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北海道地理空間フォーラムin札幌2018-07-19_第5分科会「水産・海洋」講演3「海の情報は未来を拓く」古田明
- 12. 電子海図の現状 電子海図は紙海図から作製
■ 資料の収集
・水路測量(測深等)
・港湾調査
・法令等
■ 紙海図編集
・情報の取捨選択
・国際基準に準拠
(水深調査は、今でも現場調査が基本)
① 電子海図と紙海図で使用するデータの精度は同じ。
② 全域が最新測量(マルチビーム)の成果というわけではない。
■ 電子海図編集
・国際基準(IHO S-57)
に準拠したコード化
電子海図作製までの工程
錘 測 音響測深 マルチビーム
音響測深
明 治
~
昭和初期
~
昭和末・平成
~
JP1103 – EASTERN PART OF OSAKA WAN
1995年 電子海図第1号「東京湾至足摺岬」を世界に先駆けて刊行
- 13. 紙海図の縮尺
同じ航海目的(スケールバンド)で、
異なる縮尺のデータが混在
航海目的 縮 尺
1 (概観) <1/1,500,000
2 (一般航海) 1/1,500,000 ~ 1/300,000
3 (沿岸航海) 1/300,000 ~ 1/80,000
4 (アプローチ) 1/80,000 ~ 1/25,000
5 (入港) 1/25,000 ~ 1/7,500
日本の電子海図の航海目的と採用縮尺
○同一の縮尺で一律に整備するものではない。
○目的に応じて縮尺を変えている
8万分の1シリーズ
4万5千分の1シリーズ
電子海図の縮尺
~航海目的(スケールバンド)~
1(概観)
2(一般航海)
3(沿岸航海)
4(アプローチ)
5(入港)
6(接岸)
電子海図の現状 電子海図は紙海図から作製
- 14. ~新しい電子海図の動向~
S-100に基づく電子海図の新たな製品仕様(IHO S-101)が
数年以内に完成予定
• 柔軟性の拡大によりECDISのメンテナンス性の向上
IHO S-101以外の製品仕様も検討中
• 各種航海情報をECDIS上で同時表示・利用可能に
(例)海底地形データの新製品仕様(IHO S-102)の発行(2012年)
• 伝統的な航海情報とは概念の異なる新たな情報提供の可能性
ISO規格に準拠した水路データの一般製品仕様
(IHO S-100 「Universal Hydrographic Data Model」)の発行(2010年)
新たな水路データ製品仕様の検討・開発