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Social Agenda テーマ:社会的事業の資金調達 2010 年 10 月 30 日報告 SAL 研究員
[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],一般公開用資料 ご注意
1)サマリー ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object]
2)課題の背景 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],● ソーシャルビジネス事業展開上の主要課題  平成 19 年実施: ソーシャルビジネス・コミュニティビジネス事業者アンケート  ソーシャルビジネス研究会 ● 人材確保・育成上の課題  平成 19 年実施: ソーシャルビジネス・コミュニティビジネス事業者アンケート  ソーシャルビジネス研究会 利用者等への PR 不足 運転資金不足 職員の低給与水準 人材不足で体制確保できず
2)課題の背景 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object]
2)課題の背景 ,[object Object],[object Object],[object Object],NPO  法人への融資に関する調査   ( 2008  年 2  月 22  日  明治大学経営学部 准 教授小関隆志 ) 日本のNPO法人 (n=599s)
2)課題の背景 ,[object Object],[object Object],NPO  法人への融資に関する調査   ( 2008  年 2  月 22  日  明治大学経営学部 准 教授小関隆志 )
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2)課題の背景 ,[object Object],[object Object],[object Object]
2)課題の背景 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object]
2)課題の背景 (参考資料) ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],(同 6 月 16 日時点で 149 であり増加スピードが上昇したものの、まだ少数)
2)課題の背景 (参考資料) ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object]
3)本研究の対象 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],【資金調達方法の整理】  ・資金調達源は以下の 8 通りが考えられるが、サービスの持続可能性を高め、安定した経営   の土台となるのは、他機関・行政などに頼らず自力で確保することが出来、返済が不要で   ある資金であり、   具体的には  1)事業収益、2)会費 3)寄付金・協賛金  である。   本研究では、上記3つ、特に事業収入が得られない社会的事業団体を想定し 「寄付」 に   焦点を当てた。なお、資金調達の参考事例として、 6)出資 についても研究対象に含めた。 返済不要で 助成金などに頼らず、 自力確保できる資金源
4)現状の課題 ,[object Object],日本でも寄付はなされているが、金額は桁違い 確かに税制の問題は大きいが、それだけが問題だろうか? 世界的に見ると寄付の社会への浸透度も国・地域によって大きく異なる。 2000 年頃の状況を見ると、アメリカでは年間 2000 億ドル(約 20 数兆円)を 超える寄付が行われているのに対し、日本では約 1000 億円程度にとど まっている。 両国とも世帯ベースでは約 70% の世帯が寄付を行っているが、世帯当たり アメリカは 約 17 万円 、日本は 約 3000 円 と寄付金額に大きな格差が見られる。 ※ 日本の寄付については   平成12年11月経済企画庁「国民生活選好度調査」が出典か?
5)事例研究(寄付) ,[object Object],[object Object],日本でも寄付に関する仕組みは始まっており、     今後の普及と、それによる寄付文化の醸成が期待される ● 英国の状況    2001 年にイギリスで開始されたこのサービスには、今までに約 1000 万人が参加し、寄付総額およそ 5.4 億ポンド(約 825 億)という、世界最大級の集金規模を誇る。  ->運営形態は株式会社で、寄付の一部は運営費となる。   ジャスト・ギビングの一番の特徴は、誰でも簡単にチャリティプロジェクトを立ち上げられること。 ● 日本の状況  一般財団法人ジャスト・ギビング・ジャパン  2010 年 3 月サービス開始  寄付総額 現在約 1267 万円  
5)ヒアリング研究(寄付) ,[object Object],日本でも寄付による資金調達は可能であり、そのためには ターゲットを考え、それにあわせた仕掛けを行うことが重要。 ● 海外の状況   元マイクロソフト幹部:ジョン・ウッド により 2000 年に創設された NGO 団体。途上国で学校建設、図書館建設等のプ ログラムを実施し、 2015 年までに 1000 万人の子どもたちに教育を提供することを目指す。スケールアップの早さが信条。 ● 日本の状況(東京チャプター)   2007 年 4 月にジョン・ウッドの本に共感したメンバーによって立ち上げられたチャプター。イベント  や企業とのパートナーシップを通しての募金・資金集め、日本における認知を広げるための  広報活動を展開し、ルーム・トゥ・リードの各種プロジェクトを推進。     チャリティイベントなどを実施し、年間 2 億円の資金調達 。    2009 年には一晩で 6000 万円の寄付を集めた チャリティオークションを実施。   マーケティングを重視しており、セレブ対象のチャリティーオークション、ブランドとのコラボイベ   ント、誰でも気軽に参加できる「ビアーズ・フォー・ブックス」(ビールを飲むと 1 杯あたり100円   が寄付されるイベント)など、誰にどういったイベントでアプローチするかを考えている。
【参考資料】 ,[object Object],実際にはセレブの心理を突く仕掛けや、運営ノウハウが必要で あると思われるため、そう簡単に同様のことを実施できるとは 考えにくい。しかし、参考になる事例であることに間違いない。 ● チャリティー・オークション・パーティーの具体的な仕組み   /東京チャプター  【事前準備】   対象をセレブ層に絞り、参加を呼びかける時点で何に寄付をしたいか希望を聞いておく。   会場は 六本木ヒルズ 49 階 アカデミーヒルズ  【当日のオークション運営】   高額なもの(学校の建設: 300 万円)からオークションを開始する。   「学校は全部で 10 あります、現在残り 5 つです。」「図書館は全部でいくつあります。残り○つ。」   などと、オークションらしく気持ちを揺さぶる。徐々に額の小さなものに移行していくと、大した額   ではないと思うため、寄付が集まりやすい。
5)ヒアリング研究(信頼の資本化) ,[object Object],事業によるリターンや課題の大きさを見える化し、資金を出す 側のモチベーション・満足度を高める工夫が足りていない 「信頼」が「資本力」を持つことの証明をするために設立された。 社会的事業に対し無利子・無担保で融資をし、利子は知恵と人的ネットワーク。 画期的なシステムであり、当初は多数の応募があるものと考えていたが、実際には 同じようなタイミングで、政府から助成金が出たため、そちらに多くの起業希望者が 集まり、融資にはあまり集まらなかった。 起業する側の社会的課題に対する意識の低さ、視野の狭さ・視座の低さが感じられる。 日本の社会起業家はアピールが上手とは言えず、 ソーシャルリターンを見える化でき ていない ことも、寄付など資金を集められない要因。 成果を分かりやすくし、資金を出す側の 満足度を高める工夫が足りないと考えられる 。
5)ヒアリング研究(出資) ,[object Object],[object Object],エンターテイメント化・分かりやすくすることで、 出資者をコミュニティ・ファンクラブ化するという新たな形態 ● 特徴点   ミュージシャンなどに対し、インターネットで一般の出資者を募り、それを   アルバム制作費などに当てる。売れれば配当、売れなくてもCDが手に入る。   実際にはファンクラブに近い。   ベンチャーキャピタルと違って、 IPO ではなく、活動・事業を長く続けてもらうことを重視。一方、元本割れしないことも大事にしている。 ● 学ぶべき点   出資者は「うまい日本酒を飲みたい」といった純粋な動機で支援をしており、見学に行く機会もある。一種の コミュニティ・ファンクラブ になっている。   分かりやすいこと、人を巻き込むことが大事。
5)事例研究(出資)  (※ヒアリングではなく自身の出資者としての意見・体験) ,[object Object],[object Object],・研究員個人が小口株主として出資 ・経営者のビジョンへの共感、ビジョンの共有と、  信じさせるだけの経営者の本気度 ・形態としては株式の購入だが、実質は自分の名前  がホテルに刻まれるなど、何らかの利用優遇措置  はあるが、元本が戻るとは想定していない。  ただのファンクラブ入会費、寄付と大きな差はないと  捉えている。 ・ 共感と、信じさせる力 、   絵を描く、映像を作るなどイメージ具現化の工夫   (->事業計画書と熱意だけが全てではない)
6)課題の整理 ,[object Object],[object Object],① 起業家の課題意識の不明確さ     「誰の、どういった社会問題を解決したいのか」 が曖昧のまま起業に走るケースが見られる。    自分の今の社会的地位を捨ててでも飛び込むほどの覚悟と、ビジョンがあるか? ② 事業によって何が変わるのか、どの程度変わるのか不明確    定量的・大局的に考えてみる、その事業はどの程度のインパクトがあることなのか? ③ 資金を出す側の視点を持っているか?    サービスの利用者であれ、寄付者であれ、企業であれ、資金を出すメリット・得られる満足は    どういったものなのか考えているか? ④ 普通の人を振り向かせる・思わず関心を引く仕組みがあるのか?   寄付者の裾野を広げるためには、常に社会的課題に関心のある者だけではなく、何かの   きっかけで、たまにしか社会的事業に関心を持たない浮遊層の関心を引く必要がある。 ⑤ アプローチする対象の明確化・具体的手段を持っているか?    誰にアプローチするのか、どうやってアプローチするのか?何を用いるのか?
6)課題の整理 ,[object Object],[object Object],[object Object],② 事業によるリターンの見える化  (社会的に生み出す価値/将来のコストの低減) ③ 寄付・出資側の共感を生み、満足度を高める工夫  (小まめな情報フィードバック・寄付者の名前が刻まれる等) ④ 寄付・出資のエンターテイメント的要素の付加  ・ファンクラブ化  (チャリティーパーティー・現地ツアー等) ① 解決したい社会的課題の明確化 ⑤ それを支えるマーケティング活動 支援/情報提供/機会創出 中間支援団体・プロボノなどによる
7)課題解消の方向性 【A案】アピールを練習し、評価を受ける場の提供   社会起業家に対し、自身の事業をアピールする場を設け、自身の課題意識を明確にし、   どういった社会へのインパクトを持っているのかを明らかにする場を提供する。   リアルのイベント、オンラインの動画などでアピールする場を作り、一般投票で評価するなど。 【B案】通常イベントと寄付との融合    セミナー、旅行ツアーといった通常のイベントの中で、一部に社会的事業のプレゼンテー    ション・アピールを組み込み、チャリティイベント参加へのハードルを下げる。 【C案】受動的イベントでの寄付機会創出と、能動的な寄付先の選択    結婚式での引き出物に寄付が含まれるなど、サービス料金の一部に寄付額を盛り込み、    受動的に寄付の仕組みに誘導する。    しかし、寄付先の選択は複数から能動的に選択させるなど、考えさせる機会を作る。 【D案】Web上の掲示板・SNS等の活用   掲示板・SNS等の仕組みを用い、通常見えにくくなる支援者との関係を見える化することで、   信頼度・満足度・インパクトを可視化する。距離の壁を越えることも可能。イベントへの誘導   経路としても活用。 【E案】外部スタッフの活用      資金調達・マーケティングなど、常勤スタッフで手が回りきらない場合、社員以外の形態で   スタッフを強化することで、資金調達や事業展開のスピードアップを計る。     特に Web マーケティング業界では、社会的事業にへの関心が高い傾向が見られる。
8)研究活動・出典の記録 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object]
9)今後の方向性(研究継続時) 研究は一旦ここで終了となるが、時間的・体力的制約で今回研究が及ばなかった と思われる点は以下の通り。 ● 日本ファンドレイジング協会へのヒアリング   寄付文化を根付かせることをビジョンとしたNPO団体。 2009 年 2 月発足。彼らはどのように社会的事業の   資金調達や、寄付文化の醸成に取り組んでいるのか?その効果は? ● 資金調達に悩むNPO団体へのヒアリング   別件でいくつかのNPO団体、認定取得前団体にお会いしているが、資金調達そのものに関する   ヒアリングは十分に出来ていない。 ● 非常勤の資金調達(ファンドレイジング)担当確保団体へのヒアリング   非常勤での資金調達担当(ファンドレイザー)確保に成功した団体の、スタッフ獲得ノウハウについて   ヒアリング。 ● チャリティイベント・集客/運営ノウハウの研究       Room To Read から、ある程度の概略はお聞きすることが出来たが、一晩で 6000 万円を集めるチャリティ   イベントが開催できるノウハウは聞き出し切れていない。そもそも企業秘密的な立ち入った話であり、聞き   出せるものなのか不明。さらに、他団体で再現できるかも不明であり、そもそも SAL で肉薄すべきなのか? ● Web活用の可能性の研究    PLAS を支援している、ソーシャルメディアに造詣の深いイケダハヤト氏など、 Web 系の関係者へ   のヒアリングで、テクノロジーによる状況改善の可能性を探る。

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【No33】中間報告2 『日本における休眠口座基金の創設プランの策定』 20110223
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【No33】中間報告1 『日本における休眠口座基金の創設プランの策定』 20110120
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【No32】自死遺族支援に関するリサーチ結果報告
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【No31】健診ビジネスの可能性を柱とした「健康への自己責任」を支えるビジネスの可能性
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【No29】社会的事業の資金調達

  • 1. Social Agenda テーマ:社会的事業の資金調達 2010 年 10 月 30 日報告 SAL 研究員
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  • 23. 7)課題解消の方向性 【A案】アピールを練習し、評価を受ける場の提供   社会起業家に対し、自身の事業をアピールする場を設け、自身の課題意識を明確にし、   どういった社会へのインパクトを持っているのかを明らかにする場を提供する。   リアルのイベント、オンラインの動画などでアピールする場を作り、一般投票で評価するなど。 【B案】通常イベントと寄付との融合    セミナー、旅行ツアーといった通常のイベントの中で、一部に社会的事業のプレゼンテー    ション・アピールを組み込み、チャリティイベント参加へのハードルを下げる。 【C案】受動的イベントでの寄付機会創出と、能動的な寄付先の選択    結婚式での引き出物に寄付が含まれるなど、サービス料金の一部に寄付額を盛り込み、    受動的に寄付の仕組みに誘導する。    しかし、寄付先の選択は複数から能動的に選択させるなど、考えさせる機会を作る。 【D案】Web上の掲示板・SNS等の活用   掲示板・SNS等の仕組みを用い、通常見えにくくなる支援者との関係を見える化することで、   信頼度・満足度・インパクトを可視化する。距離の壁を越えることも可能。イベントへの誘導   経路としても活用。 【E案】外部スタッフの活用      資金調達・マーケティングなど、常勤スタッフで手が回りきらない場合、社員以外の形態で   スタッフを強化することで、資金調達や事業展開のスピードアップを計る。   特に Web マーケティング業界では、社会的事業にへの関心が高い傾向が見られる。
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  • 25. 9)今後の方向性(研究継続時) 研究は一旦ここで終了となるが、時間的・体力的制約で今回研究が及ばなかった と思われる点は以下の通り。 ● 日本ファンドレイジング協会へのヒアリング   寄付文化を根付かせることをビジョンとしたNPO団体。 2009 年 2 月発足。彼らはどのように社会的事業の   資金調達や、寄付文化の醸成に取り組んでいるのか?その効果は? ● 資金調達に悩むNPO団体へのヒアリング   別件でいくつかのNPO団体、認定取得前団体にお会いしているが、資金調達そのものに関する   ヒアリングは十分に出来ていない。 ● 非常勤の資金調達(ファンドレイジング)担当確保団体へのヒアリング   非常勤での資金調達担当(ファンドレイザー)確保に成功した団体の、スタッフ獲得ノウハウについて   ヒアリング。 ● チャリティイベント・集客/運営ノウハウの研究       Room To Read から、ある程度の概略はお聞きすることが出来たが、一晩で 6000 万円を集めるチャリティ   イベントが開催できるノウハウは聞き出し切れていない。そもそも企業秘密的な立ち入った話であり、聞き   出せるものなのか不明。さらに、他団体で再現できるかも不明であり、そもそも SAL で肉薄すべきなのか? ● Web活用の可能性の研究    PLAS を支援している、ソーシャルメディアに造詣の深いイケダハヤト氏など、 Web 系の関係者へ   のヒアリングで、テクノロジーによる状況改善の可能性を探る。