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Semelhante a 20171130 DC研究会 招待講演
Semelhante a 20171130 DC研究会 招待講演 (20)
20171130 DC研究会 招待講演
- 1. Michiko Oba Future University Hakodate 1 ○⼤大場みち⼦子１），⼭山⼝口琢2），高橋慈子3)，小林龍生4) １）公⽴立立はこだて未来⼤大学，２）フリーランス， 3)株式会社ハーティネス，4)有限会社スコレックス michiko@fun.ac.jp 第107回DC研究会（2017.11.30) ⽂文章作成と読解プロセスの研究
- 2. 「考える⼒力力」を育てる 思考⼒力力の育成が重要視されてい る。 n 過程に介⼊入する指導 考え⽅方をその場で指導する ◎ n 結果を評価する指導 考えた結果にもとづいて後か ら指導する ○ どのように考えて答えを導こうと しているかがリアルタイムに分か れば、誤りの分岐点や思考のルー プ、いきづまりなどをとらえて適 切切なタイミングで指導できるであ ろう。 Michiko Oba Future University Hakodate 2 作文 文章 過程に 介入する指導 結果を 評価する指導
- 3. 考え方の指導 n 考え⽅方を指導するという発想は、考える プロセスや⽅方法があることを前提として いる。 n 指導・学習の現場では、表⾯面に現れる⾏行行 動を通じて、頭の中の考えるプロセスを 知ることになるだろう。 n 思考に⽅方法があるならば、そこで観察さ れる⾏行行動にはパターンがあるはずだ。 n パズルを適切切に設計すれば、パズルを解 く考え⽅方が、パズル操作という⾏行行動のパ ターンに現れる Michiko Oba Future University Hakodate 3
- 4. 考え⽅方を反映した⾏行行動パターン Michiko Oba Future University Hakodate 4 ○→△→□… ●→▲→■… ◇→▼→◎… 観察できない頭の中 観察できる操作パターン アプリ + 課題 の 工夫
- 5. ICTによる⾏行行動の研究と結果の研究 n 従来のテキスト分析は結果を分析 Michiko Oba Future University Hakodate 5 エディター 編集 操作 xxx xxxx xxx xxx xx xx xxxx log 著者 文章 ▲▲ ▲ 測定 リーダー 読み 操作 log 測定 ▲▲ ▲ 読者 テキスト ▲▲ ▲ 行動に基づく研究 結果に基づく研究 行動に基づく研究
- 6. ICTツールによるパズルの可視化 n ICTツールによるパズルであれば: p 考えるプロセスをリアルタイムに記録・分 析・可視化 p 標準化・国際化・アクセシブル ↓ p プロセスに介⼊入して指導できる p ⼤大規模・⻑⾧長期間・多様な学習者に適⽤用 n 課題 対話型アプリケーション、記録データの形式、 データの分析⼿手法、学習・指導⽅方法 Michiko Oba Future University Hakodate 6
- 7. 作文の研究 n 作⽂文を⼿手始めに 様々な分野で考え⽅方の記録・可視化・ それに基づく指導⽅方法の研究を進めている Michiko Oba Future University Hakodate 7
- 8. トピック・ライター n ロジック・ツリーというメソッドを使っ たライティング演習では、トピック・ラ イターというアプリケーションを使って 作⽂文するプロセスを記録し分析した n 編集操作パターンと、⽂文章の構成(ロジッ ク)の整理理とに、関係があることが分かっ た Michiko Oba Future University Hakodate 8
- 9. 9 Michiko Oba Future University Hakodate エディター 編集 操作 xxx xxxx xxx xxx xx xx xxxx log 著者 文章 ▲▲ ▲ 測定 リーダー 読み 操作 log 測定 ▲▲ ▲ 読者 テキスト ▲▲ ▲ トピック・ライター Topic Writer Writing Analytics 作文行為の分析
- 10. トピック・ライターのワークシート 10 Michiko Oba Future University Hakodate
- 11. 11 Michiko Oba Future University Hakodate n 思考に方法があるならば、そこ で観察される行動にはパターン があるはずだ。 前のスライドで… …と述べました。どんなパターン？
- 12. 編集操作(行動)のパターン n 「論論⽂文概要」ワークシートを使った例例 n 「どこを編集したか？」の時系列列 Michiko Oba Future University Hakodate 12 時間 編 集 対 象 の 枠
- 13. 講師の講評の前後で、 編集のパターンが違う Michiko Oba Future University Hakodate 13 講師の講評 時間 編 集 対 象 の 枠
- 14. 操作パターンと結果の関係 Michiko Oba Future University Hakodate 14 作文 文章 関係 ルーブリックに基づく 文章の評価点 数値化した編集 パターン 相関 EOI: Editing Operation Indicator 共起行列 𝑤"# = 0 1 3 5 2(𝑗 − 1) −1 2 0 1 3 4 2 0 1 6 4 2 0 ⋱ ⋱ 5 ⋱ 3 ⋱ 1 2 𝑖 − (𝑗 − 1) − 1 6 4 2 0
- 15. チーム研究 Michiko Oba Future University Hakodate 15
- 16. 16 Michiko Oba Future University Hakodate n 課題 対話型アプリケーション、記録データの形 式、データの分析⼿手法、学習・指導⽅方法 チーム研究 前のスライドで… …と述べました。
- 17. メンバー n 研究代表者: ⼤大場みち⼦子（公⽴立立はこだて未来⼤大学・教授） ソフトウェア開発のドキュメンテーションなどの研究・開発、 プロジェクトリーダ n 藤原亮亮(函館⾼高専・助教) 未解明のメカニズムについてモデルを作って理理論論的に解析 n ⾼高橋慈⼦子(株式会社ハーティネス代表取締役) テクニカルライティングのコンサルティングと研修 n ⼩小林林⿓龍龍⽣生(スコレックス) 編集者、デジタルドキュメント技術の標準化、⽇日本語書記技術論論 n ⼭山⼝口琢(フリーの研究者) アプリケーションの開発 Michiko Oba Future University Hakodate 17
- 18. ハンズオン Michiko Oba Future University Hakodate 18
- 19. ジグソー・テキスト ⽂文のつながりを考え、学ぶツール「ジグ ソーテキスト」を使い、 「オレオレ詐欺」について説明する⽂文章の 順番を検討します。 Michiko Oba Future University Hakodate 19
- 20. 1. ブラウザを起動し、ジグソーテキストにアクセスします https://cc-‐‑‒study.appspot.com/jigsaw_̲text/ Michiko Oba Future University Hakodate 20
- 21. 1. ブラウザを起動し、ジグソーテキストにアクセスします 2. 「オレオレ詐欺」を選択します 3. ⽂文章をドラッグ&ドロップして順番を並べ替えます 4. 並べ替えが終わったら、「完了了」をクリックします Michiko Oba Future University Hakodate 21
- 22. 読解・作⽂文の測定と分析 Michiko Oba Future University Hakodate 22 エディター 編集 操作 オレオレ詐欺 xxxx xxx xxx xx xx xxxx log 著者=読者 文章 ▲▲ ▲ 測定 リーダー 読み 操作 測定 読者=著者 ジグソー・テキスト: リーダー&ライター
- 23. ⽂文章の構造 Michiko Oba Future University Hakodate 23
- 25. 意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。 情(じょう)に棹(さお)させば流される。 智(ち)に働けば角(かど)が立つ。 山路(やまみち)を登りな がら、こう考えた。 とかくに人の世 は住みにくい。 大枠 テーゼ 例示 大枠 テーゼ Michiko Oba Future University Hakodate 25
- 26. 心の清い人たちは、 さいわいである。 平和をつくり出す人たちは、 さいわいである。 悲しんでいる人たちは、 さいわいである。 義に飢えかわいている人たちは、 さいわいである。 柔和な人たちは、 さいわいである。 あわれみ深い人たちは、 さいわいである。 義のために迫害されてきた人たちは、 さいわいである。 こころの貧しい人たちは、 さいわいである。 彼らは神を見るであろう。 彼らは地を受けつぐであろう。 彼らは神の子と呼ばれるであろう。 彼らはあわれみを受けるであろう。 彼らは飽き足りるようになるであろう。 彼らは慰められるであろう。 天国は彼らのものである。 天国は彼らのものである。 上の句 下の句 Michiko Oba Future University Hakodate 26
- 27. Michiko Oba Future University Hakodate 27
- 28. 28 Michiko Oba Future University Hakodate
- 29. 29 Michiko Oba Future University Hakodate