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ランニング入門
OSC2023 Online / Osaka
January 28th
, 2023
Masataka KONDO
1 : Introduction
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January 28th, 2023
オンラインではありますが
●
OSC大阪、今年も無事開催されました!
●
オンラインだけどライブ感を追求する方針
福岡ランチタイムでは現地中継を
福岡ランチタイムでは現地中継を
アクシオン福岡(東平尾公園)
まで山登りした甲斐があった
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オンラインではありますが
●
OSC大阪、今年も無事開催されました!
●
オンラインだけどライブ感を追求する方針
– 今回の「中継」についてのいきさつは別途
●
そして、福岡LTでの「予告」から実戦投入
– 「湾岸勉強会」もこのパターンだった
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とりあえず自己紹介
●
「遍路」のトレーニングの一環として走ってます
– 公式記録は未所持 (ハーフの距離練習2:05’17”)
– 大会は着手が遅かったので来年のエントリを目標
– Polarが示唆してくれてるVO2maxは52
●
普段はLinuxデスクトップ/写真撮影/湾岸 など
– アーカイブ見てくれると嬉しいです
オープンソースとの関連は?
公式につながらないのは...直して?
そこから派生したのも10周年
南の方にも展開して結構経つ
「頑張らない」ことが
長く続けるために必要
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しかし、「だらだらやる」とは違う
●
「新しいこと」を指向し、思考し、試行する
●
他の参加者の興味を惹くことが重要
●
続けるためのモチベーションを探索する
●
じゃ、それはどうやれば身につくの?
長距離走は「頑張らない」
ことを実践しないと続かない
長距離は
苦しんだものは負ける
楽に走ったものが勝つ!!
「駅伝男子プロジェクト」 1巻 p.173
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頑張らないために、レベルを上げよう
●
最初は誰だって限界値は低い
●
続けていると、余裕が見えてくる
●
「できる範囲で」限界までいかない程度に
●
余裕ができるとやってみたいことも増えてくる
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社会的なナニヤラが頭をもたげて
●
「コラボレーション」のコトバの信頼性?
●
やはり、自助努力に帰る必要がある
●
「他人のために頑張る」のは消耗・疲弊の原因
– 「自分が楽しいから」が長続きする秘訣
– オープンソースの「原点」に帰ろう!!
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僕らの「強み」って何だろう?
●
純「体育会系」じゃない
– 緩い・縛りのない人間関係 : 制約のない発想
– 基本的には理科系 : ロジックによる理解・説明
「閾値」
これどう読みますか?
自分は根っからの工学系なので
「いきち」とは読めません
無意識に「しきいち」と読みます
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僕らの「強み」って何だろう?
●
純「体育会系」じゃない
– 緩い・縛りのない人間関係 : 制約のない発想
– 基本的には理科系 : ロジックによる理解・説明
●
共通言語を探し出す「能力」
●
そのためのいろいろな「道具」
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ランニングには 蹴り技がない…………
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ヽ;;ノ;;;;;;;;;;;;;;; .`''`-ヽ--''゙゙゙ ;; '゙ゝヽ-ノ-‐'゙´ ;.i;;;;;;i.フ;;;;;;l′
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.`";'"゙;;;;;;;;;;;;;i、 ヽ_ ゙̄ ̄゛_、 __r::::::::::::::::: ヽ
;;.'ミ;;;;;;;;;:'.、 ゙゙゙゙"'''"~ ‐"":::::::::::::::::::: i
そんなふうに考えていた時期が
俺にもありました
(格闘家・B.Hさん)
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系統立てて、理屈で考えてみる
●
基本的には「前傾姿勢」になる
– 「足を真下に落とす」は垂直方向ではない
– 少し後ろに落ちることになるから、前への反力が
●
ボクシングランニングは大地を蹴るスポーツ
– スピードが速くなると、接地時間も短くなる
– そのときの「衝撃」が反発力になる
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「単位」のハナシ
●
ヒコーキの場合、「ヤードポンドに縛られる」
– 高度はFT / 速度はKT(距離はNM(=1852m))
●
ランナーは、「1キロあたり◯◯分」が常識
●
アナログの時計を想像してください
●
換算しやすい 「10km/h = 6min/km」が基本
「キロ6分は遅いだろ?」って
それが続けられるのであれば
サブ4の記録保持者が
ゴロゴロしてるはず
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余談 : フルマラソン至上主義
●
「サブ◯◯」という勲章
– 何時間、という単位でよく語られる
– そのためには「キロ何分」を維持する必要があるか
●
市民ランナーとしてのひとつの勲章かも
– 野武士的には別にどうでもいいとかなんとか
フルマラソン2時間50分切りは
通称「サブエガ」と呼称します
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明文化されていない慣習について
●
皇居では「反時計回り」を指示されてる
●
大阪城も公式コースは反時計まわり
●
大濠公園もほとんどの人がそう流れている
●
あとで「コースを組む」際に注目しよう
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もうひとつ「余談」
●
遅いひとはインベタで走ろう
– 距離的には短くなるんだが致し方なし
●
アスファルトは5min/km以上で流れている
●
タータン(Tarmac + Urethane)は柔らかすぎる
– むしろ反発をもらいにくいので外にいく
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このセクションのまとめ
●
オープンソース活動と関連付けるのがイイヨー
●
「理屈っぽい」は「整理して考えられるチカラ」
●
ランニングに的した「単位」に親しもう
●
フルマラソンも「通過点」であればいいよね
●
「反時計まわり」という慣習がある
2 : Equipment
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このパートで伝えたいこと
●
100均を最大限活用していきましょう
– そのかわり、本質的に必要なモノには投資する
●
他スポーツの経験があればそれを活かす
●
期間限定!寒い時期で頑張るために
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100均で充分 : 本質的には不要?
●
例えば、ライト類(昼間なら不要になる)
– LEDセイフティライトとか
– COBヘッデンは「練習のために」必要
●
他分野の事例 : 自転車の「ブルベ」でも
– ルール上ベルが必要になってくる
– 実際鳴らすことはないんだから、100均でOK
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まったく同じでないからおもしろい
●
LEDセフティライト : セリアでのみ取扱い
– 左腕に赤色を、右腕に緑色を装着しましょう
– CR2032が指定だが、CR2025も使用可
●
COBヘッデン : 使い方に依存するが
– 「首に装着する」使い方だとCan☆Do製品一択
– ダイソー、セリアのはこの使い方に向かない
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手袋も、その存在意義が重要で
●
必要最低限の「機能」だけを求める
– ランニング用グローブは高い寒い
– サイクリング用は余計な機能がついている
– 片側ずつしか入手できない「野球用」
●
いわゆる「インナーグローブ」で充分
– 寒いときは割り切りも必要
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冬だからこそ早めにお知らせしたい
●
アンダーウェアは「コールドギア」一択
– 20年積み上げてきた信頼と実績
– 「野球用」がオススメ : 外にロゴが出てこない
– 白や青など「野球で使えない」色が安いので
●
赤は意外と値引きされない : こっちはニーズあり
「運動する」シーンには
ヒートテックは不適切だ
ということはぜひ知って欲しい
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これからだと春向けに購買計画をたてる
●
ショップPBの長袖アンダーシャツ
– 色が豊富にあって選択肢としても楽しい
– 機能的にはこれでも充分と思える
●
「ヒートギア」はやはり格が違った...
– ハーフマラソンチャレンジはこれでやってます
– あと、シューズに関しても(後述)
身につける衣類に「綿はダメ」
というのは登山経験者では
もはや常識というか
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他のスポーツからの「展開」
●
自分が装着してる事例
– 夏のアンダーシャツはバスケット用
– 以前は、バスケ用の短パンを重ねていた
– 寒い時期はレッグウォーマーで済ませる
– よって、ロングタイプのスパッツは不要
– スパッツに抵抗がないのは自転車の経験があるから
マラソン大会参加者の服装は
観察してみると興味深い
(スパッツはトップレベルの人だけ
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GPSウォッチって必要ですか?
●
高いレベルを求めるのなら、検討してみて
●
当面はスマートフォンでもいいけれども
– どう持ち運ぶのかという問題にいずれぶつかる
●
2万から3万という投資はやはり大きい?
●
通常、気圧計は必要ないと考えます
Polar Pacer Pro (view on PolarFlow) iPhone (SimpleLoggrer)
ヤマの中では
明らかに計測を
サボっている?
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このセクションのまとめ
●
100均を上手に使うのがコツ
●
金をかけるべきところにかける
●
他スポーツの経験があればそれを活かす
●
GPSウォッチは高いけどいずれ役に立つ
2.5 : Shoes
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このパートで伝えたいこと
●
100均を最大限活用していきましょう
– そのかわり、本質的に必要なモノには投資する
●
他スポーツの経験があればそれを活かす
●
期間限定!寒い時期で頑張るために
シューズに関しては
「本質的に必要なモノ」の最たるもの
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「通販でポチ」はちょっと待って!!
●
自分のサイズをちゃんと把握できているか?
●
0.5cmサイズを上げたり下げたりという部分
●
結論 : 一足目はリアル店舗で購入をオススメ
– 欲しいメーカーがあればちゃんと伝えること
– よっぽど足幅に問題ない限りは聞いてくれるはず
…オレはこれにする これがいい
なんか思い入れでもあるのか?
…オレは小学校でサッカーを始めて以来
ずっとこのメーカーのスパイクで走り続けてきた
相棒みたいなもんだ
「カゼキル」 1巻 p.157
というわけで………
おすすめのシューズはこれだ!
さあ はいてみよう。
あ!靴下!
…試着する時は使用時の靴下じゃないと!
「1518!」2巻p101
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ソックスについて
●
シューズよりも先に購入必要
●
当方は「バスケットボール用」を使用
– CONVERSEのCB16006 : サポートよりも柔らかさ
– 長距離走るには柔らかい方が都合がいい
– カラーバージョンはアマゾンやヨドバシで購入可
●
VaporFly購入時に「ランニング用」を意識した
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店頭ではミニバス用サイズしか置いてない
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VaporFlyは幅が狭めなので薄手のが必要
Nike Vapor Fly Next%2 + GoldWin C3-Fit 5 fingers Socks
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一足だと消耗が速くなるわけで
●
二足目は「同じモデル」を購入しよう
– 同じモデルなので通販もOK
– 量販店の通販はなぜか店頭より安くなる
●
「色違い」を使いまわす
– 当方、Nike Zoom Pegasus 38は予備含め6足所有
Nike Air Zoom Pegasus 38 (GPSrun / Gray / Black-Red / Black-White)
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ペガサス三変化
●
靴ひもの「キツさ」によって性能が変わる
●
通常は「きっちり締めて」使用する
●
緩めた状態でも試してみて欲しい
– リラックスしてウォーキングするならこれでも充分
●
インソールを取っ払って着地感覚を磨く
– この状態で走ることは勧めないが、歩くならアリ
追補 2023/2/5
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購入にすぐ走るのは得策ではない
●
運動経験がない方 : 手元の靴の減りを確認
– かかとが磨り減るのは問題ないです
(トレーニングで前寄りの着地にできるので)
●
左右でバランスが違う場合は先にそれを矯正
OSC広島2021の資料
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「欠点」は考えれば「利点」になりうる
●
100km程度しか実質もたない、と酷評した
– その分安く買えるのだから仕方ない
– クツの「限界」を体験できる珍しい事例
– 「4千円」と言ったのは中学生用の通学シューズ
●
「練習」で寿命を迎えるので遠慮なく潰せる
重要 : 最低限2足を使いまわす
もっと重要 :
デイリートレーナーこそいい奴を
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3足めに何を選ぶか?
●
「薄底」を選ぶのがいい選択だと思う
●
いわゆる「部活用シューズ」と呼ばれる奴
– ナイキだと「ライバルフライ」
– アディダスの「アディゼロRC」
– アシックスの「ハイパースピード」
●
レベルが高ければレース用薄底もあり?
重要 : カーボンプレートはまだ早い
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いわゆる「カーボン入り」はやめとけ
●
走り方が身についてないと確実に怪我する
– お前ズームフライ持ってなかったっけ?
●
薄底で「自分のチカラを引き出せてから」
– ハーフチャレンジはライバルフライ2を使用
– 週に1回程度は薄底ので走ってます
●
なんなら、「高反発タイプ」のがむしろ...
箱根ランナーが使っている
「ヴェイパーフライ」「アルファフライ」
量販店で扱いがないという事実を
謙虚に受け止めよう
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デイリートレーナーでも「反発」は練習可
●
「フォアフットで着地する」ことを意識
●
膝は曲げずに、高い位置から降ろす
– 結果として腰が高い位置で保たれる
●
言葉で説明するのは難しいので...
●
「縄跳び」でジャンプする姿を想像する
– つま先で着地してそのままつま先で飛び上がる感覚
追補 2023/2/5
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100均で買うべきものの「追加」
●
くつ干し用のハンガー
●
時々洗濯する必要も、もちろんある
– 手で触ってみて、反発部材がどこにあるのかを探る
– 自分の手でメンテすると愛着が湧く
●
それよりも、走った後に吊るして干す
– シャツやソックスも汗まみれなんだから...
追補 2023/2/5
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安いから機会があったら複数本購入しておこう
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このセクションのまとめ
●
クツについてはいくらでも語れる危険な部分
●
複数足、同じ奴を使いまわすのが基本
●
日常使うやつこそいいのを用意しよう
– プロも練習用にはそういうのを使ってますよ
●
3足目は「薄底」: カーボンはまだ早い
3 : Strategy
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ようやく走る準備ができた?
●
実はシューズ購入前にちょっとずつ体験して
●
「走る」必要はないです
●
まず、所定の時間「歩く」ことからはじめよう
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「コース」を設定して欲しい
●
スマートフォンにGPSロガーアプリを入れる
●
見つけて欲しいコースは以下の通り
(1) 止まらずに走り続けられる10km程度のルート
(2) 1km以上の周回コースがある公園
(3) ある程度の長さがある登り坂
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ここでようやく関連性が...
●
OpenStreetMapを活用しよう
– 貢献するかどうかは別の段階なので使うだけでOK
– 「義務」とか言い出すとしんどくなる
– OpenCycleMapというプロジェクトもある
(標高を重視してる理由があり登山家にも人気)
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歩くから服装などには制約がかからず
●
スマートフォンどう持ち歩くか問題
●
ウェストベルトを走る「準備」として用意する
– いわゆる「フリップベルト」とかその辺
– 当方はネイサンのヒップスターを所持してます
– スパッツのポケットにはスマホ程度なら入る
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「走る」練習をはじめよう
●
当方は「科学する野球」から取り入れてます
– ヒールストライクだけは違うという意識
– 基本的に、大抵のスポーツは「低い重心を意識」
– 「批判的に読む」習慣が重要
●
「人の話は半分聞く」とC1ランナーでも言及
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キツイから色々試すのもいいのでは
●
キプチョゲ選手の「二軸走法」
– やってみるとわかるが、結構しんどい
●
動物を観察するのもいいと思いますよ
– その辺を歩いているネコに親しもう
– ウマ娘だけじゃなくホンモノの馬を観察しよう
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結論から言うと「フォアフット」
●
縄跳びで飛び跳ねる姿を考えて
– つま先で着地して、そのまま離陸
– 走り方も基本的にはこれ
●
バスケットボールだと「かかとから着地」
– だからかかとにクッションが入るのは当然
– その考えで作られたエアマックスは時代遅れ
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ランニングは大地を蹴る格闘技
●
意識して強く「蹴る」のは間違い
●
前傾姿勢を作る
●
コトバの誤解「真下に着地する」
→前傾姿勢なので着地点は後ろにくる
●
つま先で「跳ねる」感覚を体験しよう
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長い時間走れるようになるために
●
最初「歩くよりも遅くなる」部分がでてくる
→そこでムリをする必要はない
●
そのうち、無理なく続けられるようになる
●
お守り代わりに補給食を持っておこう
– オススメはミニ羊羹(自転車からの輸入)
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速く走れるようになるために
●
この部分については「早すぎる」とは思うが
一応「てがかり」を説明しておきます
●
「反発をもらう練習」を時々やる
●
ウォームアップでジャンプを繰り返すなど
●
お尻やハムストリングス、背中が重要
●
「腸腰筋」というインナーマッスル(いわゆるヒレ肉)
追補 2023/2/5
「速く走るための」動画類は
数え切れないほどあるので
そちらも参考にしてください
(参考文献と一緒に挙げておきます)
追補 2023/2/5
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オープンソースとの関連をもっと
●
心拍や速度などのデータ取りをやろう
– メーカーアプリには限界がある
– もっと詳しく見たいと思うときもある
●
モデリングで理想の走り方を追求する
– Blenderとかはこれから着手したい
– 「ラブライブ!」映画版での走ってるシーン
オープンソースとの関連を深めた
「実装」は今後やっていく方向で
検討中です
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まとめ!
●
あせらずに、じっくりと
●
基本に返りながら
●
着実にやっていきましょう
●
「オープンソース」の支援はいろいろできる
Let’s do it together,
I believe you can!
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January 28th, 2023
参考文献
「駅伝男子プロジェクト」高橋しん (小学館 2023)
「カゼキル GREAT TRAIL RUNNERS」本橋ユウコ (電撃コミックスNext 2022)
「1518!」2巻 相田裕 (小学館 2015)
「マンガでわかる新しいランニング入門」中野ジェームズ修一 他 (池田書店 2017)
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おすすめ動画チャンネル
「【タカヤマラソン】チャンネル」
– トレーニングやストレッチなど
「うたラン / UtaRun Sui」
– 練習動画や身体の使い方、エクササイズなど
「こわだ君(マラソンRunTuber?)」
– 練習動画、論文紹介など
「三津家貴也」
– 身体の使い方・トレーニングなど
「参考にする」観点から
選んでいます。
エンタメ系動画は
この辺から関連リンクを
たどればいろいろ
出てくると思います

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OSC的 今日からはじめるランニング入門 (2023/1/28 E-2)

  • 3. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 オンラインではありますが ● OSC大阪、今年も無事開催されました! ● オンラインだけどライブ感を追求する方針
  • 7. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 オンラインではありますが ● OSC大阪、今年も無事開催されました! ● オンラインだけどライブ感を追求する方針 – 今回の「中継」についてのいきさつは別途 ● そして、福岡LTでの「予告」から実戦投入 – 「湾岸勉強会」もこのパターンだった
  • 8. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 とりあえず自己紹介 ● 「遍路」のトレーニングの一環として走ってます – 公式記録は未所持 (ハーフの距離練習2:05’17”) – 大会は着手が遅かったので来年のエントリを目標 – Polarが示唆してくれてるVO2maxは52 ● 普段はLinuxデスクトップ/写真撮影/湾岸 など – アーカイブ見てくれると嬉しいです
  • 14. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 しかし、「だらだらやる」とは違う ● 「新しいこと」を指向し、思考し、試行する ● 他の参加者の興味を惹くことが重要 ● 続けるためのモチベーションを探索する ● じゃ、それはどうやれば身につくの?
  • 17. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 頑張らないために、レベルを上げよう ● 最初は誰だって限界値は低い ● 続けていると、余裕が見えてくる ● 「できる範囲で」限界までいかない程度に ● 余裕ができるとやってみたいことも増えてくる
  • 18. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 社会的なナニヤラが頭をもたげて ● 「コラボレーション」のコトバの信頼性? ● やはり、自助努力に帰る必要がある ● 「他人のために頑張る」のは消耗・疲弊の原因 – 「自分が楽しいから」が長続きする秘訣 – オープンソースの「原点」に帰ろう!!
  • 19. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 僕らの「強み」って何だろう? ● 純「体育会系」じゃない – 緩い・縛りのない人間関係 : 制約のない発想 – 基本的には理科系 : ロジックによる理解・説明
  • 21. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 僕らの「強み」って何だろう? ● 純「体育会系」じゃない – 緩い・縛りのない人間関係 : 制約のない発想 – 基本的には理科系 : ロジックによる理解・説明 ● 共通言語を探し出す「能力」 ● そのためのいろいろな「道具」
  • 22. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 ランニングには 蹴り技がない………… .i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ;,,_,,;;;;;;;;,,..;、 ,.__..,;_,,,;;;,,;;;;;;;;__,,___....;;;;;;;;;;;;;;;;; :!;;;;;;;;;;;;;;;;;;フ;'"゙゙゙゙゙゙゙゙゙~~ ̄゛ `!i、  ̄´.`''‐ i;;;;;;;;;;;;;;;; . l;;;;;;;;;彡;;;;;ゝ .if'=====ー゙ :: ,.========r ゙i;|.l;;;;;;;;;; ヽ;;ノ;;;;;;;;;;;;;;; .`''`-ヽ--''゙゙゙ ;; '゙ゝヽ-ノ-‐'゙´ ;.i;;;;;;i.フ;;;;;;l′ ゙l;;;;;;;;;;;;`、 ,! : ,、|ll/ ;;;;;;;;r" i;;;;;;;;;;;;;;l、 / ;:;: :.゛゛:l ;;;;;;;;./ '';;;;;;;;;;;;;i i;;;;;;.;:;:;;;;;;;: .i;;;;;;;;;;;;;;; /;;;ゝ ./´:::: ´;:;:;;;;;; ,!;;;;;;;;;;;;;;;;;i ミ;;;;'! .ヽ;;、_;.::__::::;;:: /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;! : 、.-、/;;;|l `;:;:;: ,.ノ.::: :lく;;;;;;;;l゙゙′ ''";;;;;;;;;;;;;'l、 .,, :::::::::___ ・ ,'" :::::: .ヽ;;;;;丶; ;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ, ゙゙--= ゙̄~゛`''>,,._,..,r;" ,,l゙ :::::::::::: i;;;;;; .`";'"゙;;;;;;;;;;;;;i、 ヽ_ ゙̄ ̄゛_、 __r::::::::::::::::: ヽ ;;.'ミ;;;;;;;;;:'.、 ゙゙゙゙"'''"~ ‐"":::::::::::::::::::: i そんなふうに考えていた時期が 俺にもありました (格闘家・B.Hさん)
  • 23. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 系統立てて、理屈で考えてみる ● 基本的には「前傾姿勢」になる – 「足を真下に落とす」は垂直方向ではない – 少し後ろに落ちることになるから、前への反力が ● ボクシングランニングは大地を蹴るスポーツ – スピードが速くなると、接地時間も短くなる – そのときの「衝撃」が反発力になる
  • 24. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 「単位」のハナシ ● ヒコーキの場合、「ヤードポンドに縛られる」 – 高度はFT / 速度はKT(距離はNM(=1852m)) ● ランナーは、「1キロあたり◯◯分」が常識 ● アナログの時計を想像してください ● 換算しやすい 「10km/h = 6min/km」が基本
  • 26. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 余談 : フルマラソン至上主義 ● 「サブ◯◯」という勲章 – 何時間、という単位でよく語られる – そのためには「キロ何分」を維持する必要があるか ● 市民ランナーとしてのひとつの勲章かも – 野武士的には別にどうでもいいとかなんとか
  • 28. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 明文化されていない慣習について ● 皇居では「反時計回り」を指示されてる ● 大阪城も公式コースは反時計まわり ● 大濠公園もほとんどの人がそう流れている ● あとで「コースを組む」際に注目しよう
  • 29.
  • 30. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 もうひとつ「余談」 ● 遅いひとはインベタで走ろう – 距離的には短くなるんだが致し方なし ● アスファルトは5min/km以上で流れている ● タータン(Tarmac + Urethane)は柔らかすぎる – むしろ反発をもらいにくいので外にいく
  • 31. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 このセクションのまとめ ● オープンソース活動と関連付けるのがイイヨー ● 「理屈っぽい」は「整理して考えられるチカラ」 ● ランニングに的した「単位」に親しもう ● フルマラソンも「通過点」であればいいよね ● 「反時計まわり」という慣習がある
  • 33. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 このパートで伝えたいこと ● 100均を最大限活用していきましょう – そのかわり、本質的に必要なモノには投資する ● 他スポーツの経験があればそれを活かす ● 期間限定!寒い時期で頑張るために
  • 34. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 100均で充分 : 本質的には不要? ● 例えば、ライト類(昼間なら不要になる) – LEDセイフティライトとか – COBヘッデンは「練習のために」必要 ● 他分野の事例 : 自転車の「ブルベ」でも – ルール上ベルが必要になってくる – 実際鳴らすことはないんだから、100均でOK
  • 35. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 まったく同じでないからおもしろい ● LEDセフティライト : セリアでのみ取扱い – 左腕に赤色を、右腕に緑色を装着しましょう – CR2032が指定だが、CR2025も使用可 ● COBヘッデン : 使い方に依存するが – 「首に装着する」使い方だとCan☆Do製品一択 – ダイソー、セリアのはこの使い方に向かない
  • 36. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 手袋も、その存在意義が重要で ● 必要最低限の「機能」だけを求める – ランニング用グローブは高い寒い – サイクリング用は余計な機能がついている – 片側ずつしか入手できない「野球用」 ● いわゆる「インナーグローブ」で充分 – 寒いときは割り切りも必要
  • 37. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 冬だからこそ早めにお知らせしたい ● アンダーウェアは「コールドギア」一択 – 20年積み上げてきた信頼と実績 – 「野球用」がオススメ : 外にロゴが出てこない – 白や青など「野球で使えない」色が安いので ● 赤は意外と値引きされない : こっちはニーズあり
  • 39. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 これからだと春向けに購買計画をたてる ● ショップPBの長袖アンダーシャツ – 色が豊富にあって選択肢としても楽しい – 機能的にはこれでも充分と思える ● 「ヒートギア」はやはり格が違った... – ハーフマラソンチャレンジはこれでやってます – あと、シューズに関しても(後述)
  • 41. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 他のスポーツからの「展開」 ● 自分が装着してる事例 – 夏のアンダーシャツはバスケット用 – 以前は、バスケ用の短パンを重ねていた – 寒い時期はレッグウォーマーで済ませる – よって、ロングタイプのスパッツは不要 – スパッツに抵抗がないのは自転車の経験があるから
  • 43. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 GPSウォッチって必要ですか? ● 高いレベルを求めるのなら、検討してみて ● 当面はスマートフォンでもいいけれども – どう持ち運ぶのかという問題にいずれぶつかる ● 2万から3万という投資はやはり大きい? ● 通常、気圧計は必要ないと考えます
  • 44. Polar Pacer Pro (view on PolarFlow) iPhone (SimpleLoggrer) ヤマの中では 明らかに計測を サボっている?
  • 45. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 このセクションのまとめ ● 100均を上手に使うのがコツ ● 金をかけるべきところにかける ● 他スポーツの経験があればそれを活かす ● GPSウォッチは高いけどいずれ役に立つ
  • 47. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 このパートで伝えたいこと ● 100均を最大限活用していきましょう – そのかわり、本質的に必要なモノには投資する ● 他スポーツの経験があればそれを活かす ● 期間限定!寒い時期で頑張るために シューズに関しては 「本質的に必要なモノ」の最たるもの
  • 48. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 「通販でポチ」はちょっと待って!! ● 自分のサイズをちゃんと把握できているか? ● 0.5cmサイズを上げたり下げたりという部分 ● 結論 : 一足目はリアル店舗で購入をオススメ – 欲しいメーカーがあればちゃんと伝えること – よっぽど足幅に問題ない限りは聞いてくれるはず
  • 51. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 ソックスについて ● シューズよりも先に購入必要 ● 当方は「バスケットボール用」を使用 – CONVERSEのCB16006 : サポートよりも柔らかさ – 長距離走るには柔らかい方が都合がいい – カラーバージョンはアマゾンやヨドバシで購入可 ● VaporFly購入時に「ランニング用」を意識した
  • 52. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 店頭ではミニバス用サイズしか置いてない
  • 53. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 VaporFlyは幅が狭めなので薄手のが必要 Nike Vapor Fly Next%2 + GoldWin C3-Fit 5 fingers Socks
  • 54. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 一足だと消耗が速くなるわけで ● 二足目は「同じモデル」を購入しよう – 同じモデルなので通販もOK – 量販店の通販はなぜか店頭より安くなる ● 「色違い」を使いまわす – 当方、Nike Zoom Pegasus 38は予備含め6足所有
  • 55. Nike Air Zoom Pegasus 38 (GPSrun / Gray / Black-Red / Black-White)
  • 56. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 ペガサス三変化 ● 靴ひもの「キツさ」によって性能が変わる ● 通常は「きっちり締めて」使用する ● 緩めた状態でも試してみて欲しい – リラックスしてウォーキングするならこれでも充分 ● インソールを取っ払って着地感覚を磨く – この状態で走ることは勧めないが、歩くならアリ 追補 2023/2/5
  • 57. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 購入にすぐ走るのは得策ではない ● 運動経験がない方 : 手元の靴の減りを確認 – かかとが磨り減るのは問題ないです (トレーニングで前寄りの着地にできるので) ● 左右でバランスが違う場合は先にそれを矯正
  • 59. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 「欠点」は考えれば「利点」になりうる ● 100km程度しか実質もたない、と酷評した – その分安く買えるのだから仕方ない – クツの「限界」を体験できる珍しい事例 – 「4千円」と言ったのは中学生用の通学シューズ ● 「練習」で寿命を迎えるので遠慮なく潰せる
  • 62. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 3足めに何を選ぶか? ● 「薄底」を選ぶのがいい選択だと思う ● いわゆる「部活用シューズ」と呼ばれる奴 – ナイキだと「ライバルフライ」 – アディダスの「アディゼロRC」 – アシックスの「ハイパースピード」 ● レベルが高ければレース用薄底もあり?
  • 64. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 いわゆる「カーボン入り」はやめとけ ● 走り方が身についてないと確実に怪我する – お前ズームフライ持ってなかったっけ? ● 薄底で「自分のチカラを引き出せてから」 – ハーフチャレンジはライバルフライ2を使用 – 週に1回程度は薄底ので走ってます ● なんなら、「高反発タイプ」のがむしろ...
  • 66. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 デイリートレーナーでも「反発」は練習可 ● 「フォアフットで着地する」ことを意識 ● 膝は曲げずに、高い位置から降ろす – 結果として腰が高い位置で保たれる ● 言葉で説明するのは難しいので... ● 「縄跳び」でジャンプする姿を想像する – つま先で着地してそのままつま先で飛び上がる感覚 追補 2023/2/5
  • 67. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 100均で買うべきものの「追加」 ● くつ干し用のハンガー ● 時々洗濯する必要も、もちろんある – 手で触ってみて、反発部材がどこにあるのかを探る – 自分の手でメンテすると愛着が湧く ● それよりも、走った後に吊るして干す – シャツやソックスも汗まみれなんだから... 追補 2023/2/5
  • 68. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 安いから機会があったら複数本購入しておこう
  • 69. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 このセクションのまとめ ● クツについてはいくらでも語れる危険な部分 ● 複数足、同じ奴を使いまわすのが基本 ● 日常使うやつこそいいのを用意しよう – プロも練習用にはそういうのを使ってますよ ● 3足目は「薄底」: カーボンはまだ早い
  • 71. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 ようやく走る準備ができた? ● 実はシューズ購入前にちょっとずつ体験して ● 「走る」必要はないです ● まず、所定の時間「歩く」ことからはじめよう
  • 72. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 「コース」を設定して欲しい ● スマートフォンにGPSロガーアプリを入れる ● 見つけて欲しいコースは以下の通り (1) 止まらずに走り続けられる10km程度のルート (2) 1km以上の周回コースがある公園 (3) ある程度の長さがある登り坂
  • 73. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 ここでようやく関連性が... ● OpenStreetMapを活用しよう – 貢献するかどうかは別の段階なので使うだけでOK – 「義務」とか言い出すとしんどくなる – OpenCycleMapというプロジェクトもある (標高を重視してる理由があり登山家にも人気)
  • 74. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 歩くから服装などには制約がかからず ● スマートフォンどう持ち歩くか問題 ● ウェストベルトを走る「準備」として用意する – いわゆる「フリップベルト」とかその辺 – 当方はネイサンのヒップスターを所持してます – スパッツのポケットにはスマホ程度なら入る
  • 75. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 「走る」練習をはじめよう ● 当方は「科学する野球」から取り入れてます – ヒールストライクだけは違うという意識 – 基本的に、大抵のスポーツは「低い重心を意識」 – 「批判的に読む」習慣が重要 ● 「人の話は半分聞く」とC1ランナーでも言及
  • 76. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 キツイから色々試すのもいいのでは ● キプチョゲ選手の「二軸走法」 – やってみるとわかるが、結構しんどい ● 動物を観察するのもいいと思いますよ – その辺を歩いているネコに親しもう – ウマ娘だけじゃなくホンモノの馬を観察しよう
  • 77. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 結論から言うと「フォアフット」 ● 縄跳びで飛び跳ねる姿を考えて – つま先で着地して、そのまま離陸 – 走り方も基本的にはこれ ● バスケットボールだと「かかとから着地」 – だからかかとにクッションが入るのは当然 – その考えで作られたエアマックスは時代遅れ
  • 78. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 ランニングは大地を蹴る格闘技 ● 意識して強く「蹴る」のは間違い ● 前傾姿勢を作る ● コトバの誤解「真下に着地する」 →前傾姿勢なので着地点は後ろにくる ● つま先で「跳ねる」感覚を体験しよう
  • 79. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 長い時間走れるようになるために ● 最初「歩くよりも遅くなる」部分がでてくる →そこでムリをする必要はない ● そのうち、無理なく続けられるようになる ● お守り代わりに補給食を持っておこう – オススメはミニ羊羹(自転車からの輸入)
  • 80. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 速く走れるようになるために ● この部分については「早すぎる」とは思うが 一応「てがかり」を説明しておきます ● 「反発をもらう練習」を時々やる ● ウォームアップでジャンプを繰り返すなど ● お尻やハムストリングス、背中が重要 ● 「腸腰筋」というインナーマッスル(いわゆるヒレ肉) 追補 2023/2/5
  • 82. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 オープンソースとの関連をもっと ● 心拍や速度などのデータ取りをやろう – メーカーアプリには限界がある – もっと詳しく見たいと思うときもある ● モデリングで理想の走り方を追求する – Blenderとかはこれから着手したい – 「ラブライブ!」映画版での走ってるシーン
  • 84. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 まとめ! ● あせらずに、じっくりと ● 基本に返りながら ● 着実にやっていきましょう ● 「オープンソース」の支援はいろいろできる
  • 85. Let’s do it together, I believe you can!
  • 86. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 参考文献 「駅伝男子プロジェクト」高橋しん (小学館 2023) 「カゼキル GREAT TRAIL RUNNERS」本橋ユウコ (電撃コミックスNext 2022) 「1518!」2巻 相田裕 (小学館 2015) 「マンガでわかる新しいランニング入門」中野ジェームズ修一 他 (池田書店 2017)
  • 87. OSC 2023 Osaka / Online January 28th, 2023 おすすめ動画チャンネル 「【タカヤマラソン】チャンネル」 – トレーニングやストレッチなど 「うたラン / UtaRun Sui」 – 練習動画や身体の使い方、エクササイズなど 「こわだ君(マラソンRunTuber?)」 – 練習動画、論文紹介など 「三津家貴也」 – 身体の使い方・トレーニングなど 「参考にする」観点から 選んでいます。 エンタメ系動画は この辺から関連リンクを たどればいろいろ 出てくると思います