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AGILE COACH’S
STRUGGLE JOURNEY
~アジャイルコーチになって3ヶ月で学んだこと~
2019/08/29
第34回 Tokyo Atlassian ユーザーグループ at G's LounGe -インシデント管理を始めよう-
斎藤紀彦@Graat
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のご紹介
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Graat(グラーツ)のサービス
• テクノロジーエキスパート
– モダンWeb
– DevOps
• アトラシアンソリューション
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– アジャイルチーム向け支援
– サービス運営向け支援
3
• アーキテクトサポート
– マイクロサービス化設計
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• アジャイルチームサポート
– コンサルタント&コーチ サービス
» エンタプライズアジャイル導入
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• リードエンジニアサービス
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– PoC/プロトタイピング
– アジャイル開発プラクティス
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注: 今日お話しする内容は、
あくまで個人的な体験に基づく個人的感想です。
※人によって意見がバラバラだと思います
5
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アジャイル開発に奮闘される(と思われる)
みなさまが、つたない体験談から
なにか一つでも持ち帰ることがあれば幸いです
6
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斎藤紀彦
◼グロースアーキテクチャ&チームス(Graat)
◼アジャイルコーチ(201905~)
◼それまでは10年以上Web系エンジニア(SIer、ソーシ
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7
Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved.
はじめに
8
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コンサルタント(アジャイルコーチ)について
どんなイメージをお持ちですか?
9
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自分自身は正直、
あまり良いイメージなかったです...
10
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入社前のコンサルタントのイメージ
◼激務
◼上から目線
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◼プログラミング能力/経験0
◼現場をよく知らないのに、机上の空論を振りかざす
11
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一言でいえば
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クライアントの代わりに
問題解決する人
13
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まちがってました(⋈◍>◡<◍)。✧♡
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正しくは
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クライアントが問題解決するのを
手助けする人
16
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問題を解決するのはクライアント自身
17
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“依頼主はつねに自分たちの問題の解き方を知っている。
そしてその解答を、最初の五分間の間に口にする”
ジェラルド・M・ワインバーグ『コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学』(共立出版、1990年)
18
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19
・ユーザーストーリーを作る前に、カスタ
マージャーニーマップを先に作ったほうが良
いと思うのだけど、どう思う?
・今回のふりかえりはPOを呼んだほうが良
いと思うのだけど、どう思う?
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わかってんじゃん!
と言いたくなることも多いです(笑)
20
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じゃあどうやって手助けするか?
21
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3ヶ月前のぼく「アドバイスする」
22
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今のぼく「アドバイスは悪手な場合も多い」
23
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理由1.
クライアント自身で考えた答えではないため
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「言われたからやる」
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25
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参考(ADKARモデル)
26
認識: 変革の必要性の
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https://expertprogrammanagement.com/2018/02/adkar-model-of-change/
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アドバイスしたり、
教えることはないのか?
27
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アドバイスする場合
◼支援の初期フェーズ
•アジャイル開発をしたいが、知識がない場合
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28
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けれど、アドバイスを受け入れるかどうか
最終的に選んでもらうのは
クライアント自身にしたい
29
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じゃあどうやって手助けするか?(再掲)
30
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意識していること
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31
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気づかせる
考えさせる
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32
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相手を信頼して、ゆだねる
33
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アドバイスよりも質問と沈黙
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アジャイルコーチの楽しみ/つらみ
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“他人を助けようとすることは、
まず自分を、
しかも依頼主以上に助けることにもなるのだ。”
ジェラルド・M・ワインバーグ『コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学』(共立出版、1990年)
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私自身はこれを以下に解釈してます。
「自分自身を手助けできなければ、
他人を手助けできるはずがない」
他人を手助けする場面では、
自分自身の問題が浮き彫りになることも多いと感じます。
37
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コントロールフリークな私
◼人にアドバイスすることが好き
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◼人を変えようと思いがち
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クライアントに向き合い、
自分自身とも向き合い、
結果的にクライアントが喜んでくれれば、
それにまさる幸せはありません
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ま、3か月後に何を言ってるかわかりませんが…
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まとめ
◼アジャイルコーチ/コンサルタントの役割
•クライアントの代わりに問題解決をする人、ではなく
•クライアントの問題解決を手助けする人
◼どうやって手助けするか?
•クライアントの問題解決能力を向上させる
•アドバイスだけではなく、質問や沈黙を駆使する
◼アジャイルコーチの楽しさ/つらみ
•楽しさ:クライアントの喜び
•つらみ:自分自身の問題と向き合うこと
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あらためて…
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コンサルタント(アジャイルコーチ)について
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ご清聴ありがとうございました!
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  • 6. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. 注: 今日お話しする内容は、 あくまで個人的な体験に基づく個人的感想です。 ※人によって意見がバラバラだと思います 5
  • 7. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. アジャイル開発に奮闘される(と思われる) みなさまが、つたない体験談から なにか一つでも持ち帰ることがあれば幸いです 6
  • 8. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. 斎藤紀彦 ◼グロースアーキテクチャ&チームス(Graat) ◼アジャイルコーチ(201905~) ◼それまでは10年以上Web系エンジニア(SIer、ソーシ ャルゲーム、Webベンチャー等) ◼@nolick1219 ◼Atlassian製品利用歴 ◼アジャイルコーチ歴 7
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  • 19. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. “依頼主はつねに自分たちの問題の解き方を知っている。 そしてその解答を、最初の五分間の間に口にする” ジェラルド・M・ワインバーグ『コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学』(共立出版、1990年) 18
  • 20. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. 19 ・ユーザーストーリーを作る前に、カスタ マージャーニーマップを先に作ったほうが良 いと思うのだけど、どう思う? ・今回のふりかえりはPOを呼んだほうが良 いと思うのだけど、どう思う?
  • 21. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. わかってんじゃん! と言いたくなることも多いです(笑) 20
  • 22. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. じゃあどうやって手助けするか? 21
  • 23. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. 3ヶ月前のぼく「アドバイスする」 22
  • 24. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. 今のぼく「アドバイスは悪手な場合も多い」 23
  • 25. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. 理由1. クライアント自身で考えた答えではないため 「問題解決能力」 アップにつながらない 24
  • 26. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. 理由2. 「言われたからやる」 という受け身マインドになり 結果、持続しづらい 25
  • 27. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. 参考(ADKARモデル) 26 認識: 変革の必要性の 欲求: 変革をサポートし、参画するための 知識: どのように変革するかの 実践力: 変革を実践するための 強化: 変革を維持するための https://expertprogrammanagement.com/2018/02/adkar-model-of-change/
  • 28. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. アドバイスしたり、 教えることはないのか? 27
  • 29. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. アドバイスする場合 ◼支援の初期フェーズ •アジャイル開発をしたいが、知識がない場合 ◼知識不足でどうしたらよいかわからないとき 28
  • 30. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. けれど、アドバイスを受け入れるかどうか 最終的に選んでもらうのは クライアント自身にしたい 29
  • 31. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. じゃあどうやって手助けするか?(再掲) 30
  • 32. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. 意識していること (できてるとは言ってない) 31
  • 33. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. 気づかせる 考えさせる やる気にさせる (必要に応じて)知識を提供する 32
  • 34. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. 相手を信頼して、ゆだねる 33
  • 35. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. アドバイスよりも質問と沈黙 34
  • 36. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. アジャイルコーチの楽しみ/つらみ 35
  • 37. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. “他人を助けようとすることは、 まず自分を、 しかも依頼主以上に助けることにもなるのだ。” ジェラルド・M・ワインバーグ『コンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学』(共立出版、1990年) 36
  • 38. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. 私自身はこれを以下に解釈してます。 「自分自身を手助けできなければ、 他人を手助けできるはずがない」 他人を手助けする場面では、 自分自身の問題が浮き彫りになることも多いと感じます。 37
  • 39. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. コントロールフリークな私 ◼人にアドバイスすることが好き ◼人を説得するようなコミュニケーションをしがち ◼人を変えようと思いがち 38
  • 40. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. クライアントに向き合い、 自分自身とも向き合い、 結果的にクライアントが喜んでくれれば、 それにまさる幸せはありません 39
  • 41. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. ま、3か月後に何を言ってるかわかりませんが… 40
  • 42. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. まとめ ◼アジャイルコーチ/コンサルタントの役割 •クライアントの代わりに問題解決をする人、ではなく •クライアントの問題解決を手助けする人 ◼どうやって手助けするか? •クライアントの問題解決能力を向上させる •アドバイスだけではなく、質問や沈黙を駆使する ◼アジャイルコーチの楽しさ/つらみ •楽しさ:クライアントの喜び •つらみ:自分自身の問題と向き合うこと 41
  • 43. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. あらためて… 42
  • 44. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. コンサルタント(アジャイルコーチ)について どんなイメージをお持ちですか? 43
  • 45. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. ご清聴ありがとうございました! 44
  • 46. Copyright© Growth Architectures & Teams, Inc. All rights reserved. CONFIDENTIAL ⚫ 本文書は、グロース・アーキテクチャ&チームス株式会社が著作権その他の権利を有する営業秘密(含サプライヤー等第三者が権利を有す るもの)です。 ⚫ 当社の許可なく複製し利用すること、また漏洩することは「著作権法」「不正競争防止法」によって禁じられております。 ⚫ 本資料内の社名・製品名は各社の登録商標です。 45