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Sakata
- 15. 慢性骨髄性白血病治療の進歩 ハイドロキシウレア 1980年代 白血球を減らすことはできたが、 フィラデルフィア染色体を減らすことはできなかった。 インターフェロンα 1990年代 フィラデルフィア染色体を減らすことはできるが、 副作用が強く、自己注射であることが問題。 同種幹細胞移植 (骨髄移植など) 治癒が期待できる唯一つの治療法であるが、 年齢制限、ドナーが必要であること、 治療毒性などが問題。 選択的チロシンキナーゼ阻害剤: イマチニブの登場 2001年
- 16. 慢性骨髄性白血病治療の進歩 ハイドロキシウレア 1980年代 白血球を減らすことはできたが、 フィラデルフィア染色体を減らすことはできなかった。 血液学的寛解 70 % インターフェロンα 1990年代 フィラデルフィア染色体を減らすことはできるが、 副作用が強く、自己注射であることが問題。 同種幹細胞移植 (骨髄移植など) 治癒が期待できる唯一つの治療法であるが、 年齢制限、ドナーが必要であること、 治療毒性などが問題。 血液学的寛解 98% 細胞遺伝学的効果はインターフェロンの5倍以上 選択的チロシンキナーゼ阻害剤: イマチニブの登場 2001年
- 21. 多発性骨髄腫に対する治療 初回治療 ・MP療法(メルファラン・プレドニゾロン) ・VAD療法(オンコビン・アドリアマイシン・デキサメサゾン) ・自家造血幹細胞移植 二次治療 ・MP療法・VAD療法・大量デキサメサゾン療法 ・自家造血幹細胞移植 難反応例 対症療法・緩和ケア 臨床試験への参加 2006年以降の新薬の登場 ・ボルテゾミブ 「30年ぶりの新たな骨髄腫治療薬」 ・その他の新薬 サリドマイド・レナリドマイド ・ビスフォスフォネート製剤
- 23. 多発性骨髄腫に対する治療 「多発性骨髄腫の診療指針」 症候性骨髄腫 <65歳 症候性骨髄腫 ≧65歳以上 移植条件満たし 希望するもの 移植適応なし 希望なし VAD療法または大量デキサメサゾン療法 エンドキサン治療後に幹細胞採取 MP療法もしくは多剤併用療法 自家末梢血幹細胞移植 L-PAM大量療法 病状安定->休薬 維持療法 進行 進行 有効・不変 再発・進行 経過観察・維持療法 再発・進行 サルベージ療法(ボルテゾミブ±サリドマイド±デキサメサゾン)
- 25. 今後の展望: 骨髄腫治療におけるNew Paradigm 新しい骨髄腫に対する治療戦略 65歳以下 ボルテゾミブ・デキサメサゾン による寛解導入療法 自家末梢血 幹細胞移植 ±サリドマイドによる 維持療法 さらにこれからは…. ボルテゾミブ・デキサメサゾン +サリドマイド(レナリドマイド) による寛解導入療法 サリドマイド レナリドマイド による維持療法 自家末梢血 幹細胞移植 自家移植もいらない時代がくる?
- 26. さいごに・・・ 有効な新規薬剤ですが・・・ 副作用はゼロではありません。 薬剤に特徴的な副作用を持つことが多く、正しい知識を。 副作用コントロールのカギは、 セルフマネジメントとコミュニケーション。 ご自身の治療は 標準的治療? 研究的治療? 「標準治療」は、「確実なデータ(エビデンス)に基づいて、ある一定の割合で良い成績が得られることが分かっている治療」 標準治療を受けるべき段階か、研究的治療を受ける段階か正確に判断することが重要。「新しい薬」が「いままでの治療法より良い治療法」? 信頼できる正確な情報を得ることが大切です。