ゲーム業界では、オンラインゲームや、スタンドアロンであってもコネクテッドな運用をすることが増えてきています。ゲームのためのバックエンドサービスのPlayFabはここ最近かなり進化しているのでそれらの情報をとりまとめました。サーバーエンジニアのいない企業や個人エンジニア、また、サーバー側の作業を減らしてゲーム開発に集中したいエンジニアの皆さまに呼んでいただけると幸いです

1. PlayFabの2020 3月 最新情報
Daisuke Masubuchi
Global Black Belt
Microsoft

2. なぜいまPlayFabなのか？
• ゲームサーバーや分析データベースがますます重要に
– オンラインゲームが成長している
– スタンドアロン型も徐々にコネクテッドゲームに移行
• サーバーやデータベースはだれかに任せたい！！
– サーバーの運営会社とのやりとりに時間を要してしまう
– ゲーム開発に集中したい
• ゲーム専門のクラウド PlayFab を利用しよう
– PlayFabは、ゲームのバックエンドサーバーのノウハウが
凝縮している、SaaS サービスです

3. PlayFab の製品の特徴
What is PlayFab
• 今までのクラウドサーバーのように自分で構築、管理、実行す
る必要がありません
• ゲームのログイン認証、プレイヤーの行動把握、ランキング、
仮想通貨を用いたストア運営やなどを提供します
• Azure の分析基盤との統合が進んでいます
• ゲームプラットフォームや開発ツールは問いません

4. PlayFabのBenefit
Better Faster Cheaper
Developer/Enginer
エンジニア
• Baked-in Best Practices
• ドキュメント
• 継続的改善
• 他のGameからの知見
• テスト作業の削減
• スケーラビリティ
• サーバー設計作業の削
減
• 運用作業の軽減
• 規模の経済
Developer/Planner
プランナー
• ベストインクラス
• 他のゲームからの知見
• データ・ドリブン
• LiveOpsの実現
• Available Immediately
• ダイナミックなマス
ターデータ変更
• Amortized Costs
• No Up-Front
Engineering Cost
Publisher
パブリッシャー
経営者
• タイトル間での知見の共有
• 低リスク
• デベロッパートレーニ
ング作業の削減
• タイトル間の学びの共
有
• ファンドをタイトル開
発に集中できる
• テクニカルサポートの
コスト削減

5. LiveOpsのライフサイクル
長期的な成功を収めるに、プレイヤーを理解し、
プレイヤーをセグメント化します
より深い関係を構築しながらプレイヤーセグメントが
抱えるニーズを把握し、それらに対応していく活動の
ライフサイクルを回し続ける必要があります。
• すばやく変更を加える
• プレイヤーをセグメント化する
• 特別なゲーム内イベントを実施する
• ゲームのデータを収集して分析する
PlayFabはこのライフサイクルを回すための基盤です
LiveOps : https://playfab.com/liveops/

6. 価格モデルの改定（4月2日より）
Updated from MAU to Usage-based model
• 「Add Ons」ページに「Limits」タブを追加、使用状況の確認やアラートが行える
• タイトルごとの制限変更が可能
• 制限値の変更のためのセルフサービス
https://blog.playfab.com/blog/introducing-our-new-usage-limits-system/

7. その他の主な重要なアップデート
Overhauling PlayFab with new features
• PlayFabマルチプレーヤーサーバーの一般提供開始
• PlayFab Party の一般提供開始
– デバイス間のデバイスネットワーキング、テキストチャット、および音声チャットをリアルタイムで提供し、翻訳が可能
• Xboxネットワークへの 一部のサービスを無料化
– Xboxネットワーク認証プレーヤーでは、PlayFabマッチメイキング と PlayFabパーティーの料金を無料化
– Xbox、PC、iOS、Androidなど、現在Xboxネットワークがサポートされているプラットフォームに適用
• PlayFabエクスペリメントの提供を開始
– 統計的に堅牢なA / Bテストなどを実現するフレームワーク
• PlayFab Insights の提供を開始
– 高度な分析を利用できるようにすることを目的としています
– こちらの動画での概要を確認いただけます
• オートメーション機能 CloudScript の機能強化
– Azure Functions（C＃のサポートを含む）と連携した、より自由度の高い開発が可能に

8. Forum を活用してみよう
• 無料で使える
• Forum では丁寧な回答が得られることが多い
• 多言語化も徐々に行っているが基本は英語での対応
• 最新の Microsoft Edge で日本語に翻訳できます
Form の URL
https://community.playfab.com/index.html

9. PlayFab にデータを任せてゲーム開発に集中しよう
LiveOps を習得して、
プレイヤーのエンゲージメントをさらに高めよう