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GDC Scholarship 
サウンドプログラマーによる体験記
自己紹介 
2014年現在 
スクウェア・エニックスサウンド部サウンドプログラマー岩本翔 
2011年(GDC Scholarshipを取った)当時 
北海道大学理学部数学科3年 
札幌ゲーム製作者コミュニティKawaz 設立者 
「音楽とゲームの融合」を目指した作品を製作 
音楽マインスイーパ(SOWN2010出展作品)など
Content 
GDC Scholarshipとは 
GDCを楽しむために 
Scholarshipを取るには 
目次
GDCとは 
世界最大のゲーム開発者向けカンファレンス。 
毎年2月末から3月初めの間で5日間にわたってサンフランシスコにて開催される。 
インディーゲームの祭典IGFや、ゲーム開発者の選ぶGDCAwardsなども併催。
GDC Scholarshipとは 
IGDAが提供している各種ゲーム業界イベントへのスカラーシップ(奨学金)のひとつ 
http://scholars.igda.org/ 
GDC 
E3 
GDC Europe 
CEDEC 
TGS
Scholarshipで得られるもの 
GDCのAllAccessPass(約12万円) 
1人ずつに業界トップのMentor(指導者)がつく 
現地ゲーム開発スタジオツアー 
パスケースにIGDA Scholarのリボンがつく……→ 
おみやげにゲームハードがもらえる!?
スタジオツアー 
DoubleFine↓ LucasArts↓ 
初日は他のScholarと一緒にスタジオを回る
Scholarのみに提供される機会 
UnrealEngineの最新デモ発表に招待 
PS Moveの開発ツールの先行提供 
Zyngaの採用担当者とランチ 
MicrosoftからXBOX360+Kinectがプレゼント 
Scholar同士のFacebookグループに招待etc...
何よりも、仲間。
GDCを楽しむために 
3+1の心得
1,英語を乗り越える 
勝手に話している内容がわからなくても気にしない。 
自分から質問すればどうということはない! 
Scholar同士でサンフランシスコ観光
2,突出した興味を持つ 
新しい価値を創造できる人が求められている。 
自分の場合:インタラクティブミュージックの専門家 
個人的には音楽プログラマーと名乗っている
3,Speakerに話しかける 
カンファレンスはスピーカーと話すために行くもの。 
業界の最前線を走るSpeakerと繋がることができる 
多くの聴講者に埋没するだけでは意味が無い
+1,パーティを楽しむ、旅行を楽しむ!
Scholarshipを取るには 
世界中からの25人に選ばれるには
必要事項 
IGDAの学生アカウント($30) 
==== →日本からの応募では不要! 
英語でApplicationを書く(後ほど解説) 
渡航費を用意する(30万くらい?) 
熱意を伝えられるだけの活動/研究をする
審査基準 
Relevance – GDCに行くことがその人のキャリアの上で役に立つか? 
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Engagement – コミュニティに対して積極的に活動しているか? 
Communication – 自分の考えをエッセイできちんと伝えられているか? 
GDC2015の応募締め切り:2014/12/2 
Apply to be an IGDA Scholar | IGDA Scholarships http://scholars.igda.org/how-to-apply/
Application1 
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→自主的に開いたイベント、勉強会、活動などを説明 
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Describe a game-related project (personal or academic) in which you've participated and explain your role 
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携わっているゲーム関係のプロジェクト(個人的/学術的)はどのようなものですか? 
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Application2 
Why do you think it's important that developers help other developers? 
開発者が他の開発者を助けるのはなぜ重要だと考えますか? 
→ヒント:情報は発信する人の元に集まる 
What are your career objectives? How will attending this event help you to achieve them? 
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If you could visit one studio, anywhere in the world, where would you most like to visit and why? 
どこでも良いので1つゲーム会社を見に行けるとしたら、どこですか?またそれはなぜですか? 
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Describe what attributes you would look for in a mentor and why you would find them beneficial. 
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そしてGDCに行こう
Link 
GDC 2015 | March 2-6, 2015 | Moscone Convention Center | San Francisco, California 
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IGDA Scholarships | Awarded to the best and brightest students in game development 
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【GDC2011】Learn、Network、Inspire・・・スカラーシップ学生のGDC体験記(前編) / 
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GDCスカラーシップに応募しよう!

Notas do Editor

  1. それでは、GDCSchorlarshipの紹介ということで、もう3年も前の事になりますが、始めさせていただきます。よろしくお願いいたします。 あの今回、ターゲットとしては学生の方なんですが、残念ながら僕のフォロワーも大分社会人比率が増えてきてしまって、事前の宣伝で学生にリーチできてない可能性があるなーと思っているので、 皆さんできるだけソーシャルストリームとかでつぶやいてですね、是非お友達お知り合いに広めながらやっていけると、ありがたいかなと思います。 そのために、質問はいつでも受け付けておりますので、もう話聞いてなくてもいいです、何かGDCについて聴きたいことがあったら、どしどしお願いします。 それでは、
  2. まずは自己紹介から。 現在スクエニでサウンドプログラマーをやっています、岩本翔と申します。 といってもこれ現在の情報でして、僕がScholarを取ったのは3年前なので、ここは1つ3年前の自己紹介をしたいと思います。 えー僕は北大数学科の3年生でした。 札幌でゲーム製作者コミュニティKawazというのを立ち上げていて、ちょうど2年くらいたった頃でした。 大学はゲーム系ではないので、趣味でというか将来的にもやりたくて、「音楽とゲームの融合」というものを目指した作品作りを行っていました。 今でも趣味でゲームは作り続けているので、色々紹介すると長くなるんですが、当時はあれですね、「音楽マインスイーパ」というネットの一部で話題になったゲームを開発してました。
  3. で今回の内容はこんな感じです。 まずはScholarshipって何っていう事と、 それから色んな不安をかき消したいのでGDCの楽しみ方、 最後に応募するぞ!ってなった人のために応募に関する話をしたいと思います。
  4. でそもそも、GDCって何よ?という方が多いんじゃないかなと、まぁご覧になっている方はご存知かもしれませんが、でも行ったこと無い方が多いと思います。 GDCっていうのは、このとおり世界最大のゲーム開発者向けのカンファレンスで、毎年2月から3月ごろにサンフランシスコでありますと。 で、これは今もあるのかわかりませんが、当時は標語として「Learn,Network,Inspire」を掲げていて、学び、繋がり、そして刺激される、という事を目的としています。 実際とてもインスパイアされる機会が多くて、例えばインディーゲームの祭典IGFとか、GDCAもここで併催されているので、大きなお祭りも兼ねている感じですね。
  5. で、Scholarshipというのは、先ほど紹介のあったIGDAという団体が提供している奨学金のことで、 このGDCの他にも、日本だとCEDECとかTGS、あとGDCのヨーロッパ版とかにも学生を派遣しています。 GDCの場合は世界から25人選ばれるんですが、世界最大というだけあって、それはもう選ばれし者達が集います。
  6. で具体的にこのScholarshipを取得すると何が得られるかというと、まずGDCのAllAccessPassですね。これがなんと(当時)12万円。ヘタすると20万とかになる。 これだけで学生にはかなり信じられないと思うんですよ。僕もびっくりしました、CEDECとかだと学生は2万円とかなのに、GDC、カンファレンス出るだけで、10万超える!? なのでこれが得られるのはまず大きい。ただし、旅費は自腹です。しかしこれだけではない! まず、1人ずつに個別のMentorがつきます。Mentorっていうのは、指導者、なんか業界の人とコネクションを直接つなげてアドバイスとかしてくれるって事です。 自分の場合は、オーディオミドルウェア会社の、社長でした。ほんとそういうクラスの開発者がついてくれます。 そして、なんとスタジオ・ツアーに連れてってくれます。あとで紹介します。 あと地味にこのリボンも嬉しい。今はもう色変わってるのかな……?僕の時これSpeakerと同じだったんですよね。だから間違って、 「君(そんな若いのに)Speakerなの?」って話しかけられて。「Scholarです」って言ったらすぐ離れてきましたけど。 あとこれは運もあるかもしれないですが、僕の時は、ゲームハードがもらえました。Microsoftから最新型のXBOX360とKinect、そして当時話題だったOnLiveというクラウドゲーム機ですね。 これはもう、Scholarのような優秀な人材をゲットまたはコネクションを作るために、色んな企業がそこまでの待遇を惜しまないという事の現れですね。
  7. ではちょっと具体的に。スタジオツアーは月曜日に行くんでGDCの初日、チュートリアルデーとかぶってるんですけど、結構有意義です。 僕が行ったのはDoubleFine、当時全然知らなかったんですが、あの「俺達が好きなゲームを作るぜ!」って言ってクラウドファンディングしてお金が集まりすぎた挙句使い方がわからなくなってしまった最初の轍を作った方たちですね。 社長のティムシェーファーさんはIGFの司会なども務める、インディーではスターのようなクリエイターです。 そしてLucasArts。見ればわかるとおりスターウォーズのゲームつくってますね。ここはちょっと屋内の写真ですが、ここほんとにスタジオっていうより宮殿で、 そこらじゅうにダースベイダーやらヨーダはいるわ、何やってんのお前らって所でしたね。もちろん仕事してるんですが。
  8. 2日目以降はGDCに好きに行って来い!となるのですが、結構ハードスケジュールで、合間合間にScholarの方のみご招待!っていうイベントが盛りだくさんで、 UEのデモとか、PSMoveの開発ツールについてとか、当時イケイケだったZyngaの人たちとランチとか、あとさっきの箱○プレゼント、あぁ、あとこれは期間中とかじゃないですが 受かったらすぐFacebookのグループに招待されます。そこでGDC行く前とか後もやりとりできて、交流が続くようになっていますね。 で、こんな風にGDC行けるだけじゃなくて、Scholarにしかい無い機会というのがたくさんあるというのを紹介してきましたが、その中でもやはり一番大事なのはですね、
  9. この仲間たちです。だって彼らは、世界中から選ばれた25人なので、誰一人取っても本当にスペシャルな、タレントが集まっているんですね。 僕はこの写真皆名前おぼえてますけど、もうこの「選ばれし者たちの中にいる」という実感が1週間続きっぱなしで、皆して「人生最高の1週間だった」って言ってました。 右の写真はStephenAsherで、彼も僕と同じように地元のゲーム開発者コミュニティを率いていた人でしたね。 それで、最終日に僕が「明日ゲームジャムやろうぜ!」って言ったら、まぁほとんど飛行機があったので帰ってしまったんですが、僕と彼と2人でゲームジャムやって、 彼も4時間しか時間がないっていうんで4時間でゲーム作ったりしました。 (適当に面白そうなメンバーについて話す)
  10. で、重要なのはここからです。そのGDC、いっても5日間しかないですから、これを最大限活用し、楽しまなくちゃいけない。 でもこれは決して、受かった人とかGDC行くって決めた人に対してだけの話ではないです。 逆に言うとこういうマインドセットを持っていれば、GDCScholarを取れる未来も開けるんじゃないかな、という感じで、聞いていただければと思います。
  11. まず日本人として一番最初、不安なのは英語でしょう。で、これは僕もそうでした。 いやむしろ、僕は英会話学校ずっと行ってて自信があったほうなんですが、その自信は初日で折られました。 早めに現地入りした他のScholarと落ち合ったんですが、もう早くて何言ってるかわからない。わからないと会話が続かない。気まずい。 これは辛い。で、翌日SF旅行行かない?って提案があったんですが、迷いました。もう英語でぼっちになるのは嫌だと。行ったら置いてけぼりにされるかもしれないと。 しかし、僕は生きました。そこで、こんな風に考え方を変えました。自分から質問すればどうということはないと。 質問するということは、会話の範囲を自分が規定して、返答をかなりの精度で予測できるんですね。いきなり話しかけられたりよくわからない会話に首を突っ込むには無限の可能性の中から英語を聞きとって推測しなければなりませんが、自分から質問すれば、例えば隙なゲームは?とか聞いたらソフト名だけ聞き取れればいいんです。そこだけわからなかったら聞き返せばいいし。これでかなり気が楽になり、翌日の観光も楽しめました。
  12. そして次は、何かに突出した興味を持つことです。多分これが何より重要です。人生において。 なぜかというと、世の中は常に新しい価値を求めているから。いや逆に、もしあなたが磨いている技術が完全に誰かの下位互換だったとしたら、 インターネットが発達した現在、代わりを見つけることは非常に簡単ですよね。 じゃあどこで必要とされるかといったら、自分の得意な所、好きな所、そこを伸ばすしかない。 僕の場合は、インタラクティブミュージックというものにすべてを捧げてきましたが、これに決めた理由は単純で、僕が得意なのは数学と音楽だったからです。 (適当に特化の仕方について喋る)
  13. はいそして、日本人に一番足りないもの、それは恥を捨てる事です。 Speakerに話しかけましょう。講演はなんの為に聞きに行くのか?内容だけなら記事を読めば充分でしょう?もちろん記事が出ないのもありますが、 一番大切なのは、その場で講演者に質問して、「わからなかったこと」ではないです、「講演者が話さなかったこと」「隠していること」をもぎ取りましょう。 それができてこそ、初めて来た甲斐があるんです。 (天谷さんの講演についてなど)
  14. そして、プラスアルファ、やっぱり、旅を楽しみましょう!っていうか、GDCにかぎらず、海外行きましょう。 旅はいいです。ゲームっていうのは違う世界で生きる冒険であり、旅っていうのはその本物なわけですから、僕は金さえあれば一生旅していたいです。 リアルのすごい所は、実際に文化も何もかも違う世界に、それを「普通」と思って暮らしている人がいるってことです。これ以上にワクワクすることはありません。 その体験を、今度はゲームに落としこむんです。あと勇気もつきます。メシも捜せばうまいものにありつけます。出会いもあります。 (旅について)
  15. じゃあ最後に、現実に目を向けます。僕としては、是非このスカラーシップに日本人が受かって欲しい。 でも、はっきり言って年々難しくなってます。なんでかというと、Scholarが段々スターのように注目されはじめているからです。 僕の年はギリギリなかったんですが、翌年からScholarの顔写真とプロフィールが公式サイトに掲載されるようになって、 どんだけすげー奴らが集まってるかというのが一目でわかるようになっています。 で、実際僕も「コイツなら受かるだろう」という人が去年とか応募してくれていましたが、残念ながら落ちてました。 間違いなくレベルは上がっています。でも、その中でも受かって欲しい。 これは本当に個人的な要望でもあって、そうやって海外からの刺激を受けたクリエイターというのが増えて、 その人がさらにそういった文化を僕のように日本に持ち込んでくれると、僕が趣味で作っているゲームのような、 ゲームクリエイター向けのゲームを理解してくれる人が増えてくれるんですね。なので、是非ゲームのもっと深い世界に、飛び込んで言って欲しいんです。
  16. でまず最初に簡単な必要事項を確認すると、こんな感じです。(スライドに沿って説明)
  17. 審査基準はこんな感じらしいです。まぁでも、とにかく実績を積んでいる事です。積極的な活動が必要です。 あとはやっぱり、さっきの新しい価値をゲームに与えられるかどうかじゃないでしょうか。 締め切りは12月2日なので、英語にすることも考えたらお早めに。