Mais conteúdo relacionado Semelhante a 校種間におけるコンピュータ支援語学学習態度の変容:中学生・高校生・大学生を対象とした多母集団の同時分析を用いて (20) Mais de Yusaku Kawaguchi (19) 校種間におけるコンピュータ支援語学学習態度の変容:中学生・高校生・大学生を対象とした多母集団の同時分析を用いて5. 研究背景
•学習者要因
–適性
•ほぼ変化しない
–ビリーフ
•変化しづらいことも
–学習方略
•ある程度変化する行動特性
–態度
•方略・ビリーフなどを包括
•ある程度変化する
–動機づけ
•変わりやすい
変化しやすさ
低
高 8. 研究背景
•先行研究
–尺度の作成
•CALL態度についての調査(e.g., 真野・大須賀, 2005)
•ただ,これまでのCALLに関する尺度では構 成概念妥当性および信頼性が考慮されてい ないものが多い(Vandewaetere & Desmet, 2009) 10. 研究背景
•コンピュータ支援語学学習態度尺度
(川口・草薙, 2014)
–CALLに対する態度・コンピュータ学習 に対する態度についての先行研究を参 考に項目プール(K = 50)を作成
–大学生を対象とした予備調査(n = 167), 本調査(n = 841)を通して項目数を20項 目まで精選 13. CALL態度尺度
•第2因子「コンピュータ利用の社会的意 義に対する態度」 (k = 5, α = .88)
•社会ではコンピュータ操作ができることが求 められている
•就職するまでにコンピュータを使えるように なりたい
•コンピュータが使えないと就職活動の際に苦 労すると思う
•コンピュータが使えると今後の人生に役立つ と思う
•コンピュータを使えることはこれからの社会 で必要なスキルであると思う 22. 本研究
•調査参加者(N = 2,329)
–中学生( n = 260)
•2校からのサンプリング
–高校生(n = 1,228)
•2校からのサンプリング
–大学生(n = 841)
•川口・草薙(2014)と共通
•11大学からのサンプリング 27. 多母集団の同時分析
•5つのモデル(豊田, 2014)
–強測定不変モデル
•複数の母集団で因子負荷および切片が同じ
–厳密な測定不変モデル
•複数の母集団で因子負荷・切片・観測変数 の誤差分散が同じ
–すべての母数が等しいモデル
•因子の分散を除いたすべての母数が同じ 29. モデル間の比較
指標
χ2
df
CFI
TLI
AIC
BIC
RMSEA
SRMR
(解釈基準)
≧ .90
≧ .90
小さいほど
よい
小さいほど
よい
≦ .08
≦ .08
配置不変
1776.512
480
0.950
0.940
150206.020
151414.191
0.059
0.053
弱測定不変
1839.090
510
0.949
0.943
150208.598
151244.173
0.058
0.053
強測定不変
2064.660
540
0.941
0.938
150374.168
151237.147
0.060
0.055
厳密な
測定不変
2386.554
580
0.930
0.931
150616.062
151248.913
0.063
0.056
全母数が
等しい
2515.034
590
0.926
0.928
150724.543
151299.862
0.065
0.062 30. モデル間の比較
指標
χ2
df
CFI
TLI
AIC
BIC
RMSEA
SRMR
(解釈基準)
≧ .90
≧ .90
小さいほど
よい
小さいほど
よい
≦ .08
≦ .08
配置不変
1776.512
480
0.950
0.940
150206.020
151414.191
0.059
0.053
弱測定不変
1839.090
510
0.949
0.943
150208.598
151244.173
0.058
0.053
強測定不変
2064.660
540
0.941
0.938
150374.168
151237.147
0.060
0.055
厳密な
測定不変
2386.554
580
0.930
0.931
150616.062
151248.913
0.063
0.056
全母数が
等しい
2515.034
590
0.926
0.928
150724.543
151299.862
0.065
0.062 32. コンピュータを使うことには慣れている
コンピュータの操作には自信がある
コンピュータを使う際に困ることはない
コンピュータを使うことは苦痛ではない
コンピュータをよく使う
コンピュータを使えることはこれからの社会で必要なスキルであると思う
コンピュータが使えると今後の人生に役立つと思う
社会ではコンピュータ操作ができることが求められている
コンピュータが使えないと就職活動の際に苦労すると思う
就職するまでにコンピュータを使えるようになりたい
オンライン上の語学教材で勉強すると効果があると思う
コンピュータを使って語学学習することは効果的だと思う
コンピュータ教材で語学学習すると習得しやすいと思う
語学の勉強をする際にコンピュータは役立つと思う
.51/ .43/ .61
SNSを頻繁に確認する
SNSで友人とやりとりをよく行う
FacebookやTwitter、LINEなどのSNSをよく使う
DVDを見ることが好きだ
映画を見ることが好きだ
CDを聞くのが好きだ
.60/ .45/ .97
.41/ .29/ .48
.92/ .48/ .60
.50/ .37/ .23
.57/ .37/ .14
.65/ .53/ 1.03
.59/ .46/ .11
.11/ .13/ -.06
.33/ .29/ .59
平均 0.00/ 0.04/ 0.27
分散 2.59/ 2.48/ 2.96
平均 0.00/ -0.25/ -0.38 分散 1.39/ 1.27/ 1.77
平均 0.00/ 0.00/ -0.99
分散 2.60/ 2.34/ 4.12
平均 0.00/ -0.14 / 0.34
分散 2.31/ 1.92/ 2.06
CMCに対する態度
コンピュータ操作に 対する態度
社会的意義に
対する態度
平均 0.00/ -0.11/ -0.22 分散 1.74/ 1.20 1.84
CALLの効果に
対する態度
マルチメディアに 対する態度
※値は左から 大学/ 高校/ 中学 を示す 34. コンピュータを使うことには慣れている
コンピュータの操作には自信がある
コンピュータを使う際に困ることはない
コンピュータを使うことは苦痛ではない
コンピュータをよく使う
コンピュータを使えることはこれからの社会で必要なスキルであると思う
コンピュータが使えると今後の人生に役立つと思う
社会ではコンピュータ操作ができることが求められている
コンピュータが使えないと就職活動の際に苦労すると思う
就職するまでにコンピュータを使えるようになりたい
オンライン上の語学教材で勉強すると効果があると思う
コンピュータを使って語学学習することは効果的だと思う
コンピュータ教材で語学学習すると習得しやすいと思う
語学の勉強をする際にコンピュータは役立つと思う
.51/ .43/ .61
SNSを頻繁に確認する
SNSで友人とやりとりをよく行う
FacebookやTwitter、LINEなどのSNSをよく使う
DVDを見ることが好きだ
映画を見ることが好きだ
CDを聞くのが好きだ
.60/ .45/ .97
.41/ .29/ .48
.92/ .48/ .60
.50/ .37/ .23
.57/ .37/ .14
.65/ .53/ 1.03
.59/ .46/ .11
.11/ .13/ -.06
.33/ .29/ .59
平均 0.00/ 0.04/ 0.27
分散 2.59/ 2.48/ 2.96
平均 0.00/ -0.25/ -0.38 分散 1.39/ 1.27/ 1.77
平均 0.00/ 0.00/ -0.99 分散 2.60/ 2.34/ 4.12
平均 0.00/ -0.14 / 0.34
分散 2.31/ 1.92/ 2.06
CMCに対する態度
コンピュータ操作に 対する態度
社会的意義に 対する態度
平均 0.00/ -0.11/ -0.22
分散 1.74/ 1.20 1.84
CALLの効果に
対する態度
マルチメディアに 対する態度
※値は左から 大学/ 高校/ 中学 を示す 36. コンピュータを使うことには慣れている
コンピュータの操作には自信がある
コンピュータを使う際に困ることはない
コンピュータを使うことは苦痛ではない
コンピュータをよく使う
コンピュータを使えることはこれからの社会で必要なスキルであると思う
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社会ではコンピュータ操作ができることが求められている
コンピュータが使えないと就職活動の際に苦労すると思う
就職するまでにコンピュータを使えるようになりたい
オンライン上の語学教材で勉強すると効果があると思う
コンピュータを使って語学学習することは効果的だと思う
コンピュータ教材で語学学習すると習得しやすいと思う
語学の勉強をする際にコンピュータは役立つと思う
.51/ .43/ .61
SNSを頻繁に確認する
SNSで友人とやりとりをよく行う
FacebookやTwitter、LINEなどのSNSをよく使う
DVDを見ることが好きだ
映画を見ることが好きだ
CDを聞くのが好きだ
.60/ .45/ .97
.41/ .29/ .48
.92/ .48/ .60
.50/ .37/ .23
.57/ .37/ .14
.65/ .53/ 1.03
.59/ .46/ .11
.11/ .13/ -.06
.33/ .29/ .59
平均 0.00/ 0.04/ 0.27
分散 2.59/ 2.48/ 2.96
平均 0.00/ -0.25/ -0.38 分散 1.39/ 1.27/ 1.77
平均 0.00/ 0.00/ -0.99
分散 2.60/ 2.34/ 4.12
平均 0.00/ -0.14 / 0.34 分散 2.31/ 1.92/ 2.06
CMCに対する態度
コンピュータ操作に 対する態度
社会的意義に 対する態度
平均 0.00/ -0.11/ -0.22 分散 1.74/ 1.20 1.84
CALLの効果に
対する態度
マルチメディアに
対する態度
※値は左から 大学/ 高校/ 中学 を示す 38. コンピュータを使うことには慣れている
コンピュータの操作には自信がある
コンピュータを使う際に困ることはない
コンピュータを使うことは苦痛ではない
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コンピュータを使えることはこれからの社会で必要なスキルであると思う
コンピュータが使えると今後の人生に役立つと思う
社会ではコンピュータ操作ができることが求められている
コンピュータが使えないと就職活動の際に苦労すると思う
就職するまでにコンピュータを使えるようになりたい
オンライン上の語学教材で勉強すると効果があると思う
コンピュータを使って語学学習することは効果的だと思う
コンピュータ教材で語学学習すると習得しやすいと思う
語学の勉強をする際にコンピュータは役立つと思う
.51/ .43/ .61
SNSを頻繁に確認する
SNSで友人とやりとりをよく行う
FacebookやTwitter、LINEなどのSNSをよく使う
DVDを見ることが好きだ
映画を見ることが好きだ
CDを聞くのが好きだ
.60/ .45/ .97
.41/ .29/ .48
.92/ .48/ .60
.50/ .37/ .23
.57/ .37/ .14
.65/ .53/ 1.03
.59/ .46/ .11
.11/ .13/ -.06
.33/ .29/ .59
平均 0.00/ 0.04/ 0.27
分散 2.59/ 2.48/ 2.96
平均 0.00/ -0.25/ -0.38 分散 1.39/ 1.27/ 1.77
平均 0.00/ 0.00/ -0.99
分散 2.60/ 2.34/ 4.12
平均 0.00/ -0.14 / 0.34 分散 2.31/ 1.92/ 2.06
CMCに対する態度
コンピュータ操作に 対する態度
社会的意義に 対する態度
平均 0.00/ -0.11/ -0.22
分散 1.74/ 1.20 1.84
CALLの効果に 対する態度
マルチメディアに
対する態度
※値は左から 大学/ 高校/ 中学 を示す 40. コンピュータを使うことには慣れている
コンピュータの操作には自信がある
コンピュータを使う際に困ることはない
コンピュータを使うことは苦痛ではない
コンピュータをよく使う
コンピュータを使えることはこれからの社会で必要なスキルであると思う
コンピュータが使えると今後の人生に役立つと思う
社会ではコンピュータ操作ができることが求められている
コンピュータが使えないと就職活動の際に苦労すると思う
就職するまでにコンピュータを使えるようになりたい
オンライン上の語学教材で勉強すると効果があると思う
コンピュータを使って語学学習することは効果的だと思う
コンピュータ教材で語学学習すると習得しやすいと思う
語学の勉強をする際にコンピュータは役立つと思う
.51/ .43/ .61
SNSを頻繁に確認する
SNSで友人とやりとりをよく行う
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DVDを見ることが好きだ
映画を見ることが好きだ
CDを聞くのが好きだ
.60/ .45/ .97
.41/ .29/ .48
.92/ .48/ .60
.50/ .37/ .23
.57/ .37/ .14
.65/ .53/ 1.03
.59/ .46/ .11
.11/ .13/ -.06
.33/ .29/ .59
平均 0.00/ 0.04/ 0.27
分散 2.59/ 2.48/ 2.96
平均 0.00/ -0.25/ -0.38 分散 1.39/ 1.27/ 1.77
平均 0.00/ 0.00/ -0.99
分散 2.60/ 2.34/ 4.12
平均 0.00/ -0.14 / 0.34
分散 2.31/ 1.92/ 2.06
CMCに対する態度
コンピュータ操作に 対する態度
社会的意義に 対する態度
平均 0.00/ -0.11/ -0.22
分散 1.74/ 1.20 1.84
CALLの効果に 対する態度
マルチメディアに
対する態度
※値は左から 大学/ 高校/ 中学 を示す 42. コンピュータを使うことには慣れている
コンピュータの操作には自信がある
コンピュータを使う際に困ることはない
コンピュータを使うことは苦痛ではない
コンピュータをよく使う
コンピュータを使えることはこれからの社会で必要なスキルであると思う
コンピュータが使えると今後の人生に役立つと思う
社会ではコンピュータ操作ができることが求められている
コンピュータが使えないと就職活動の際に苦労すると思う
就職するまでにコンピュータを使えるようになりたい
オンライン上の語学教材で勉強すると効果があると思う
コンピュータを使って語学学習することは効果的だと思う
コンピュータ教材で語学学習すると習得しやすいと思う
語学の勉強をする際にコンピュータは役立つと思う
.51/ .43/ .61
SNSを頻繁に確認する
SNSで友人とやりとりをよく行う
FacebookやTwitter、LINEなどのSNSをよく使う
DVDを見ることが好きだ
映画を見ることが好きだ
CDを聞くのが好きだ
.60/ .45/ .97
.41/ .29/ .48
.92/ .48/ .60
.50/ .37/ .23
.57/ .37/ .14
.65/ .53/ 1.03
.59/ .46/ .11
.11/ .13/ -.06
.33/ .29/ .59
平均 0.00/ 0.04/ 0.27
分散 2.59/ 2.48/ 2.96
平均 0.00/ -0.25/ -0.38 分散 1.39/ 1.27/ 1.77
平均 0.00/ 0.00/ -0.99 分散 2.60/ 2.34/ 4.12
平均 0.00/ -0.14 / 0.34
分散 2.31/ 1.92/ 2.06
CMCに対する態度
コンピュータ操作に 対する態度
社会的意義に 対する態度
平均 0.00/ -0.11/ -0.22
分散 1.74/ 1.20 1.84
CALLの効果に
対する態度
マルチメディアに
対する態度
※値は左から 大学/ 高校/ 中学 を示す 45. 合計因子得点平均値
コンピュータ 操作
社会的意義
CALL効果
CMC
マルチ
メディア
大学
M
3.78
5.54
4.00
4.90
4.86
SD
1.43
1.14
1.28
1.72
1.42
高校
M
3.85
5.30
3.93
4.89
4.78
SD
1.40
1.09
1.09
1.62
1.34
中学
M
4.05
5.19
3.87
3.78
5.15
SD
1.51
1.26
1.33
2.15
1.43 48. 標準化平均差
1
2
3
4
5
6
7
中高大中高大中高大中高大中高大
Mean Summated Scale Score
コンピュータ操作
社会的意義
CALL効果
CMC
マルチメディア
d = 0.14
効果量なし
d = 0.05
効果量なし
d = 0.09
効果量なし d = 0.54
効果量中
d = 0.26
効果量小
49. 標準化平均差
1
2
3
4
5
6
7
中高大中高大中高大中高大中高大
Mean Summated Scale Score
コンピュータ操作
社会的意義
CALL効果
CMC
マルチメディア
d = 0.06
効果量なし
d = 0.06
効果量なし
d = 0.21
効果量小
d < 0.01
効果量なし
d = 0.06
効果量なし
50. 標準化平均差
1
2
3
4
5
6
7
中高大中高大中高大中高大中高大
Mean Summated Scale Score
コンピュータ操作
社会的意義
CALL効果
CMC
マルチメディア
d = 0.19
効果量小
d = 0.10
効果量なし
d = 0.29
効果量小 d = 0.57
効果量中
d = 0.20
効果量小
58. 参考文献
Chapelle, C., & Jamieson, J. (1986). Computer-assisted language learning as a predictor of success in acquiring English as a second language. TESOL Quarterly, 20, 27–46.
Cronbach, L. J., & Snow, R. E. (1981). Aptitudes and instructional methods: A handbook for research on interactions. New York: Ardent Media.
川口勇作・草薙邦広(2014)「新しいコンピュータ支援語学学習態度 尺度作成の試み:英語を学習する大学生を対象として」『 第54回 外国語教育メディア学会全国研究大会発表要項』84–85.
劉百齢(2002)「CALL利用学習に対する態度・動機づけ要因の分析」 『言葉と文化』3, 201–214. 60. お問い合わせ先 名古屋大学大学院 川口 勇作 y.kawaguchi@nagoya-u.jp
•CALL態度尺度は大学だけで なく高校・中学においても同 様の因子構造が再現され使用 可能
•コンピュータ利用の社会的意 義に対する態度・CMCに対す る態度は大学生が最も安定し てポジティブな傾向
•CALL態度は校種が上がるに つれて統合的に向上していく 可能性
https://sites.google.com/site/kwsk3939/