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AKB 48 の Google+ 活用にみるソーシャルメディアでのプロモーションについて
現在の広告業界のキーワード
                   現在の広告業界のトレンド

           SOCI AL M ED I A( ソーシャルメディア ) の活用
                               )

よく語られる事例


                              その後の世界は?
  ジャスミン革命( Facebook )        アラブの春はどうなった?
                             求めた民主化の道はまだまだ遠く険しい。
                             破壊はしたものの、新たな創造に至っていない。

                             インフラ足りえる?

      東日本大震災 (Twitter)       デマをどうする?
                             その後の原発問題で機能しているのか?
                             次の厄災で通信網が健在である確証は?保証は?


                              実感できてる?

レディー・ガガ( YOUTUBE   etc )     日本においては、明らかに T V 主体。
                             それ以外のガガ様の活動をご存知ですか?




                    事例が事例たりえていない!!
ソーシャルメディアの活用事例は他のメディアとの関係性を含めて語られるべき。
今から、最適な事例「 AKB48 」を元にソーシャルメディアとは何かを考えます。
AKB 48 とは
2005 年に作詞家の秋元康氏をプロデューサーに誕生したアイドルグ
ループ。秋葉原のドン・キホーテ秋葉原店 8 階に専用のライブハウ
ス、 AKB48 劇場で公演を主な活動している。
コンセプトは「会いに行けるアイドル」。

                        2009 年頃から人気に火がつ
                        き、 201 1 年レコード大賞を受
                        賞。 21 世紀にデビューした日本人
                        アーティストでは最高売上枚数を
                        誇っている。

                        メンバーの人気をファンからの投票
                        で順位付けする「 AKB48 総選挙」
                        や新曲の歌うメンバーをじゃんけん
                        で決める「じゃんけん大会」などの
                        ユニークな手法でも話題となってい
                        る。
    AKB 48 を事例とするための基本情報
AKB48 とはグループ名であり、その内部に現
在、 T aemA,T eamK,T eamB,T ea の 4 つのチームが存在し、劇場で公演を
                            m4
行っている。 T V 番組や歌番組などで見ている AKB48 とは、先述した
各チームおよび、他の地域にある◯◯◯ 48 のメンバー(後述)から構成
されている。この選ばれたメンバーを、「選抜メンバー」と呼ぶ。

                        また、 AKB 48 には姉妹グループが
                        あり、名古屋を本拠地とす
                        る、 SKE48 、大阪を本拠地とする
                        N M B48 、福岡を本拠地とする
                        HKT 48 、インドネシアを本拠地とす
                        る J 48 が存在する。
                            KT

                        各◯◯◯ 48 にはチームに属していな
                        い研究生がおり、研究生まで含める
                        と総勢 250 名を超える。
AKB 48 組織図

                      AKB 48
                     メディア
                       選抜


                                                     AKB 48

T ea A
    m    T ea K
             m        T ea B
                          m      T ea 4
                                     m

                                                     研究生


                               研究生        SKE48


T ea S
    m    T ea KⅡ
             m        T ea E
                          m



                               研究生        N M B 48


T ea N
    m                 T ea M
                          m


                               研究生        HKT 48



T ea H
    m
                               研究生        J 48
                                           KT
AKB 48 の特徴:多メディア展開
TV      RAD I O   雑誌




新聞       CD          映画




LI VE    GAM E    WEB
初のソーシャルメディアへの参加: Google+
Google+ へ AKB 48 全体で参加                      Google+ 参加への当初の評判
201 1 年 1 2 月 8 日。 AKB48 新プロジェクトと
                                    日本で普及している、 T witter,Facebook ではなく、 Google+ に参加とい
して、 Google が運営しているソーシャルメ
ディア、 Google+ に全メンバーがアカウントを          うことで尻すぼみに終わってしまうのではないか?
開設した(当時は 1 8 才以上に限定)。
              ブログ、 T witterなどを      ブログや T witterなどで問題が発生していただけに、ソーシャルメ
              行っているメンバーはい           ディアでもネガティブな騒動が起きてしまうのではないか?
              ましたが、 AKB48 全体で
              のソーシャルメディアの
                                    すでに存在している各メンバーのブログや T witterと一体、何が変わ
              活用は初の試み。
                                    るのか?




否定的な見方が多かった 一般的なソーシャルメディアに対する疑問に近い

  ソーシャルメディアを推進する理由                                  ソーシャルメディアへの疑問
ソーシャルメディアを利用すれば、多くの人々(≒消費                    今まで、数々の新メディア(例:マルチメディア/テ
者、ユーザー etc )と直接コンタクトをとることが可能                 レビ電話/セカンドライフ etc )と一体、何が違うの
に。新たなコミュニケーションが生まれる。新たな                      か?公式 HP を持つことと何が違うのか?
ファンを作り出すことが可能に。
                                             ナマの声を聞き、多くの人々とコミュニケーションす
他のメディアではできなかった即時性のあるナマの声                     ることで一体、何が生まれるのか?
を届けることができる。
話題になったメンバー                        話題になった内容
   高城亜樹                            とにかくコメント
                           Google+ 参加当初から活発に活動。

                           AKB 48 メンバーが記事を投稿。ファンがコメントを
                           書き込むというコミュニケーションを楽しむという
                           事がメインだと思われていたが、高城は AKB 48 メン
       名前:高城亜樹             バーの記事にコメントにとにかく書き込んでいた。
       (タカジョウアキ)

       所属: AKB48(T ea A)
                     m     ついた愛称がコメントマスター=コメマス
       年齢: 20 才
       ニックネーム:あきちゃ         メンバー同士の生のコミュニケーションを楽しさを
       201 2 年総選挙: 1 2 位   Google+ ユーザーに印象づける。

   松井咲子                          ファンと変わらぬ利用
                           勝手他メディアと連動。

                           元々ラジオ好きを公言していたが、他のメンバーが
                           出演ラジオ番組や好きなラジオ番組につい
                           て、 Google+ を用いてコメントを投稿。
      名前:松井咲子
      (マツイサキコ)             その他にもファンコミュニティでのネット用語や評
      所属: AKB48(T ea K)
                    m
                           判などについても言及。ファンに最も近い Google+ の
      年齢: 21 才             書き込みをしていることで人気となる。
      ニックネーム:さきっちょ
      201 2 年総選挙: 38 位     ついた愛称は咲子師匠
高城亜樹の例                          松井咲子の例

                                             松井自身が動物園に行った時の
                                             動物についての感想をファンが
                                             ネットで使っている隠語などを
                                             使いながらレポート

                                             収録したラジオ番組やメンバー
                                             が出演しているラジオ番組をこ
                                             のような形式でリアルタイムで
                                             実況。

                                             自身が出演したテレビ番組など
                                             についても放送中にコメントす
   とにかくメンバーにコメントする状況について・・・                  るなどし、多くのファンと経験
                                             の共有を積極的に行っていっ
                                             た。

                                             ファンの多くは AKB メンバーの
                                             多くを Google+ にてフォロー。そ
              すると、高城は・・・
                                             の中で面白さに注目が集ま
                                             り、 AKB 48 の Google+ の活動で
                                             は中心的な役割を果たす結果
                                             に。

メンバー⇔ファン:従来の WEB メディアでの楽しさ
メンバー⇔メンバー: Google+ での楽しさの一つ                  T witterで人気となった、 N HK_ PR
                                             のように投稿する記事、コメン
AKB 48 の Google+ の参加はメンバー同士のコミュニ             トに硬軟取り入れることで、
ケーションをエンターテイメントとして提供した。                      ファンとの距離感を狭めること
                                             に成功している。
※この状況を快適に見るために、 AKB48 のメンバーのコメント
だけを抽出するアドオン (= Google chrome で機能するアプリ ) が開
発された ( 開発者は台湾の高城亜樹ファン ) 。
まさに必要は発明の母!
話題になったメンバー                          話題になった内容
   高城亜樹                         Google+ で自身の番組を発表
                            Google+ 参加当初から活発に活動。

                            動画投稿が可能なことを利用して、勝手番組「松村
                            香織の今夜も 1 コメダ」を配信。

         名前:松村香織            最初は 4 分程度だったら、現在は 1 5 分程度の番組に
         (マツムラカオリ)

         所属: SKE48( 研究生 )   Google+ に寄せられたファンの悩み相談や他のメン
         年齢: 22 才           バーの出演や自身で取材した映像などを配
         ニックネーム:かおたん        信。 Google+ で話題になり、 Google+ 選抜メンバーに
         201 2 年総選挙:圏外      抜擢されまでに。

   秋元康                         他メディアと積極的に連携する
                            とにかく Google+ での話題を Google+ だけに留めな
                            い。

                            展開できるメディアで徹底的に活用。

      名前:秋元康                他メディアでの AKB 48 の展開が加速すると同時に、
      (アキモトヤスシ)             展開を Google+ でファンに連絡。
      所属:秋元康事務所
      年齢: 55 才              おそらく今、最も Google+ を最大限活用し、大きな
      ニックネーム:やすす            ムーブメントを売り出している人物
松村香織の例                               秋元康の例
              BBQ 松村香織の今夜も 1 コメダ内
              容


              1: OP
              他のメンバーのタイトルコール
              (専用のジングルも挿入!)



              2 :オープニングトーク
              この日は埼玉でのライブの話題
              そして自身が登場する新曲につい
              てトーク。衣装を取材したという
              ことでその取材映像へのフリ



              3:衣装紹介
              自身が着た衣装を紹介
              (別収録)

              衣装さんも取材




                                    料理の写真を投稿した AKB メンバーに対して、その
              4:トーク                 商品を実際に AKB が運営している AKB カフェで提
              ライブの感想/ファンが降ってい
              るサイリウムがよく見えるなどを
                                    供。
              報告。
                                    消しゴムはんこの画像を投稿した AKB メンバーにつ
              ED : ED テーマを流す        いては雑誌の連載と T V での特集を企画。
非常に手間がかかる作業であるが、撮影編集などを
全て一人で行い配信。ソーシャルメディアの特性を             Google+ を利用して AKB 48 のピアノが弾けるメンバー
最大限利用した番組配信。                        のソロインスト CD 発売が決定。
この動画で注目が集まり、 Google+ の CM ソングのメ
ンバーに選ばれるまでに。                        Google+ と他のメディアを積極的に繋げて、新しい盛
                                    り上がりを生んでいる。
AKB 48 の動きに見る、ソーシャルメディアの新しい考え方

従来のソーシャルメディアの考え方               秋元氏のソーシャルメディアの考え方




              SOCI AL

        TV               雑誌                             イベント   雑誌
              RAD I O             TV    新聞 RAD I O

         新聞             イベント                  SOCI AL




・ソーシャルメディアは「鍋」である。             ・ソーシャルメディアは「焼肉」である。

・ソーシャルメディアを温めれば、他メディアにも熱は伝わる   ・火にはムラがあるので他メディアを箸で移動させないといけ
                               ない。




・ソーシャルを温めることにだけに奔走。            ・火: AKB 48 メンバーの Google+ での活動。

・いつまでたっても煮えない(熱効率が悪い)          ・箸:秋元康氏による他のメディアとの連携
AKB 48 が Google+ でのプロモーションに成功した要因の考察
■ 新しいコミュニケーションを提示
・当初はブログ等と変わらなかったが例で出したようなメンバーの意図していなかったであ
ろう Google+ の活用が Google+ でしか見ることができないものとしてファンに提示ができた。

■ 意識的に行われていた他メディアとの連携。
・他メディアとの連携を行うことで、ソーシャルメディアだけの話題に留まらなかった。
(焼肉でいえば、火が出たところに的確に肉を置いていった)
(最終ゴールがソーシャルメディアではないことで広がりが生まれた)

■フィードバックのポジティブな循環が行われた
・ソーシャルメディアの話題が TV や雑誌で取り上げられ、その話題ソーシャルメディアで
再び話題になるというポジティブな循環が発生した。
( TV や雑誌が七輪となり、今度は肉がソーシャルメディアとなった)
→ メディアが相互に情報を補完しあうことができた(環メディア性が成立した)



     ポイント1                  ポイント2                  ポイント 3
大事なのはソーシャルメディアを温めること   スタートがソーシャルメディアであっても、   ソーシャルメディアが現状のコミュニケー
ではなく、他のメディアに熱を広げること。   ゴールをソーシャルメディアと設定しない。   ションの課題を全て解決するわけではない。
そのためにはソーシャルメディアに火をくべ   そのテーマにあったメディアを選択する。    しかし、現状の課題解決の糸口を提供してく
ていただけでは意味が無い。          ソーシャルメディアはその見極め場所      れる場所には十分成り得る。
参考文献/サイト
■ 参考文献
『メディア論―人間の拡張の諸相』 /M マクルーハン (1 987/7/ みすず書房 )
『複製技術時代の芸術』 /W ベンヤミン (1 999/1 1 )/ 晶文社
『電子社会論―電子的想像力のリアリティと社会変容』 / 遠藤薫 (2000/6/実教出版 )
『メディア・ビオトープ―メディアの生態系をデザインする 』 / 水越伸 (2005/3/ 紀伊国屋出版 )
メディアの考え方等は上記の本を読み直しました。『電子社会論』は恩師の著書なのですが
、書かれた内容の多くが当たっていて再度衝撃を受けました。

『 BUB KA 』 /コアマガジン ( 月刊誌 )
AKB 48 に関連する雑誌では今一番熱い雑誌だと思います。
「ブログ、ぐぐたすは撒き餌。モバメは釣ったヲタへの餌をあげる行為」はけだし名言

■まとめサイト
AKB まとめんばー
(http://akb48matome.com/)

SKE48 まとめ
( http://ske48mtm.com/ )

■ 感想
本当はオートポイエーシスやマクルーハン先生のホット/クールとか、ベンヤミン先生のアウラ概念とかを使おうと思ったのですが、そんなことを
していたら、1年たってもまとまらないなぁ・・・。自分の能力のなさを嘆きました。最近、「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」と
いう本が売れているそうですが、「 AKB48 にマーケティングを学ぶ」という本がでてもおかしくないのではないでしょうか。それぐらい、ソーシャ
ルメディアの使い方は巧みだと感じました。 最後に推しメンは島田晴香さんです。

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Akb48のgoogle+活用にみるソーシャルメディアでのプロモーションについて

  • 1. AKB 48 の Google+ 活用にみるソーシャルメディアでのプロモーションについて
  • 2. 現在の広告業界のキーワード 現在の広告業界のトレンド SOCI AL M ED I A( ソーシャルメディア ) の活用 ) よく語られる事例 その後の世界は? ジャスミン革命( Facebook ) アラブの春はどうなった? 求めた民主化の道はまだまだ遠く険しい。 破壊はしたものの、新たな創造に至っていない。 インフラ足りえる? 東日本大震災 (Twitter) デマをどうする? その後の原発問題で機能しているのか? 次の厄災で通信網が健在である確証は?保証は? 実感できてる? レディー・ガガ( YOUTUBE   etc ) 日本においては、明らかに T V 主体。 それ以外のガガ様の活動をご存知ですか? 事例が事例たりえていない!! ソーシャルメディアの活用事例は他のメディアとの関係性を含めて語られるべき。 今から、最適な事例「 AKB48 」を元にソーシャルメディアとは何かを考えます。
  • 3. AKB 48 とは 2005 年に作詞家の秋元康氏をプロデューサーに誕生したアイドルグ ループ。秋葉原のドン・キホーテ秋葉原店 8 階に専用のライブハウ ス、 AKB48 劇場で公演を主な活動している。 コンセプトは「会いに行けるアイドル」。 2009 年頃から人気に火がつ き、 201 1 年レコード大賞を受 賞。 21 世紀にデビューした日本人 アーティストでは最高売上枚数を 誇っている。 メンバーの人気をファンからの投票 で順位付けする「 AKB48 総選挙」 や新曲の歌うメンバーをじゃんけん で決める「じゃんけん大会」などの ユニークな手法でも話題となってい る。 AKB 48 を事例とするための基本情報 AKB48 とはグループ名であり、その内部に現 在、 T aemA,T eamK,T eamB,T ea の 4 つのチームが存在し、劇場で公演を m4 行っている。 T V 番組や歌番組などで見ている AKB48 とは、先述した 各チームおよび、他の地域にある◯◯◯ 48 のメンバー(後述)から構成 されている。この選ばれたメンバーを、「選抜メンバー」と呼ぶ。 また、 AKB 48 には姉妹グループが あり、名古屋を本拠地とす る、 SKE48 、大阪を本拠地とする N M B48 、福岡を本拠地とする HKT 48 、インドネシアを本拠地とす る J 48 が存在する。 KT 各◯◯◯ 48 にはチームに属していな い研究生がおり、研究生まで含める と総勢 250 名を超える。
  • 4. AKB 48 組織図 AKB 48 メディア 選抜 AKB 48 T ea A m T ea K m T ea B m T ea 4 m 研究生 研究生 SKE48 T ea S m T ea KⅡ m T ea E m 研究生 N M B 48 T ea N m T ea M m 研究生 HKT 48 T ea H m 研究生 J 48 KT
  • 5. AKB 48 の特徴:多メディア展開 TV RAD I O 雑誌 新聞 CD 映画 LI VE GAM E WEB
  • 6. 初のソーシャルメディアへの参加: Google+ Google+ へ AKB 48 全体で参加 Google+ 参加への当初の評判 201 1 年 1 2 月 8 日。 AKB48 新プロジェクトと 日本で普及している、 T witter,Facebook ではなく、 Google+ に参加とい して、 Google が運営しているソーシャルメ ディア、 Google+ に全メンバーがアカウントを うことで尻すぼみに終わってしまうのではないか? 開設した(当時は 1 8 才以上に限定)。 ブログ、 T witterなどを ブログや T witterなどで問題が発生していただけに、ソーシャルメ 行っているメンバーはい ディアでもネガティブな騒動が起きてしまうのではないか? ましたが、 AKB48 全体で のソーシャルメディアの すでに存在している各メンバーのブログや T witterと一体、何が変わ 活用は初の試み。 るのか? 否定的な見方が多かった 一般的なソーシャルメディアに対する疑問に近い ソーシャルメディアを推進する理由 ソーシャルメディアへの疑問 ソーシャルメディアを利用すれば、多くの人々(≒消費 今まで、数々の新メディア(例:マルチメディア/テ 者、ユーザー etc )と直接コンタクトをとることが可能 レビ電話/セカンドライフ etc )と一体、何が違うの に。新たなコミュニケーションが生まれる。新たな か?公式 HP を持つことと何が違うのか? ファンを作り出すことが可能に。 ナマの声を聞き、多くの人々とコミュニケーションす 他のメディアではできなかった即時性のあるナマの声 ることで一体、何が生まれるのか? を届けることができる。
  • 7. 話題になったメンバー 話題になった内容 高城亜樹 とにかくコメント Google+ 参加当初から活発に活動。 AKB 48 メンバーが記事を投稿。ファンがコメントを 書き込むというコミュニケーションを楽しむという 事がメインだと思われていたが、高城は AKB 48 メン 名前:高城亜樹 バーの記事にコメントにとにかく書き込んでいた。 (タカジョウアキ) 所属: AKB48(T ea A) m ついた愛称がコメントマスター=コメマス 年齢: 20 才 ニックネーム:あきちゃ メンバー同士の生のコミュニケーションを楽しさを 201 2 年総選挙: 1 2 位 Google+ ユーザーに印象づける。 松井咲子 ファンと変わらぬ利用 勝手他メディアと連動。 元々ラジオ好きを公言していたが、他のメンバーが 出演ラジオ番組や好きなラジオ番組につい て、 Google+ を用いてコメントを投稿。 名前:松井咲子 (マツイサキコ) その他にもファンコミュニティでのネット用語や評 所属: AKB48(T ea K) m 判などについても言及。ファンに最も近い Google+ の 年齢: 21 才 書き込みをしていることで人気となる。 ニックネーム:さきっちょ 201 2 年総選挙: 38 位 ついた愛称は咲子師匠
  • 8. 高城亜樹の例 松井咲子の例 松井自身が動物園に行った時の 動物についての感想をファンが ネットで使っている隠語などを 使いながらレポート 収録したラジオ番組やメンバー が出演しているラジオ番組をこ のような形式でリアルタイムで 実況。 自身が出演したテレビ番組など についても放送中にコメントす とにかくメンバーにコメントする状況について・・・ るなどし、多くのファンと経験 の共有を積極的に行っていっ た。 ファンの多くは AKB メンバーの 多くを Google+ にてフォロー。そ すると、高城は・・・ の中で面白さに注目が集ま り、 AKB 48 の Google+ の活動で は中心的な役割を果たす結果 に。 メンバー⇔ファン:従来の WEB メディアでの楽しさ メンバー⇔メンバー: Google+ での楽しさの一つ T witterで人気となった、 N HK_ PR のように投稿する記事、コメン AKB 48 の Google+ の参加はメンバー同士のコミュニ トに硬軟取り入れることで、 ケーションをエンターテイメントとして提供した。 ファンとの距離感を狭めること に成功している。 ※この状況を快適に見るために、 AKB48 のメンバーのコメント だけを抽出するアドオン (= Google chrome で機能するアプリ ) が開 発された ( 開発者は台湾の高城亜樹ファン ) 。 まさに必要は発明の母!
  • 9. 話題になったメンバー 話題になった内容 高城亜樹 Google+ で自身の番組を発表 Google+ 参加当初から活発に活動。 動画投稿が可能なことを利用して、勝手番組「松村 香織の今夜も 1 コメダ」を配信。 名前:松村香織 最初は 4 分程度だったら、現在は 1 5 分程度の番組に (マツムラカオリ) 所属: SKE48( 研究生 ) Google+ に寄せられたファンの悩み相談や他のメン 年齢: 22 才 バーの出演や自身で取材した映像などを配 ニックネーム:かおたん 信。 Google+ で話題になり、 Google+ 選抜メンバーに 201 2 年総選挙:圏外 抜擢されまでに。 秋元康 他メディアと積極的に連携する とにかく Google+ での話題を Google+ だけに留めな い。 展開できるメディアで徹底的に活用。 名前:秋元康 他メディアでの AKB 48 の展開が加速すると同時に、 (アキモトヤスシ) 展開を Google+ でファンに連絡。 所属:秋元康事務所 年齢: 55 才 おそらく今、最も Google+ を最大限活用し、大きな ニックネーム:やすす ムーブメントを売り出している人物
  • 10. 松村香織の例 秋元康の例 BBQ 松村香織の今夜も 1 コメダ内 容 1: OP 他のメンバーのタイトルコール (専用のジングルも挿入!) 2 :オープニングトーク この日は埼玉でのライブの話題 そして自身が登場する新曲につい てトーク。衣装を取材したという ことでその取材映像へのフリ 3:衣装紹介 自身が着た衣装を紹介 (別収録) 衣装さんも取材 料理の写真を投稿した AKB メンバーに対して、その 4:トーク 商品を実際に AKB が運営している AKB カフェで提 ライブの感想/ファンが降ってい るサイリウムがよく見えるなどを 供。 報告。 消しゴムはんこの画像を投稿した AKB メンバーにつ ED : ED テーマを流す いては雑誌の連載と T V での特集を企画。 非常に手間がかかる作業であるが、撮影編集などを 全て一人で行い配信。ソーシャルメディアの特性を Google+ を利用して AKB 48 のピアノが弾けるメンバー 最大限利用した番組配信。 のソロインスト CD 発売が決定。 この動画で注目が集まり、 Google+ の CM ソングのメ ンバーに選ばれるまでに。 Google+ と他のメディアを積極的に繋げて、新しい盛 り上がりを生んでいる。
  • 11. AKB 48 の動きに見る、ソーシャルメディアの新しい考え方 従来のソーシャルメディアの考え方 秋元氏のソーシャルメディアの考え方 SOCI AL TV 雑誌 イベント 雑誌 RAD I O TV 新聞 RAD I O 新聞 イベント SOCI AL ・ソーシャルメディアは「鍋」である。 ・ソーシャルメディアは「焼肉」である。 ・ソーシャルメディアを温めれば、他メディアにも熱は伝わる ・火にはムラがあるので他メディアを箸で移動させないといけ ない。 ・ソーシャルを温めることにだけに奔走。 ・火: AKB 48 メンバーの Google+ での活動。 ・いつまでたっても煮えない(熱効率が悪い) ・箸:秋元康氏による他のメディアとの連携
  • 12. AKB 48 が Google+ でのプロモーションに成功した要因の考察 ■ 新しいコミュニケーションを提示 ・当初はブログ等と変わらなかったが例で出したようなメンバーの意図していなかったであ ろう Google+ の活用が Google+ でしか見ることができないものとしてファンに提示ができた。 ■ 意識的に行われていた他メディアとの連携。 ・他メディアとの連携を行うことで、ソーシャルメディアだけの話題に留まらなかった。 (焼肉でいえば、火が出たところに的確に肉を置いていった) (最終ゴールがソーシャルメディアではないことで広がりが生まれた) ■フィードバックのポジティブな循環が行われた ・ソーシャルメディアの話題が TV や雑誌で取り上げられ、その話題ソーシャルメディアで 再び話題になるというポジティブな循環が発生した。 ( TV や雑誌が七輪となり、今度は肉がソーシャルメディアとなった) → メディアが相互に情報を補完しあうことができた(環メディア性が成立した) ポイント1 ポイント2 ポイント 3 大事なのはソーシャルメディアを温めること スタートがソーシャルメディアであっても、 ソーシャルメディアが現状のコミュニケー ではなく、他のメディアに熱を広げること。 ゴールをソーシャルメディアと設定しない。 ションの課題を全て解決するわけではない。 そのためにはソーシャルメディアに火をくべ そのテーマにあったメディアを選択する。 しかし、現状の課題解決の糸口を提供してく ていただけでは意味が無い。 ソーシャルメディアはその見極め場所 れる場所には十分成り得る。
  • 13. 参考文献/サイト ■ 参考文献 『メディア論―人間の拡張の諸相』 /M マクルーハン (1 987/7/ みすず書房 ) 『複製技術時代の芸術』 /W ベンヤミン (1 999/1 1 )/ 晶文社 『電子社会論―電子的想像力のリアリティと社会変容』 / 遠藤薫 (2000/6/実教出版 ) 『メディア・ビオトープ―メディアの生態系をデザインする 』 / 水越伸 (2005/3/ 紀伊国屋出版 ) メディアの考え方等は上記の本を読み直しました。『電子社会論』は恩師の著書なのですが 、書かれた内容の多くが当たっていて再度衝撃を受けました。 『 BUB KA 』 /コアマガジン ( 月刊誌 ) AKB 48 に関連する雑誌では今一番熱い雑誌だと思います。 「ブログ、ぐぐたすは撒き餌。モバメは釣ったヲタへの餌をあげる行為」はけだし名言 ■まとめサイト AKB まとめんばー (http://akb48matome.com/) SKE48 まとめ ( http://ske48mtm.com/ ) ■ 感想 本当はオートポイエーシスやマクルーハン先生のホット/クールとか、ベンヤミン先生のアウラ概念とかを使おうと思ったのですが、そんなことを していたら、1年たってもまとまらないなぁ・・・。自分の能力のなさを嘆きました。最近、「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」と いう本が売れているそうですが、「 AKB48 にマーケティングを学ぶ」という本がでてもおかしくないのではないでしょうか。それぐらい、ソーシャ ルメディアの使い方は巧みだと感じました。 最後に推しメンは島田晴香さんです。