長野市葬祭場の更新に伴い、利用料金が値上げされ、またそれに伴い葬祭具の貸し出し料・販売価格の改定が行われた。１２月定例会前に議員あてに配布された説明資料は、誤りまたは不足な点が散見され、説明責任の点で問題あるものであった。小泉は、値上げにも関わらず、経済的な弱者のための減免規定の運用に不安があることと、議会への説明に不足があったとして反対討論。また他の議員は、資料の斎場料金平均値の算出に、誤りがあったと主張した。

1. 5
平成2 5 年1 1 月2 0 日
会派総会資料
■長野市斎場 及び葬祭具等 の
料 金 改 定 につ いて
生活部市民課 斎場対策室
改定の要旨
・
新斎場供用開始 による利用料金の設定
・ の飾付、
霊柩車運行、
祭壇
葬祭具販売の葬儀 ・
葬祭事業の見直し
2
1.長 野市斎場 の整 備方針
斎場 名
現
況
方
針
44年)
築年 :S44年10月(築
敷地面積 :5,816耐
建築面積 :671.58耐
火葬炉数 :4基
新市場供用開始予定 : H 2 6 年1 0 月
約
敷地面積 : 1 1 , 5 7 6 . 9 5 n I (2 倍)
( 4
)
建築面積 : 2 , 8 9 1 . 1 5 耐 約 . 3 倍
5 基、
火葬炉数 : 6 基( 人
胞衣炉1 基)
体炉
松 代斎 場
(松
代町東寺尾)
築年 :S55年3月 (築33年)
敷地面積 :4,607.8nf
建築面積 :307.63ポ
火葬炉数 :2基
新斎場供用開始予定:H27年3月
敷地面積 :23,600耐(約51倍 )
10.6倍
)
建築面積 :3,253,87nf(約
火葬炉数 :6基(人体炉5基 、
胞衣炉 1基)
犀 峡斎 場
(信
州新町)
築年 :S63年1月 (築25年)
敷地面積 :1,092.04耐
建築面積 :181.72nf
火葬炉数 :1基
当面現状のまま活用
裾 花斎 場
(鬼
無里)
1
3
築年 : S 5 0 年 0 月( 集 8 年)
:2,106耐
敷地面積
建築面積 : 9 5 6 5 耐
火葬炉数 : 1 基
用途廃止
大峰新斎場供用開始に合わせ、
40年)
築年 :S48年10月 (築
敷地面積 :1,745nf
建築面積 :361,52耐
火葬炉数 :3基
組合でも
新斎場 建設事業を推進中
新斎場予定地を中野市 (旧豊田村)へ移転予定の
ため、
本市 は新斎場建設事彙には不多加
大 峰斎 場
(箱
清水)
北信 保健 衛生
施設 組合斎 場
( 豊野町川 谷)

2. 3
2.斎 場 の整備スケ ジュール
業務委託
大峰 市場
じ
誓 奎
漱咄
を
。
111]￨[百
年r
In,
一か
ヽ
栞務委託
松代市場
腱柩車運行
〕
指ヌ
算祭具販売
業務委託
月 峡斎場
口
反)
JJ
霊柩車運行
指寅
業務委託
裾花斎場
と
し
ヽ
￨
t
●
し
※北信保健衛生施 設組合 の新斎場 は、
平成 28年 供用開始予定
3 . 斎 場 利用 料金の考 え方
(1)大 口
峰 松代新斎場 の 利用料金 の 考 え方
◎斎場 の 利用者負担 は 、
管理運営費 の5 0 %
ービ の利用者の負担に関する
「
ス
が 長野市行政改
行政サ
基準」 、
益者負担に関する
り
革推進審議会(受
検討部会)の
答申によ 策定
(平 19年度)
成
◎大峰 ・ 代新斎場 の 市 民料金 は、 人 (12歳 以上 )の料
大
松
金 を管 理運 営費 の50%に 設定
◎大人以外の市 民料金 は、
他市 の 状況等を勘 案 し
設定
◎市 民外料金 は、
建設費を含 め 実費相 当額
(2)犀 峡斎場 の 利用料金 の考 え方
◎犀峡斎場 の 料金 は、 行料 金 の8,000円 から消費税 3%
現
て
(240円 程度)増 とし も、 円単位 の 増分 にはならないこと
千
から据 え置き。
4

3. 5
4.市 民料金の算出
(1)管
理運営経費 比 較
区
24平 均)
現行経費 (H20∼
分
34,278,654
10,632
74,051,484
割 ・ C(A+B)
卜…
9,163
39,772,830
(人
件費)
新斎場経費 (試算)
1件 当たり
平均額
・A
管理費 ・・
(燃 改修費等)
料、
B
運営費 …Ⅲ
管
理
運
営
費
(単位 :円)
19,795
見込額
1件 当たり
67,381,016
15,314
73,872,778
16,789
141,253,794
32,103
2,442,000
555
138,811,794
31,548
D
太 陽光 売電収 入 ¨ ・
―
計 ・ E(C― D)
74,051,484
37,025,742
F
適 正 利用 料金 … ・
(E X 50%)
19,795
9,526
69,405,897
15,77t
、
/年 新斎場経費 は4,400件
/年で算出。
※ 1件 当たり
経費は、
利用件数3,741件 、
※Fの適正料金には、
胞衣などの料金も含む。
市民外料金、
IL矢 付
t/リ
・ヽ
,″
/″
´
キ /,A｀
ノ
(2)大峰 ・
松代新斎場 の市民料 金 (
区
分
1 2 歳以上
( 単位 : 円)
￢民料金
現行料金
新料金 ,
中核市平均
新斎場平均
9,339
12,614
(13,094)
(17,499)
8,000
15,000
5,000
8,000
死 産児
3,000
5,000
2,941
3,858
胞衣 (胎盤等 )
2,000
2,000
1,815
2,789
人体 の 一 部
2,000
2,000
3,163
3,514
改葬
3,000
5,000
3,385
7,875
3,755
4,885
2,653
3,356
0 は 待合室 込
1 2 歳未満
()は
待合室込
待合室
霊安室 (1日)
粉骨
火葬 料込
火葬料込
無料
1,000
未対応
2,000
5,800
8,273
(9,555)
(13,158)
事例なし
事例な し
オ 市民無料の 中核市9市 あり
民無料の中核市 9 市
。
4 2 市の平均。
※ 中核市平均 は、
待合室料については2 1 市が料金設定あり
H16年 度以降に新設さ た34斎 場の平均
※ 新斎場平均は、
れ
6

4. 7
5。 市民外料金の算出
( 1 ) 新斎 場 建 設 費 ( 試算 )
ア、
大峰新斎場建設費( 試
算)
項
金
目
・A
建設費総見込額 ・・
B
内起債対象額 ¨・
交付 税措置見込額 "。C
一般財源見込額 …・
D
1件 当たり
E
建設費 ¨・
額
備
考
50年 分大規模改修経費込
3,005,450千 円
2,061,539=F円
1,370,923f円
BX095X07
1,634,527千 円
A― C
14,859円
D/50年
/2,200件
大
松代新斎場は、 峰新斎場 の1 1 倍
イ、
松代新斎場建設費 ( 試算 )
の
規模で 、
あり 用地費の一般財源分
1,634,527千 (D)Xl.1+87,100千 円 (87,100千円)を 算し
円
加 積算。
17,137円 "。F
50年 X2,200件
〓
ウ、
新斎場建設費平均 ( 1 件当たり
)
(E+F)/2 = 15,998円
≒ 15,000円
〓
+建
451000円
外料金(大
人):管 営費30,000円 設費15,000円
理運
市民
8
2 ) 大峰 ・ 代新 斎 場 の 市 民外料 金 ( 案)
松
区
市 民外料金
分
現 行料金
1 2 歳以上
新 料金
中核市 平 均
新斎場平均
45,652
43,639
(55,417)
(56,472)
30,000
45,000
18,000
27,000
10,000
15,000
15,293
14,419
胞衣 (胎盤等)
2,000
2,000
6,242
10,206
人体の 一 部
2,000
6,000
10,560
13,431
10,000
15,000
15,500
14,625
9,765
12,833
6,600
13,731
0 は 待合室込
1 2 歳未満
0 は 待合室込
死産児
改葬
火葬 料込
待合室
粉骨
火葬料込
無料
3,000
未対応
重安室 (1日 )
29,836
(39,601)
6,000
事例なし
27,130
(39,963)
事例なし
埜
,,電型 謹 事襲疲リ旦爆よ 一縄最宅 む
異 燿 籠碁易ダ栞筑肇棚 想 υ脇
・
ため 、
市内 市外 の判別 が難 しいことから同
料金 と
する。

5. 6.I祭 壇飾付 け
9
しし 業
(貸出 )事 ⇒ 匿 □
巨
(1)事
業実績
年度
H1011 H15″
件数
305
件
H21
H22
H23
H24
23
64
H24内 訳】
【
り
祭 壇 男 1
使 用料金額
H20
23
17
18
14
/ ・
1号
1 2号
1 3号
15,000円
10,500円
1,400円
2
45,000円
4
7
1
数
/I1 4号
/
‐ 「
7 . 霊 柩 自動 車運 行事業 ⇒
(1)現 行料 金及び事 業実績
市 内運 行 7,000円
市 外運 行 10,500
10
匝 □
10kmを 超えた場合、
lkmま でごと
に230円加算
8,775,100
7,447,192
1,061,045
1件 当たり 費
経
″(車両購 入費込 )
7,677
1,208件
( 2 ) 霊 柩 自動車運行事 業 の 方 向性
JA葬 祭サ ー ビ
スには 、
指定 管
理者制 度導 入
後は、
自社 運行
す るよう申し入
れ、
7解 済 み 。
・
3台
指定管理者 の 指定事 業とし、 体制 (本庁 2台 、 州新 町支所 1台 )を
信
2台 体制 (松代新斎場 、 州新町支所 に各 1台 )に減車縮小。
信
・ 業収支 (管理運営経費 )は、
プラスであることか ら、 内運 行料金 は据 え
市
事
― 料金 (12,000円
)に改定し、
当面事 業継 続。
置きとし、 外運行を均
市

6. 11
8.葬 祭具販売事業 ⇒
(1 ) 平
成 2 4 年度事 業実 績
販売金額 (円)
区 分
販売単価 (円)
販売数 (個
)
棺
1∼ 4号
17,000∼ 1,300
231
2,524,400
骨箱
1∼ 4号
2,600∼ 650
218
378,950
位牌
1∼ 4号
2,000∼ 650
204
260,900
棺小物
1∼ 4号
11,200∼ 750
135
580,700
6,800
6
品
目
神式小物
大・ ・
中 小
小人棺
40,800
22,200
5,000∼ 1,800
小人骨箱
450
9
4,050
小人位牌
600
3
1,300
七 本塔晏
850
82
72,250
1,400
81
116,200
鍬
250
75
18,750
風 呂敷
350
172
63,000
霊前 セット
243,500
その他 (15品 目)
4,327,500
計 41品 目
12
(2)事 業内容 の見直し
から、
ていること
民間においても同種 のサ ー ビスを実施 し
将来的 には廃 止
・
次
と
する方針 であるが、
現状 では需要 (直葬 家族葬など)があることから、
い、
のとおり
理 者 へ の 指定事 業とし
て当面実施する。
見直 し
を行
指定 管
ア、
販売物品 の縮 小
現 行 では、
棺を1∼ 4号 に区分するなど同種 物 品 で複 数種を販売 している
ことか ら、
社会的弱者 向けに特化し、
単種類 の販売 品 目に事 業を縮 小する。
⇒ 20品 日程度 へ )
41品 目
(現在 、
イ、
仕入値 に対する販売価格 の 不均衡 是 正
品 日(参考例)
4号 棺
1号 骨箱覆 い
H24実 績
仕 入値
販売価格
比率
7,581円
1,300円
0.17
2,200F]
5.51
399円
仕 入額計
2,694,736円
販 売額計
4,327,500円
利益率最低
● 利益率最高
差額
1,632,764円
平均比率
1.6
※組 立て、
販売経 費を含 め、 入価格 の1.6倍
を参考 に、
価格調整する。
保管、
仕