2つのURLとそれらのURL間で共有される認証情報を使った、簡易的な認証システムの提案

1. 2つのURLとそれらのURL間で共
有される認証情報を使った、簡
易的な認証システム

2. 問題提起
• ファイルの受け渡しにURLとパスワードを別のメールで送るとか今時
どうか？
• パスワードフリーで行こう！

3. パスワードからの解放
• １つめのURLを踏む → 鍵ゲット
• ２つめのURLを踏む → ファイルをゲット
• 同じサイトならCookieとか読めるし、２つめのURLを踏まれた時に１つ
めのURLを踏んだ後が見つかればOKでしょ

4. 「2つのURLとそれらのURL間で共有される認証情報を使った、簡易的な認証システム」（以下、本システム）とは、
インターネットに置いてファイルの受け渡しをする際、以下の2通のメール
・URLの書かれたメール
・そのURLにアクセスするためのパスワードの書かれたメール
を別々に送信することにより、
どちらか一方が他人の手に渡っても、ファイルに対してアクセス出来ないようにする「割り符」的な手法が散られることがあるが、
これをさらに簡単にする方法である。
本システムは、以下の2つの機能を有する。
・ダウンロード用のURL（以下、ダウンロード用URL）を発行する機能
・ダウンロードするための鍵を得るためのURL（以下、鍵用URL）を発行する機能
ファイルの送り手は、ダウンロード用のURLと鍵用URLを別々のメールに記載してファイルの受け取り手に送付する。
ファイルの受け取り手は鍵用URLにアクセスし、次にダウンロード用URLにアクセスすることでパスワードの入力等の面倒なしにファイル
をダウンロード出来る。
この際、どちらか一方のURLが他人の手に渡ってもファイルにアクセス出来ないことは従来通りの機能を持ちながら、
パスワードの入力という手間が無い所が本システムの新しい所である。
本システムで鍵用URLにアクセスした者だけがダウンロード用URLにアクセスした時にダウンロードが可能になる仕組みは、
Cookieやローカルストレージなど1つのサイトで共有されるストレージに認証情報を格納する所にある。
そのため、以下の制約が生じる。
・本システムが発行するダウンロード用URLと鍵用URLは同じサイトを指さなくてはいけない。
・ファイルの受け取り手は、ダウンロード用URLと鍵用URLに同じブラウザ（１つのサイトのストレージ共有するのであれば必ずしも同じで
なくても良い）を使用してアクセスしなければならない。