2006年Debian勉強会にての発表資料

1. Jamon, Tinto vino, Por favor.
スペインExtremadura州
Debian i18n会議報告
Debian Project
武藤 健志
＜kmuto@debian.org>

2. Agenda
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会議の概要紹介
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i18nタスクフォース
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翻訳支援システム「Pootle」
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その他、日本における今後のDebian i18n/l10n
活動について議論
– i18n = 国際化（プログラムの修正など）
– l10n = 地域化（翻訳など）

3. 今回のi18n会議とは
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Debian国際化作業関係者が集まった少人数会議
– i18nプログラマ、翻訳コーディネータ、翻訳者など
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スペインExtremadura州が全面的に開催支援
– DebianベースのLinExディストロ
– debian-installer(1月), embedded(4月),
DebianEdu(6月), Quality Assurance(12月予定)

4. スペイン基本情報
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Reino de Espana
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人口4271万人
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17の自治州
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圧倒的多数がカトリック教
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公用語はスペイン語
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EUに属し、通貨はユーロ
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寒暖の激しい大陸性気候（15〜30度）
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日本からは乗り継ぎで15時間程度
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時差は-7時間
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5. ロジスティックス
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CREOFONTE
– 宿舎兼会議場
– マドリードからバスで5時間
（Amsterdam-Barajasの飛行機
より長い）
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航空券、滞在費、食費は州が負担
– ロジ/ローカルコーディネート
担当だったCesar

6. 会議内容
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Debianにまつわるi18n/l10n作業の改善
– 翻訳支援システム
– DDTP/DDTS
– i18nタスクフォース
– Debianインストーラの今後と
安定板の更新方法
– フォントおよび入力メソッド
– インフラストラクチャ整備
– 議長Christian Perrier

7. 参加メンバー
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各国から23名
– 共通語は英語

8. スケジュール進行
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3日間ひたすら食事、会議、食事、会議、…
– 食事中も議論が！
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PCよりホワイトボードを活用
– テーマはある程度wikiやメーリングリストで
絞り済み

9. i18nタスクフォース
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よろず国際化相談承ります？ on ML,IRC,wiki
匠匠

10. たとえば…
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BTSに出した翻訳やパッチが一向に取り込まれ
ないんだけど…
– はい、NMU!
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どう国際化したらいいのかわからない…
– 相談に乗りまっせ！
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言語固有のこんな問題、どうしたらいい？
– 経験豊富な各言語利用のメンバーがお答えします！

11. タスクフォースの今後の展開
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ハードウェアリソース
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ソフトウェアリソース
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ヒューマンリソース
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とりあえずi18n NMUキャンペーン実施中

12. Pootle
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poフォーマット用の翻訳支援Webシステム
– WordForge Projectの成果物の1つ
– 南アフリカのFriedelらが開発
– po/XLIFF/Qt.rs/CSVのインポート/エキスポート
poって？
ある文章を単語単位あるいは適当に区切って、
msgid行に原文、msgstrに訳文を入れた
フォーマット。こんなの↓ 詳しくは資料参照
msgid ”orange”
msgstr ”オレンジ”

13. 使ってみるには
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pootleパッケージ
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データの用意
– GNU gettext
– po-debconf
– po4a / poxml
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デモってみます

14. Pootleの今後の課題（の山）
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この死ぬほど使いにくいUIをなんとかする
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データベースの活用
– TM、一括変換、グロッサリの作成機能など
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第二言語サポート
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翻訳ライセンス
– debconf翻訳はLGPL?
msgid ”orange”
msgstr[es] ”naranja”
msgstr ”〜”

15. 今後・来年は？
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来年も開催予定
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会議の続く限り、日本でDebian i18n/l10n活動
してるヒトに順に参加してもらう
– Debconfカンファレンスにも参加して発言しておく
となおヨシ
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協力者随時募集中！