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東京理科大MOT 2011-10-22 公開授業
- 1. 東京理科大 MOT
坂本氏による説明 2011.10.22
出席者来訪経路
ホームページからが大半
シーテック(展示会)
MOT シンポジウム(2 週間前)
科学技術と経営の実践的融合を目指す。
ABC,
Account(頭脳、ロジック),
Business(臨場感)
Consultant(相談、お話)
2 年間で 300 万円以上であるが、10 年間返済の奨学金制度を使えば、卒業後毎月 2 万円程度で
済む。
■実際の授業を体験。(会場移動)
MOT 1 年 担当教員:伊丹敬之氏
ケースブック 経営戦略の論理(教科書)をもとに、学生がその中から自分で好きな事例を選んでさらに
授業の前日までに経営戦略レポートをメールで送る。
そして先生がレポートを査読し、授業に使えそうなものを取捨選択し授業用にコピー配布を展開する。
毎回提出したレポートはその翌週に点数を付けて返却される。今回の最高点は 8.5 点、最低 5.5 点
(なかには前週のレポートを提出する者もいる)
今回のレポート印象:
- 2. 市場
企業 顧客
競合
どちらを主軸にしてレポートしているのかブレテいないか?
競争らしい戦略を取り上げていないのでは?
・日立車両のアルミ車体が他社に「やられた」ケースをレポートするのは少し観点ズレ。
・規格外の LED(不良品)を派手な電飾用のパチンコ向けとしてセールス展開した。
・東レ液晶用のカラープリンタ(大型用の液晶パネルに他社多数でビジネスにならなくなった)→それを携
帯用に展開して成功した。
差別化の武器 (意図と現実)
現実は顧客判断・・・差別化は評価されないこともある
価格
製品
サービス・ブランド
差別化は顧客側で生まれなければならない。
- 3. ■ケース1
独自レポート Softbank と au との競争 スマートフォン戦略を取り上げる。
教室内で au iPhone4S ユーザはゼロ。また SBM から au へ乗り換える余地があるならば「つながりやす
さ」か「孫正義に対するイメージが好きではない」とか。
・独自レポートの差別化へのツッコミ
①:通信速度の差は補助的サービスなのかハードウェア(通信)の機能差なのか?
→補助的サービスは購入しやすさやアフターサービスではないか?
Ex.) ヤマト運輸のサービスと補助的サービスはどのようにして区別するのか?
教科書で示した製品のサービスは何、補助的サービスは何であるか区別できるか?
→荷物を運ぶのがサービスで、代引きサービスは補助サービス
SBM 側
・価格下げる
・iPad は通信料タダで
・プランの切り換えし(孫さんに守ってもらいたい?)
・調達拡大→サービス向上
・通信安定性向上(基地局拡大、周波数拡大(政策依存))・・・現実的に数年
→現実的ではない
→通信速度(体感)は個人差がある
10 月 5 日に au が iPhone4S 発売した、SBM はどうなる(どうする)?
・SBM が調達を増やして、au へ必要台数が行き渡らないようにする
価格競争に au が乗ってくると、SBM は政府やマスコミを巻き込んだイメージ戦略を展開するのではない
か?
これらは、競合相手へ困らせる戦略でしかない。
- 5. ■ケース3:N社 レーザダイオード事業
競争相手は「既存 固体レーザ(規模が大きい)、ガスレーザ光源メーカ」
紫
大手エレクトロニクス
N社
産業用:小サイズが潜在需要を掘り起こし
赤
// 戦略用ポイントはどこか?
産業用途電源が当初なかったが、小型化したことによりニーズが高まった
医療用の患部マーカと反応するレーザ照射
お客様あるいは異業種との相乗効果は?
→ニーズ・シーズからウォンツを見出し産業拡大へつながった
→北米企業とのジョイントビジネスにも見出した(が、新規参入のコストに見合ってない)
競争相手を意図しない協力者にした:結果として
→競争戦略を視野に入れるとき大事。他の戦略との協力関係になることもある。