
造に至るまでエコシステム全体に投資する必要があり、早急に半導体不足を解決するものではない。
◼ 一方、Intel、TSMC、Samsungは、製造能力を強化し、急増する需要に対応
するために、今後数年間で$数百Bの設備投資を積極的に発表
➢Intel Pat Gelsinger CEOは、アリゾナ州オコティロのキャンパスで計画されている2つの新しい最先端の
ファウンドリへの$20Bの投資を発表。
✓ Intelは、この春、Integrated Design Manufacturing 2.0(IDM 2.0)戦略を発表し、新しいIntel Foundry
Servicesビジネスユニットの下でサードパーティとの契約に基づくファウンドリオペレーションを開放
➢TSMCは、半導体製造能力を拡大するために$100Bの投資を約束
✓ Samsung電子は、今後3年間で$205Bを費やすと述べ、その約2/3は、極端紫外線リソグラフィーベースの
サブ14nm DRAMおよび高密度(200以上の層)の3D NAND Flash製品に向けられる
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- 22. 21
Teslaの動向
◼ Elon Musk CEOは半導体不足は短期的解決するとの自信がある
➢Musk氏は半導体不足は短期的に解決されると確信していると明らかにした、
✓ 一方IntelのPat Gelsinger CEOは最近、業界が急増する需要に追いつくまでに「数年」かかる可能性がある
と述べた。
✓ Musk氏は、Teslaとしての現在の最大の課題はサプライチェーンの問題、特に「マイクロコントローラーチップ」
であると述べた。
▪ トイレットペーパーの不足のように、不足の恐れからすべての企業が過剰注文を引き起こしており、それは壮大な規
模だ。(Elon Musk)
▪ 第1四半期には、新しいマイクロコントローラーに非常に迅速に転換すると同時に、新しいサプライヤーが製造した
半導体のファームウェアを開発することで、世界的な半導体供給不足の問題を解決することができた.
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- 23. 22
Teslaの動向
◼ 次世代のFull Self-Driving chipの生産に関してSamsungと話している事を
明らかにした
➢「FSD Computer2」として来年Tesla Cybertruckに最初に搭載される予定。
✓ 2019年に最初に導入されたFSD Computerは、Tesla独自の設計による半導体を搭載し、Samsungが製造
している
✓ Samsung Electronicsは、韓国の主要な華城工場で、早ければ今年の第4四半期に7ナノメートルの処理技
術を使用してTesla HW4.0半導体を大量生産する予定
▪ Cybertruckでデビューする場合、2022年後半にリリースされる事になる
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Fordの動向
◼ ピックアップトラックの新工場とバッテリー工場の3つの建設を発表
➢テネシー州でEVピックアップトラックを生産する巨大な新工場「Blue Oval City」と3つの新しいバッテリーギ
ガファクトリーでEVの生産を加速する。
✓ バッテリー工場はSK Innovationとの提携で構築される。
✓ Blue Oval Cityでのバッテリー工場の他に、FordとSKはケンタッキー州中央部に新しい「Blue Oval SKバッテ
リーパーク」を建設
▪ FordとSKは、この新しい生産能力を展開するために$11B以上を投資し、11,000人を雇用する予定。
▪ Blue Oval Cityで6,000人、ケンタッキー州の2つのバッテリー工場で5,000人。
➢3つのバッテリー工場で年間129GWhのバッテリーセルを生産することを計画。
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✓ バッテリー生産と次世代EVピックアップトラックの生産
開始は2025年
▪ Fordの生産計画は、2022年に15,000台、2023年に
55,000台、2024年に80,000台で、2025年から第2
世代のLightningで16万台をターゲットにする。
✓ 新しいテネシー組立工場は、カーボンニュートラル。
➢主要な電池材料会社であるRedwood Materialsと協力
して、サプライチェーンネットワークをローカライズし、スク
ラップおよび使用済み車両のリサイクルオプションを作成
し、リチウムイオンのリサイクルを強化する
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Fordの動向
◼ Redwood Materialを利用してバッテリーリサイクルを行う
➢契約の一環としてFordはRedwood Materialsに$50M投資する。
➢Redwood Materialsは、既に日産や、e-bikeのバッテリーを持つSpecializedのリサイクルをしており、Tesla
とPanasonicのスクラップをすでにリサイクルしている。
✓ Redwood Materialsは、カーソンシティのTeslaのメガファクトリのすぐ南に本社を置いた
➢しかし、FordとRedwood Materialsは単なるリサイクルパートナーよりも深く統合されることを目指している。
✓ Redwood MaterialsとFordは協力して、スクラップ材料の処理から、十分な容量が残っている使い古したバッ
テリーの新しい利用法の開発、Fordが回収したリチウム、ニッケル、コバルト、銅から新しいバッテリーを作成す
るのを支援する事まで、あらゆる計画を立てた。
▪ GMはカナダのLi-Cycle社を利用して、LG Chemで製造するバッテリーからのスクラップ廃棄物をリサイクルする話をし
ている。
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- 40. 39
日産の動向
◼ 次世代EVを生産するハイテクグリーン工場を公開
➢「Intelligent Factory Initiative」の一環として、世界の工場をより効率的に、汚染を減らし、EVなどの次世
代自動車を生産する準備を整える新技術の導入に1,300億円($1.2B)以上を費やす計画。
✓ 今回、栃木にある改装されたインテリジェントファクトリーを公開した。導入された技術には、効率を高めるVR
の導入や生産ラインの新しい自動化などがある。
▪ 日産は今年度、主力のAriyaを栃木で生産を開始する予定
✓ 日産が新規投資を検討している対象の工場は、追浜工場、九州工場、米国のカントン工場とスマーナ工場
➢2030年に2019年のレベルと比較して工場のCO2排出量を41%削減する計画の一環として、プラント設
備に再生可能エネルギーと燃料電池から電力を供給する。
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- 41. 40
ホンダの動向
◼ Googleの組み込みAndroid Automotiveを2022年モデルから利用
➢Android AutomotiveはAndroid Autoとは異なる。
27,39
✓ ホンダの現在のオペレーティングシステムが何年もの間
Androidベースであったことを考えると驚きではない。
➢Android Automotiveが組み込まれている車は、Polestar2と
Volvo XC40 Rechargeの2台のみ。
✓ GoogleはFord、GM、Renault・日産・三菱アライアンスを含
む他の多くの自動車メーカーと取引を行っており、その結果、
今後デフォルトAndroidオペレーティングシステムで数百万台
の車両がリリースされる予定。
◼ ホンダは米国でのEVへの哀れな野望を発表
➢Prologue SUVの年間販売目標を7万台と発表した。
✓ 米国でホンダは、その「第1巻BEV」であるホンダPrologueを2024年に登場させるが、GMのUltium EVプラット
フォームをベースにする予定。
➢現在開発中の新しいe-Architectureに基づくEVの導入によって2030年までに50万台のBEVの販売を
見込み、北米で2040年までに100%ZEVにする。
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Appleの動向
◼ Apple Carのトップが去りNext Big Thingに暗雲が垂れ込めている
➢Teslaに勤続していたDoug Field氏は、2018年にAppleに入社し自動車プロジェクトを率いてきたが、火
曜日FordのChief Advanced Technology Officerに就任した。
✓ AppleのCar Projectの過去7年間の歴史の中で退社したエグゼクティブでField氏は4人目。
✓ Appleのトップカーマネージャーの3人であるBenjamin Lyon氏、Dave Scott氏、Jaime Waydo氏はすべて今
年の前半に去った。
▪ 2021年初頭、Apple Carが3年以内に生産されるとの記事にもかかわらず、状況に精通している人々は開発作業
はまだ初期段階であると説明した。
▪ カリフォルニア州車両管理局への提出によると、2020年の公道でのテストは前年よりも遅れ、その技術の信頼性は
GMのCruiseやWaymoなどの競合他社よりも遅れている。
➢Kevin Lynch氏が、自動車プロジェクトを引き継いだが、Lynch氏が自動車業界から来たのではないこと
から、その動きは社内でも疑問が投げかけられた。
➢Appleはまた、BMWのEV部門を監督し、Faraday FutureとCanooのトップリーダーを全う出来なかった
Ulrich Kranz氏を雇った。
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バッテリーの動向
◼ Reswood Materialsは米国内に完全なバッテリー産業を作ろうとしている
➢Teslaの共同創設者であるJ.B.Straubel氏が設立したRedwood Materialsは、リサイクルの他に、アノード
用の銅箔の製造、カソードの製造を行っており、バッテリー産業の巨大な塊をアジアから米国に移す。
✓ $1Bを超える追加投資により、米国で2025年末までに年間100GWh、2030年までに500GWhのバッテリー
材料(カソード)を生産する予定。
✓ 同社のリサイクルはすでに利益を上げており、最終的にはリサイクルと精製および生産を統合していないバッ
テリー企業はコストで競争に勝てなくなる、とStraubel氏は言う。
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➢BloombergNEFが追跡したデータによると、世界の
バッテリー供給量が2倍になるたびに、バッテリーの
製造価格は約18%下がっている。
➢家庭用電化製品のバッテリーには、かなり高レベル
のコバルトが含まれている。
✓ BNEFの計算によると、Tesla Model Yに十分な
リチウムを供給するのに6,147個分のiPhone
バッテリーが必要だが、コバルトはわずか166個
のiPhoneでよい。
▪ Redwoodは常に、製造に必要な量よりも多い量
のコバルトをリサイクルから得ている。
✓ Redwoodはノルウェーと日本に事務所を開設。
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その他の動向
◼ VWは炭素回収の為に$355MのVenture Capital Fundの設定を計画
➢VWのHerbert Diess CEOは、火曜日のLinkedInの投稿で、炭素回収は実現可能だが費用がかかり、一
部の新技術に対して事業規模を拡大することが重要だと述べた。
➢「ますます多くの業界が機会を認識しており、Bill Gatesも主要な持続可能性プロジェクトに資金を提供し
ており、金融ビジネスが変化を加速させている」
➢ミュンヘンモーターショーで、Diess氏は、再生可能エネルギー源の大規模な拡大を含む、業界の変革を
加速するためのより深い政治改革の必要性を新たに訴えた。
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